最近のトラックバック

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

2017年7月24日 (月)

◆7月句会結果発表ー!

今月は、3句中1句に3点頂きました、

人に逢ふ午後白薔薇の揺りやまず (3票)
shine「人に逢ふ午後」に注目。やるせなく揺れ動く胸中を巧に詠みました。
shine「人に逢ふ」ときの心の揺れが上手く表現されていると思います。 
shine異性でしょう。わくわくでも、どきどきでもない。白薔薇が震えるようなときめき。いいなあ。


皆さん、有難うございます!!!

2017年7月23日 (日)

大感謝御礼夏の袋回し

説明しよう!「袋回し」とは・・・!
句会当日、各人が考えたお題を封筒に入れて、短時間で作句し隣に回す、
苛酷な競技(?)である・・・!
句会によって、5分であったり3分であったり。
もうもう、書いては消し書いては消しで2枚も3枚も紙を丸めていたのは私だけcoldsweats02impact
季語を、「漢字一文字のお題」と勘違いして作ってしまったのも私だけcoldsweats02impact

そんな、汗と涙の「ドキドキ!初めての袋回し」でした。
字面は「ヤマザキ春のパン祭り」と似てるけど、全然ほのぼのじゃなかったデスshock

◆投句結果

空蝉や音量あげて聴くROCK   (3点)
空蝉やタイムカプセルなどなくて (3点)
文箱には秘められた日々夏の星 (3点)
写真の日筑波連山語る父     (2点)
写真の日ひとりだけ肩すくめた日(1点)
雲の峰わたる麒麟のゐはせぬか (-) *自分の考えたお題なのに無得点shock
ナイターの売店の娘(こ)の深えくぼ(-) *「笑窪」漢字で書けなかったsweat01
縮みゆくわたしも君も水中花    (-) *意味不明coldsweats02impact

◆選句(6句)

ナイターや下駄ほがらかに父帰る(4点)有瀬こうこ
何といっても中七「下駄ほがらかに」が秀逸!贔屓チームが勝ったのね、ってすぐ分かりますね。
ほろ酔いで上機嫌な様子がありありと浮かびます。
ナイターからの帰りの雑踏のその他大勢の中から、父の姿だけがクローズアップされるのも素敵shine

夕風をさらり纏ふや藍縮      (3点)しゃれこうべの妻
「縮」ってこういうことだったのね!!!と目から鱗が100枚ほど一気にshock
「さらり纏ふや」という調べがいかにも肌に涼しい生地を言い尽くしており、
その「纏ふ」のが「夕風」というのもまたいかにも心地良い。

空蝉やガラスの靴に名前あり   (2点)中山月波
「空蝉」に対して「ガラスの靴。空虚な殻に対して、「確かな持ち主がいる」という、
存在感のアピール具合が良い対比になっている。
運動靴ならともなく、「ガラスの靴に名前がある」という発想はなかなか出て来ない。

年ごとに人数増えて写真の日   (2点)中山月波
健全な家族、一族の集合写真らしく、「こうあるべき」という豊かさ、幸せを感じた。
亡くなった人ももちろん居るだろうが、それ以上に新しい家族が増えているのだ。
「そうであって欲しい」と、この少子化の時代に思わざるを得ない。

夏雲の麒麟めきたる嵯峨野かな(1点)有瀬こうこ
「麒麟」のお題を考えたのは、私が以前からキリンビールのラベルの麒麟が、
雲を纏っているように見えて、「雲の峰」を見るたびに麒麟がいそうに感じるからです。
その思いの通り、「夏雲」そして「嵯峨野」を配してくれたこの句に大感激でした!!
並んだ言葉から一句全体が爽やかなイメージに包まれ、最高です!!

たて縞の縮のゆかたはだけおり  (1点)中山月波
涼を求めて着る「縮の浴衣」、しかし、その浴衣さえはだけずにはいられない暑さ。
だらしない印象になっていないのは、上五「たて縞」が効いているから。
品の良さが匂い立つようで、「いいぞもっと脱げ!」とグっときた一句。



皆さん、5分で詠んだとはとても思えない佳句揃いでした!!!
もうびっくり!!!
その他、予選で選んでいた句も全部紹介しちゃいます!!!
ついでに「採らずの弁」も書いてみますね。

新緑や麒麟の足を持つ娘     (2点)中山月波
景はスゴク良かった!スカっと伸びた形の良い脚、しなやかで強靭なアスリートのような。
「新緑」が初夏の季語だったのと、「足」は「脚」の方がいいかなと思って外しました。

