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2017年5月26日 (金)

【金】アイスティーからんかららん恋かしらん

おおおーーーーっup
dolce(ドルチェ)さま・トポルさまよりお知らせ頂いていた『一句一遊』の結果、
待ちに待っていましたよ!!!
そして月波さま、入選句を教えて下さり、有難うございました!!
おかげでヤキモキがだいぶ楽になりましたcoldsweats01

そしてこちら、小川めぐる
◇アイスティーからんかららん恋かしらん 小川めぐる

こういう句を読むと俳句というのはつくづく韻文なのだなということを思いますね。
俳句というのは元々声に出して楽しむという詩歌ですからね。
音の楽しさがそのまんまアイスティーの氷の「からんかららん」
そして「恋かしら」というところ「恋かしらん」とくるわけですから。
もうこういう句が作れるようになると俳句がまたまた楽しくなってまいります。

夏井先生、有難うございますーーーー!!!
「アイスティー」と聞いた瞬間思い出す氷の音、素直に詠んだだけなのですが、
きれいにまとまってくれたので火曜あたり詠まれてくれないかな~と思っていた一句。
まさか金曜日とは思っていなかったですが・・・
他の2句を公開しますと、

アイスティーこの日のためのピアスして
アイスティー皺ひとつなきシャツを着て

で、この2つには「インパクトが足りないな・・・」という感触であったため、
必然的に(?)「恋かしらん」に期待する気持ちになっていましたcoldsweats01
実は、今日ついに息子が家を出て独り暮らしを始めてしまい・・・
息子のいない生活をどう乗り切ろうかとオロオロしていたところだったので、
木曜日からの「『俳句ポスト』金曜あるかも!up」結果なかったdown・・・からの、
「『一句一遊』で金曜に!up」エッ、こっち?coldsweats02impact・・・という、
謎の盛り上がりにずいぶん救って頂きました。
有難うございます、ほんとに・・・私、私これから今まで以上に俳句ガンバリマス!!!


そして今週は【天】句が二つ!!

まず一人目は句ゼミの小田寺登女のこんな一句
『天』 選り分ける砂漠の写真アイスティー 句ゼミ・小田寺登女

「選り分ける」とありますからこれは自分が砂漠に行って砂漠の写真を撮ってきた、
カメラマンじゃないかなというふうに読みました。
自分が撮った時のことを思いながら砂漠の写真を選り分けていく。
喉の渇きもいっしょに思い出す。
そこで飲む氷のいっぱい入った気持ちのいいアイスティーという
こんな取り合わせなんでしょうねえ

そして砂漠ではなく石が出てくるのがのんしゃらんの一句です
『天』 アイスティーそして孤独な石が好き のんしゃらん

アイスティーの琥珀色から石を連想したのかもしれないですけれども。
アイスティーが好きである。そして孤独な石を愛する孤独な僕がここにいるという、
こんな感じなんでしょうかね。
解釈がちょっとむずかしいかもしれませんが、感覚的に非常に好きな句でございました。

のんしゃらんさまこと比々きさま、初【天】とのこと! おめでとうございます!!!
私も『俳句ポスト』同様、『一句一遊』でも「いつかは【天】shine」という憧れをもって、
こつこつと続けて行こうと心を新たにしておりますupupup

最後になりましたが、「アイスティー」掲載の皆さま、おめでとうございます!!!

◆「青芝」没句祭りーーー

何人かの方に「金曜フラグ?」と仰って頂いて、ほのかにドキドキ持続中でしたが、
さすがに立て続けに金曜に登場出来るはずはなかったcoldsweats01
いやでも、私はともかく、【人】×2句の、ひらがな名より上にきている方たち、
金曜に登場すると思っていたので・・・う~ん私の理解が足りないのか・・・
まだ何か解明されていない掲載システムがあるのか???謎は深まるばかりですshock

何はともあれ、「没句祭り」!これ大事!!
『俳句ポスト』兼題「青芝」への全投句&見送り句一覧を一挙公開ですっ!!!
「【没】でもこの句は好きだわ」
「この句はもうちょっとこうしたら・・・」
「まだこんな句送ってたんスか」
などなど、ご意見ご感想頂ければ幸いですbearingsweat01


