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2016年9月22日 (木)

◆10月5日締切の兼題:蘆刈(あしかり)*追記あり

◆季語解説

『俳句ポスト』
「あしかり」。
晩秋から初冬にかけて、水辺の枯れ蘆を刈り取ること、
また蘆を刈り取る人のことをいう。
刈り取った蘆で葭簀(よしず)を編んだり、かつては屋根を葺くのにも用いられた。

きごさい
枯蘆を刈り取る作業。
舟を浮かべて刈ることもある。
刈り取った蘆を積んで帰るこの舟を葦刈舟という。
刈り取った蘆で屋根を葺いたり、葭簀を編んだりする。

日本の新歳時記(秋)
晩秋から冬にかけて、川辺や原野の蘆を刈ること。
またその人。
古くから和歌や俳諧に好んで詠まれた。
背丈を越す蘆の束を担いだり、湖や川辺では舟に積んで運んだりする。
その風情もまたよい。
近年、河川の改修などで蘆原が少なくなったのが惜しまれる。
蘆は簾や簾に編まれる。

◆例句(「筆まか勢575」、「俳誌のSalon」などより抜粋)

津の国の減りゆく蘆を刈りにけり   後藤夜半
葦苅のほのぼのと葦隠れかな    八木林之助
果てしなく一掴みずつ蘆を刈る    長谷川櫂
葦刈しあとの明るさ利根の風     皆川盤水
考える芦から先に刈りはじむ     小林あけみ
たっぷりと日のある芦を刈りにけり   西村純吉
蘆刈の一人に遠き一人かな      角 泉子

広々とした空間、乾いた風の音、足元に滲む水、暮れて行く一日など、
さまざまな「蘆刈」が描写され、どの句も絵画のようでしみじみと心にしみました。

◆参考記事

蘆原の風景(「写真素材PIXTA」より)
蘆葺き屋根(画像)
かやぶきの基礎知識
琵琶湖のヨシと・・・(「日本湿地ネットワーク」より)
谷崎潤一郎「蘆刈」(あらすじ)
蘆刈説話(「大和物語」より)
北野大茶会(戦国ちょっといい話)


締切まで3週間あるので、ゆっくり見て行こうと思います。

*追記

水無瀬のご神水が、「日本の名水百選」に選ばれています。
水無瀬神宮のある島本町は「名水の里」と呼ばれ、サントリー山崎蒸留所や、
小説「蘆刈」にも登場したうどん屋さん、老舗の名店「かぎ卯」も!

★亜阿介さま情報!
日本のことを古くは「豊蘆原」と呼ばれていたそうです。
「きごさい」青蘆の季語解説の中にも、
古事記によれば日本は「豊蘆原の瑞穂の国」であり、
古代から豊かに蘆が生い茂り、稲穂がみずみずしく実っていたとされる。
「あし」が「悪し」に通じるので、これを避けて「よし」とも呼ぶ。

とあります。

広々とした蘆原、遙かな古代へ思いを馳せるような「景の大きな句」にしたいですね

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

小林あけみさんの句、受けました。
蘆刈る前に、人間刈っちゃったんでしょうか?
自分なのか、他の方を傷付けたのか、気になります。

◆亜阿介さま

小林あけみさんの句、面白いですが、
亜阿介さまの解釈も面白いです。
私はもっと平凡な読みしか出来ませんで、
例句の中に、
ほつほつと折れはじめたる蘆を刈る  後藤夜半
というのもありますから、
「ほつほつと折れはじめたる蘆」の姿を、「考える芦」と表現されたのではないかなと。
機械的にあたり一帯を刈り進むのではなく、
いかにも刈られ時の蘆を選んで刈っていきますよ、ということなのではと思いました。
そして、刈り進むうちに、だんだん雑念が抜けてきて、
無心になっていく・・・ということもあるのかと。
(ということは、自分の雑念から刈り始める、という解釈にもなりますね)
他の方の鑑賞を読むと、「そんな発想もあるのか!」と勉強になります。
有難うございます!

うわぁ~、頭堅いから「人間は考える葦である」のことしか思いつかなかったぁ~。
小林あけみさんって俳人、存じ上げないけど意識してなかったカナァ~?

ちなみにヨシとアシって、同じモン?違うモン?
ヨシアシの違いがわかんないオトコなもんでorz
(句の善し悪しはもっとワカンナイ。つうことは才能ナシかも)

また新しくなったレイアウト、読書の秋にふさわしい。

◆亜阿介さま

小林あけみさん、私も知らない方でしたが、他に

潔き音の中なり松手入
酉の市はなから連れは飽きてをり

など、「俳誌のsalon」で何句か紹介されているようです。
ヨシとアシは読み方が違うだけで同じもののようですよ。
他に、難波草(なにわぐさ)、 浜荻(はまおぎ)といった美しい名前もあるようです、
ご参考までに。

レイアウトへのコメント、有難うございます。
レザーの栞が気に入ってます

チームメンバーへ業務連絡

日本の事を古くは何と呼んだでしょうか?
いろいろ呼び名はありましたが、「豊葦原」とも。
「あし」の部分があります。
これって、「蘆刈」の句題になりませんかね?
日本の建国は蘆刈から始まったんだよ、的な

◆亜阿介さま

おっ!
久しぶりに業務連絡来ましたね!有難うございます~!
「時間的跳躍」は大きなヒントと思います

秋薊、人選おめでとうございます。
百畳って、凄過ぎ。
情景がありありと浮かびます。

蘆刈で百畳使っていい?
だめ?