秘められたこと数ふるや夏の宵 (1点)しゃれこうべの妻
一読、しどけない様子が浮かんでメッチャ好みだった一句です。
全体的にイメージだけで、具体的なモノ(映像)に欠けるのかなと思って外しました。

秘められた引出しの中油照    (1点)葦たかし
私の「文箱」と同じ発想。季語に真逆の「油照」がきていて、秘密が生々しい感じ!
この秘密はいつかばれそうで怖くて、そっとしてあげたいと思って外しました。

ナイターや冷蔵庫にはQBB    (1点)洒落神戸
好きな一句。こうこさんが「めぐるさんの句と思った」と言ってくれて嬉しかったです。
最終6句を選ぶ時に、生活感のある句より美しい景を選んでしまいましたbearingsweat01

会釈して明石縮の女かな      (-)有瀬こうこ
これもはんなりと涼やかで好きな一句。会釈してするりとすれ違っていくのだろう。
最終6句を選ぶ時に、「縮」の句が多かったのでひとつ外しましたsweat01

写真の日元アイドルの笑ひ皺   (-)洒落神戸
「写真の日」「アイドル」という言葉から、「ブロマイド」を思い出し昭和を感じました。
そうなると、少し内容が季語と近いのかな?と思って外しました。

空蝉や主賓の来ないカラオケ屋 (-)葦たかし
「主賓の来ないカラオケ屋」、盛り上がりに欠ける空気感は確かに「抜け殻」っぽい。
しかしちょっと中途半端というか、何かもっといい下五がありそうに思って外しました。

きりんビール飲んで女は立ち話 (-)葦たかし
「ビールを飲む女」「立ち話する女」どちらかの句はよく見る気がしますが、
「ビールを飲んで立ち話する女」は斬新に感じました。
が、うっかり、ビールはラッパ飲みなのか?と思ったら豪傑すぎて、
つい情緒のある句の方を選んでいました
coldsweats01


なんかもう、ホントすみませんという感じで・・・。
私の句に対する「採らずの弁」もあると思いますので、
是非お聞かせ下さい!!!今後の参考にしたいと思いますbearingsweat01

2017年7月22日 (土)

◆第5回プチ句会参加者募集のお知らせ

「菊日和」の次の兼題の締切後に・・・と思っていたら、
次の「鰯」の締切が8月23日となっていたのでビックリ!
あっ、俳句甲子園!!!・・・と思い至り、ならばということで、
次の「プチ句会」を8月3日(木)に設定致しました。

◆お題
Photo_2
「テラスの広告」佐伯祐三
  flair「初秋」の季節感で

◆投句受付(3句まで)
 ・8月3日(木)0時~8月5日(土)23時締切
  集計が終わり次第、選句開始となります。
  ちょこちょこ覗いてみて下さいhappy01
◆投句フォーム
  作品から1文字分スペースを開けて俳号の記入をお願い致します。
  例:主なきツリーハウスや雲の峰 小川めぐる(前回の投句より)

◆選句受付
 ・投句リスト公開より、8月8日(火)23時締切
  ◎・・・特選1句コメント必須
  ○・・・並選5句コメント必須
  ★・・・「ここが惜しい」「ここがおかしい」「ここが分からない」などのご意見、ご質問。
      作者へのアドバイスがある場合、
      作者自身が推敲していけるように、ヒントを出す感じでお願いします。
      「ここはこうしたら」と思う箇所があれば、その一部分への助言にとどめ、
      全体にわたる添削までは行わないようにして下さい
      よろしくお願い致します!!!

◆選句フォーム
  下記のように、番号&句の下に、印&コメント、選句者名をお願い致します。
   統一して頂けると編集作業がぐっと楽になりますので、よろしくです!!
   34.主なきツリーハウスや雲の峰 
   ○コメント最大100文字程度  (選句者名)
  *番号だけですと、番号間違いで違う句へ選を入れるケースが発生しますので、
   ご面倒でもこのように、確実に「この句への選」と分かるようにお願い致します。


ちなみに100字程度というと、ざっくり言ってこの文章くらい。ブログにUPした時に2行程度で収まるような文字数になります。
私のカウントが間違ってなければ・・・ですので、良かったらカウントしてみて下さい♪

 
  
◆参加者(25名まで)募集致します
 前回、俳句を愛する皆さんにご参加頂き、大盛況となった当句会!
 「小さな集まりの中で、出来るだけ多くの句について語り合う」という、
 当句会の目的が、かなり理想に近い形で実現出来たのではと感じました。
 お集まり下さった皆さまに改めて感謝申し上げます。
 前回が20名だったので、それより少し多い25名と致しました。 
 新たに「俺(私)もやってみたい・・・」と仰る方、早めに参加表明下さいまし!wink
 25名に達し次第、締め切らせて頂きます。
 ご希望の方は、この記事のコメント欄にて書き込み下さい!!!