◆十句に絞るならコレ
青芝や慰霊碑建立式の朝
青芝が目にしむばかり慰霊祭
青芝のデッキ船旅百日目
青芝の先は自殺の名所なり
青芝に倒れて尾崎豊聴く
決戦の青芝駿馬十八頭
青芝や小川治兵衛の庭に風
黒髪に青芝つけて戻りたる
青芝を埋め尽くして野外フェス
青芝をぱらり風読むふりをする

◆類想多そう系
青芝の庭に音楽一家かな
青芝に集い青空ウエディング
青芝の二人へ銀のカトラリー
青芝に白き長椅子出す隣家
青芝を存分に行けラジコン車
フリスビー犬青芝を大ジャンプ
青芝に処女航海の模型かな
青芝やボトルシップの真白き帆
青芝に小さき墓標となる木板
青芝を横切る猫の白さかな
青芝やウインブルドン目指す子ら
青芝に大の字青春の日々よ

◆要説明系(分かりにくそう、推敲不足、「青芝」でなくても)
言い負けるたび背を青芝に預けたりflair【人】掲載
青芝に昨夜の嘘を許さるる
青芝に蹄鉄拾ふレース後
青芝の四メートルの遠きこと
青芝に水玉模様描く木陰
押し花の栞して目を青芝に
青芝の香を纏い新生児室
青芝や洋館の主は迷路好き

マジで、絞っていたら投句していなかった可能性が高いです。
いやあ、ホント危なかったなあ・・・。

言い負けるたび背を青芝に預けたり
pencil言い負けるたび青芝に背を預け

ちょっと語順を変えたら十七音に出来たけど、味わい的にはどうでしょう?
スッキリして良くなったのか、
入選句のモタくささが鬱屈感を表してて佳いのか、
自分では判断出来ません。
皆さま、よろしければお気軽にご意見下さい!!!

2017年5月25日 (木)

【人】言い負けるたび背を青芝に預けたり

おおお~~~、よっ良かった~~~!!!
何とか【人】で採って頂いていましたshinehappy02shine
しかし、これは危なかったです。
定型から、上五字余りに推敲しているのですが、
「もっと上手な言い方があったんじゃないかなぁ~~~・・・shock
という気持ちが残っていたため、もし、「30句投句」という目標を持っていなければ、
投句見送りしていたかも知れなかったのです。
「芝生に寝っ転がる」というシーンはいくつか考えていたんですが、
「大の字」とか「何かを聴く」「何かを読む」といった発想は他にもあったので、
他にない発想だったおかげで選ばれたのかも知れません。

原句:言い負け背を青芝に預けたり
  pencil言い負けたび背を青芝に預けたり(投句)

原句ですと、バタっと仰向けに寝転んで「ちくしょーーーー」と叫んでるところで終わりです。
でも、「青芝」には「再生」のイメージがあるので、
「ちょっと待った、こうも考えられなくない?」と、反撃の糸口を掴んでは起き上がる、
そしてまた論破されて転がって・・・という、七転び八起的な情景がいいなと思ったんです。
まあ、深刻な議論じゃなくって、「女の子の下着は黒派か白派か」的な、
ハタから見たらどーーーーーーでもエエことを延々主張し合ってるようなcoldsweats01

ほんと、危なかった気がしてたまりませんが、何はともあれ送ってて良かった!!!

そして、今回も皆さまのお名前&お句をたくさん発見してハッピーup
(書ききれなくてゴメンナサイ!!!)
そしてそして、明日も楽しみじゃあ~~りませんかshine

ああ、安心したので、眠気が・・・うううっ、実は案外プレッシャーだったのねcoldsweats01
今から数時間おやすみなさいです・・・sleepy

2017年5月24日 (水)

八千分の一秒の夏を撮る

先週の『プレバト!』、お題は「新緑の公園」でしたshine
噴水の飛沫、新緑のきらめきで眩しいお写真。
「けっこうセンスのある句が多かったshine
夏井先生もお喜びの番組内容、振り返っていきます。

【才】2位:神保悟志(70点)
風わたる緑の水辺に子らの声
神保「5月の公園ということで、風と光と香りと音を・・・」
梅沢「中八が惜しいgawk
夏井「(名人の仰る通り)『に』を消すだけでパっと整いますねshine
    『風わたる』で皮膚の感触、
    『緑』(新緑の子季語)で色彩、季節感も出ます。
    『水辺』で場所、
    『子らの声』で聴覚、生き生きとした光の水辺です。
    情報が置かれるべきところにキチンと置かれている、たいしたもんですshine

pencil風わたる緑の水辺子らの声(添削)

