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2016年12月

2016年12月31日 (土)

◆ここまでのまとめ(冬編)

春編」「夏編」「秋編」に続き、ようやく「冬編」に辿り着きましたーーー。
さて、私はちゃんと成長出来ているのでしょうかcoldsweats01

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

兼題「蘆刈」
【人】蘆刈や星の満ちたる登呂遺跡


chickブログプレイバック

い~~~~~ぃやっほうぅ~~~!shinehappy02shine
「蘆刈」、期待値1番手の句で【人】頂けました!
コツが掴めてきたのかも・・・と思うのはまだ早いかもですが、いや~嬉しいup

【人】に選ばれることを目指し、「空間的・時間的跳躍(広がり)の付加」を念頭に、
登呂遺跡」と「星」を配した句であります。
掲示板でも意見交換が活発な中で出て来たキーワードでしたので、
これが「蘆刈」での期待値1番の句になりました。

chickこの頃の私

>ただ、やっぱり自分の実感が何一つ籠もっていない句なので、
>嬉しさとしては、「胡麻」の【並】の方が大きいですcoldsweats01
>兼題で詠む時でも、その中に自分が入っているような句を作りたいです。

まあ、生意気にもこんなことをcoldsweats01
「秋薊」「湿地茸」「蘆刈」と、立て続けに「傾向と対策」作句で【人】頂けたので、
嬉しい反面、「作り物っぽい」ということにモヤモヤを感じていた頃です。
しかし、「蘆刈」にたくさんのコメントを頂き、何かそのモヤモヤが晴れていくようでした。
体験はおろか、見たことも聞いたこともないような兼題、
私に出来るのは精一杯想像の翼を広げることだけ。
ならばその想像を「作り物」と厭わず、「産物」として愛していこう、
自分がその想像した風景を大好きに思えれば、それでいいじゃないか。
そして、自分が兼題からもらったワクワクした気持ちを反映出来るような句が書けたら、
それが【没】になろうとどうでもいい。
精一杯やって爽やかに投句締切日を迎えられれば、
それが兼題への私なりの恩返しになる・・・そう思ったのです。
なので、この時募集中だった兼題「毛布」には、その気持ちが詰め込まれています。
糖尿猫さまの【地】選句(おめでとうございます!)に刺激を受けたこともあり、
過去最高に楽しく作句出来たのでした。

兼題「波郷忌」
【並】とぶものはみなとびたてよ波郷の忌

chick
ブログプレイバック

よっ・・・良かったあああああshinecryingshine
全没も覚悟していた「波郷忌」でしたが、何とか一句が【並】に。
波郷の作品や闘病生活から句を紡ぐことは、自分には無理だと悟ったので、
調べていくうちに心に湧き上がってきた思いを句にしました。
投句した4句の中では、最も「自分の言葉で書けた」と思ったものです。
(他の句は「妻」「酒」「数珠」で、類想句だらけだろうな、と予感してました)
【並】に拾ってもらえたことを感謝しています。

【没】波郷忌に飲む酒深き琥珀色
「梅酒」が季語になるので「琥珀色」としてみましたが、
「波郷忌に梅酒飲んでます」というだけの句になってしまいました。
今なら分かる、その酒に・・・波郷を思わせる何かを合わせる工夫が必要だったとcrying

chickこの頃の私

亜阿介さまが、ブログに没句を載せて下さったことに感激し、
私自身、「多作は無理」と自分で決めつけて今までやってこなかったことを反省。
この時の募集中の兼題「鷹狩」から、30句を目標にすることを決意表明しています。
たくさん作ることが目的ではなくて、
たくさん作っていく中で、自分の中から思わぬ発想が飛び出してくれることを期待し、
投句内容の濃度を濃くすることが目的です。
これまでは「1句引っかかってくれればbearingsweat01」というような投句でしたが、
これでどないじゃーうりゃあああッ!!happy02impact」というような投句にするのです。
最終的には厳選の数句を送って全入選。
そんな夢に向かっての第一歩です。
これは絶対楽しいと思います。
亜阿介さま、私の新たな扉を開いて下さり、有難うございます!!shine
そして「波郷忌」発表後から参加し始めた「ハイポ掲示板」からも大きな刺激を頂きました。
ブログの下書きに放り込まれっぱなしの「名句鑑賞」も少しずつUP出来てきましたし、
管理人比々きさまの学びの姿勢に、グイグイ引っ張られていく感じ。
目からウロコがポロポロ取れていくような感覚に、
自分の受けた感動を、「結果」でお返し出来たらいいなと思ったのです。

兼題「風邪」
【並】風邪の熱水銀体温計の赤

chickブログプレイバック

何とか自分の実体験を詠みたいと思って記憶を手繰り寄せながらの「風邪」でしたが、
まったくもってうまく出来ませんでした。
なので、全没の予感マンマンだったのですが、唯一の可能性を感じていたものが【並】に。
投句出来た数句の中では、唯一「取り合わせ」だったものです。
あ~~~、やっぱり「モノ」を詠まねば・・・!と痛感した次第。
『プレバト!』でも何度も言われていますものね。
気持ちを詠むのではなく、情景を描写する、モノを詠む
今更ですが、この言葉を噛み締め、今後に、しっかり活かしたいと思います・・・。

chickこの頃の私

「波郷忌」は忌日俳句の難しさがあり、「風邪」は身近なようで難しい兼題でした。
そのため、「地力・実力の差」が大きく出たのではないかと思われます。
「波郷忌」「風邪」ともに実力者の複数入選が多く見られ、
この難しい兼題でも、さまざまにシーンを描ける「抽斗」の違いをまざまざと感じたのです。
当掲示板にお越し下さる糖尿猫さまもそのお1人。
【人】感冒やちさき祠の道祖神(さえのかみ)  糖尿猫さま
【人】風邪の妻のカレー煮込める音低し     糖尿猫さま
【人】空港のゲートの先の違う風邪        糖尿猫さま
このように、縦横無尽に多様な「風邪」を描き出す力・・・そこに痺れる憧れるッhappy02
それは糖尿猫さまの「多作」から生み出されているように感じられました。
やはり私もやってみなければ!ゴゴゴゴゴupupup

兼題「毛布」
【人】毛布積み四輪駆動車発進す
【並】留守番の少女くるまる羊毛布


chickブログプレイバック

ひゃっほ~~~~いup糖尿猫さま~~~~~、やりましたよ!shinehappy02shine
糖尿猫さまの「蘆刈」地選句、「野火止の狭き水路の蘆を刈る」を読んで心を揺さぶられ、
「そうだ毛布に冒険させてみよう」と思い立って書いた句です。
しかも期待値一番の句でもありました!!
糖尿猫さま、【人】句を授けて下さって有難うございます~~~~!!!

そうか、【人】×2を目指す前に、【人】&【並】っていうステップもあったんだflair
6句中2句が選んでもらえたってことは、だいぶ粒が揃ってきたってことだと思うので、
今後は「2句入選」を目指して頑張ることにしますshineshineshine

chickこの頃の私

楽しく書けた「四輪駆動車」は私としては『俳句ポスト』一番のお気に入りになりました。
そして、兼題「菜種梅雨」の時の十二音「留守番の少女くるまる」にも、
「羊毛布」が嵌ってくれて【並】に載れて本当に良かった!
複数入選を目指して多作に挑戦する前に、6句で【人】【並】の2句入選は幸先バッチリ!
Photo
見れば見るほど俳句的な一枚。
的確に配置された最小限の情報にたっぷりの余白、色彩の対比も効いていますねlovely
いつか私も、こんな句を書いてみたいです。

そして兼題「毛布」では、「ひとり最大3句まで」という採用ルールを超えて、
雪うさぎさまの句が【地】×1、【人】×3の計4句選ばれていました!
【地】シベリア上空軽き毛布とシャンパンと
【人】 花の名の児に花の咲く毛布掛く
【人】 山頂に毛布かき寄せ星を撮る 
【人】 銀の毛布星撮る人を包みけり 
「ハイポ掲示板」で、この4句を鑑賞し、

4句入選の秘訣に迫ろうという試みがなされました。(私の鑑賞はコチラ
複数入選に挑戦するにあたって、大きなヒントと刺激を頂きました。
ぃようし、「山焼」ガンバルぞ!!happy02upshineshineshine

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最初は、1句【並】に載っていれば大喜びだったのに、
今の目標は【人】×3ですってよ、奥さん!coldsweats02

しかし、せっかく『俳句ポスト』でたくさんのことを教えて頂いているので、
少しでも吸収していかないともったいないと思うのです。
良く頑張った!今日は酒が旨いッ!!happy02shine
『プレバト!』で時々仰るように、私も夏井先生にそう思ってもらいたいのです。
句会に出向けない人が勉強出来る場として作って頂いた『俳句ポスト』、
家にいながら、しかも無料で、こんなに学べるなんて、夢のようです。
そして、それと同じくらい、周囲の方々からも大きな学びを頂いています。
それを活かせるように、しっかりと受け止められたらいいなと思っております。

暑苦しい記事になってしまいましたが、
最後までお付き合い下さった方、もしいらっしゃったら有難うございますshine
新年も、こんな感じで暑苦しくいこうかと思っておりますので、
どうぞよろしくお願い致しますcoldsweats01

【名】只の年またくるそれでよかりけり/星野麥丘人

『俳句ポスト』兼題「波郷忌」の時に、
門下生の1人としてけんGさんがご紹介下さった星野麥丘人。
そしてこの記事を読み、一発で大ファンになってしまいました。
何と肩の力の抜けた、自然体の詠みでしょう。
年末年始の感慨句と言えば、真っ先に思い出されるのは

去年今年貫く棒の如きもの    高浜虚子
ともかくもあなたまかせの年の暮 小林一茶
ゆく年のゆくさきのあるごとくゆく  鷹羽狩行

などではなかろうかと思われますが、
私の気持ちに一番ぴったりでしっくりきたのが星野麥丘人の句でした。
読んだ瞬間、「ほんと、そうよねえ~」と。

テニス漫画『エースをねらえ!(山本鈴美香)』にこんなセリフがあります。
主人公・岡ひろみに惚れこみ、追いかけ続けているカメラマン・千葉ちゃんの言葉です。

では美とはなにか?
『それはある種の衝撃だ』という
見る者がぼう然とする
あるいは度肝を抜かれる
そういう非凡な要素がないと人は美しさを感じない


俳句も、思わず「オオッ!eyeshine」と思わせる要素があればこそ、
人は感動し、その句を心に刻むのかも知れません。
あるいは、「何だこれ、どういうことを言ってるんだろう?」と心にひっかかりを残す、
何処かしら異質な存在感を放ち続ける句にも、我々を魅了する「何か」があります。
「驚き」「発見」「不思議」「玄妙」「優美」
そういった、読者の心にある種の衝撃を残す句に比べて、
「共感」は感動の残り具合としてはやや弱いものなのかも知れません。
余程その時に「よくぞ言ってくれました!」というようなインパクトがあれば別ですが、
「うんうん、そうそう」程度では読み流されて消えてゆくものです。

しかし、「何もない」ということを言って人を感動させることが出来るのもまた、
俳句の大きな魅力だと思っています。

ただただ時の柔らかな流れのなかに、力をいれずに身をまかせているだけです。
なんだか止め処もなく湧いてくる、この湯気のような月日だなと思いながら、
ありふれた日々のありがたさに、肩深くまで浸かっています。
よいことなんて特段起きなくていい。
生きて何事もなくすごせることの奇跡を、じかに感じていたいのです。
                 新日本大歳時記』(2000・講談社)所載。(松下育男)

                               『増殖する俳句歳時記』より

それ以上でもなく、それ以下でもない、真実の呟きであればこそ、
この一句はジワジワと光を放ち続けます。
「只の年/またくる/それでよかりけり」
舌に乗せた時に感じる、何とも言えない心地良さ、絶妙の脱力感。
そうか、星野麥丘人は、「完成された脱力」の会得者であったのかcoldsweats02impact
なかなかこの境地には至れません。
このように、何気なしの呟きに思えて、
実は研ぎ澄まされた「たったこれだけ言えればいい」というもの。
下五「それでよし」として中七に何らかの情報を足すよりも、
「よかりけり」との、ゆったりした着地による余韻がやはり佳いのです。



白玉やくるといふ母つひに来ず
花たのしいよいよ晩年かもしれぬ
梅雨深し金貨降る夢みたりけり
世の中にあつてよきもの金魚の日
足湯して十一月も終りけり
幸せといへば幸せ雪まろげ

☆今年1年、有難うございました

2016年1月1日からスタートした当ブログ。
当時は2015年8月の選句から参加の『現俳協ネット句会』(5句)と、
10月から参加の『湯豆腐句会』(3句)だけでも手一杯でした。
「毎日1句」を目標にして始めたブログだったはずなのに、
5日以上続けられたこと一度もありません(多分coldsweats01)。
当時は、ただ自然と降って来るのを待つ感じでしたが、
『俳句ポスト』『NHK俳句』と兼題に挑戦する楽しさを知り、
『象さん句会』では量産の楽しさを知り、
11月には、未発表の50句での応募に挑戦するなど、
ブログ開始直後からしたら、信じられないほど俳句まみれの1年になっていました。

これらすべて、交流下さる皆さまから頂いた刺激や憧れや勇気のおかげです。
本当に本当に、皆さま、有難うございました。
書ききれないほどの感謝でいっぱいです。

まだまだまだまだ未熟な私ですので、ガムシャラになるしかありません。
これからも私なりに取り組んで参りますので、
どうか温かい目でお見守り頂ければと思っております。
来年からも、どうぞよろしくお願い致します!!!