ではでは、「第5回」よろしくお願い致します!!!

◆7月22日9:00現在の受付状況(敬称略)
 洒落神戸、葦たかし、すりいぴい、桃猫、かま猫、佐東亜阿介、
 寿々、中山月波、24516、斎乃雪、小川めぐる

 現在11名のエントリーを受付ております。
 よろしくお願い致します!!!

2017年7月21日 (金)

◆「秋櫻子忌」没句祭り~~~!

今週も怒濤の金曜日!!!
ウオオオ比々きさん【天】!!おめでとうございます!!!
トポルさん、鞠月けいさん、豊田すばるさん、としなりさん【地】!おめでとうございます!!
眩暈がするほど豪華絢爛なラインナップで、
「秋櫻子忌」「群青忌」「紫陽花忌」「喜雨亭忌」、
この四つの傍題を活かしきった素晴らしい句が【天】【地】に並んでいましたshine
ここでは、その季語(傍題)と響き合う内容に触れた部分を抜粋します。

「群青忌」は、「白樺」との色の印象が美しく、
さらに秋桜子作「瀧落ちて群青世界とどろけり」の世界も同時に立ち上がります。
「白樺」の林の向こうにあるに違いない渓谷や「瀧」が想像されて、涼やか。

「喜雨」の印象が、山々の青をますます美しくするかのような印象も。

中七「箔押し金よ」という色と詠嘆が、「秋桜」という文字を含む季語「秋櫻子忌」と、
つかづ離れずのイメージを構成しています。

「紫陽花」の一語を含む「紫陽花忌」という季語が、瑞々しい印象を醸し出します。

「瀧落ちて群青世界とどろけり」から生まれた傍題「群青忌」を、象徴的に表現。
瀧を落ちていった水は、やがて「大河」となります。

「喜雨」という言葉を含む季語「喜雨亭忌」は、命をつなぐイメージをうまく表現しています。

まさに産婦人科医の日常の行為。(中略)この句の場合は、他の傍題ではダメですね。
「秋桜子」という人物がストレートに想像されてこその一句です。

乾ききって「黒」く「捩れ」ている我が子の「臍の緒」に、
「群青」の一語を含む季語「群青忌」が鮮やかな印象を添えます。

季語「紫陽花忌」に含まれる「紫陽花」の一語。
秋桜子を慕いつつ、雨に揺れているのかもしれません、
受付窓口に飾られているのかもしれません。。

「喜雨」の一語を含んだ「喜雨亭忌」は飄々とした味わい。
雨を喜び、書物に没頭する秋桜子も、こんな光景と出会っていたかもしれません。

野球好きだった秋桜子。
「ナイターの光芒大河へだてけり」から「ナイター」という夏の季語が生まれました。
これも、他の傍題では成立しないタイプの一句。。

「白樺のあまき樹液」も「ネップモイ」も、
その甘やかな豊かさが「秋櫻子」に似合うのかもしれません。


うむうむ、なるほど・・・!
単なる音数合わせとしてだけでなく、キチっと「響き合う内容」であればこそ。
うむうむ・・・なるほど・・・!
これらの選評をよくよく噛み締めながら、自作を振り返ろうじゃあーりませんかああ!!!

◆「秋櫻子忌」全投句リスト

<期待値上位10句>

膣鏡の銀やはらかに群青忌
嘴のやうなクスコー群青忌
◎クスコー=膣鏡
リノリウムの床しずかにひかる秋櫻子忌
みどり児の爪にひかりや群青忌
みどり児に美しきを見せよ秋櫻子忌
◎産婦人科医だったということなので、私が出産した時にお医者さまから言われた
「綺麗なものをたくさん見せてあげて下さい」との言葉を思い出しました。
同じような言葉を、水原秋櫻子も言っていたのではないか、
無垢な赤ん坊に、この世の中の美しさを存分に感じて欲しいと
願っていたのではないかと思いました。

うつくしき返球フォーム群青忌
日の暮るるまで打ち合へば群青忌
◎加藤楸邨とのラリーが続き、日暮れても試合が終わらなかったという記事を読んで。
 「啄木鳥や落ち葉をいそぐ牧の木々」(水原秋櫻子)
 「木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ」(加藤楸邨)
これもまた美しいラリーではないかと感じました。