【凡】4位:久松郁実(50点)
夏の日にスーツ抱きてひと安み
久松「ベンチに座っているサラリーマンを想像して・・・」
梅沢「こういうのはねぇ俳句じゃないのよsweat02
夏井「どこが俳句じゃないのか、説明出来ないと・・・。
    『ひと休み』は解説であって、映像じゃないんですよね。
    
名詞で止めると、映像がグっと前に出て来る
pencil営業スーツ抱えて夏の日のベンチ(添削)
夏井「あなた発想は悪くないですよ!
    その発想を俳句にする技術を身につければ、すぐ上に行けますshine


【凡】3位:草野満代(55点)
青楓君何色に染まりゆく
草野「青楓は秋には赤く。自分は何色に染まっていくんだろうという期待と不安」
梅沢「説明を聞かなきゃ分からない。映像も何もない・・・」
夏井「青楓という見事な映像と、君という人物がありますから問題はそこではないthink
    この句の問題点は『染まりゆく』。こういう使い方はもったいないです。
    『君何色に』というだけで読み手は『染まるんだろう』と想像出来るんです」

pencil青楓あかるし君は何色に(添削)
夏井「『何色に』の後に、余韻余情が広がりますね。
    『青楓』と『あかるし』でリズムも生まれます。
    この人のセンスもなかなかのものがあります。ちょっと勉強すれば・・・」
草野「先生の本三冊買ったんですけどweep
浜田「もっと読まないと!」


【無】最下位:中山優馬(40点)
鯉のぼり噴水浴びて生き返る
中山「公園の噴水の奥に鯉のぼりがいて、噴水の水で生き返ったように・・・」
梅沢「季語が二つあるのよcoldsweats02よく40点ももらったね!」
夏井「発想が幼稚です。鯉のぼりは噴水浴びても生き返りませんsad
    やることは二つ、この情景を映像にすること、季語に強弱をつけること」

pencil噴水の飛沫に風の鯉幟(添削)
夏井「『風の』でばーっと泳ぎ始めますねshine

【才】1位:銀シャリ橋本(72点)
青き日の煌めく雫夏薫る
橋本「部活の人とかイメージしたんです。
    眩しい太陽に当たってきらめいている瞬間、若さ。
    俺にもあんな時期あったなって。」

梅沢「実に佳い句。ただ、特待生にはなれない句だね。『夏薫る』というところが気になる。
    なっちゃんが必ず指摘します」
夏井「美しいです。どちらかというと映像より印象に傾いた感じだけれども、
    非常に美しい言葉が選ばれておりますし、
    作者が表現したかった詩的世界が実現しております。
    どんな美しい女の人が作ったのかと思っていたら・・・ホント驚きましたcoldsweats01

    『青き日』、青葉のイメージと青春の日々というイメージ、
    そして『雫』の光が出て来る、最後に『夏』という季節が出て来て、
    それぞれの言葉が『夏』を表現するために選ばれていたんだと分かる。
    この句の中で、一番推敲する余地があるのが『薫る』っていう動詞。
    特待生になろうとしたら、ここに推敲の余地があると気づくようになる。
    ただ、これを直すとなると全部変わってきますので、これはこれで味わいません?」
浜田「じゃあこれお直しは?」
夏井「とりあえずありませんshineconfidentshine


【名】梅沢富美男
梅沢「満を持して今回は詠ませて頂きました。名人らしく発想を飛ばして。
    今回は自信があります!」

ハムサンド芥子おおくて夏は来ぬ
梅沢「『夏は来ぬ』これが季語です。芥子がツン!と来た時に『ああ夏が来るんだ』と」
査定ポイント:中七の「おおくて」機能しているか?
結果:現状維持sign04despairsign04
コメント:説明するな!