皆さまのご活躍・ご健康・ご多幸を心より祈りつつshineconfidentshine

2016年12月30日 (金)

◆新「百年の旗手」掲載して頂きました

なんとなんと、分不相応ながらも応募してみた「新・百年の旗手」、
まったくもってビックリなのですが、採用して頂きました・・・!
なんかもう、全然薄くて申し訳ないんですが、
いろんな人にこうやって光をあてて勇気を下さるマルコボ・コムさまに感謝ですcrying

◆新「百年の旗手」

「はつはる」

にはとりを拝みて今年始まれり
なんだつて書ける白さよ初暦
舟の形の雲もあり初御空
歌留多会極楽鳥花など活けて
スカーフにモアレの見ゆる淑気かな
勝ち馬の湯気たつ背中(せな)や初競馬
初濯ごうんごうんと繰り返す
入念に髪整へて春着の子
しばらくは蘿蔔の汁椀となる
小豆粥歯のなき夫となりにけり


2017年第一期連載者募集
・4月号に掲載出来るタイトル付きの10句
・締切2月17日
・応募先:magazine@marukobo.com

私の句を見て勇気が湧いてきた皆さま!
どんどん応募して下さいね!!
わ、私は2月にはもう少し濃いぃのを載せられるようにガンバリますbearingsweat01


◆詰め俳句

独白のごと(     )の洗濯機
(     )や自動改札よどみなく

「(    )に共通する「新年の季語」が問題でした。
私は「松明」、小市さま・葉音さまは「松過ぎ」。
松の内が過ぎ日常が戻ってきた実感が出ている→2級
千波矢さまは「鶏旦」。
元日(旦)も続く日常性→2級

bell正解は「人日」。正月七日のこと。これが分かれば初段でした。
   どかていさまがお見事正解!(見逃していてスミマセンsweat01

歳時記によると「松明」「松過」は、関東では7日過ぎ・関西では15日過ぎとのこと。
日常生活に戻るタイミングとしての「7日」、
「独白」「自動」といった言葉との響き合いとしての「人日」、
なるほど正解に納得ですshine
メッチャ勉強になりました!!!

次の問題は
晴れ上がる空、(    )を立ち上がる
(    )に濃く鉄塔の影ありけり
に共通する「春の季語」。さ~~~考えよう!happy02
あっ、春の歳時記も買わなくちゃdashdashdash

締切:1月20日
投句アドレス:http://marukobo.com/toukou/

◆疑似俳句対局

お題「三鬼忌の鼓釦を外すバー

三が日句集一冊あればよい (る)

いいですね、この気分。
じっくりと一句一句味わいながら、好きな俳人の句集を読みすすむ三が日。
俳人なら、読初はかくありたいもの?(選者:美杉しげり)

次回お題「月冴えて心の鬼を解き放つ」越智空子さま

またまたチーム天地夢遙並んで掲載して頂きましたshine
次も並びたいですねhappy01

締切:毎月末日
投句アドレス:http://marukobo.com/taikyoku/

1月号には、毎年恒例という「生まれてから現在までの代表句」も載っていて、
たくさんの皆さまの素晴らしい句の数々にうっとりshine
千波矢さまの「金雀枝」、千波矢さまの「百年の旗手」で読んだ一句で、
すごく感激して、「選評大賞」に送ろうとしたんですよね・・・。
でも、300文字にまとめきれないまま敢無くタイムアップ。
千波矢さま自身もお気に入りだったのですね、そのことがすごく嬉しいです。
「秋の風」は句集「ひだまりねこ」で、「小判草」はブログで拝見して、
私もとても好きだった句。千波矢さまの確かな眼差しに憧れますshine

これまでのベスト3・・・考えたことなかったですけど・・・、

耳たぶも眉もをさめて冬帽子
野茨の咲く道までの手ぶらかな

この二つは、結構気に入ってるかなcoldsweats01
「野茨」は、俳号「小川めぐる」と同じくらい「私自身」だと思っている句。
これからもまた新しい私に出会いたいですshine

2016年12月27日 (火)

◆今年最後の選句

『湯豆腐句会』の選句の時には、なるべく短くまとめるために、
2~3行を目安にコメントを削っていっています。
ブログでは行数を気にすることなく書いてもいいかと思いますので、
今回選句した3句へ、好きなだけ書いてみようと思います。
浅学ゆえ、うまく表現出来ないことばかりでもどかしいのですが、何卒ご容赦願います。
(無知による見当違いのコメントがあれば是非ツッコミをお願いします!)


鶏糞は遥かな昔冬薄日        せせいさま

鶏糞肥料のことかもと思ったのですが、鳥インフル被害で鶏舎が全滅した農家かとも。
「冬薄日」から立ち上がる感慨、余韻を深く感じました。
Photo_3画像はコチラから

一読、何とも言えず心に残った一句です。
実家も「昔は牛や豚を飼っていた。鶏もいた」、そんな兼業農家で、
豚小屋が父の工作部屋になっていたり、鶏小屋が物置になっていたりしていました。
以前あったものが今はもうない・・・。
そんな感慨に、淡く透明な「冬薄日」が良く似合っていると思います。
上五「鶏糞」のインパクトが、下五「冬薄日」に包まれ透けてゆくさま、
嗅覚、時間、視覚と、情報が重複なく提示されるあたりにも手腕を感じます。


手のひらに海の深さよ龍の玉    はづきさま

龍の玉の神秘的なまでに美しい色合いを「海の深さ」との表現に心惹かれました。
飽きずに眺めていた子供の頃を思い出します。

Photo画像はコチラから
実家の庭にもあって、子供の頃はワサワサと茂るリュウノヒゲ(ジャノヒゲ)を掻き分け、
この美しい種を集めるのが大好きでした。
(実かと思っていたら種とのこと、今回調べて初めて知りましたeyeshine
小さなものから大きなものを連想する、
大きなものを小さなものへと凝縮させて見せる、
空間を自在に操れる俳句マジックを堪能しました。
「海」と「龍」のイメージの響き合いも美しく、
「や」でなく「よ」の優しい詠嘆も合っていると思います。
「てのひら」は漢字では「手の平/掌」と書けますが、
握りしめるイメージの強い「掌」でなく、
「手のひら」との表記に窪みを感じさせる柔らかさがあり、
その柔らかさに、うっとりと見つめる視線が吸い込まれていくようで、
さらりとした詠みの中に、細やかな心配りを感じました。

着ぶくれてエンジン始動操舵席     正丸さま
漁師さんでしょうか、早朝・冬波・風を切るイメージの中「着ぶくれ」に説得力があります。
大漁を願わずにいられません。

Photo_2画像はコチラから

(↑映画「夜叉」より。漁師姿の高倉健lovely
寒くなると、いろんなシーンでの季語「着ぶくれ」によく出会います。
が、薄手で保温力の高いインナー、軽く温かいアウターも相当普及してきていると思うので、
今後次第に現実味の薄くなっていく季語のひとつではないかという気にも・・・。
そういう感覚があるせいか、今まで「着ぶくれ」の句を読んでも、
そこに必然性やドラマを感じることはあまりなかったようにも思うのですが、
掲句はまさに「着ぶくれ」の生きているシーンを描いて秀逸に感じました。
さらに、中七下五のリズムの歯切れの良さが、「勢い・期待」を感じさせ、
「着ぶくれ」の中で、何気に胸もふくらませているのじゃないかとも思わせます。
「動きが鈍くなる」「身動きできない」といったシーンに使われやすい季語が、
生き生きとした躍動感に溢れているところに、掲句の最大の魅力があります。
その「着ぶくれ」は、漁師さんにとっての「生命線」。
そんな「戦闘服」を身に纏っての出漁に、大きな成果を願わずにいられません。



それから、今回ノーマークだった句でしたが、披講が出てから「あっ!」と思ったのが

コンテナの並ぶ埠頭の聖夜かな     紫さま

選句中は気がつかなかったのですけど、
選句コメント”「聖夜」と「コンテナ」との取り合わせ”を読んだ瞬間、
「何で見逃したんだろう、私のバカバカwobblysweat01sweat01sweat01」と思いました。
「静」と「動」の取り合わせとして読んでも美しいですし、
このコンテナに積まれている荷物(資材?)が、どこかで誰かの喜びに繋がると思うと、
コンテナがまるでクリスマスプレゼントの箱のように思えて、
暗い埠頭にひっそりと積み重ねられているコンテナにときめきと彩りを感じ、
「何で見逃したんだろう、私のバカバカwobblysweat01sweat01sweat01」と、もう一度思いました。


『湯豆腐句会』の皆さま、今年1年素敵な句をたくさん読ませて頂き、有難うございました!
まだまだまだまだ未熟な私ですが、
来年もどうぞよろしくお願い致します!!!

2016年12月26日 (月)

◆今年最後の披講です

『湯豆腐句会』、披講始まっていました~~~。
今年最後の句会、3句中2句に票を頂きました、有難うございます!!

冬晴れや看板持ちの良き姿勢(1票)
プロかアルバイトか、寒さにたちむかうキリっとした姿勢がうかがえる句です。
待てよ、ちんどん屋の背中に吊った看板かな。
はたまた、デモ隊のプラカードかな。

confident今、平日にバイトしているネカフェの方で、毎日30分の看板タイムがあります。
ライバル店の看板持ちの人も視界に入る程度の距離に立っています。
何気なく見ていた光景ですが、いざ自分がやるとキリっと立ち続けるのは意外と大変。
なので、何時間も立っている人はもっと大変だろうなと・・・。
いろんな「看板持ちの人」を想像して頂いて嬉しいですshine明日も頑張りますhappy01

恋歌の細き筆文字初歌留多(1票)
(ノーコメント)

実家にあった百人一首の中の、大好きな一首を思い出して書きました。
Photo

あひ見てののちのこころにくらぶれば昔は物を思はざりけり(権中納言敦忠)

殆ど読めないんだけど、この流れるような筆文字が、
するするとほどけて恋しい人の心に入っていくんだろうなって感じてました。
見ているだけで時間を忘れられたものです。
票を入れて頂いてとても嬉しいですshine


そして今回私が選句した3句の中に、正丸さまの句がheart04
正丸さまの句を選句出来たのは初めてで、とっても嬉しいです!
「着ぶくれ」に説得力があり、海の男の逞しさを感じました。

後ほどまた「選句編」をUPします。

2016年12月25日 (日)

◆ここまでのまとめ(秋編)

ここまでのまとめ(春編)」「ここまでのまとめ(夏編)」に続き、「秋編」です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


兼題「鵙の贄」
【人】鵙の贄グリムの森の入り口に


chickブログプレイバック

この句は、8句投句中の5番目でした。
宗教とか時代劇方面からずっと考えてたんですけど、
よくコンビニで見かける漫画雑誌「本当は残酷なグリム童話」と突然結びつき、
グリムの森にも、きっとあるんだろうな~~~・・・と思って、「入り口」に置いてみました。
確かめっちゃギリギリで出て来たんだっけと思ってメールを確認してみると、
7月20日締切のところ、19日に投句していますね・・・いやあホンマにギリギリやったわsweat01

chickこの頃の私

質感・量感」を合わせる、ということを念頭に、
「鵙の贄」から浮かぶイメージと似た性質のものをいろいろ考えていました。
投句した時は、特に自分の中にはっきりとしたイメージはなくて、
映画の導入部とか、絵本の挿絵(表紙)のような平たい景しか描けてなかったです。
皆さまからのコメントで、奥行を感じさせてもらい、
読者によって句が育てられるということを実感出来た気がします。
本当に有難うございましたshine


兼題「啄木鳥」
【並】啄木鳥の一点突破の気概かな


chickブログプレイバック

これは、期待値2番目の句でした。
「一点突破」(いってんとっぱ)
特定の一点に対してのみ集中的に力を注ぎ、それによって活路を切り開くこと。

この言葉は、漫画「テニスボーイ」に載っていたの。
中学生の時に読んだ漫画で覚えた言葉が、今こうして俳句に活かされるなんてshine
私は、これからも漫画を読み続けますhappy02up

chickこの頃の私

>投句に当たって、私が目指そうとして出来なかった「音の響き渡る透明な空気感」は、
>木~金の句の中にたくさんありました。
>特に惹かれた句をいくつか書き出させて頂きます。
「啄木鳥」は最後の最後まで「あ~~~~うまく言えん!!!」と苦しんだ分、
皆さまの視野の広さ、表現の多様さに、デンプシーロールを食らったような気分です。
Photo_2
愚直な努力を積み重ね続けた幕の内くん最強最大の武器デンプシーロール。
しかしライバルの1人・千堂くん(上記画像で殴られている方)は言います。

  不思議やろ?  こんだけ痛い目みても、ボクシングやめよ思わんやろ?
  特に幕之内の拳はそう思わせへんのや
  ワイらのようにケンカで慣らした拳やない
  練習で強く重くしたモンや

  練習すれば勝てるようになる
  もっと練習すればもっと強くなれる
  打たれるたびそう思い知らされたやろ?

  だからこそ
  もっと練習したる 強うなってキサマを負かしたる
  そういう気分にさせられるんや!

  ワイらの拳は相手を二度と立てなくする拳や
  殺人の拳や

  せやけど幕之内の拳は 全く種類が違う
  何度でも人をヤル気にさせる拳や

  アレは
  活人の拳や!!


