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2016年4月29日 (金)

【並】菜種梅雨すいきんくつは何処だらう

『俳句ポスト』木曜日の第二弾です。

【人】菜種梅雨バッハのカノン何処より 小雪さま

カノンというと、「パッヘルベルのカノン」しか知らなかったので、
今回この句で初めて「バッハのカノン」を知ることが出来ました。
(「あら?バッハと言えば”フーガ”じゃないの?」なんて思った私を許して下さい
嫋嫋たる調べ、実に「菜種梅雨」っぽかったです


さて、今回も皆さまの句にいくつか感想を書かせて頂きますね。
(句意とまったく違った解釈をしているかも知れませんが、ご容赦下さい

【人】干されある救命胴衣菜種梅雨  正丸さま

「海関係」との取り合わせも14~5句あったんじゃないでしょうか、多かったですね!
その中で正丸さまの句は、室内感漂っている気がして、ちょっとハっとしたものです。
何となくなんですけど、沖釣りに行って、途中から雨に降られ思うような釣果も得られず、
「くそう、次の休みには」と密かに燃えているお父さん、という景が浮かびました。
春は、マダイ・イサキ・メバル・シロギスなどが狙い目らしいですね。
是非リベンジして欲しいと、陰ながら祈ってしまいました

【人】啄木を読む窓濡れて菜種梅雨  佐東亜阿介さま

窓辺で本を読む・・・まずその姿が私的にストライクですし、
読んでいる本が石川啄木なのも、ものすごく雨に似合いますよね
たくさんの有名な短歌がありますので、「菜種梅雨」と「啄木」でパっと思い浮かぶ歌が、
人それぞれにあるかと思われます。
「ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな」
私は、この歌のページでしばらく動かないでしょう。

【並】刃物といふ刃物砥ぐ父菜種梅雨  さるぼぼさま

「錆び」を詠んだ句が【人】に多かったのに対し、「研ぐ」という行為は少なかったようです。
もしかすると、「研ぐ」がもっと映える季語は他にもあるよ・・・ということなのでしょうか。
しかし、農家にとって雨続きの日々は農具のお手入れ日和であることも確か。
いつ止むとも知れず続く雨音に、無心に刃物を研ぐ父親の姿は、
季節とともに生きる農夫の姿そのもの。
私も、「新緑」「万緑」あたりで「父の背」を詠もうとしたことがあってまだ纏まってないので、
さるぼぼさまの句を拝見して、何か糸口が掴めたような気がしています。
有難うございました

【並】引っ越しのトラック着きし菜種梅雨  松尾千波矢さま

この句は、引っ越しする本人ではなくて、
近所に引っ越しの気配を感じての句と思いました。
折からの雨で「うひぃ・・・大変そう~」って感じですが、
作業員の威勢のいい声やキビキビした動きが、雨音の中でとっても爽やか。
「これから新しい生活が始まるのね」
胸を突き刺すような冷たい不安感と、その底に広がる甘やかな期待感、
むくむくと頭をもたげる「頑張るぞっ」という思い、
それらに満たされているであろう誰かに、ひっそりとエールを送る気持ち。
雨の中でもキッチリシャッキリ働く作業員への労いの気持ち。
そういうものを感じて、心がほんわり温かくなりました。
・・・この句も私と同じ【並】とは思えない

うむむ、皆さまの句は、読めば読むほど味わいが感じられて素敵です。
翻って私の【並】句、表面的で、感想の浮かびにくいものになっていると思います。
このことを踏まえ、次の兼題には・・・えっ次の次は「ごきぶり」ですって?