夏井「説明さえしなければ、発想はいいでしょう?
    一人だけじゃないですか『ハムサンド』なんて。
    ツーンとした体の感じによって『芥子が多かった』って気づくんですよね。
    その、ツーンと来た鼻の感覚を書けばいいんですよ。
    自分で喋ってるんだから書けよって話ですよね。『芥子のツンと』ってね。
    生々しいリアルな感じ、けっこう勢いのある、溌剌とした感じになりましたね。
    となると、『夏は来ぬ』ってちょっと落ち着きすぎた感じなので、
    ここも勢いのある言い方にしましょう。
    『夏来たる』、今まさに夏が来た!という動詞になります。
    勢いが変わるでしょう?ハムサンドの美味しさも変わってくるでしょう?」
梅沢「ちょっとなっちゃん!少しは気ィ使えよ!なんで名人の『は』とか『ぬ』消すのよsweat02
夏井「消すべきものを消すのが、ワタクシの仕事でございますshinethinkshine
浜田「納得してないんですか?」
梅沢「納得はしましたthinksweat01納得はしましたけど・・・なっちゃん・・・次はホントに・・・」
浜田「頑張ってください!」



いやあ、今回も面白くためになりました!
美しい句を見ると「どんな美しい女性が・・・」と思ってしまう夏井先生、
そのお気持ち、よ~~~~く分かりますぞ!coldsweats01
梅沢名人の「ハムサンド」、私も暑くなってくるとよく食べるので、こちらも分かります!
サンドイッチの中で一番冷たいんですよねハムサンドが。
そこに芥子のピリリ感、最高です!
今回は残念でしたが、予告を見ると次回はやってくれそうな雰囲気???
ここまで現状維持がだいぶ続いているので、今度こそ昇格を楽しみにしています!!!

ちなみにタイトル句の「八千分の一秒」は、高速撮影する時の数字。
めっちゃそのまんまですがcoldsweats01
これぐらいにすると、飛沫が止まった状態で写るみたいです。
Photo
(画像はこちらの記事より)

◆昨年度の結果

あー、『NHK俳句』も初挑戦から丸1年経ってた!
ということで、ここで成績をまとめておきます。

6月号「子猫」選者正木ゆう子:【佳】重力のままに伸びたる仔猫かな
    「春灯」選者堀本裕樹:【佳】春灯アコーディオンを磨き上ぐ
7月号「薫風」選者堀本裕樹」:【佳】薫風やムーンウォークを会得して
8月号「夏帽子」選者堀本裕樹:【佳】夏帽子拾われてより初恋来
10月号「新涼」選者堀本裕樹:【佳】新涼の甘噛み繰り返す夜更け
11月号「葡萄」選者堀本裕樹:【佳】葡萄つまみ双眼鏡で観る昴
     「啄木鳥」選者小島健:【佳】啄木鳥や雲の透け行く青き空
1月号「帰り花」選者堀本裕樹:【佳】帯留めの孔雀緑や帰り花
3月号「節分」選者夏井いつき:【佳】節分やカーテン若菜色にして

あ・・・圧倒的に堀本先生が多いですねcoldsweats01
サイクル的に、テキストに載ると嬉しさのあまり平常心を失ってしまい、
その時の兼題で没になる、という傾向が見え隠れしている気がします。
メンタル面での弱さが課題かも知れませんcoldsweats01
そして本当は、夏井先生が選者になられるということで始めたので、
何とか!何とか夏井先生にも採って頂きたい!!!
との願いが、最後に叶って本当に良かったです。
大好きな正木ゆう子先生にも、最初に採ってもらえて良かった・・・。

この1年で、幸運なことに4人の選者すべてに選んで頂けました。
正直、実力以上にうまくいきすぎたと感じていまして、
新たな選者に替わってどうなることかと不安もあり、
「・・・こっそりフェイドアウトしようかしらん」なんてな思いがかすめたりもしましたが、
新年度も初回から高柳先生に採って頂いたので、
何とかガンバロウという気持ちになっております(ゲンキンですみませんcoldsweats01)。

とにかく「継続は力なり」、この言葉を胸に今年も頑張ります!!!

2017年5月22日 (月)

◆「第3回プチ句会」の告知です♪

月日の経つのは早いものです、第2回からあっという間に1ヶ月が経とうとしています。
6月からは「仲夏」、この期に「第3回プチ句会」を開催しようと思います。
今回のお題は音楽!

◆ゆず「夏色」ライヴ映像
 歌詞に沿ってでもいいし、喚起される思い出を詠んでもいいし、ドラマを構築したり・・・
 自由に翼を広げて頂ければと思います。歌詞はコチラからどうぞ♪

◆投句開始:6月1日(木)0時より(『俳句ポスト』兼題「日焼」の締切後から)
◆投句受付:前回同様、メールで受付いたします。
  句と俳号明記の上、ブログ左サイドバーの最上部「メールを送信」からお送り下さい。
◆投句締切:6月3日(土)23時JUST(3句まで)
◆選句開始:6月4日(日)0時より(◎特選1つ○並選4つ★アドバイス何句でも♪)
  皆さまからのアドバイスが最大最高の勉強になります。
  是非、忌憚のないご意見をよろしくお願い致します!!