ちくしょう、何て名言なんだcrying
私も『俳句ポスト』で全く同じような気持ちを感じています。
どれほど皆さまの素晴らしい句に打ちのめされても、
自分ももっと自分を磨いて、少しでも佳い句を詠めるようになろうと。
そのためにも、しっかり皆さまの句から勉強させてもらおうと。
そして上位句を改めて読んでいくと、
【地】啄木鳥のふと夕陽見る五秒間      このはる紗耶さま
【人】啄木鳥やぢつと樹を見る間のありぬ  堀口房水さま
など、「啄木鳥が木を突いていない時間」を詠んだ句が印象に残りました。
俳句の上手な人は、「時間の描き方」が巧い!と思ったのです。
このことは、次回兼題「胡麻」でも大きく示されます。

兼題「胡麻」
【並】胡麻まぶす星に願ひを託すごと


chickブログプレイバック

おおおおおーーーーー、ついにやりました!
期待値1位の句がようやく『俳句ポスト』で【並】に浮かぶことが出来ました!!!
今回は、水曜日の「お便り」に載せて頂いた文章に沿って5句送っていまして、
その中でも、「今回たった一句しか送れないとしたらコレだな」と思っていたものです。
あああーーーー良かった・・・!
この【並】には、今までの【人】よりも値打ちを感じています。
願わくば、これがまぐれでなく・・・
次回以降、高確率で自選句が選ばれるようになりますように!

chickこの頃の私

前回感じた「時間を描く」ということを、今回もつくづくと感じています。
【天】胡麻爆ぜて晴天続く二十日間     木好さま
【地】胡麻爆ぜて王土は一夜にてほろぶ  とおとさま
【人】胡麻叩く正午の時報鳴りにけり    むらたふみさま
そこで、上位入選のコツは「時間・空間を描くこと」だと目星をつけました。
数詞の使い方」といいますか。
兼題を詠む時の俳句の作り方が少し分かってきたように思います。

「兼題」秋薊
【人】風わたる百畳の野に秋薊


chickブログプレイバック

今回は、ページを開いた途端に自分の名前が目に入って、テンションMAX!!!
「胡麻」に続いて、一番のお気に入りが選んでもらえて、テンションMAXの二乗です!!
「孤高」のイメージで詠もうとして、
からからと乾いた草原に、秋薊が凛と屹立しているイメージで作りました。
広さをどの程度にするか、少し迷って「百畳」をチョイス。
「千畳」では広すぎるような気がして・・・「百畳」なら「ありそう」な気がして。

今回は【人】に亜阿介さま、pironさま、木目さま、紫さま、糖尿猫さま、
【並】に千波矢さま&お母様のお名前とお句を拝見!
皆さまおめでとうございます&素敵なお句を有難うございます!!
「五合目」「踵」「骨壺」「機関車」「煉瓦隧道」「村にひとつの」「ローカル線」などなど、
自分にはなかった様々なイメージが眩しかったですshine

chickこの頃の私

ちょっと話が前後しますが、
「秋薊」は、夏の兼題「月見草」の時の上位入選句から刺激を受けて書いたものです。
【地】メキシコも火星も遠し月見草   亀田荒太さま
【人】見草三十八万粁のそら      糖尿猫さま(「月までの距離、38万キロちょい」とのこと)
これらの句を見て、「私も空間を感じさせる句を」と意気込んで取り組みました。
(【人】句を授けて頂き、有難うございました!)
「啄木鳥」の時は、頭にあるイメージを言葉にすることが出来ず終いだったのですが、
「秋薊」では何とかなってくれました。
そして、皆さまの入選句の中に上達へのヒント(メッセージ)があると、
これはもっと丁寧に読んでいかないと、と改めて強く感じた次第です。

兼題「湿地茸」
【人】杣山の温き一日や湿地茸狩


chickブログプレイバック

今回は、期待値3番手の句が【人】でしたchick
本しめじ採り」の動画の中から拾ってきたものです。
」という言葉が好きで、いつか使ってみたかったので、結果に繋がって嬉しいです!!

ここで気づいたのですが、私の句、季重なりですよね?
「温し」は春の季語shock
『NHK俳句』「葡萄」でも、「昴」を使っていて季重なりになっていたと思うのですが、
選に入れて頂いていました。
ということは、適度な位置づけで気にならなかったということでしょうか。
セーフ判定で良かったのですが、
気づいた時の「!coldsweats02impact」は心臓にとっても悪いので、
今後は投句のさいに、もっと細心の注意を払わないとと肝に銘じた「湿地茸」でした。

chickこの頃の私

夏の兼題「冷麦」で「質感・量感」、「月見草」で「空間」、
秋の兼題「啄木鳥」で「時間」、「胡麻」で「数詞」など、
類想から一歩抜け出す、上位入選の秘訣のようなものを次々感じるようになりました。
「秋薊」は、その法則に従って作ったもので、
自分のイメージした「孤高」の風景を出すために、「空間」「数詞」を意識して。
これで【人】を頂けたので、間違ってなかった!!!と思っています。
『俳句ポスト』を通じて学んだことが、少し活かせるようになってきたかな~と、
ちょっと浮き浮きした気分になった頃です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ここまでのまとめ」、あとは「冬」を残すのみとなりました。
長々と書いてしまって申し訳ないのですが、もうしばらくお付き合い下さいねcoldsweats01

ひらひらと尽きぬお喋り冬日和

今日は、友人shadowと歌い納め。
10時半~13時半までカラオケ、その後はサイゼリヤで暗くなるまでお喋りという、
まったくもっていつものパターンであります。

「『宇宙戦艦ヤマト』って物凄い二物衝撃ですよね!『戦艦ヤマト』に『宇宙』って!happy01
「過去も未来も星座も超えるから~(「時をかける少女」より)って素敵な表現ですよねhappy02

ホント何を喋ってても俳句の話に繋がりますがcoldsweats01
そんなこんなで何時間も話せるというのは本当に幸せです。
そんな友人shadowにクリスマスプレゼントpresent

・季語別星野麥丘人句集

何句かメールで送ったらとても気に入ってくれたので。
自分の分としてまた新たに注文しています。星野麥丘人サイコ~!shine

・東京季語譚訪(椎橋寛)1巻

衒叟さまのブログで紹介してあり、即買いcatfaceshine
「季語」が見える少年と、季節の変わり目に起こる季語同士のバトル、
折々に紹介される名句の数々が非常に面白かったです。

・乙嫁語り(森薫)9巻

個人的手元に置いておきたい漫画ナンバー1。
民族衣装(刺繍)、パンなどの描き込みの見事さはもう、見ているだけで幸せlovely
今回主人公の、感情を素直に出せないぶきっちょパリヤが最高に可愛いです。
Photo

ウマルくん最高heart04パリヤ、きっと幸せになりますね!!!happy02shine

友人shadowがお礼に何か・・・と聞いてくれたので、正木ゆう子句集「静かな水」をリクエスト。
来年が楽しみですlovely

2016年12月23日 (金)

【没】被災者の背中(せな)を包める毛布かな

皆さん、こんにちは。
「没句供養」の時間です。
BGMは「野ばら」でお届けいたします。

「毛布」では、最初「聖域」というイメージから考えていたのですが、
類想の中から抜け出せそうになく、断念。
「ようし、毛布を家の中から連れ出そう♪」というところから
「被災地」「美術館~引っ越し(梱包)」方向で進めていったのですが。

【天】行列の最後も毛布もらえるか   彩お茶子さま

支援物資として「毛布」を送る句、「毛布」が何百枚届いた句、配る句、
その「毛布」にうずくまる句、さまざまな場面を切り取った句も届きましたが、
掲出句の切実さに胸を突かれます。(選評より抜粋)


・・・参りました。
翻って、私の句のなんと「上っ面」なことよ!shock
文字数を整えただけで、心が現地まで行っていない、そう思いました。
滝に、滝に打たれてくるcrying

それから、【地】の句に、まさに自分が描けなかった十七音を発見!!

【地】いつのまに爪は毛布と睦みあふ    Y音絵さま

私、就職で大阪に出て来るまで、実家にいる間中は毛布が手離せなくてですね。
いつのまにか出来る毛玉を撫でながら、その感触から溢れ出す多幸感に囚われ、
(すみません、何言ってるか分からないですねcoldsweats01
毛布はまるで麻薬のように、私を夢中にさせたのです。
嗚呼・・・詠む人が詠めば、こんなに美しい表現になるのか!
あ、ちなみに、私の毛布癖は、実家を出るとともに綺麗さっぱり消えました。
あんなに執着していたのに、不思議なものですthinksweat02

そして・・・

【地】薔薇の毛布や佳き死へと転院す    土井探花さま

この句を読んだ時、私は泣けて仕方なかったです。
数ヶ月前から、お義母さんが今いるケアセンターの方から、
終身入居の可能なところへの転院を勧められていて、
(元気で転院に堪えられる体力のあるうちにということで)
この句の下十音が胸に何かを告げたのです。
ご本人が、死生観と向き合っていなければ生まれない句だと思いました。

「毛布」はそんな決意を優しく包む薔薇色、薔薇の模様なのでしょう。(選評より)

「薔薇の毛布」を配して下さった土井探花さま・・・有難うございます!


今回も、深く深く、心に残る金曜日でした。
最後になりましたが、金曜掲載の皆さま、おめでとうございます!!!







◆『NHK俳句』テキストより

「上手な表現よりも、『なんだかこれ下手みたい』って思わせるくらい
あっさりしている方が、俳句としてはいいのね」
                      『NHK俳句』テキスト1月号「たのしく気負わず俳句入門(辻桃子)」より。





2016年12月22日 (木)

【人】毛布積み四輪駆動車発進す

ひゃっほ~~~~いup糖尿猫さま~~~~~、やりましたよ!shinehappy02shine
糖尿猫さまの「蘆刈」地選句、「野火止の狭き水路の蘆を刈る」を読んで心を揺さぶられ、
「そうだ毛布に冒険させてみよう」と思い立って書いた句です。
しかも期待値一番の句でもありました!!
糖尿猫さま、【人】句を授けて下さって有難うございます~~~~!!!

原句:毛布地図積んで走るランドクルーザー(「地図」要らんなsweat01
pencil毛布積みランドクルーザー走り出す(あっ中八だなっsweat01
pencil毛布積み四輪駆動車の走る(なんか勢いが足らんなsweat01
pencil毛布積み四輪駆動車発進す(決定flair

「しりんくどうしゃ」って読んだら中七かなって思ったんですけど、
やっぱり正確には「よんりんくどうしゃ」ですよね・・・。
締切が過ぎてから、

pencil毛布積み四輪駆動車は北へ

という案が浮かび、「あ”あーーーーーーーーーcrying」と思ったので、
この悔しさを『NHK俳句』兼題「寒昴」にブツけておりますcoldsweats01

そして今回は、【並】にも一句拾って頂いていました。

【並】留守番の少女くるまる羊毛布

これは、もともと「菜種梅雨」の時にいわさきちひろの絵本「雨の日のおるすばん」から
十二音を思いついていたもの。当時も、どうも季語がしっくり嵌らない感じがして、
「投句はしない」として日記タイトルに使っていたのですが、ここで報われてくれましたheart04
ただ、子供が毛布にくるまっているというシーンはあまりにも多そうだし、
「毛布」での6句中、期待値は最後にしていたんだけど・・・
もしかして「羊」の文字が効いたのかな?aries

いやーそれにしても嬉しかったです。
そうか、【人】×2句を目指す前に、【人】&【並】っていうステップもあったんだflair
6句中2句が選んでもらえたってことは、だいぶ粒が揃ってきたってことだと思うので、
今後は「2句入選」を目指して頑張ることにしますshineshineshine

ちなみに、次の「熊」では7句送っていて、期待値一番はキーワード「山」の句。
「羆」「薬」「鈴」も何とかなってくれたら嬉しいなと思っております。
そうそううまくはいかないでしょうが、目標があった方が頑張れますからねhappy02

そして、今回も交流のある皆さまのお名前&お句を拝見させて頂いて、
もうハートがキラキラしっぱなしshineheart04shine

【人】ちゃうりんさま(×2)、すな恵さま(×3)、糖尿猫さま(×2)、比々きさま(×2)、
dolceさま、かをりさま、かま猫さま、さとう菓子さま、さるぼぼさま、すえよしさま、
どかていさま、トポルさま、はずきめいこさま、ラーラさま、亜阿介さま、小市さま、
立川六珈さま、凡鑽さま、衒叟さま

【並】まゆ熊さま、遠音さま、紫さま、千波矢さま、赤い彗星の捨楽さま

皆さま、掲載おめでとうございます!!
(「ハイポ掲示板」や『象さん句会』で知ってる方のお名前も挙げましたが、
見落としがあったらすみません!!!)

衒叟さま、『俳句ポスト』参戦久しぶりですね!!お帰りなさい!!!happy01
見当たらないお名前は、金曜日に載っている予感・・・わくわくっup

おっと、ひとつひとつ見ていたら、【人】の中に櫂未知子作品と同一句を発見eyesweat01
一応「おたより」の中で報告してみようと思います。

さー明日は怒涛の金曜日です。
超楽しみっ!!!

【佳】帯留めの孔雀緑や帰り花(追記あり)

先日、千波矢さまより教えて頂いて、発売日を待ち焦がれておりましたhappy02
載ってたのは・・・おーーーっとまたまた堀本裕樹先生だーーーっhappy02
当時すっかり「日本の伝統色」に嵌ってまして、
毎日のように眺めてはぽや~~~~んshineとしていたんですよね。
兼題「帰り花」の時に、ぽつぽつと何句か考えていたんですけれども、
この句が書けた時に手応えを感じ、他のものは全部捨てました。
『NHK俳句』で初めての1句のみの投句でしたので、佳作掲載、本当に嬉しいです。
他にも、皆さまのお名前発見でテンションアゲアゲupup

正木ゆう子選:土井探花さま、凡鑽さま、
夏井いつき選:すな恵さま、砂山恵子さま
小島健選:佐東亜阿介さま、根本博子さま、砂山恵子さま
ラジオ・西村和子選:砂山恵子さま

皆さま、おめでとうございます!!!
(見落としがあったらすみません!)

↓見落としすみませんでしたwobblysweat01
砂山恵子さまは何とトリプル掲載!!
凄すぎます、おめでとうございます!!!

