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2016年11月 3日 (木)

どの窓も紅葉紅葉よいろは坂

今週の『プレバト!』、お題は「紅葉、日光いろは坂」
昨年春のスペシャルの時だったかな?
夏井先生が、これまでの俳句Best5を発表された時の5位がここでの光景でした。

曲がっても曲がっても燃ゆいろは坂   野間口徹

発表当時、野間口さんが「写真の中に入って考えました」と仰っていたのを覚えています。
今回、これを超えるような句が現れるでしょうか?
いつも通り、番組に沿って紹介していきます


【凡】3位:篠原信一(42点)
      渋滞も紅葉観ながらいろは坂

「簡単!五・七・五で言えばいいだけ
と嘯いていた篠原さんでしたが・・・
「ここまでストレートに詠めちゃう、私にはその勇気がない」
「さっきまで『ご・なな・ご』って言ってたのに」
「でも『こうよう』って言ったら七じゃないじゃん」
なかなかにしてブーイングの嵐
夏井先生からのお言葉は・・・
・「もみじ」って言えばいいのに
・平凡極まりない、散文になっている、俳句のフリをしたシロモノ
・「も」も散文的で気に入らないけど、これを活かす方向で

渋滞も紅葉も名所いろは坂(添削)

「も」は重ねて使うと効果的=並列させるものを一句の中に

【凡】4位:高橋ひとみ(40点)→35点
   いろは坂車の波もいらだちぬ

「渋滞でも、綺麗な紅葉を見ていれば苛立たないという・・・」
といった説明を受けて、先生びっくり!
「あなた正反対のこと言っていますよ!」
高橋さんは、5点減点され、才能無しになってしまいました
また、「いろは坂」を季語としたとの言葉に、
「『いろは』は漢字でないと季語にならないんじゃ」
とミッツ。さすが特待生!
「いろは坂」は地名であって、季語ではありません

紅葉坂車の波もいらだたず(添削)

助詞「ぬ」は完了と打消しを間違わずに!

直前の活用形で「ぬ」の意味が決まります。
「咲き」「立ち」などの連用形なら完了。「咲きぬ=咲いた」「立ちぬ=立った」
「咲か」「立た」といった未然形なら打消し。「咲かぬ=咲かない」「立たぬ=立たない」

【無】最下位:福田萌(20点)
   色葉坂見る人の頬も赤く染め

「紅葉観て赤くなるなんて・・・メルヘンですよね
まあ、中には紅葉を見て何かを思い出して赤面する人もいるかもですが・・・。
では、夏井先生のお言葉を。
・俳句を作った気になっているだけ
・「色葉」を「紅葉」の別名として載せている歳時記もあるので、これは大丈夫
・ただ内容は陳腐。キングオブ陳腐。
・「染める」「舞う」「燃える」は凡人の好きなワード

色葉坂見上ぐる頬のあかあかと(添削)


【凡】2位:千原ジュニア(45点)
   坂並び車にもらう秋の手形

「素直にいったら・・・ああーーーー
千原ジュニアが頭を抱えますが、
「発想が悪い訳ではない」
と夏井先生。

雨の秋車体に秋の葉の手形(添削)

こうやることで、発想がそのまま伝わる句になり、才能アリに行ける!と。
千原ジュニアの今後に期待ですね!

【才】1位:藤吉久美子(70点)
   独り占め左の窓の紅葉谷

「とか言って、運転席には男がいるんでしょーね。紅葉も男も独り占め
ミッツがヤサグレてますーーー
が、俳句は絶賛です
「ちゃんと写真の中に自分が入っていますね
「『紅葉谷』で構図が下に広がっていきます
「上五『独り占め』の拙さが臨場感にもなっているので、これはこのままで!」
とのことで、お直しナシでした
さすが先生から「あなたは名人になる可能性がある」とセンスを褒められた藤吉さん。
面目躍如といったところでしょうか。
次も1位なら特待生の期待も・・・次回の登場が楽しみですね!

さて、ここからは特待生二人の査定です。

【特】5級:キスマイ千賀
   紅葉山暮れて紫紺の匂う頃

査定ポイント:「暮れ」~「頃」との時間の経過が成功しているか?
結果:ワンランク昇格!4級へ!
・言葉の選び方が抜群!
・本当に気持ちのいい美しい句
・語順もいい。
・紅葉山で鮮やかな色彩のイメージ、それが紫紺に暮れてグラデーションが出来る
・色彩の句かと思えば「匂う」という感覚が出て来て、「紫匂う」という妙なる時間の句に。
・こういう句を作れる青年とは思ってなかった