ナイターの美技にこそ酔え秋櫻子忌
◎秋櫻子はお酒を飲まなかったようですが、ファインプレイにはたっぷり酔ったことでしょう。
万葉のささめく古刹紫陽花忌
万葉集ひらく水辺や秋櫻子忌

<期待値微妙グループ>

虹立てばみどり児笑ふ群青忌 (参考「野の虹と春田の虹と空に合ふ」)
歳時記に真青きカバーを秋櫻子忌(歳時記をめくりて涼し群青忌より推敲)
広告の多きカフェーへ群青忌
◎秋櫻子は佐伯祐三のファンだった。
玻璃見れば玻璃の光や秋櫻子忌
真青なる空秋櫻子忌の朝

脊椎はゆるきS字や群青忌
紫陽花忌別れ話は鰻屋で
けりつけて詠む鰻屋や群青忌
鰻屋の黒き髭文字秋櫻子忌
若者のチュースは造語紫陽花忌
◎「チュース」と言えば、ドイツ語の「またね」ですが、
漫画「スラムダンク」の部活挨拶「チュース」は、
「こんにちはーーっス!」の略から派生した言葉のようです。
秋桜子先生が聞いたら違和感を覚えるかしら?微笑ましく感じるかしら?


ふ~~~、本当ならまだ25句挑戦中なのに、難しくて20句が精一杯。
最後の方では「鰻屋シリーズ」に活路を求めましたが、類想が多いかもとも。
(やはり、ちょっと離れて「蕎麦屋」「蕎麦」の句が入選していました)
「産婦人科医」だったというところからの連想で書いた句が、やはり期待値は高く、
その中から2句採って頂けたことは本当に嬉しいです。
「秋櫻子は、仕事で使う道具にも美を感じていたのではないか?」
という観点から、特に「THE産婦人科」の医療器具である「膣鏡(クスコー)」に注目。

Photo

*画像はこちらのサイトより

入選句リストの中に、「膣鏡」は1つだけ、「クスコー鏡」もひとつだったのは意外でしたが、
【地】の「クレゾール匂ふ長椅子(トポルさん)」には平伏すのみ・・・!
カーテンに遮られて、見えるはずもない器具よりも、
「クレゾール匂ふ長椅子」の方が、脳裏に描き出されるスピードが圧倒的に速い!
期待と不安、あるいは苦痛を抱えながら待合室にいるあの時間・・・。
消毒の利いた空間は、安心感とともに、非日常の不安感をももたらします。
落ち着かない視線が捉える、受付あるいは窓の外に見える紫陽花は、
まさに七変化の心そのものと言えるかも知れません。
鬱々とした雨の空気感が、診察を待つ気持ちとリンクして、
傍題「紫陽花忌」が、これ以上なく嵌っていると感じたものです。
うむむ・・・!
やはり金曜日は遠かった・・・!
滝に、滝に打たれてきます・・・crying


最後になりましたが、「秋櫻子忌」掲載の皆さま、おめでとうございます!!!
光のたなびくような読後感に、酔いしれております・・・!!shineshineshine

◆「自分の感受性くらい/茨木のり子」

自分の感受性くらい


ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ




「なにもかも下手だったのはわたくし」
この一行の破壊力がはかり知れない。
何かがうまく行かない時、原因を外に求めてしまうこともありますが、
結局、最終的には、この言葉に落ち着くんですよねweep
・・・出来れば、この詩を何度も繰り返し読まずに済むような人生がいいと願いながら、
けっこうたびたびページを開く自分がいますsweat02

2017年7月20日 (木)

【人】膣鏡の銀やはらかに群青忌

ドキドキで迎えた「秋櫻子忌」木曜日・・・!
おそるおそるページ内検索をかけてみると・・・
あああああcrying
有難うございます!!!crying
何とか、何とか【人】×2句が達成出来ていましたーーーーーshine

【人】リノリウムの床しずかにひかる秋櫻子忌  
【人】膣鏡の銀やはらかに群青忌


「産婦人科医」であったというところから作句に入って、
「クスコー」「膣鏡」で真っ先に書き、
「リノリウムの床」は最後から3番目の投句でした。
「破調」「字余り」に挑戦したくて考えていて、ギリギリで投句出来て良かったです。
「しずかに」は「しづかに」とするべきでしたが、大急ぎで投句してしまいましたshock
・・・ところで、並んでる時の掲載順って何か法則あるのかしら?
アイウエオ順でも投稿順でもないし、
他の方のを見ても「秋櫻子忌」が先という感じでもないし・・・佳い順?(ドキドキ)

そしてそして、今週も綺羅星のような皆さんの句を堪能させて頂いています!shine
チームの皆さんもしっかり入選!!