【次回兼題】

正木ゆう子「野焼」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・締切12月25日
堀本裕樹「薄氷(うすらい)」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・締切12月25日
夏井いつき「草の芽」または「ものの芽」・・・・・・・・・・・・締切1月10日
小島健「梅の花」「笑いを詠もう」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・締切1月10日

「野焼」と「薄氷」は締切まであと少し!
また頑張りたいと思いますshineconfidentshine

追記
投句する時にうっかり「帯留め」で送信してしまったんですが、
本当なら「帯留」ですよねsweat01
   帯留の孔雀緑や帰り花
うん、スッキリするshine今後はこういうところもしっかり気をつけたいと思いますbearingsweat01

2016年12月21日 (水)

◆12月25日締切の兼題:「野焼」「薄氷」

正木ゆう子週「野焼」草焼く、山焼く、野火、山火

『NHK俳句』テキスト1月号より抜粋

早春の穏やかな日に、野や山の枯れ草を焼くのは、
害虫を駆除し、土地を肥やし、新しい芽吹きを促すため。
畑や畦や芝なども同様の理由で焼きますので、それらを詠んでもいいでしょう。

◆例句

野を焼けば焔一枚立ちすすむ    山口青邨
走る野火とどまる野火や阿蘇の牧 有働木母子
野火山火棺に古きものはなし    神尾久美子

chickオオ!神尾久美子と言えば、先日土井探花さまがブログ「回転スキップ」で
「雪催ひ琴になる木となれぬ木と」の鑑賞文をUPされたところ。
私は『NHK俳句』テキスト12月号で初めて読んで、
美しい調べと生きていくことの切なさに打たれ、しみじみとこの名句を心に刻みました。
「野火山火」も凄いですね。
活性化・命を感じさせる季語に対していきなりぶつけてくる「棺」の文字。
正反対のものに思えて、棺はそもそも使い回すものではありませんから、
同じ場所での焼畑栽培は1回限りという野焼と、実は似た質感を持った言葉なのですね。

堀本裕樹週「薄氷(うすらい/うすごおり)」

『NHK俳句』テキスト1月号より抜粋

春先になって寒さがぶり返し、うすうすと張る氷のことを薄氷といいます。
また、溶け残った薄い氷のことも指します。
はかなく消えやすい薄氷の本意や情感を、一句の中でどのように響かせるかがポイント。

◆例句

薄氷に鯉の錦の滲みゐる    白岩三郎
薄氷そつくり持つて行く子かな 千葉皓史

chickああ、なんだか緊張してしまう堀本裕樹週です。
「春灯」「薫風」「夏帽子」「新涼」「葡萄」「帰り花」と採って頂いて夢のようなんですが、
実は本当に全部夢で、今にも目が覚めてボロクソに叩かれているんじゃないかという、
今まさに「薄氷」を踏んで歩いているかのような心もとない気持ちでありますbearingsweat02
この気持ちが句になってくれるかも知れないという期待を持って、
今しばらく震えておこうと思います。

・・・んっ?締切はクリスマスですって?

クリスマスと言えばコチラも締切でしたね!
23日(金)24日(土)が休み(まったくもって予定ナシcoldsweats02impact)だから、
思い切りゆっくり考えます~~~~~crying

2016年12月20日 (火)

【名】鳥の巣に鳥が入つてゆくところ/波多野爽波

季語:鳥の巣(三春)

先に書いた芝不器男の「寒鴉」の句とは、また別な意味で虚を衝く一句です。
「えっ?coldsweats01
と、この句を初めて目にした方の多くが思うのではないでしょうか。
そして、「鳥の巣に鳥が・・・」と記憶をまさぐり、あるいは脳内で描き出し、
尾っぽ(お尻)をふりふり巣に入ってゆく小鳥の可愛らしさに笑顔を浮かべるでしょう。
その巣は、読者によっては、小鳥自身が木の枝に拵えたものだったり、
丸い穴の開いた三角屋根の巣箱だったり、藁編みの壺巣だったりするでしょうし、
この句を知ったら、他の誰かに話を振って、
お互いにイメージを語り合って一緒に笑いたくなるような、
そんな明るさのある楽しい句だと思います。
以来ことあるごとに「何々が何かしようとするところ」と心の中でついつい詠んでしまい、
絶大な波及効果に気づいて、ひそかな戦慄を覚えることもあるかと思われます。
俳句の、ひとつの決め台詞を生み出したといっても過言ではないかも知れません。
(不勉強で、他にもっと古くからあったらすみませんsweat01
「それなら自分にも詠めるかも」と思えるような敷居の低さと、
「自分にはこんな句詠めないよ」と思わせる特異な着眼点。
そこには、感じて欲しい何かを漂わせる部分が一切ありません。
まさに「それだけ」をポンと記して寄越した純粋な「写生」の句です。
ただ、鳥の巣に鳥が入っていく、ただそれだけ。
増殖する俳句歳時記』に、こう書かれています。
通常ならば、「鳥の巣に鳥が入つてゆきにけり」としてしまいがち。
しかし、それでは、単なる事実の報告になってしまって、面白味がなくなってしまう。
下五「ゆくところ」の「ところ」という把握と描写に、的確な写生の醍醐味を感じる。
         『鋪道の花』(昭和31年)所収。(中岡毅雄)



「写生」の中に「情緒」を、という「花鳥諷詠」を説いた高浜虚子の門下生でありながら、
「情緒」をどっかに置いてきて、徹底的に「そのことだけ」を詠んだ俳人。

しかし虚子先生は言っておられます。
「どのような俳句がよい俳句か、といえば、それは(中略)渇望に堪えない句は、
単純なる事棒の如き句、重々しき事石の如き句、無味なること水の如き句、
ボーっとした句、ヌーっとした句、ふぬけた句、まぬけた句等」
・・・これ、まさに波多野爽波や高野素十のことではないかしらん、と思う次第。
高野素十の外連味のない詠みっぷりは見事で、大いに憧れるところですし、
波多野爽波も、本当に面白い句を詠む人で、原型力のある句が多い、と感じます。

西日さしそこ動かせぬものばかり
秋の夜の時計に時計合せ寝る
はじめより水澄んでゐし葬りかな
大根の花まで飛んでありし下駄
蓑虫にうすうす目鼻ありにけり
チューリップ花びら外れかけてをり
炬燵出て歩いてゆけば嵐山

一度読んだが最後、「その句が」という以上に「その詠みっぷり」が心に残り、
同じような物言いの句が、いつのまにか自分からも出て来る。
「こんなふうに詠んでもいいんだ」と、表現の幅を広げてくれる・・・。
そういえば、私が今年の秋日記タイトルに書いた「台風の前日をただ遊びけり」は、

春宵を番台にただ坐りをり  

が原型だったのかも知れません。嗚呼、素晴らしきかな波多野爽波wave
そうそう!先日読んだ「ねこのほそみち」最後の一句が波多野爽波でした。

冬空や猫塀づたひどこへもゆける

それまでいろんな猫の句、いろんなシーンが展開された後で、最後の一句にこれ。
ぱあっと目の前が開けていくようで・・・
堀本裕樹先生の抜群の編集能力にも心震えますshinelovelyshine

俳句も、きっとどこにだってゆける。
無限に広がる俳句の世界に「私も入ってゆくところ」なのです。

◆ここまでのまとめ(夏編)

ここまでのまとめ(春編)」からの続きです。
「海胆」で【人】を頂いてから、掲示板にも人が増えて来ました。
素晴らしきかな【人】効果shine
そして、亜阿介さまの呼びかけで始まった「チーム天地夢遥」(理念はこんな感じ)、
「鮓」から活動開始となりましたnotes

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

兼題「鮓」
【並】馴初めの三代三様鮓を圧す


chickブログプレイバック
日常の中で伝統が受け継がれていく様を描きたかったのですが、力不足でしたbearingsweat01
【人】子が産まれ子の子が産まれ鮓熟れる クズウジュンイチさま
あー、こういう描き方があったのだなぁbearingsweat01格の違いを痛感ーーーsweat02

【没】子の帰る日までそのまま鮓の石
【人】箱鮓や子の帰国日に丸印   勿忘草さま
私の描きたかった情景が、勿忘草さまの中七下五にありました。
「そう!それ!!!coldsweats02impact」って思いましたよ・・・ううう

chickこの頃の私
けんGさまに言われて初めて、【並】選句の中八に気づくというsadsweat01
ブログのタイトルに使ったものも、振り返ると中八の句が半分くらいあったりして、
マジでそんなに違和感を感じていなかったことにショックを受けました。
それ以来だいぶ気をつけているつもりなんだけど、まだまだ注意が足りませんsweat02

兼題「蜜柑の花」
【並】手作りのメダル貰ふ日花蜜柑
【並】花嫁の涙束ねて花蜜柑


chickブログプレイバック
【天】蜜柑の花散つて熊楠まつぱだか  博士
いやもう、これはもう、脱帽でしたshinebearingshine
1867年5月18日生まれ、18言語を解したという南方熊楠を詠んだ句が、
18音になっている(けれども読んだ時に不自然なリズムではない)のが、またニクいbearingshine
高校生の時に大友克洋の『童夢』を読んで漫画家をあきらめた時と同じような感覚です。
「世の中には、こんな素晴らしい作品を生み出す人がいるんだから、
私はもう読むだけでいいや」
そんな思いがよぎります。

chickこの頃の私
【天】の句に打ちのめされてどん底気分だったのが、【並】×2句で急浮上up
もはやルンルンでありますcoldsweats01げんきーーーんsweat01
掲示板に、ブログ記事からヒントを貰ったと書いて頂いて、俄然ヤル気がUPしましたね!
有難うございます、さるぼぼさま!!本当に嬉しかったですlovely

兼題「蜻蛉生る」
【並】蜻蛉生る朝靄通り二番池


chickブログプレイバック
今回は過去最多の10句送った訳ですが、この句の期待値は5番目でした。
その上に
【没】蜻蛉生る名もなき池のそこかしこ
を持って来ており、
自分としては「現実にある池」の方が「架空の池」よりいいかなと思ってたんですが、
もしかすると、「架空の池」の方が、蜻蛉の生まれる神秘性に近かったのかも?
「美しい池」っていうイメージがありますものね。
ふと気づけば私の句は、メルヘンよりな方が評価されているようにも感じますし、
もしかすると、これが私の「持ち味」となっていくのかも知れません。
ちなみに、期待値が「朝靄通り」以下だった5句は、
「銀」との取り合わせの句いろいろでした。

「蜻蛉」で10句作って感じたことは、
「コレだっ!!!」という強い手応えがないからいろいろ作ってしまう?ということでした。
描きたい景がはっきり定まっていれば、その景を詠むために四苦八苦していれば、
そんなにあれこれ手を広げる余裕もないのかも。
まずは、「この兼題では、こういうことを詠みたい!」と方向を定めることが大事!

chickこの頃の私
「銀」との取り合わせで5句くらい作って、過去最多の10句を送りました。
が、凡庸な句しか詠めず全滅。
【並】や【人】の「銀」の句との違いは歴然でしたshock
他の色との組み合わせによる美しい句が、たくさん入選しており、
そこから見えて来る美しい景にうっとりshine
そして、この時から、投句したものに期待値をつけていき、
自選力UPのための取り組みを初めています。
今まで「コレ」と思った句が選ばれたためしがないのでsweat01
自分の期待していた句がどんなだったか、
選ばれた句はどんな句なのか、しっかり意識していこうというものです。
また、亜阿介さまからの書き込みで、「通り」が動詞にも思えると気づき
pencil蜻蛉生る朝靄通二番池
より住所らしい表記に推敲しています。


兼題「ごきぶり」
【並】水切りの石より疾し御器齧り


chickブログプレイバック
今回は、難敵「ごきぶり」を前に、3句捻りだすのが精一杯だったので、
参加以来初の「全没」も覚悟していましたが・・・
良かったーーーーhappy02up
ごきぶりの素早さをどう表現しようと考えて「水切りの石」を思いつきました。
「水切り」の爽快感が、ごきぶりに対する嫌悪感を少しでも和らげてくれますように・・・。

chickこの頃の私
pencil御器齧り水切り石より疾しこと
pencil御器齧り水切り石の疾さかな
推敲案を出してみるも、「極力中八は避けた方が・・・」とまたしてもご指摘coldsweats02impact
アカンやーん、まるで気づいてないやーーーーんsweat01sweat01sweat01
それから掲示板で「鑑賞は楽しい!!」っていう話を亜阿介さまと交わしています。
恐れずにガンガン書くべし!と。
名句鑑賞はブログを始めた当初からちょこちょこ進めていたけど、
書いても書いても言い足りてない気しかしなくて、全然完成させられなくて・・・
やっとUPを始められたのがつい最近からですよねcoldsweats01
比々きさま、強力な後押しを下さって有難うございますーーー!


兼題「冷やし麦」
【人】糸のよな雨降り出して冷やし麦


chickブログプレイバック
「雨」の句は、今回10句投句したうちの期待順ちょうど真ん中の5番目でした。
ホワっと出て来た時は、あんまりにも凡庸すぎるし捨てようと思ったんです。
でも、「馬鈴薯植う」の時も、捨てようと思った句の方が【並】に載ったので、
自選は信用ならんということで・・・ウウウ、送ってて良かったshinecryingshine
まずは何より、「シンプルに!」「そのまんま!」なのは大事かも知れない。
このことは、しっかり心に留めておこうと思います。

chickこの頃の私
もう今日が締切?というくらいの差し迫った時だったです。
帰宅途中に、ポツっと雨が降り出して、「わっ雨wobblysweat01」と思った途端に、
この句も降ってきてくれました。
まさか【人】になるような句とは全然思ってなかったので、本当にビックリ。
本当に思いついただけで凡庸な句だと思ったのですが、
期待値を5番目にしていたのは、「馬鈴薯」の時の「ほくほく」と同じように、
「冷麦」と「糸のような雨」はとてもすんなり繋がっていると感じたからでした。
選に入るってことは、「これでいいんだよ」というメッセージのはず。
この句が【人】に選ばれたということは、何かとっても大事な意味があると思いました。
それで、「質感・量感」ということに初めて気づいたのです。
取り合わせのさいに、季語と取り合わせるものとに共通する質感・量感があること。
これは大事なことのひとつなのではないかと感じ、今も気をつけている部分です。
それにしても、「@チーム天地夢遥」をつけた途端の【人】!神通力を感じましたeyeshine


兼題:月見草
【人】廃村にありしか月見草口伝


chickブログプレイバック
故郷の過疎化が進んで、ついに市に合併されて「村」の名前がなくなってしまった時、
故郷そのものが失われた気がしてとても寂しく思った気持ちが生々しく現れて・・・
胸の内からほろりと零れてきた「廃村」という言葉が、
ちょうど締切間近の兼題だった「月見草」と繋がって句になったのです。

千波矢さまみたいに、厳選の1~2句でスパっと選に載るのが理想ですが、
今の私だと10句前後から4~6句に絞る・・・くらいでしょうか。
作句力も高める、自選力も磨く・・・・・・・・・ううぅ、道は遠いcrying


chickこの頃の私
掲示板に来て下さる方々のおかげで俄然パワーアップup
「月見草」では過去最多の12句を投句しています。
その中で、「月見草が描けている(と思える)句」の中から、期待値2番手の句が【人】。
「廃村」と、もはや野生では絶滅したという月見草、「質感が合ってた」ということですね。
そして、ここでも掲示板で、
とりあえず私の目標としては、【人】への入選率を高めること・・・。
まずはちゃんと季語の本質を捉えることを目指します!!