◆亜阿介さま

有難うございます!
亜阿介さまも【人】でしたね、お互い「オメ~♪」ですね(=´∀`)人(´∀`=)
「蘆刈」の方は、百畳よりもっと広そうですよ・・・
千畳でもいいんじゃないでしょうか?

うわっ、百畳で数句出しちゃった。
回答見てからにすればよかった。
百畳だと広めのお座敷にありそうだもんね。

またも業務連絡
「蘆刈」(に合う取り合わせ)には「浄化・再生」の句意がある気がする。
一物なら「労働・原野」かな?

◆亜阿介さま

大丈夫、まだまだ締切まで余裕ある!
組長の脳裏に「これでもか!」と大きな景をブチ込んでやりましょう!!!
業務連絡有難うございます、
「浄化・再生」は全然浮かんでなかったので、「なるほど!」です。
刈られた蘆が、人々の暮らしを守る屋根や垣根になるのだから・・・
あ、蘆葺き屋根と言えば!
「白川郷」などの風景・生活を詠む方も多いかも知れませんね!

こんばんは。
今頃あわてて、蘆刈対策を始めました。

平井照敏さんの歳時記では、なぜか葦刈の表記です。
本意には
「葦刈舟、葦舟をうかべて刈りとる。大変情緒ゆたかな作業で、水の効果、葦の枯れ色、刈られてひろがる水の光、また夕ぐれ、朝、昼と時々刻々、多彩な光景である。葦刈女もおもむきふかい」
と書かれています。

さて、間に合いますやら。なんとか、あと五日でデッチあげたい(笑)と思います。

糖尿猫さま、情報ありがとうございます。
蘆刈女は詩になりそうですね。

めぐるさま、白川郷はアリですね。
ギャ句の例句探していた時、
蘆刈の村に萱葺きの家が一軒だったか二三軒といった句に出会いました。
再検索できていないので、作者も正確な句も忘れましたが、萱葺きの集落の景を詠む句はいいと思います。

逆に皆さまへ情報提供ですが、蘆刈火ってあるみたいです。
詩になりそうじゃないですか?

◆糖尿猫さま&亜阿介さま

「今回は締切が遠い」と思っていたら、何といつのまにか「あと数日」!
他の句会の結果発表に一喜一憂しすぎていて、
まだ一句も投句していない現状に今気が付きました!!!
今日がお休みなので、ちょっとゆっくり「蘆刈」のこと考えます~~~!!!
「蘆刈女」「蘆刈火」も素敵ですね
何か生活感のあるしっとりした句が出来ればいいなと思いつつ・・・
現実に接していない心許無さが否めないので、全没の予感に震えながら、
自分なりの「蘆刈」を模索していきます~~~!

◆追記!!

先ほど歳時記をめくったら、「蘆刈」の次の項目が「蘆火」となっていました。
亜阿介さまご提供の「蘆刈火」、
もしかすると別の季語と認定されてしまうかも知れません
ちなみに傍題としては、
「蘆刈る」「葦刈る」「刈蘆」「蘆船」
の4つが私の歳時記には載っています。

そうなんですよ。
蘆刈は生活分類で、蘆刈女は人事分類の歳時記もあって、傍題とする歳時記もあります。
蘆火も傍題と別な季語で独立の違いは歳時記によります。
てことは、火曜日で質問する範疇ですよね。
質問だけじゃなくて意見を言ってもいいですしね。

ちなみに取り合わせの提案で、「浄化」と「再生」ですが。けんGさんのコメントがよかったですよ。記事タイトル「曼珠沙華波郷の墓碑を燈すごと 」のコメント欄です。
提案者的には、浄化=琵琶湖などの清掃活動、再生=茅葺き屋根とか葭簀とかだったんですが、詩人の鑑賞力は、提案の連想を詩へと高めますね。

こんばんは。季語の守備範囲、傍題について、です。
山本健吉さんの「基本季語500選」では、傍題には「蘆刈女、蘆刈舟、蘆舟」が出ています。
この本は、「圖説角川大歳時記」で山本さんが執筆された項が、ほぼそのまんま乗っています。
重たい「圖説角川大歳時記」を出すのがめんどいときは、重宝しています。

高浜虚子ら著名俳人たちが、江戸川に寒鮒釣りを見に来たのに見られなかったので、蘆刈の句をたくさん作った故事が、あるます。
俳人たちのいきさつなどの元ネタは、「下総思い出百話」(伊藤晃 崙書房出版)に若干載っております。豊葦原についても、わずかですが言及されていますた。

平井照敏さんは、「葦刈る、刈葦、葦舟」が傍題です。
一番愛用している、角川春樹さんの歳時記では、「刈蘆」のみが傍題です。
角川書店版合本俳句歳時記では、「蘆刈る、刈蘆、蘆舟、蘆火」が傍題ですた。

お痔さん的には、蘆舟、蘆刈女あたりを、限度にしようかなあ、と。関宿や水郷(十二橋)あたりへ行ったときのことを、思い出すしかないっすな・・・。できるんだろうかw

◆亜阿介さま&糖尿猫さま

うーーーん、歳時記によっていろいろ・・・というところが悩ましいですね
傍題はあくまで傍題ですので、「蘆刈」に的を絞って考えることにしました。
時間的・空間的な広がりが出せるように頑張ってみます。
茅葺屋根の登呂遺跡とか、浪漫ですよね~

えへへ、さすがに五百句近くなると蘆刈一本では飽きてきて、浮気したくなるので、蘆刈女と蘆火へ若干、ちょっかい出してみます。

どうせ、選に入る数句以外はボツなので。

◆亜阿介さま

投句数の新記録が出来そうですね!

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