◆選句締切:6月6日(火)23時JUST
◆結果発表:6月6日(火)24時より(集計が終わり次第発表します)

ではでは、たくさんのご参加お待ちしております、よろしくお願い致します!!

◆「俳句がうまくなる100の発想法/ひらのこぼ」(2)

第1章の続き(後半)です。

13.別れを詠む
センチメンタルな気分を前面に出すと読者がしらけます。
さりげないしぐさで、あるいは、自分より相手に力点を置くといった詠み方も。
例句:それぞれにマフラー巻いて別れけり    小林篤子
    寒い日だったと詠んでも句になりません。
    マフラーを持ってくることで実景になります。
flair口元まで「マフラー」に包み、胸の内を閉じ込めているように感じられました。
  背中を向けて、だんだんと離れていく二人の距離が切ないweep
自句:「元気で」と結ぶ手紙や青嵐(『象さん句会』2016年3rdシーズン)

14.人物描写
身近な人、出逢った人を詠む。少し意地悪な目で観察することが必要。
例句:じんとくる手紙をくれたろくでなし      時実新子
    こんな男、います。「ろくでなし」で決まりました。
flair「あ~!」と、読者が鮮やかに「その人」を思い浮かべられるような、端的な一言。
  思わずニヤリ・・・とさせるには、確かに「少し意地悪な目」が楽しいかも!
自句:はつ夏のブルース・リーより強きひと(『象さん句会』2016年3rdシーズン)

15.視線を再現
これは応用範囲が広い。なにを見るか、どちらを見るか、どんな状況で見るか。
ドラマを組み立てるようにして作るといいかも知れません。
例句:へのへのと横目で睨む案山子かな    和田誠
    案山子の目の動きが愉快です。
    皮肉たっぷりに世の中を眺め渡す案山子です。
flairあっ、なるほどです!「へのへのもへじ」で描かれた顔なら、絶対横目ですもんね!
  「へのへの」という言葉の可笑しみから、雀は怖がってないかもともcoldsweats01
自句:ビー玉を眺むるのみの長夜かな(『湯豆腐句会』2015年11月句会投句)

16.ドラマを仕立てる
映画の一場面のような句のこと。「で、どうなるのか」と興味を持たせて、
あとは読者にドラマを展開してもらう、結末まで言ってしまったら、読者は興ざめです。
例句:雪はげし抱かれて息のつまりしこと     橋本多佳子
    いかにも映画のワンシーン。上五がト書きになっているような感じです。
flairドラマチックなシーンを読む。「えっ」「おやおや?」「あら・・・」「それは・・・」
  読者の心に何らかのショックを与えるような句を書いてみたい。
自句:鵙の贄乾く三十八度線(ブログ掲示板の書き込みより)

17.緊張の一瞬
緊張の一瞬、追いつめられた状況がテーマです。
せっぱつまった状況でも冷静に別人の目で。いわば他人事のように詠みます。
例句:噴水の止んで気まづくなりにけり     若林薫
    二人で話が弾んでいたのに、会話も途切れてしまった。
    「こういうことってあるよなあ」と共感を呼びます。
flair「こういうことってある」からこそ、読者が自分なりの続きを描き始める。
  これも、自分で結論を出さないで「その瞬間!」を切り取ることが大事ですね。
自句:蜂球を朝から二つ見たるとは(『俳句ポスト』兼題「蜂」【地】)

18.ひらがなを詠む
そのやわらかい線のカタチがなにに見えるのか。
あるいは逆に、なにかのカタチがひらがなに似ていないか。
例句:ぜんまいののの字ばかりの寂光土    川端茅舎
    「の」の字のカタチをした、ぜんまいの尖端です。
flair自分が気づくようなことは、すでに先人が句にしているようで途方に暮れますが・・・
  「これ○の字みたいね」と発見する喜び、まだまだあると思いたい!
自句:いかなごのくの字への字に煮られけり(『NHK俳句』兼題「鰤」没句から推敲)