と書いています。
【人】の先に【天】【地】がある!
そう信じて、まずは【人】に採ってもらえるような句を目指して頑張る!!!
話はそれからだup

兼題:「五月雨」
【火】五月雨て「初恋」聴いてゐる窓辺
【人】五月雨に少し膨れる漢字辞書

chickブログプレイバック
季語を体感しようと濡れて帰ったのがアダになり、風邪引いちゃってヤバかったんですが、
何とか締切当日になって「もう一頑張り!」。その、最後の一句が【人】にcoldsweats02shine
最後まで粘って良かったです・・・shinebearingshine

chickこの頃の私
「チーム天地夢遙」を名乗り始めてから、3連続【人】選happy02shine
これも、「さみだれ」という優しく美しい日本語から、やわらかなイメージがあったのに、
「思いの外強い雨だった」という実感が、「漢字辞書」に投影されたと思います。
漢字辞書をめくった時の、漢字が雨粒のように降り注いでくる感じ・・・。
画数が多いと、余計に「強い雨」みたいですよねconfident
「少し膨れる」は、湿気で物理的に膨らむように思ってもらってもいいし、
「他の本ばっかり読んで、アタシはー?poutsweat02」的な「ふくれる」と思ってもらってもいいと、
『俳句ポスト』に出した句の中では、初めて句意を読者に任せたものでもありました。
以前は、自分がイメージした通りに読んでもらえないと、力不足を嘆くばかりでしたが、
別の角度からの解釈がとても新鮮で面白く、自分の刺激にもなると気づいたのです。
糖尿猫さま、亜阿介さまからの選評、めちゃくちゃ嬉しかったですlovely
この頃から、私自身の句の作り方が少し変わってきたようにも思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今書き出してみてハッキリ分かりましたが、間違いなくここが一番変化があったところ。
たくさんの方との交流から、多くの気づきを与えて頂きました。
「月見草」の時の【人】句を得るきっかけを下さった悠さまとは、
私が至らなかったせいもあり、今はまったく交流がなくなってしまっていますが、
短期間のうちに非常に多くのことを教えて頂きました。
「ハッキリ」「スッキリ」「ドッキリ」、そんな俳句を書いていけたらいいなと思っています。
今はもう、ブログを覗きに来てもおられません。
ですので、私も悠さまの名前を出すのはこれが最後です。

さて、気を取り直して、「まとめ(秋)」へ向かいますーーーーー。

2016年12月19日 (月)

◆1月11日締切の兼題:「山焼」

◆季語解説

『俳句ポスト』
枯木・枯草を焼いた灰を肥料として牛馬の飼料となる青草を生やしたり、
害虫を駆除したりするために、早春の晴天無風の日に、野山の枯れた草木を焼き払う。

◆例句(「増殖する俳句歳時記」「575筆まか勢」「俳誌のsalon」より抜粋)

にこにこと「焼き甲斐のある山」といふ    櫂未知子
山焼きし山に円盤投げにけり         岡井省二
山焼の火の遠きほどかなしきよ       鈴木真砂女
早起きをして山焼の板木役          高野素十
麗火よと遠山に見る山火かな         高屋窓秋

◆参考記事

・はさみ山わらび園「山焼~開園
・「岩湧山の山焼」画像動画
・「岩湧山の山焼」ブログ「山歩日記」より
・「山焼の準備」ブログ「アウトドアライフ」より
・「岩湧山の山焼」ブログ「奥河内だより」より
・「金剛山
・「火の神様
・「山焼(焼畑づくり)→赤かぶ漬け
・新潟県山北町商工会のHPより「灰の文化」「山焼ドキュメント」「山焼」「灰の産物
しな布
・けんGさまブログ「八間四方」より(有難うございます!)
Photo_2



山を焼くことで、さまざまなものが生まれていく。
また、農作物のためだけでなく、「狩り」のためでもあったりしたのですね・・・!
動画の中では「消防隊の皆さん!安心して下さい、今日は火をつける日です」といった
開始前の挨拶が印象に残っています。

◆季語成分

・視覚chickchickchickchickchickぶっちぎりで印象大きいでしょう。
・聴覚chickchickchickバチバチ、ゴォオオ・・・波のような雨のような音がするのかしらsweat01
・味覚chick焦げ/焦がし系連想、「山で食べる食事は3割増し美味しい件」「山めしまとめ
・触覚chickchick熱いから触れない、近づけない、でも熱気は感じる?遠くから手を伸ばす?
・嗅覚chickchickchickchick煙の匂い、枯草の焼ける匂い
・連想力chickchickchick「中華飯店」「天城越え(♪山が~燃えるぅ~)」「サラマンダー
          「猟犬」「備前焼」「灰釉」「富貴鶏(乞食鶏)」「早春賦」「撮影」

今回は、年末年始を挟む分、締切が先ですね。
ゆっくり考えよう~~~snail

今のところ8句・・・ですが、今回も30句目標に書いていきます!!

2016年12月18日 (日)

◆6thシーズン最終週の結果ですーーー

『象さん句会』6thシーズン最終週の結果発表です!
今回は、5句中4句に選を頂き、なんとなんと、特選4つ頂けました!!
チョ~~~~~嬉しい!!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

************* (8点)
◎拍子木の音がするたびに星がひとつ生まれるのかもしれません。
 寒柝と冴え渡る空の星とがたがいを引き立てあっているように思えました。
○星生む仕事に詩がある
◎かーんかーんと夜空に響く声と音は、きっと空まで聞こえている。
 それが星を生み出しているなんて、素敵。寒さも報われるようじゃないですか。
 こうして、冬の夜空に星が増えていくのかもしれませんよね。

happy02うわあああ嬉しい!!特選×2&並選で、今シーズンの最高点になりました!
これは、『星野立子新人賞』応募の最後をこれで締めようと思っていたもの。
最終的には、その後に新年の句を少し足しています。
年末の「火の用心」の夜回りを聞いて書いた句ですが、
推敲してるうちに年が明けてしまったので句会には出せていませんでしたcoldsweats01
しかーーーし、それが「未発表句」ということで応募に使えたのでラッキーです!!
本当に良かった・・・shine
ちなみに原句は「寒柝や月ぱつきりと割るるごと」でした。
「暗殺教室」読んでいたので、「月を破壊」というイメージがあったのかも。
途中で「寒柝や星は流るるまた生まる」を挟み、
最終的に「月を割る」とはまったく真逆の展開になっていったのが面白かったです。
何か、私の推敲って、不思議と正反対のところに落ち着くことが多い気がするcoldsweats01

************* (1点)
●暖かなショッピングモールの家族相手のイベントでしょうか?
 そんな場面をみかけますが、
 個人的には寒夜の石段に座る似顔絵描きのおじさんであってほしいです。
 上野の西郷さんの下の石段に、いつも何人かの似顔絵描きやさんが
 昔と変わらず座っています。寒空の下だから筆が冴える…ですね。

confident予選有難うございます!素敵な選評を書いてもらってめちゃくちゃ嬉しいです!!!
私も、寒空の下でもいつもと変わらず筆を握っている似顔絵描きを想定しています。
私としては、「筆の冴え」は単純に言葉通りの意味で考えていましたので、
「寒空の下だから筆が冴える」
この言葉で、私の思っていなかった美しい景が立ち上がり、心震えました。
素晴らしい景を本当に有難うございます!!!
この坂を上れば生家あをきの実 (3点)
○何ともここちよいリズム。
●(ノーコメント)

confident並選&予選有難うございます!!
昨年、「山桜桃梅(ゆすらうめ)」で書いていたんですけど、
なんか綺麗すぎて甘すぎる感じで寝かせていたのです。
「日本の歳時記(冬・新年)」で「青木の実」を見つけて、
ペンキの散ってるような葉に、衝突のイメージがあるかも知れないと感じ、
こちらを据えてみることにしました。
選を頂けてとても嬉しいです。
私も、このリズム気に入っていますconfidentshine


殻座ごと溶かれて夫の卵酒 (6点)
◎カラザがまつわるように妻から夫への感情も見えてきて、
 でも、雰囲気は悪くはなくて、すきな句です。
◎殻座を取り除く→「丁寧」のイメージがありますよね。
 「殻座ごと」が栄養面で良いのか、はたまた取り除くのが面倒なので、
 「まっ、いいか…。」なのか。
 差し出す相手が「夫」ということで、何だか想像してクスッと笑えます。

happy02うわあ、特選2つも!有難うございます~~~!めっちゃ嬉しいです!!
『俳句ポスト』の兼題「風邪」の時に思い出した、
「ダンナがホットミルクセーキを作ってくれたこと」からの着想です。
投句の際に調べてみたら、
卵についてる「カラザ」は、【日本語で「殻座」あるいは「殻鎖」と書かれることもあるが、
実際はギリシア語由来の「chalaza」(χάλαζα : 霰の意)の音写であり、
漢字での表記は当て字】、混ぜても溶けないので取り除くことが多いが、
実は最も栄養豊富な部分である、と知り賢さが2つ上がった気がしています。
取る必要がないとなると、作る方には良いことづくめですね!shine
「どっちなんだろ~クスッcatface」として頂いて、作者としては「計画どおりup」(笑)
とっても嬉しい選評を頂き、感謝ですheart04
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

投句の方は、第1週(特選×2)計11点、第2週(特選×3)計22点、
第3週(特選×3)計19点、最終週(特選×4)計18点になりました。
特選の数がだんだん増えているーーーーうおおおおおお嬉しすぎる・・・!cryingshine
高得点を見てみると、

(8点)初猟やガンロッカーの鍵固し/第2週
(8点)*********** /最終週
(7点)小夜時雨詩集に金の栞紐 /第1週
(6点)殻座ごと溶かれて夫の卵酒/最終週
(6点)***************/第3週
(6点)真白なる義母の臍下冬紅葉/第2週

となっていて、単体で10点の壁は超えられていませんが、
毎週二桁点数というのは今回が初めてで、
最初の頃に比べるとだいぶ作句力が上がってきたような気になっていますcoldsweats01

それから嬉しかったのは、この4週で、トータル12個の特選を頂いたのですが、
それが何と、参加10名中の実に8名さまから・・・。
特選を頂くまでは「いつか特選もらえるようにガンバル」と思っていましたし、
一度もらえると「また選んでもらえるようにガンバル」、
「次は○○さんにも採ってもらえるようにガンバル」などと目標(憧れ)は尽きません。
こんなふうに好みのバラバラないろんな方から頂けたということは、
本当に願ってもなかなか叶わない、有難い、嬉しいことです。

香奈さま(×3)、天玲さま、ミルさま(×2)、KIYOAKI FILMさま、小市さま、
睦さま(×2)、さとう菓子さま、久保田牡丹さま、有難うございます!!!


選句の方では、今回「十二月八日」の句があって、
不勉強な私は「何か個人的なお祝いの日かな?」と受け取ってコメントしてしまいました。
歳時記に季語として載っていて、開戦記念日だったので吃驚coldsweats02impact
洋楽ファンの友人shadowに「12月8日って何の日か知ってる?」と尋ねると、
「ジョン・レノンが撃たれた日」と即答の後に、「あっ(俳句的な話だったら開戦記念日」。
ああ、どちらにしても「お祝い」とは真逆な意味の句だったに違いない・・・。
不勉強を恥じるとともに、とんちんかんなコメントをこの場でお詫び致しますbearingsweat02

「成果が出たーupshinehappy02shine」と喜んだり「ごふぉっ、まだまだじゃわっbearingsweat01」と凹んだり、
どちらにしても、今回もたっぷりと勉強させて頂いた『象さん句会』。
最後になりましたが、ご参加の皆さま、素敵な句の数々を有難うございました!!!
毎週毎週、本当に楽しませて頂きましたshineshineshine

2016年12月16日 (金)

◆「百年の旗手」に・・・

先日申し込んだ『百年俳句計画』、本日見本として12月号を送って頂き、
日記に書こうとPCを開けたら・・・

eyeimpact

ええ??ウッソーーー?

「百年の旗手」に応募していたのが、採用されたようで、
「1月から3ヶ月間連載を・・・」
とのメールが入っておりました!
マジでぇーーーーーーーーcoldsweats02sweat01sweat01sweat01

『星野立子新人賞』に応募する50句を揃えるのに四苦八苦していた時でしたが、
「百年の~」の募集(1月に掲載出来る10句)も重なっていたので、
新年の季語で作った句を振り分けて応募していたんですよね。
「モアレ」の句が効いたのかな、アレは自分でも気に入ってたんだheart04
メールを下さったのは、『象さん句会5thシーズン』の世話人でもあったキムさま。
私自身、決して良い成績を残した訳ではなかったんですが、キムさまから
「馬の眸(め)に睫毛の影や菊日和」に特選をつけて頂いたことがあります。
うむむ、やってて良かった『象さん句会』!
ここでの「毎週5句投句×4週!!!」に鍛えられたからこそ、
『星野立子新人賞(50句)』『百年の旗手(10句)』への応募が、
曲がりなりにも出来たんだと思います。

ご紹介下さった亜阿介さまに、今一度感謝を!shinehappy02shine


後は・・・無事連載開始~完了出来るようにガンバリます!!!