【人】足引きの秋櫻子忌の不二の影    佐東亜阿介@チーム天地夢遥
【人】赤門の秋櫻子忌を濡らす雨      佐東亜阿介@チーム天地夢遥
【人】紫陽花忌重き引戸の薮蕎麦屋    さるぼぼ@チーム天地夢遥
【並】雨後の庭重たき風の群青忌      佐川寿々@チーム天地夢遥
【並】年号の未だ決まらぬ紫陽花忌     松尾千波矢@チーム天地夢遥
【並】白壁の城下町行く秋櫻子忌      松尾富美子@チーム天地夢遥
【並】秋櫻子忌凡人だつて夢を見る     葉音@チーム天地夢遥


皆さん、掲載おめでとうございます!!!
「秋櫻子」独特のムードにたっぷり浸らせて頂きましたshineshineshine


2017年7月18日 (火)

◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第5週

ふひひひひっcatface
買っちゃったー古語辞典買っちゃったーshinehappy02shine
今日、帰宅途中で、いつも寄る古本屋さんで「古語辞典ってないですか?」って聞いたら、
メッチャ探してくれて、なんと1冊だけ!見つかったのです!!
定価1400円とありましたが、値段がつけてありません。
「500円でconfident
と言って頂き、有難く購入して参りました。
Photo_2

ヤッター古語辞典ダーup
・・・あとは国語辞典だな・・・う~~~ん、持ってたハズなのになーーーsweat01

<前回の暗誦句>

頂上や殊に野菊の吹かれ居り   原石鼎
蔓踏んで一山の露動きけり
秋風や模様の違ふ皿ふたつ
短日の梢微塵にくれにけり

「一山の露動きけり」でちょっと躓きました。
「一山露を動かしぬ」とかやっちゃったbleah
なので、2回目でクリアです。
あ~「野菊」の句もいいな~~~shine
原石鼎、いいなあ・・・。


◆俳句の前提=五・七・五

1 五・七・五という型
2 季語の連想力
3 切れ字の効果

この三点が、おたがいにそれぞれの力を発揮し、ほどよくひびき合ったとき、
名句とか秀句といわれる作品が生まれるわけだから、
この三点がどんな役割を果たすのかということを、十分に知って、
頭の中に叩き込んでおく必要がある。


・・・ウムッ!(ゴクリ)。

これから作句を継続していくと、定型ではないさまざまな俳句に直面する。
そうすると定型感がゆらいで、
「ちょっと変わった作り方をしてみようか」と思うことが、きっとある。
二、三年作句し、俳句がすこし分かったような気分になると、
たいていそんな出来心の擒(とりこ)になる。その時分が一番あぶない。


ギャーーーーshockまさしく私のことです!!!
もともと詩をやっていたので、最初のうち破調とか句跨り、自由律に惹かれていました。
今でも、ちょっと目を離すとそっちに行きそうです!!
オノマトペのリフレインによる字余りなんかも好きだもんな~~~。

朗々と声を上げて俳句を読んでいれば、自然に五・七・五の韻律が身に沁みこんでいく。
そうやって、俳句のなんたるものかが、だんだんと感じられてくるわけなのだ。
歯をくいしばっても五・七・五を外さぬ、というくらいの、断乎とした決意を求めておきたい。


うああああああああcrying
なるべく、なるべく、頑張ります・・・!

1 長音(アー、ヨー、など)のーの部分は一音に数える。
2 拗音(ちょ、しゃ、など)は二字併せて一音に数える。
3 促音(小さく書く、っ、ッ)は一音に数える。


たとえば、「十中八九」だと七音。「チューリップ」は五音。
よく中八をやらかしてしまう私ですので、ちょっとマジで、ちゃんと数えようと思います。

「字余り」・・・初心者の推敲不足の字余りとは、まったくワケがちがう。
「字足らず」・・・相当な俳人がやっても成功する例は少ない。
「句跨り」・・・定型感覚を基本に置くという原則を守ればおのずから自得できる。
「破調」・・・自分の内部のおもいが無意識にあふれ出て言葉になる。
「自由律」・・・韻律を最初から無視している。俳句ではない。