19.漢字を詠む
漢字を句にするときのポイントは三つ。自分を配した状況設定、季節感の出し方、
自分の実感。でないと理屈が先行してしまい、つまらない句になります。
例句:啓蟄に引く虫偏の字のゐるはゐるは   上田五千石
    漢和辞典に並んだ虫偏。紙の上で、さまざまな虫としてうごめいているようです。
flairうっcoldsweats01虫偏の漢字が、うじょうじょと蠢いて見えるようだ・・・アアアwobblysweat01
  「ゐるはゐるは」で、もうページから手を離したいくらいの気持ちですねsweat01
自句:寒風も善き哉あなたとおぜんざい(2016年1月20日ブログタイトルより)

20.地名を盛り込む
地名を詠み込むのも一手。その土地ならでは、と思わせなくてはなりません。
どんな地名に差し替えてもよさそうなら失敗です。
例句:新宿ははるかなる墓碑鳥渡る     福永耕二
    すぐ新宿の高層ビルが目に浮かびます。で、さらに遠い空を鳥。
    鳥の目にはビル群が墓碑のように映っています。
flair一読、心を鷲掴みにされた一句。文明の儚さなのか、人々の愚かさなのか。
  知らん顔で渡っていく鳥たち、もとより都会には立ち寄らない群れなのだから。
自句:蘆刈や星の満ちたる登呂遺跡(『俳句ポスト』兼題「蘆刈」【人】)

21.企業名・商標を盛り込む
固有名詞は、知っている人にしか分からない。
だからダメ、という人もいますが、一般名詞では伝わらないことが伝わることもあります。
例句:ワタナベのジュースの素です雲の峰   三宅やよい
    水で溶いて飲む粉末ジュースです。日本中が貧しかった時代へのノスタルジー。
flairその固有名詞が、記憶の扉をパっと開けて、より鮮やかな映像を結びます。
  夏休みともなれば、いつでも自分で作って飲めるコレが楽しみでしたshine
自句:名画座に「昼顔」観ていたる薄暑(『俳句ポスト』兼題「薄暑」【地】)

22.人名を盛り込む
人名をテコにして詩情をどう作り上げるか。読者と知識を分かち合えるかどうかを計算に。
世代差を埋めるのは難しいと割り切ることも必要かも。
例句:ポスターに裕次郎ゐる氷店      清崎敏郎
    懐かしの映画のポスターが貼ってある氷屋さん。
    白地に氷と赤く染められた氷旗や、店のたたずまいが見えてきます。
flairこの裕次郎、間違いなく「太陽の季節」でしょう。
  ちなみに自句の「ジミー・ペイジ」は「天国への階段」のイメージです。
自句:銀漢やジミー・ペイジのアルペジオ(『湯豆腐句会』2015年11月句会投句)

23.歴史を題材に
歴史を題材にすると、日常で詠む句とはちがった味わいのある句ができます。
映画のワンシーンを彷彿させるかのように表現することです。
例句:天平のをとめぞ立てる雛かな     水原秋櫻子
    目の前にあるモノや景色をきっかけにその時代へタイムスリップするのも、
    歴史を詠む時の重要な仕掛けのひとつ。
flair天平といえば!重要な建築物や仏像、あの「阿修羅像」なども作られた時代。
  そんな時代に作られた雛人形なのでしょうか。時を経てなお艶やかな姿が浮かびます。
自句:

24.宇宙を題材に
星空を眺めながら一句。授業で聞いた話などを思い出してみるのもいいでしょう。
はるか彼方から神の目でとりあえず地球を眺めてみる。
例句:水の地球すこしはなれて春の月    正木ゆう子
    宇宙的に眺めている図が浮かびますが、これは作者の目線。
    二つの視線が交錯しておもしろい句になりました。
flair正木ゆう子さんの句、大好きです。友人shadowからのプレゼント、大切に読んでいます。
  「水」や「馬」、同じものに惹かれるのは、熊本県生まれだからなのでしょうか。
自句:葡萄摘み双眼鏡で観る昴(『NHK俳句』兼題「葡萄」【佳】)

25.ともかく歩いてみる
歩くという行為は応用範囲が広い。心理描写を兼ねて状況説明ができます。
成功するかどうかはやはり季節感のからめ方でしょうか。
例句:紅葉狩とはひたすらに歩くこと    黛まどか
    なるほどの一句。自分に言い聞かせながら歩いている作者も浮かんできます。
flair普段、あまり歩かないので・・・もっと歩いてみなくっちゃです。
自句:畑までの三千十歩冬雲雀(『現俳協ネット句会』2016年11月句会投句)