2016年12月15日 (木)

◆ここまでのまとめ(春編)

今年の春、衒叟さまのブログで『俳句ポスト』を知って、
「えっ締切ってもう今日!?coldsweats02impact
とびっくりして慌てて投句した「馬鈴薯植う」から早くも10カ月が経とうとしています。
師走を迎えて、「今年のまとめ」的な意味合いも込めて、
これまでに『俳句ポスト』で学んだこと、出来るようになってきたこと、
出来ないままのことなど、つらつらと書き連ねてみようと思います。
書いてるうちに何かが掴めるかも知れない、という期待を込めてbearingsweat01sweat01sweat01

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「馬鈴薯植う」(投句2句中【並】1句)
【並】ほくほくの土よ光よ馬鈴薯植う

flair「気づき」のメモ
・ありふれた言葉ではなく、独特の言い回しが出来ていれば【人】でしたね。
・さすが、【天】【地】の作品にはドラマや含蓄がある・・・!
・思いつきでポンっと投句しないで、
 「これで後悔しない!」と思うまで練り上げる・・・といった作業を課さないとsweat02

wobblyこの時の私
「季語の本質」がどういうことなのか分かってなかった・・・!
【天】一面の焦土女は馬鈴薯植う(中原久遠さま)の句を見て、
「馬鈴薯を植えるということが、どういうことだったのか」が胸に迫り、
大きな感動と衝撃を受けました。
「季語の本質・真意」に迫る努力をしよう、と思いました。

「貝寄風」(6句投句中【並】2句)
【並】貝寄風や陸に上がりし人魚へと
【並】貝寄風や埠頭に鳴らすサキソフォン

flair「気づき」のメモ
素直に、その兼題から浮かぶイメージを大切に。
でも、それと同時に、それでは【並】止まりなんですよねweep
【人】以上を目指すには、もっと洗練された表現とか・・・
意表を突く発想が必要なのかも知れません。
いつき先生に「こんな発想があったか!」と思ってもらうことが出来るよう、
頭をやわらか~~~くしておきたいです。ファイトォーオォー!!happy02

wobblyこの時の私
何句でも投句出来る、ということに甘えて、推敲句が出来るたびに送っちゃいました。
その一連の3句ともに【没】でしたので、今後は無駄に送ることはするまいと決意。
この時の【天】貝寄風と記す龍涎香の欠片(めいおう星さま)を読んで、
「貝寄風」という神事がらみの季語と合わせるべきだった言葉を探す、知る努力が、
自分には全然足りていなかったなと痛感。
「貝寄風」という言葉の持つ質感と、「龍涎香」のそれとの見事なマッチングに驚き、
「貝:龍/寄:涎/風:香」の漢字同士の響き合いにも感動。
(涎は、「垂涎」という言葉がすぐに連想される)

「海胆」(4句投句中【人】1句)
【人】星に地球の話して海胆眠る

chick「工夫」のメモ
原句「海胆眠る星と地球の話して」からの推敲。
「海胆眠る星」までが続いて読めるし、
「と」が「and」か「with」か、これではハッキリ分からないと思って、
語順と助詞を変えて投句したもの。
推敲してから送る!という、「馬鈴薯植う」での反省が活かされましたshine

 
happy01この時の私
「海胆」、食べたことも触ったこともないながら、自分なりに一生懸命取り組んだので、
工夫したところを評価して頂いたようでとても嬉しかったです。
掲示板で、「小さくならないように」といったアドバイスも頂いていたので、
「海底」→「宇宙」と目いっぱい景を広げたことも良かったようで感謝!!
そして、「空間的広がり」が【人】への秘訣ではないかと薄々感じ始めたようです。
また、【天】海胆にまだ流星だった頃の色(酒井おかわりさま)の句とも、
そこはかとなく通じているように感じられて、本当に嬉しかったんですよね~~~。
この時は、初めての【人】で、ひたすら舞い上がってましたねcoldsweats01


「菜種梅雨」(6句投句中【並】2句)
【並】菜種梅雨カーペンターズのかけ流し
【並】菜種梅雨すいきんくつはどこだらう

flair「気づき」のメモ
・こうやって(【人】選の句と)並べてみると、私の句はボヤっとしてるのが分かるな~。
 何処からか聞こえてくる水琴窟の音を辿って、
 フラっと外を歩き始めるところまで詠めたら良かったかも知れない。
・推敲句連打はダメ!
 自分で「最終的にコレ」と思えたものだけ送るようにしないとねsadsweat01

wobblyこの時の私
「菜種梅雨」の投句は、「馬鈴薯植う」の結果が出る前。
この時も推敲句連打をしていて、「やっぱりダメ」でしたcoldsweats01
そして【天】菜種梅雨切り絵の蝶に囲まれて(矢野リンドさま)が、
自分の【没】(読み聞かせ積み木お絵描き菜種梅雨)の最上形だと感じ、
大いに圧倒されました!!!
「梅雨に閉じ込められる」というマイナスイメージを、
「美しいものに囲まれる」というプラスイメージに鮮やかに転換しているところが凄いし、
何と言っても「切り絵の蝶」がお見事!
まさに、雨続きで鬱陶しい気分を「切り絵」一発でスパっと切り開いてくれるようですし、
しかも季重なり回避と、テクニックを存分に見せて頂き、大変な勉強になりました。
下五も「囲まれて」で、今まさにフワフワと身の回りを蝶が舞っているようで、
視線がゆらめく感じがして素敵です。
「囲まれし」「囲まれり」「囲まれぬ」などよりも、「囲まれて」の明るさが良いですねshine
翻って、自分の【没】句は、中身ぎゅうぎゅうに詰めすぎ。
十七音の器にそぐわない、窮屈な句になっていたと思います。
もっとゆったりした調べで、ひとつのことだけを言えればいいなと感じました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

振り返ると、【並】×1句→【並】×2句→【人】×1句→【並】×2句という流れですね。
それで私思ったのよね。
【並】×2句がもらえるようになって【人】に行けたから、
【人】×2句がもらえるようになれば、次は【地】に行けるんじゃないかしらflair
なんてねcoldsweats01

いづれにしても、【天】の句をしっかり勉強したく思っていますので、
皆さまの感想・鑑賞・分析・気づきなどなど、是非お気軽にコメント下さいconfident


次は「まとめ(夏)」shine
チーム天地夢遥の発足です~~~。(続く)

2016年12月14日 (水)

◆「鷹狩」投句しています

ひー、ゆうべのうちに、何とか数だけは30句になりました・・・sweat01
内訳としては、
・「鷹狩や」×10句
・「鷹狩の」×8句
・「鷹匠の」×5句
・「鷹狩す」×2句
・「鷹狩へ」×1句
・「鷹場」×1句
・「鷹狩ぞ」×1句
・「鷹匠は」×1句
・「鷹狩行列」×1句 shineけんGさん有難うございました!

ええと・・・最初に「鷹匠」で何句か書いてしまったので、
「鷹狩」の句を増やそうとしていたら、だんだん増えて来てくれましたcoldsweats01

しかし今回は、推敲句も何句か入っています。
なので、純然たる30句じゃないんですよね~~~・・・。
もしかすると、パターン的には、5~10句のようなものかも知れないsweat01
でも、あとチョットあるから、もう少し増やせるかも知れない。と、期待しておきます!coldsweats01
24時までに、何かが降ってきてくれますように・・・。

とりあえず、一段落として、
この後は『象さん』最後の選句!こっちも今日中だ!ガンバレ私~~~dash

2016年12月13日 (火)

◆多作に挑戦してみます!

さて、『俳句ポスト』初参加以来、ずっと投句数を絞る方向へ考えが向いていた私ですが、
兼題「鷹狩」を機に、逆に多作に挑戦してみることにしました。
きっかけは、多作の亜阿介さまがブログに没句をずらりと並べて下さったことです。
それを見た時、私は何よりも「多作多捨」の第一歩目、
「多作」に愚直に取り組んでいる亜阿介さまを眩しく感じ、圧倒されました。
自分は、ここまでの努力もしていないのに、
数句のみの狭い発想の中で、楽をしている、甘えている・・・。
そんなふうに感じたんです。
もっともっと、何でもいいからもっとどんどん書き続ければ、
私の頭の中からも、眠っている何かが掘り起こされてくれるかも知れないのに・・・。

そんな時に、「ハイポ掲示板」で比々きさまが、
「1日2句ずつ、2週間で30句ほど」
を必ず送っていると書かれていました。
その比々きさまが、兼題「風邪」で【人】×3句。
3句というのは、一人あたり最大の採用数なのだそうです。
同じく【人】×3句の糖尿猫さまも、多作の方。
やはり、「たくさん作れる」ということは実力の証である、と思えました。

今までが、多く作れた時でも10句やそこらなので、
いきなり50句や100句作れるようになるとは流石に思えないのですが、
せめて20句30句は作れるようになりたい。

そして、その中で生まれてくれるかも知れない、思いがけない句に出会ってみたい。
さらに、数十句の中からでも、自選眼を磨きたい。
今は、多少なりとも手応えを感じる句が書けると、そこでやめちゃうところがあって、
楽な自選しかしてなかったように思うんです。
自分でお気に入りと思える句が複数書けた時でも、ちゃんと順番がつけられれば、
その時こそ「自選眼が出来て来た」と言えるのではないかと・・・。

最終的な目標は、ビシっと決まった2句の投句で全入選scissorsですので、
それに向かって、ガンガン俳句脳を鍛えたい!というところです。
暑っ苦しくてすみません、根が体育会系なものでcoldsweats01

お詫びと言ってはナンですが、可愛い「鷹と埴輪」の画像をリンクしておきます。

埴輪鷹の匠

癒される~~~lovely
さー、締切までにあと10句書くゾup

2016年12月11日 (日)

◆自在鉤

囲炉裏と言えば、自在鉤
自在鉤とは・・・囲炉裏や竈(かまど)の上につるし、それにかけた鍋、釜、鉄びんなどの高さを自由に上げ下げできるようにした鉤。(国語辞典より)
「鷹狩」との取り合わせに使えないかと思い、このタイミングで記事UPします。

◆「工房大二郎」・・・横木の魚がカッチョいい!「弁慶」50万円・・・だと?coldsweats02
◆「囲炉裏本舗」・・・「火鉢」や「鉄瓶」の記事にも心惹かれますlovely

◆例句

六月やぽつねんとして自在鉤      河久保喜秋
夏風邪やかぐろきまでに自在鉤     鷹羽狩行
自在鉤に吊る蚋いぶし岩魚小屋     岸原枯泉
炉開きや鯉まろまろと自在鉤       八染藍子
自在鉤しんしんしんしんしんしん雪   星野昌彦
自在鉤つややかなりし事はじめ     平川 苞


意外と例句見つかりませんでしたeyesweat01
冬のイメージが強いですが、季節に囚われず積極的に使ってみたい言葉ですup

◆6thシーズン第3週の結果です

うおおおおおっup
今週も、実に嬉しい結果が待っていました・・・!
5句中全部に点が頂けて、『星野立子新人賞』の応募に使った作には全部◎が!happy02
ということは、今回は今のところ毎週◎を頂けているので、最終週も頑張らねば!

山茶花を挿して小瓶は花器となり (1点)
●何気ない物に、光が当たる感じが好きです。

confident有難うございます!
原句「木犀の一枝は母の鏡台へ」から推敲していくうちにこうなりましたcoldsweats01
コメントの優しさに感激・・・!


************** (3点)
◎山眠るという季語が生き生きしている。シーツの面白さ。

confident和色大辞典」から「空五倍色(うつぶしいろ)」を選びました。
◎頂けてとっても嬉しいです!!!有難うございます!!!


************** (5点)
◎暖かい冬のひと日を絵に描いたよう。
○白鳥とクレープ、不思議な取り合わせですが、
 白鳥を眺める暖かな冬の日が見えてくるようでした。
 ただ、かふかふという擬音の意図するものがわかりにくいように思えて、
 そこが残念でした。

confident「星野立子新人賞」応募50句のうち、一発目に持ってきた句です。
複数の方から好評頂いてホっとしています、本当に有難うございます!
「かふかふ」は、白鳥の鳴き声と「買う買う」をかけたつもりでしたが、
音感から、明るいイメージだけでも伝わっていれば幸いですhappy01

膝掛の隙間を埋めに来たる猫 (4点)
●まったり暖かですね。隙間を埋めになんて、なんて優しい子(猫)でしょう。
  猫大好きなので…。うちの猫は、大きいので重いです。
○隙間に猫が来るというのが、新鮮に思えた。猫の姿が面白い。
●膝にのぼってくる猫の姿が目にうかびます。猫の体温の暖かさも感じられます。

confidentちょうど猫好きでジブリ好きのお友達catのお誕生日に、
「魔女の宅急便」のジジのハーフケットをプレゼントしたところで、
彼女のお家での情景を想像した時にポロっと出て来てくれたもの。
彼女からも、「こういうの欲しかったのup」というメールが来て私の心もほっかほかspa

************** (6点)
●火にかけて、ぐつぐつしている様子がリアルに感じました。「ワルツ」が楽しいですね。
◎句がシンプルで美しく、和洋の取り合わせが新鮮だと感じた。
○シンプルなんですが、そうか、あのゆらゆらにもリズムがあったのか、
 と楽しい気持ちになりました。ワルツというのが余計おいしそうにしています。

confident有難うございます!!
以前『現俳協ネット句会』に出した「ゑのころの蜂蜜色となりゆけり」が、
自分でかなり気に入ったので、同じようにシンプルな詠みを目指しました。
こういう句をこれからも書けるようになっていきたいと思っています。
いつも『湯豆腐句会』で美味しそうな句をたくさん見ているので、
私も美味しそうな句を書いてみたかったんです。点頂けてとっても嬉しいですhappy02shine



そしてそして今回は、第3週目にしてようやく!
天玲さまとミルさまからも点が頂けてほんっと~~~upupupに嬉しいです。
これで、「参加者全員から点を入れて頂く」という目標はクリア出来ました。
そして、「投句した5句全部に点を入れて頂く」もクリアnotes
次は・・・
「毎週◎GETだぜ!happy02」とか「一句に全員から点をもらう」とか目指したいよね
最終週なので、とにかく「無事完走すること!!!」これに尽きますthinkshine

あと1週、皆さまどうぞよろしくお願い致します!!!