わああ、自由律は湘子先生には認められていなかったcoldsweats02
「破調」と「自由律」の境目がよく分かりませんが、
今はとにかく「定型」をキッチリ身につけることだけを考えようと思います。

<今週の暗誦句>

雪解川名山けづる響かな  前田普羅
うしろより初雪ふれり夜の町
奥白根かの世の雪をかゞやかす
駒ヶ嶽凍てて巌を落としけり


一句目、こんな私でも知っているくらいの名句ですねshine
二句目、読んだことあるshine好きな句shine
三句目、読んだことある・・・かも?
四句目、初めて読んだ、多分。
季節の流れとしては、一句目が最後に来る方が自然だけど・・・
なんか、「知ってる順」という感じで、これはこれでいいかもcoldsweats01
「雪解川」の清冽な迸りに耳を澄ませながら、
厳しかった冬が終わるのを実感していく・・・という感じですね。
初雪が降ったときのこと・・・
奥白根の雪のかがやき・・・
凍てついた駒ヶ嶽・・・
そして一句目に還る。美しい流れですね!!

◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第4週

<前回の暗誦句>

かりそめに燈籠おくや草の中   飯田蛇笏
鈴おとのかすかにひびく日傘かな
をりとりてはらりとおもきすすきかな
秋たつや川瀬にまじる風の音


ムムっ、意外に難しかった!
まず、しょっぱな一句目の「かりそめに」が出てこなかった、
「鈴おと」を「鈴の音(ね)」と間違えた、「川瀬にまじる」を「川瀬をわたる」と間違えたsweat01
「秋たつや」も、一回漢字で「秋立つや」と書いてしまったので、
お嬢さまの名前を「秋」、庭師の名前を「たつや」ということにして覚えました。
なので、この四句は、二回目のチャレンジでクリア!
よく考えたら、季節が「夏」「夏」「秋」「秋」なんだけど、
燈籠は、ストーリー上は庭に置く石灯籠のイメージで、
(なので、これだけあまり「かそけき音」ではなくなってしまったsweat01
そして秋晴れの一日に日傘を差すこともあるだろうと思えば、
特に、日焼を嫌う良家のお嬢さまであれば、現実の景として不自然ではないですよね。
秋サンたつやサン、幸せになっておくれよgood
(蛇笏先生、ごめんなさいーーー!)

◆表記と雅号

表記法については、個人個人の自由な選択に任せてある。
と言うといささか無責任のようだけれど、自由選択といえども、おのずからキメはある。

1 文語表現、口語表現のどちらを使ってもさしつかえない。
  ひとりの作者が、あるときは文語表現の俳句を作り、
  あるときは口語表現の俳句を作る、ということがあっても構わない。
  また、たまたま一句の中に、文語と口語が雑じり合っていた場合でも、
  それが表現上「どうしてもそうあらねばならぬ」ように作られているならば、
  それでもさしつかえない。

2 歴史的仮名づかいと新仮名づかいはどちらか一方にハッキリ決めておく。
  ある句は歴史的仮名づかいで書き、別の句は新仮名づかいで書くという混用はダメ。
  まして、一句の中に両方の仮名づかいが雑ざるなんてことは、「もってのほか」である。

3 したがって、歴史的仮名づかいで表記するときめたならば、
  口語表現の俳句でもそうしなければならない。
  同様に、新仮名づかいと決めた作者は、文語表現でもそれで押し通さなければならない。



ちなみに、今借りている「女性俳人この一句」という本が、
「読みやすさの観点」を重視し、歴史的仮名遣いの句を新仮名で表記しているので、
少し例を引っ張ってきます。(原句の表記も並列してあります)

(新)蜻蛉釣きょうはどこまで行ったやら   加賀千代女
(歴)蜻蛉釣けふは何処まで行つたやら
(新)ひるがおに電流かよいいはせぬか  三橋鷹女
(歴)ひるがほに電流かよひゐはせぬか
(新)藤の昼膝やわらかく人に逢う      桂信子
(歴)藤の昼膝やはらかく人に逢ふ

うーん、やっぱり歴史的仮名遣いの何とも言えない情緒が好き!
文語表現も難しいけど、やっぱり何とも言えない情緒があるので、
頑張って挑戦していこうと思います!!!