2017年5月21日 (日)

◆「女子会@梅田」御礼

5月20日(土)、薫風そして心地良い薄暑を感じる昼下がり―――。
大阪・梅田にて、念願の「ハイポニスト女子会」が実現いたしましたshine
群馬からお越しのかま猫さま・よだかさま母子、
そして大阪の中山月波さまとで囲んだ、4人のテーブルです。

のっけから「NAVIO阪急百貨店」と「阪急百貨店」のどちらが正解だったか見失い、
月波さまにヘルプコールをかける私shock
「今から降りますshine
颯爽と迎えに現れてくれた月波さまマジ女神shine
想像していた通りの、スラリとした知的美人さんで、とっても爽やかな方でしたshine
そして、タリーズコーヒーに現れたかま猫さま母子マジそっくり!!!eyeshine
薔薇色の頬におおらかな微笑み、そのあたたかさに包み込まれて、とっても幸せでしたshine
んもう、んもう、あれも話そうこれも聞きたいと思っていたんですけれども、
舞い上がって上滑りしてばかりで、お土産も頂くばかりで、本当にああ・・・crying
夢のような時間が過ぎて、一瞬夢だったかも?と不安になりましたが、
夢じゃありませんでした。本当に楽しかったです・・・shineshineshine
本当に皆さま、お世話になりました、有難うございました!!!

そしてこの時、関東で盛んに行われている「それミー吟行隊」の、
関西支部が出来たらという夢を語り合いました。
今までは、週末も仕事だったので、まったくそういうことを考えてはいなかったのですが、
そのバイト先が4月いっぱいで閉店になってしまい、週末フリーになったところ。
月波さまも私も、リアル句会の経験がないので、進め方などをかま猫さまから教えて頂き、
とにかく現場に飛び込んでみたい・・・という気持ちが湧き起こっています。

そこで!!!
大阪、あるいは大阪近辺の、関西にお住まいのハイポニストの皆さまにお願いです!!
日にちが合えば一緒に行ってもいいよと仰る方!!
しょうがないなあ、教えてあげるよと仰る方!!
是非是非、コメント欄あるいはメールでも結構です、お気軽にご連絡頂ければ幸いです!
どうぞよろしくお願い致します!!!

◆「とんかつDJアゲ太郎/イーピャオ、小山ゆうじろう」(訂正あり)

このさい、どうしても俳句関連として紹介したい!
それがWEB漫画「とんかつDJアゲ太郎」です。
Photo

「豚をアゲるか客をアゲるかに大したちがいはねぇ!!
重要なのはオマエがグルーヴを感じるかだ!!」

いやあアツいhappy02shine
こんな二物衝撃を思いつくなんて、作者は天才に違いありません。
「とんかつ」と「DJ」という、一見何の共通点もないモノが、
「アゲ」という言葉で一気にまとまるなんて―――!!!coldsweats02impact
主人公の名「揚太郎」はもちろん「アゲてやろう」という意味合い。
最高のトンカツ、最高のグルーヴを極めるために修行に励む揚太郎!!
アツい!
そして意外にも(?)泣ける!!!
いつのまにかアニメ化もされていたという隠れた名作、
まだまだ絶賛連載中です!!!すみません、3月で完結していたようです(汗
最終巻が5月に発売されています。

私の好きな作品中のセリフを少し書きだします。

かいた恥の分だけ、バイヴスは沸き立つものです!必ず!!!」by藤井頼太

自分だけで生み出せるものなんて、たかが知れている。
 大切なのは、出会いだよ
」by東とん登組合長甲斐活舟

俳句も一緒だなあと、心から思うのです。

2017年5月20日 (土)

夏立つや緑寿の軽きスニーカー

ココログ「注目のニュース」をつらつら読んでいたら、
風吹ジュンの記事で「緑寿」という言葉がありました。
他の長寿のお祝いと違って、日本百貨店協会が定めたものとのこと。
2002年に設定されていたとは・・・全然知らんかったーcoldsweats02
明るいイメージのある素敵な言葉で、溌剌とした様子が浮かびます。
皆さまも「緑寿」で一句、いかがですか?



夏立つや緑寿の軽きスニーカー
(「立つ」と「スニーカー」近い?)

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