2016年12月10日 (土)

【名】寒鴉己が影の上におりたちぬ/芝不器男

かんがらす/しがかげのへにおりたちぬ


虚を衝く句です。
言われてみればそうなのだけど、
そんなふうに感じたこと無かった!とハっとしたのです。
まるで、自分の影を目指して着地するかのようで、
影と実体がお互いに引き合って、ついにピタリと重なるようで、
なにかイリュージョンを見ているような、不思議な気にさえなってきます。
芝不器男の句には、こういう、
句に切り取られた一瞬の前後数秒を鮮やかに想起させる力があります。
動画のような句なんです。

人入って門残りたる暮春かな
白藤や揺りやみしかばうすみどり
麦車馬におくれて動き出づ

などもそうですね。
動いていたものが止まる、止まっていたものが動き出す、動くもの、止まったままのもの。
そういう、誰もが目にしているはずの光景、
当たり前の光景が、実は不思議と驚きに満ちている。
それらを見過ごさずに詩を感じる感性が、何よりも素晴らしいと感じます。

そして、その心に浮かんだ詩篇を、とことん磨き上げる姿勢が凄いです。
「暮春」の句は実に40句以上もの推敲の後に得られたそうなのです。
「寒鴉」も、最終稿を得るまでに、何句もの推敲があったのでしょう。

「寒鴉おのれの影の上に降り」
私が同じ内容を五七五にするとこんなにグダグダにしかなりませんcrying
中七の処理が、下五を決めるのですが、私には中七を「しがかげのへに」と詠めません。
「おのれのかげのうえに」という十音を七音にまとめるにあたって、芝不器男は
ちょっと特殊な読み方(「巳」ならば音読み「シ」がありますが、「己」は「キ、コ」)をさせ、
それも鴉の持つ一種独特の高貴さ・一筋縄でいかなさを感じさせている気がします。
「おりたちぬ」という響きによって立ち上がって来る鴉の姿は、
「寒鴉」ゆえの研ぎ澄まされたフォルムであると確信出来る、美しい流線形です。
寒い時だから、現実には少し羽毛が立っているかも知れませんが、
厳しい季節を生き抜く鋭い眼差し、減量中のボクサーのようなイメージがあるのです。

この句を知ったのは、昨年の冬のことですが、
以来私は地面に鴉の姿を見る度に、この句を思い出すのです。
私に俳句を手ほどきしてくれた友人shadowが言いました。
「俳句をやっていて嬉しいのは、ふとした時に思い出す句がどんどん増えていくことだよネ」
本当に、その通りだと思いますshineconfidentshine

実体と影が一つになって、寒鴉が地面に降り立つ。
離れていた二つのものが完全に一つになり、影が実体にかえった瞬間、
そこには地面に降り立った寒鴉の不気味な姿態が、
はっきりとクローズアップしてとらえられる。
蕭条たる冬景色。
合うべきものが重なり合った時の「あっ」と声をひそめた感動。
正確無比の把握である。
表現が正確だということは、感動が正確だということだ。
微塵も曖昧さや誤魔化しのないこの句に、私は三嘆を惜しまないのである。

                           「定本現代俳句」(山本健吉)より

Photo

川鍋暁斎「枯木寒鴉図(こぼくかんあず)」

【没】桃缶のシロップ飲める風邪の床

【天】の句に悶絶、【地】の句に驚嘆、私の心を激しく震わせる花の金曜日です!


【天】風邪喰うて我百貫の無用者   93kgのプッコラさま

【地】風邪の子にむつかしい物たのまれぬ  くらげをさま
【地】風邪の儘三日過ぎたるソウルかな    三重丸さま
【地】四谷「蜜」ママ風邪気味の早じまい   ララ点子さま
【地】外国で人が死んだ、風邪が辛い     光さま

ああ、素晴らしい・・・。
ララ点子さま、またしてもの【地】選おめでとうございます!!
どこからその発想がやってくるのか・・・
具体的な地名、お店の名前が入ることで、
人生の酸いも甘いもたっぷり噛み締めてきているママの風貌まで浮かんできます。
(今脳裏に浮かんでいるのは演歌歌手の藤あや子。しかし、渡辺えり子タイプも捨て難い)
四谷には、本物の住職さんが経営しているというバーもあるそうで、独特の濃いぃ雰囲気。
「蜜」も濃いぃんだろうなあ・・・なんて妄想が広がりますcatfaceshine
「なんだママの風邪なら俺もらってやったのに」って、後で常連さんが言うんだろうなあ。

さて、妄想を楽しんでばかりもいられない、
「没句供養」でシッカリ現実も見つめなくては・・・sadsweat02

【並】に拾って頂いた句と一緒に送っていた句、
妹が、「風邪を引いたら桃缶もらえるのdeliciousshine」と密かな楽しみにしていた思い出です。
私自身は布団を被って寝るだけでしたが、ある時母から「大人しくていい」と言われ、
珍しく褒められたと感じたので、実家ではそのスタイル(?)を貫いていたと思います。
甘えられるようになったのは、結婚してから。
ダンナが作ってくれたホットミルクセーキは本当に美味しかったlovely
締切までにこの思い出を十七音にすることは出来ませんでしたが、
いつか俳句に出来る日が来るかも知れませんshineconfidentshine


【没】桃缶のシロップ飲める風邪の床  (る)

【並】風邪ひけば母の添い寝と桃の缶      すぷりんぐりんみーさま
【並】楽しみにしてるシロップ風邪薬        羽沖さま
【人】罐詰のシラップ甘し風邪の午後       どかていさま

【没】と選に入った句との違い、歴然ですねsadsweat02
そしてここでも、【人】の句には「風邪の午後」という「時間的な広がり」があります。
甘いシロップに癒されて、トロトロと午後を眠り、
次に起きる時には爽やかな目覚めが待っているのでは・・・と予感させますね。
一文字目に「缶」でなく「罐」の字を持ってきているところ、
風邪で心身ともに重たい感じを出して効果的に思います。
次に続く「シラップ」という発音にも時代効果があり、一読ノスタルジックな気持ちに。
翻って私の句の、「ただ十七音にしただけ」感・・・shock
ああ、私、もっとガンバリマスcrying


それから、風邪のウィルスが、金平糖に似てるところからの連想でしょう、

【人】風邪の子に金平糖のピンク色        ふうせんかずらさま
【人】風邪見舞い金平糖のキラキラと       華女さま

この2句も可愛らしくて「いいなshine」と思いました。

うーーーーむ、まだまだ修行が足りんと痛感するばかりの『俳句ポスト』。
しかし一歩ずつでも進んでいかねば!
頭の容量が少ないので、パンクしないよう少しずつやっていきたいと思います。

2016年12月 8日 (木)

【並】風邪の熱水銀体温計の赤

難産だった「風邪」の発表です。
うううううっ、よっ、よかったーーーーー、【並】に拾ってもらっていました!happy02up
数句投句した中で、一番最初に出来て、一番俳句っぽいと思ったものでした。

「秋薊」「蘆刈」「湿地茸」と、「時間的・空間的跳躍(広がり)」を意識して書いた句で、
何とか【人】を頂けていましたが、
「風邪」では、そういったパズル的な作り方でなく、
何とか自分の実体験を詠みたいと思っていました。
投句出来た数句の中では、唯一「取り合わせ」だったものです。
あ~~~、やっぱり「モノ」を詠まねば・・・!と痛感した次第。
『プレバト!』でも何度も言われていますものね。
気持ちを詠むのではなく、情景を描写する、モノを詠む
今更ですが、この言葉を噛み締め、今後に、しっかり活かしたいと思います・・・。


木曜【人】【並】のラインナップ、皆さまのお名前&お句を拝見してテンションアゲアゲup
掲載の皆さま、おめでとうございます!!!
特に糖尿猫さまの3句×【人】、凄すぎました!

風邪の妻のカレー煮込める音低し    糖尿猫さま

風邪の時はカレー」というのも実感ですし、たぽっとしたカレーの質感、濃い色味、
煮込む音の「低し」も「だるおも・・・」な風邪の具合を思わせてピッタリですね!
カレーを煮込む間のトンロリと過ぎる時間・・・まさに風邪の質感だと思います。

千波矢さまの句も、すごくよく分かる!!!

風邪の子の今日はミルクティーを所望  松尾千波矢@チーム天地夢遥

「所望」がいいですよね。風邪の時って、ちやほやされると知ってる感じsmileshine
「ミルクティー」も、「所望」に釣り合う品格があります。
私も風邪で喉が痛い時、ミルクティーが効く!flairと実感したことがあるので、
(飲み口が柔らかいのもいいし、スーーーっとしてイガイガが少し収まるんです)
いろんな意味で、「そうなのよ!!!」と感じた一句です。

その他、特に「いいなlovely」と思った句をいくつか紹介させて頂きます。

あのをんな風邪の手先であつたとは      こまさま
八分の五人風邪だといふ句会          せいちさま
定位置のシートにいない風邪かしら      小田寺登女さま
風邪引きて三日目らしき無精髭         遠音さま
水槽のなかの世界ね風邪心地         瓦すずめさま



今回も勉強させて頂くばかりの『俳句ポスト』。
金曜日の【天】【地】も、楽しみです!!
(そして私は「没句供養」を始めます・・・)

◆「節分」例句を追加します

うわああああ、今『季語別星野麥丘人句集』を読んでいたら、「節分」の句ありました!

鈴振ってみる節分の月明り

「明日から春confidentshine」という明るい期待感に震えるように、
鈴がかすかな音を立てていそうですshine
やはりポイントは「明るさ」flair
気持ちが軽やかになるような句を書きたいですup

2016年12月 7日 (水)

【名】芋の露連山影を正しうす:その2

名句の恐ろしいところは、書けば書く程書き足りていないと感じてしまうところです。
そんな訳で、「芋の露」もう少しだけお付き合い下さいcoldsweats01

さて、初読時には、まったく何のことを言っているのか分からなかった、
飯田蛇笏の「芋の露」の句。
「対比」に気づいてから、ようやくどういうことなのか分かってきた気がしました。
それは、私の知っている少ない語彙の中で表現すれば、「矜持」です。

雄大な南アルプス連峰も、それを丸ごと抱く大地も、
我々を包み込み見守ってくれるような大きな存在です。
そこに蛇笏は「芋の露」をぶつけました。
時の流れの中では、どんなに大きく揺るぎなさを感じるようなものでも、
実はびっくりするほど儚いものなのだと突きつけてくるようです。
「芋の露」をぶつけられた「連山」はどうするか?
為すがままさと、風に吹かれているだけでしょうか?
いいえ、違います。
「連山」は、「影を正しう」するんです。
秋の澄み渡る空気の中で、自分の姿をよりはっきりと映し出すんです。

それは、飯田蛇笏の在り様なのかも知れません。
なんてカッコいい人なんだ!
やっぱり蛇笏はカッコ良かった。
さすが「くろがねの秋の風鈴」の人だった。
こうして、私は、震えるくらい蛇笏が好きになったのでした。


10月に、「定本現代俳句(山本健吉)」を買った時、
すでにこの記事を書きかけていたので、
引きずられないように「飯田蛇笏」の章を避けて読み進めました。
山本健吉の名文を読んでしまったら、きっとそれを引用して終わってしまう、と思って。
今、拙いながらも、自分の等身大の言葉を書きましたので、
最後に山本健吉の美文で締めくくりたいと思います。

芋の露連山影を正しうす

大正三年作。作者が数え年三十歳の時の句である。
現代の俳人の中で堂々たるタテ句を作る作者は、蛇笏をもって最とすると、
誰か書いていたのを読んだことがあるが、
そのことは、何よりもまず氏の句の格調の高さ、格調の正しさについて言えることである。
(中略)
その気魄にみちた格調の荘重さ、個性の異常な濃厚さは、
蛇笏調として俳諧史上に独歩している。
(中略)
「影を正しうす」とは、また彼自身の心の姿でもあったのである。

                                      (「定本現代俳句」より)

【名】芋の露連山影を正しうす/飯田蛇笏

さて、好きなので飯田蛇笏がしばらく続きますよcoldsweats01

芋の露連山影を正しうす

季語:「芋」も秋の季語だが、ここでは「露」が主格になる

これも、「秋の風鈴」と同じ時に教科書に載っていたのですが、
当時は全然分かりませんでした。
「あっ、対比の句なんだ」
と気が付いたのは、昨年秋に私の句が『現俳協ネット句会』で4点もらった時です。

月冴へて赤子の頬の匂ひかな  (る)

自分ではまったく意識していなかったんですけど、友人shadowからのメールに、
「遠くの大きいものと近くの小さなもの、冷たいものと温かいもの、硬いものと柔らかいもの」
などといった対比になっているということが書かれていて、初めて「そうだったんだ」と。
そして初めて、蛇笏の句は、
「遠いものと近いもの、大きいものと小さいもの、ぎざぎざと丸、」
などなど、まったく正反対の個性を持つものを並べてあることに気づいたのです。
この句について、蛇笏が語った部分があります。

南アルプス連峰が、爽涼たる大気のなかに、きびしく礼容をととのえていた。
身辺の植物(植物にかぎらず)は、決して芋のみではなかったのである。


爽やかに透き通る大気の中に、連なる山々の稜線がくっきりと見えます。
秋は、その透明な空気の中に、少しの曖昧さもない全きシルエットを映してくれるのです。
この時、蛇笏の周りには秋の草花がいくらでもあったはず。
蛇笏が「芋の露」を選んだのは、一枚の芋の葉の中心に収束していく露という液体が、
大地に繋がり延々と広がっていく連山の稜線に対し、どこまでも対照的だから・・・
なのではなかったかと、思ったのです。
片や雄大な南アルプスの山々という、どっしりとした存在感。
それに合わせる季語に、儚いものの代名詞である「露」。
それも、ただの「露」ではありません。
植物の中でも超撥水効果のある「芋の葉」にたまる「露」。
「繋がっているもの」に対し、「弾かれているもの」でもある訳です。
もしかすると、「実」と「虚」まであるのかも知れません。
私は、私の容量の少ない脳を揺さぶられて、眩暈がするようでした。

ただ、目の前にあったから詠んだのではなく、
連山とぶつけるにあたって最も効果的なものを選んだ。

そうだったんだ・・・と思った時、またしても私は思ったのです。
「これが俳句なんだ」と。

俳句を習った時と、俳句を始めた時。
その両方で私に大きなインパクトを与えた飯田蛇笏という俳人。
そして実は。
『俳句ポスト』を始めた時も、最初に「わあshine」と思ったのも蛇笏の句でした。
ちゃんと調べて投句しようとした、「貝寄風」の時です。