それから、もうひとつ。
俳句はタテ書きにするものだ、と前々週に書いたけれど、
上から下まで、あいだをあけずに書くのだということも、知っておいてもらいたい。


『俳句ポスト』を見ていると、TVの影響なのか区切りに空白を入れる人が後を絶ちません。
いっそのこと、投句フォームの一番上に注意書きを載せれば・・・と、
お便りを出したこともありましたが、「それも学び」というお返事でした。
なんとも懐の深い、決して最短距離をいこうとしない姿勢に心打たれました。

先生の名前は水原秋櫻子。
本名は豊で秋桜はコスモスの別名。
生前、先生にお尋ねしたら、「いや、若気の至りでね・・・」というお返事。


いやーん、何があったというの!知りたい知りたいhappy02
ここまでの「20週俳句入門」で、最も萌え萌えだったのがこの部分です。
藤田湘子の「湘子」は、「湘南地方」とのことで、
いまだに単語登録もせず「湘南」から「南」を消して「子」をつけている私には、
チョット嬉しい命名秘話でしたheart04いや、でも、そろそろ単語登録します・・・ハイsweat01

「秋櫻子忌」の時、ちょっと書きましたが、俳人の方って、本当に素敵な名前が多くて、
俳号がなるほど句柄に合ってる!!と感心することもしばしば。
水原秋櫻子(美しい!)、高野素十(簡素)、星野麥丘人(私の好きなものばっかり!)、
波多野爽波(どんだけ波立てるねん!←フォーマット力が凄い)、
高屋窓秋(風が吹き渡るようだ!)などなど、枚挙にいとまがありません。

ちなみに私の「小川めぐる」は、「100年俳句計画」に載せて頂いた時にも書きましたが、
「小川」は私の生まれた部落の名前。
「めぐる」は、本名が「るみ」なので、そこから「る」のつく名前にしたくて、
「巡る」と「目ぇぐるぐる(@▽@;」をかけて「めぐる」にしました。
一見、水の循環を思わせる名前かと思いますが、
内実は常に目を回してテンパっている、まさに「私自身」の名前だと自負しております。
皆さん、小川めぐる、小川めぐるをよろしくお願い致します!


<今週の暗誦句>

頂上や殊に野菊の吹かれ居り    原石鼎
蔓踏んで一山の露動きけり
秋風や模様のちがふ皿二つ
短日の梢微塵にくれにけり


わ~~~原石鼎だ!!!
「秋風や」の、山本健吉の「定本現代俳句」で読んだ名鑑賞が忘れられません。
「この句には飽きたことがない」という清水哲夫の一文にも激しく頷きます。
繊細で、ひょうひょうと吹き渡る少し冷たい風を感じる寂しい句・・・。
まず「頂上」から「一山」を見下ろす。
頂上と言っても、野菊が咲いているような高さだから、さほど高くないのです。
そんなささやかな山だからこそ、蔓を踏んだだけで「一山」動くのです。
この「一山の露」は、まるで芭蕉の「古池や」のようで、
ほんの小さな出来事で心が大きく波打っているようにも思えます。
そして「山荘」から「梢」を見やる。
模様の違う皿から伝わるやるせなさから梢に目を向けると、もうすっかり暮れています。
目を楽しませてくれるはずの木々さえ、綺麗にかき消されてしまった。
「皿」が「微塵」に砕けたかのようで、さらにやるせなくなります。

BGMは「ロンリー仮面ライダー」・・・とかゆうてる場合じゃないかsweat01

2017年7月17日 (月)

【名】今生の汗が消えゆくお母さん/古賀まり子

この句を初めて読んだのは、お義母さんのお見舞いにケアセンターに入る前に、
お昼を食べに向かいの喫茶店に入った時だった。
お義母さんが喜ぶので毎回持参している、『NHK俳句』のテキストに載っていて、
注文したオムライスが来るまでの時間にページをめくっていた私は、
不意を衝かれて思わず涙ぐんでしまった。
いつもならカウンター越しにスプーンやお味噌汁を渡す、喫茶店の”お母さん”が、
わざわざ後ろに回って届けにきてくれた。
私があんまり何度も涙をぬぐっているので、「何を読んでいるんだろう」と思ったのだろう。
そして納得したのだろう。
何も話しかけることなく、”お母さん”はカウンターに戻って行った。

俳句には主観を持ち込むべきではない、と教わった。
この句も、ただ目の前の母の姿を描写しているだけである。
だが、この一句を読み下した時、胸に溢れるこの思いはどうだろう!
十七音に凝縮された人生、言葉に出来ない思いがなだれ込み、
「ゆっくり休んで・・・」と手を握りしめたい気持ちになる。