前回のスペシャルで「季語を信じてない!」と降格になってしまっていた千賀くん、
相当の喜びようでしたが、それ以上に興奮気味な様子なのが夏井先生
司会の浜ちゃんからの「お直しは?」との問いかけにも、
「美しいもん、このまんまで私は幸せ!!!」
こんなに軽やかに舞い上がっている夏井先生は初めて見たかも?
私もこの句、大好きです!
「紅葉」という、強烈に視覚に訴えてくる季語に対して、さらに色を被せる発想・・・
別なもの(色)とのコントラストというのは、句会でもよく見るのですが、
時間の経過で紫に染まっていくというなだらかで自然な推移には唸りました。
「紫紺」という、美しいだけでなく歯切れのいい言葉を選んだセンスも抜群!!
たなびくようにたおやかに詠みたくなるところを、
甘く流れ過ぎなかったあたり、いかにも青年らしいと言えるでしょうか。
千賀くん、昇格(4級復活)おめでとう!!!
私も、今夜この句に出逢えて幸せです

【特】4級:ミッツ・マングローブ
   迂り道色葉を知りて粧う肌

査定ポイント:ダブルミーニングが成功しているか?
結果:現状維持
・想いを詰め込み過ぎ
・言えば言うほど映像から離れていき、読者に負担をかける
・語順のマジックで、「肌」の後に「曲がり」ってつけると、読者が勝手に想像してくれる
俳句というものは、想いを語るのではなく、映像を切り取る

色葉知る山肌まがり道くねくね(添削)

「想いを詰め込み過ぎ」と言われて、「重たい女ですって感じ?」苦笑のミッツさん。
でも他にこういった艶めいた句を詠まれる方が特待生にはいませんから、
これからも「おぉ~」ってなる句をどんどん発表して欲しいです。
神野紗季さんの超!名句「寂しいと言い私を蔦にせよ」、
そんなストレートな方向(17歳の時の作品ですってえぇえ?)でも、
ミッツさんにしか出来ない表現でハっとさせる句が見つかるのではないでしょうか。
ドキドキさせてくれるミッツさんの句、これからも楽しみにしています!!

そんなこんなで、今回も非常に面白く、勉強になった『プレバト!』でした

食器洗いの査定は・・・洗い物担当のダンナがしっかり観ていたようでした

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プレバト!」カテゴリの記事

コメント

更新、早いですね。
私もブログ更新しました。

減点騒動は、二階堂さん以来ですよね。
もう1つ前に、加藤茶さんも減点騒動があったので今年は3回目なんですが、
今回の高橋さんは、加藤茶さんのときと同じ「凡人」→「才能ナシ」パターンですね。覚えてますか。

しかも高橋さんの才能ナシは今回で屈辱の2回目
「秋刀魚かな鰯もいいなはよ帰ろ」でした。

千賀さんの句は、同じく時間の経過を描写していたセクシーゾーンの中島さんの句と共にかなりハイレベルに達していることがわかります。
「ひなあられつまんで今日の陽が落ちる」

加藤茶さんの減点騒動があったのと同じ回でした。

藤吉さんは、才能ナシ6位(紅葉)→才能アリ2位(花火)、と順調に伸ばして今回堂々と1位に。

詳しくは、私のブログで分析しています。

いつか、太川陽介さんにも俳句査定出て欲しいなと思うのですがどうでしょうか。

◆アルスさま

おーーっそちらも更新されましたか!
では、お返事は感想がてら、そちらのブログのコメント欄に書かせて頂きますね
後ほどゆっくりお邪魔させて頂きます~~~でゅわでゅわッ!!
 ↑
金曜の夜になると思います、よろしく~~~!

昨日は用事で出かけてて。
プレバトは視てませんでした。
どうだったのかなと気になってましたが。
めぐるサンのブログで内容がわかりよかったです。
ありがとうございます。

◆アルスさま

ぎゃー!まだコメント欄が開放されてなかったでしたね
それにしても、アルスさまのように上下パターンまで覚えておられるのは凄いです!
私は句は記憶にあっても、なかなかそこまで覚えられません
藤吉さんの前回は、確か花火師に注目しての作句でしたね。
今回も「紅葉谷」で一気に眼下に広がる景を感じさせたあたり、力量を感じました。
旦那さまも、奥さまに刺激されてオファーを受ける日が来るかも知れませんね

◆蒼馬かりんさま

こんばんは!
記事がお役に立てたようでヨカッタ!です
『プレバト!』は内容が充実しているので、書ききれないのが残念ですが、
今回は特に可愛らしくはしゃぐ先生の姿がとっても印象的でしたよ!
私も、少しでも喜んでもらえるような句が出来たら・・・と純粋に憧れました。
『俳句ポスト』『NHK俳句』、頑張ります

こんにちは

私は2年前に発行された、夏井先生の「超辛口先生の 赤ペン 俳句教室」を時々読み返しています。
その続きのような内容で、見落としたときに助かります。

◆正丸さま

こんばんは♪
モチベーションUPに繋がるお言葉、嬉しいです
私も「赤ペン俳句塾」欲しいんですよ~~~!
今ちょうど読書月間に入っているので、次かその次あたりに注文しちゃお
堀本先生オススメでもある「覚えておきたい極めつけの名句1000」も読みたい・・・。
今までずっと、名句が頭に残って同じような句を作ってしまいそうで怖かったのですが、
純粋に読む喜びを思い出しています。
いっぱい読んで、自分の抽斗も増やしたいです

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