どどど、どうしよう~~~~~

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

ありがとうございます。

そう言って戴けるのは、楽屋を知らないからなのです。
もちろん、この一句しか見なければ、作者の深い洞察力に私も感銘するでしょう。
しかし、舞台裏に賢治や太宰や芭蕉や蕪村、知っている限りの文芸人が並んでいるのを見たら。
つまり、多作他捨の作で、いわば組長との合作なので。

もし、お褒め戴けるとしたら、「を読む窓濡れて」の部分は、その文芸人ごとに違うのですが。
ですが、この部分さえ、青森廣田神社を創建し、ご祭神である藤原実方さまから授かっただけ。

とすれば、亜阿介めの功績は、藤原実方さまの句を素直に投句したことのみなのですよ。

お選びの歌、まさに今はそのお気持ち察します。
たった今も地震の報、先ほどの大分震度5弱といい、ふるさとの山への思いは、今は語り切れないと存じます。

また、手元不如意、全く右に同じで、私はマルコボの新聞や雑誌さえ今はおあずけです。

句ですが、私はどっちも大好きです。
カーペンターズは、歌い方が雨にピッタリです。
雨に寄り添いながら、少しずつ明るさを取り戻せそうです。

水琴窟を平仮名にしたことも成功したと思います。
どこだろうと不思議さが前面に出ていて、静かに考え込んでいく様子が雨らしいと思いました。

亜阿介さま
おーーーっと!そんな荒業が展開されていたとは・・・
しかし、そんな中からキッチリ「石川啄木」をピックアップして下さる組長は本当に偉大ですね改めて尊敬致します!
亜阿介さんの、とにかくガムシャラに句を作る、句がたくさん作れるというところも凄いと思います。
漫画「ぼくらの17-ON」でも、部活動で「一日百句!」とかやってましたし、
私も一度「冬の水」を考える時にとにかくいっぱい作ってみよう!!!と思って取り組みましたが、
せいぜい15句くらいで「もう何も浮かばないよ・・・」とギブアップ
たくさん作れるのも才能です

拙句へのコメント、有難うございます!
感想を頂けると嬉しいものです。
この気持ちをお返しするためにも、また次回も張り切って感想書いていこうと思います

地震
このところ雨が降ったりもしたので、土砂崩れが心配・・・

おっ、また新しい俳句マンガ知っちゃった。

ぼくらの17-ONですか?

あかぼし俳句帖、大活躍ですよ。
とにかく俳句に興味ない人に知ってもらうにはマンガが手っ取り早いですね。
組長の願う俳句の種蒔きに最適なツールです。

明星とお里さん、スイちゃんと市之瀬かぁ?
なんか美味しんぼ並みの息の長いマンガになりそうな予感がします。

金曜にチーム天地夢遥のメンバー名なかったですが、まだまだこれからです。

句は取り合わせですから、季語の脇役になる取り合わせを日頃から溜めておくと、100句くらいは、脳使わないで反射神経だけで作れます。
私は一度、ねずっちのマネして、「○○にかけて」を練習したことがあるんです。
あれと基本は同じです。
要は季語と、事前に準備した取り合わせをどう繋ぐかだけです。
ただ、あまりにも型にはまりすぎてきて、地選に届く気がしません。
もう一皮剥けないと。

感想書くっていいですね。選評の練習になります。
象さん、気持ちいいですよ。
金曜の常連さんに選評するんですから。

土砂崩れは本当に心配です。
何事もなければと願います。

亜阿介さま
「ぼくらの17-ON」は、俳人の佐藤文香さんが協力されていますから、
作中の俳句、俳句甲子園の白熱ディベートなど、読み応えありますよ!
あと、句の背景に描かれるイメージイラストが嵌ってます!
全4巻ですが、本屋さんに並んでいなかったのでアマゾンで買いました。
リアル句会に参加している友人に貸したところ、
すっごく気に入ってくれて「自分でも買おうかなあ」と言っていました。
(もともと佐藤文香さんに影響を受けたと言ってましたから)

チーム天地夢遙
今回も憧れの【地】には届きませんでした。がっ!
チーム結成して初めて迎える「鮓」には期待しています。
私には亜阿介さんのような作り方は出来ないのですけど、
日々の発見や感慨は心の中に「俳句の種」として蒔かれていて、
中には特別言葉として意識していないものもあったりするんですが、
ピッタリの季語を見つけた時にパっと花開く感じです。
出来る限り、たくさんの発見が出来るよう、自分の感性を磨いていきたいと思っています。
感想を書くのも、自分の中にどんな感情や言葉の引き出しがあるのか分かりますし、
素敵な句に触れて感動した気持ちを作者さんに伝えたい!とも思いますので、
出来る限り書いていきたいと思っております。

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