藤田湘子の本にあるように、ゆっくり、五・七・五を区切って読むと、この句の感動はさらに大きくなる。

「今生の、汗が消えゆく。・・・お母さん」

冷静な観察から一転、絞り出すような「お母さん」。
語尾を震わせずに読むことが出来る人が、果たしているだろうか?
そう思うほど、生々しく魂を揺さぶる一句である。

◆7月26日締切の兼題:「菊日和」

うあーーーー!
「菊日和」は、以前「象さん句会」に出したのが自分のベスト。
   馬の眸に睫毛の影や菊日和   小川めぐる
自分の過去作の中でもかなりお気に入りの部類なので、
これを超える句は出ないと思いますが、・・・精一杯頑張りますcrying

◆季語解説

・『俳句ポスト』より
 菊の香のしみ通るような、澄み渡った秋の日をいう。
 各地で菊花展が開かれたり、菊人形が作られたりなど、
 目や心に菊の存在を感じられる日和である。

・『日本の歳時記(小学館)』より
 菊日和(仲秋)
 菊が最も美しく咲く頃の好天をいう。
 「日和」とは空模様のことで、とくに晴天をいうが、
 「菊日和」となると、菊の花の豊かさと香気とを味わいつつ、
 晴れを喜ぶといった心情が伴う。
 各地で菊花展も催される。
 立派に仕立てられた菊だけでなく、庭の小菊や畑の隅に咲く菊も、
 秋たけなわの日射しの下で香気を放つ。


 我のみの菊日和とはゆめ思はじ   高浜虚子
 俄かなるよべの落葉や菊日和    原石鼎
 とりいでて墨をあそべり菊日和    水原秋櫻子
 南縁の焦げんばかりの菊日和    松本たかし

◆例句(『575筆まか勢』(菊1菊2菊3菊補遺1菊補遺2より抜粋)

菊日和馬は直ちに汗に濡れ             中村汀女
菊日和かさねてさらに菊月夜             水原秋櫻子
菊日和羅漢福耳もてあます              河野南畦
菊日和書塾の子らの行儀よく            山口青邨
菊日和浄明寺さま話好き               松本たかし
わが為の菊日和とも思はるゝ             高濱年尾
一万円借りて返すや菊日和             星野麥丘人
一本を活けて厠も菊日和               鷹羽狩行
吟味して刃物買ひけり菊日和            鈴木真砂女
菊守のごとくたたずみ菊日和            鷹羽狩行
巫女(かんなぎ)のひとりは八重歯菊日和     飯田龍太
まなじりのやさしき皺や菊日和            松永美重子


「菊」の中に含まれていたので、ページ内検索で調べました。
(我が道を往く星野麥丘人に痺れるshine
水原秋櫻子、鷹羽狩行など、この季語でたくさん詠んでいる俳人さんも。
そんな中、「巫女(かんなぎ)のひとりは八重歯菊日和/飯田龍太」にビビる。
私が『現俳協ネット句会』に出して9点頂いた、
「シスターの1人はのっぽ花菜風」とまったく同じ構文ではありませんかーcoldsweats02impact
まるで下敷きにしたかのようにぴったり。
やっぱり、俳句をやっているとこういうことに出逢うのですねbearing
最近、俳句関連の本を読むようになって、「あら!あらあら!」と、
こういった事例に出逢います。
短い音数の中で、どうしても言い回しも被ってくるかと思いますが、
そんな中でも、少しでも「私成分」が出せるよう、オリジナリティを磨きたいです。

◆脱!類想の手引き

「中七」少ないですね~。
取り合わせに、「書道」「墨」「寺」「馬」「神事」は結構ある気がします。
古風な雰囲気に合う季語なので、逆に思いっきり現代・モダンな空間に合わせてみる?

◆参考記事
・「日本菊花全国大会(国華園)スライドショーflair音楽は正直邪魔かも・・・。
・「菊の仕立て方flair七音の言葉いっぱい♪
・「菊の花言葉flair菊独特の空気感・・・。
・「菊は日本文化とともにありflairキーワードいっぱい♪


◆参考詩(三好達治)

  菊

      北川冬彦くんに

花ばかりがこの世で私に美しい。
窓に腰かけてゐる私の、ふとある時の私の純潔。

私の膝。私の手足。(飛行機が林を越える。)
――それから私の秘密。

秘密の花弁につつまれたあるひと時の私の純潔。
私の上を雲が流れる。私は楽しい。私は悲しくない。

しかしまた、やがて悲しみが私に帰つてくるだらう。
私には私の悲しみを防ぐすべがない。

私の悩みには理由がない。――それを私は知つてゐる。
花ばかりがこの世で私に美しい。

«◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第3週