貝寄や遠きにおはす杣の神    飯田蛇笏

この時「杣」って言葉を知って、いつか使おうと思ってようやく「湿地茸」に使えたのです。
もしかすると、また次に新たな扉を開く時、そこにも蛇笏がいるのではないか、
そんなふうに感じています。



「山廬集(さんろしゅう)」

つみためて臼尻(うすじり)に撰る蓬かな
晒(さらし)引く人涼しさを言ひ合へり
草庵の壁に利鎌や秋隣り
ともしびと相澄む月のばせをかな
幽冥へおつる音あり灯取虫
冬の日のこの土太古の匂ひかな

2016年12月 6日 (火)

◆組子

美しい組子細工です。

組子製品には、針葉樹が適しているそうです。
繊細な細工に、「針葉樹」っていう言葉、ぴったりですねshine

◆参考サイト

組子らんま 美しいデザインパターンたくさん!
NEVARまとめ 何かとお世話になっているまとめサイト♪職人がを技を競い、生み出した伝統模様 「組子コースター 5個セット」



【名】くろがねの秋の風鈴鳴りにけり/飯田蛇笏

飯田蛇笏は、私が一番最初に好きになった俳人です。
まあ、ぶっちゃけ、国語で習って知った・・・ということもあるかもなのですけど、
それなら「万緑の~」の中村草田男が一番最初なので、
やはり、私の中に「俳句というもの」の衝撃を初めて与えてくれたのが、
飯田蛇笏だったと思う訳です。
草田男の句の時は、句に感動というより、「万緑」という言葉や、「吾子」という言い方の、
自分にとっての目新しさの方が強かったと思います。

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり

「くろがね」は知ってたnotes
「マジンガーZ」に「くろがねのしろ」って歌詞があって、
「鉄の城」だと誰かに教えてもらっていたから。
だから、この句は、自分にとって、全部分かる言葉で書いてあって、
そういう意味では全然「へえ~~~~」ってことはないはずなのに、衝撃だったんです。
重量感のある鉄の風鈴が、秋の風にその音色を立てた時・・・
私の心に、不思議な現象が起きました。

読んだ文章が、映像になって頭に浮かぶということはよくあるけれど、
この句は、脳裏で書道の作品になってスっスっと書きつけられていったのです。
「俳句を短冊に書きつける」というイメージがあってのことかも知れません。
つまり、私の脳が、「これが俳句だ!」とはっきりと認識したのです。
完璧でした。
この風鈴は、「くろがね」でなければならない、
そして、季節は「秋」でなければならない。
もちろん、風を受けて「鳴」らなければならない。
この、緊密に連なり合う十七音は、そうやって離れがたくひと筆に乗ったまま、
力強く、流れるように、私の中に入って来たのです。

夏の、倦んだような空気の中ではなく、
秋になって透き通ってきた空気の中でこそ、その硬質な響きが殊更感じられるのだと。

「くろがね」の重厚感に、昔気質のちょっと頑迷な男、というイメージもあり、
その男は、たとえ自分が時代おくれだとしても、
ひとたび風が吹けば凛と鳴る、反応力と気概を持ち続けている、
そんな勝手な妄想も膨らみました。
ビジュアル的には、そうですね、嘉納治五郎のような・・・

Photo_3

嘉納治五郎:1860年12月10日(万延元年10月28日) - 1938年(昭和13年)5月4日

勝って、勝ちに傲ることなく、
負けて、負けに屈することなく、
安きにありて、油断することなく、
危うきにありて、恐れることもなく、
ただ、ただ、一筋の道を、踏んでゆけ。

とまあ、そんなふうな勝手な連想(妄想)から、いつしか私の心の中には
「・・・心が弱った時、『くろがねの秋の風鈴』のような人から、投げ飛ばされたい!!!」
そんな願望が生まれて今に至っております。

これだけの名句ですので、先人の素晴らしい句評もたくさんあり、
しっかりとした知識の裏打ちなど何もない私などが、
「名句鑑賞」など片腹痛いにもホドがあると思って、ずっと躊躇していましたが、
私のブログを見に来て下さるような方であれば、きっと笑って許してくれると思い・・・

勇気をもって投下しますcoldsweats01


あ~~~・・・「名句鑑賞」というより、単純に「私の好きな句」という感じですねcoldsweats01

◆12月10日締切の兼題:「節分」「追儺」「スケート」

まずは第3週「節分」から!
『俳句ポスト』でも「節分」の回があったんですね。

◆季語解説

『きごさい』
本来は季節の変り目をいうが、今は立春の前日のみをいう。
二月三日である。
この日は、年神が入れ替わる節であり、
入れ替わりの隙をついて鬼が入り込もうとするので豆をまいて鬼を追い払う。
各地の神社仏閣では追儺の鬼踊りや鬼を追う豆まきなどが行われ、
多くの参詣人でにぎわう。
冬の最後の日であり、春を迎える行事でもある。

flair「豆まき」のことではなく、季節の移ろいを感じさせる句にするのがポイントのよう。

金曜【天】【地】の句
木曜【人】【並】の句ミルさま・土井探花さま・小市さま・さとう七恵さまのお名前発見♪


そして、似て非なる季語「追儺」の方は・・・

◆季語解説

『きごさい』
もともとは中国から伝わった災いを払う宮中の行事
のちに神社寺院に伝わって、二月の節分の行事になった。
         関東では成田山新勝寺の追儺の豆まきが有名。

flairこちらは「豆まき」という行事のことになるようです。

◆例句(『増殖する歳時記』『575筆まか勢』より抜粋)

謝りて追儺の鬼の役終る      桂信子
追儺の豆逃げつつ鬼が完成す  加藤秋邨
煎りたての追儺の豆や夜を飛べ 山田みづえ
山国の闇恐ろしき追儺かな    原石鼎
山雪の闇ふかみたる追儺かな   飯田蛇笏
古枡や追儺の豆にあたたまり   百合山羽公


第4週「俳句さく咲く!」は「スケート」。
今週末、フィギュアグランプリファイナルも放送されるとあって、
何とかスケートの句を詠みたい・・・と思ったんですが、
私の中から出て来たのは、子供と1回だけ行ったスケートリンクの思い出だけでした。
やたら上手なおじいちゃんがおって、滑れる感じの子にアドバイスしてたりしてたな~。
子どもはあっという間にスイスイ滑れるようになって、
止まる時もシャっとスケート靴を横にして止まれるようになっててびっくりでした。

「スケート」は週末に何か閃いてくれることを期待して、
「節分」「追儺」考えてみようと思います。

2016年12月 5日 (月)

◆12月14日締切の兼題:「鷹狩」

◆季語解説

『俳句ポスト』
じゅうぶんに飼い慣らした鷹を空中に放って、鳥を捕らえる狩り。
主に大鷹や隼が使われた。
公家や武家のあいだで古くから盛んに行われており、江戸時代に最も隆盛をきわめた。

『日本の歳時記(小学館)』
よく飼育、訓練した鷹を放って、兎や野鳥を捕らえる狩り。
いにしえの仁徳天皇の時代に中国から伝来した狩りといわれている。
江戸時代には鷹匠も多くいた。
銃猟が中心となった現在では、鷹狩りをする鷹匠も数えるほどになった。

◆傍題

放鷹、鷹猟、鷹野、鷹場、鷹の鈴、鳥(と)叫び、鳥追う、鷹匠

◆例句(「575筆まか勢」「増殖する歳時記」より抜粋)

狩終へし鷹雄ざかりの胸美しき    高久清美eyeshine鷹の雄々しさをストレートに!
鷹狩の鷹となるまで闇に置く     村上喜代子eyeshine鷹を訓練するということ
鷹狩の鷹飢ゑし眼をかがやかす   茨木和生eyeshine鷹の鋭い眼光・・・!
鷹狩や遠野に白き神の山       奥村治夫eyeshine取り合わせ「遠野」「白」「神」
急流に従うてゆく鷹野かな       藤本美和子eyeshine野駆けでござる!
吹雪とは鷹の名なりし放ちけり    勝又一透eyeshine故沓沢朝治さんの鷹の名前ですね

◆和歌

濡れ濡れもなほ狩り行かむはし鷹の上毛の雪をうち払ひつつ   源道済

◆参考記事

ウィキペディア「鷹狩」
鷹匠を訪ねてきました
最後の鷹匠・武田宇市郎 漫画「鷹の翁(矢口正雄)」のコメントも必読!
・映画「ぬくめどり
・「つくね冒険譚」ハリスホークの飼い主さんブログ。貴重な情報いっぱい
世界の凛々しい鷹匠!モンゴルの鷹匠超カッコいいlovely
かっこいい♪鷹のアイマスクlovely

◆亜阿介さまより頂いた情報ですwink

http://www.jfa.gr.jp/global/
https://www.youtube.com/watch?v=af5dHavBRvE 
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1248597402
http://jpn.cha.go.kr/japanese/html/sub4/sub11.jsp
http://blog.livedoor.jp/rekishi_tanbou/archives/1767074.html
http://rokunikai.web.fc2.com/birdwatching/030takagari/takagari.html
http://www.astur.jp/

2016年12月 4日 (日)

【名】あっそれはわたしのいのち烏瓜/正木ゆう子

季語:烏瓜(晩秋)

画像は「きごさい」より

ごくごく細い、しかも枯れかけの蔓に、びっくりするほど大きな実。
その危なっかしい赤い実を見つけて、「あっそれは」と瞬間的に思った。
「あっそれはわたしのいのち」。
こんな山の中で、誰にも見つけられないかも知れないのに、
不格好に、今にも落ちそうに、でも精一杯丸く膨らんで赤く色づいて、主張している。
それは、もはや私のいのちそのものではないか。
烏瓜を見た瞬間、切実な思いに胸が締め付けられ、思わず迸る「あっ」。

この句は、まさにその「あっ」の速さで私の心に飛び込んできた。
そして決して抜けない針に刺されて、今も私の心にぶら下がっている。

この句が収められている句集「静かな水」は、殆ど旧仮名遣いで書かれているようだが、
「烏瓜」の句は現代仮名遣い、口語体で表記されている。
このスピード感を出すには口語体しかなかったと思う。
旧仮名遣いで「あつそれは」と書いてあれば、確実にスピードダウンしてしまう。
そして「わたし」も「いのち」も平仮名で一文字ずつ書いてあればこそ、
唯一無二の「わたし」であり、「いのち」であると感じさせるものになる。
正木ゆう子の句はどれも瑞々しく美しい。
やさしい語り口で、新鮮な驚きに満ちている。
私も、こんな句を作りたいと思う。
私には、こんな句は作れないと思う。
・・・そんな日々のせめぎ合いの中で、いつか私自身にも「あっ」と飛び込んでくる、
わたし自身のいのちの在り方があるのではないか。
それが見つかるような日々を送れるいいなと思いながら、今日を過ごしている。

句集「静かな水」より

春の山どうも左右が逆らしい
木をのぼる水こそ清し夏の月
月のまはり真空にして月見草
風音を千年聞きて滴れる
牡蠣すするわが塩味もこれくらゐ
炭火しづか無理難題の美しく
やがてわが真中を通る雪解川  

◆名句鑑賞始めます

うーーーー、長いこと、書きかけては挫折し、また書きかけては挫折している「名句鑑賞」。
ですが、このたび、『ハイポ掲示板』管理人の比々きさまから、
「俳句上達のために行っていること」を教えて頂き、意を新たにした次第です。
以下、引用をご了承頂きましたので、紹介致します。

++++++++++++++++++++++++++

私がやっていることは、俳句の先達が皆さんなさり、
勧めてくださっていることを、素直にやっているだけです。

①詠む:たくさん作ること(多作) 
俳ポには毎日必ず2句作って送っています。二週間で約30句。
他に「一句一遊」「愚陀仏庵」「現代俳句協会」「NHK」「櫂未知子の金曜俳句」など。

②読む:たくさん読むこと(多読) 
俳句関連本は勿論ですが、ツイッターで毎日二人の俳人の、
自分が面白いと思った句を発信しています。
発信するためには、必然的に調べ、読む作業が伴いますので、
これを毎日続けています。
俳句関連本も、ただ読むだけでなく、自分なりに要点をまとめて、
それを皆さんにもシェアしています。

③書く:秀句鑑賞を書いてみる 
櫂さんも、平井照敏さんも、みなさん勧めておられますが、
自分なりの「秀句集」を作っています。
記憶の歩留まりが悪い歳になってきましたので、
五感をできるだけ活用して「KUYOMI」というサイトを作り、
先のツイッターで挙げた俳人(もうすぐ300人になります)の句の中から
一人一句「勝手読み」して、書きつけています。
私の実感では、これが一番「急がば回れ」の上達法。おススメです。

④動く:月一回は吟行と句会に参加しています


私も月~金は仕事をしています。
自分なりのペースでこの4つを確実にやり続ければ、
俳句の神様も憐れんでくださり、微笑んでくださる、そんな気がします。


++++++++++++++++++++++++++

比々きさま、有難うございます!!!
このお言葉をしっかり胸に刻み、私も私なりのペースで「名句鑑賞」を始めることにしました。
不勉強・未熟の身ゆえ、失笑を買いそうなことばかり書いてしまいそうですが、
そんな時はビシバシと突っ込みを入れて頂ければと思っています。
どうぞよろしく、お願い致します・・・!

◆勘違いだったようです(≧_≦)

えーと、11月句会の結果が出た時に、「アラッ、私の句が4つある?」と思ったのは、
どうやら私の勘違いだったようですsweat01
11月20日(日)は、他の句会の締切も重なっていて、
『湯豆腐句会』3句を20時ごろに投句した後、
0時まで大丈夫な『現俳協ネット句会』3句と『象さん』5句への投句を、
うんうん唸りながら「どの句をどっちに・・・」といろいろ並べ替えていたりしていて、
複数のウインドウを開いていたため、
もしかして2重投句になってしまったのでは?と思っていたのですが、
私が「これも私の句」と思っていたものは、
締切の1週間ほども前に投句されていたことが記録で分かったのです。
事務局の方より、丁寧なお返事を頂きました。
お忙しい中、お手数・ご迷惑をおかけし、申し訳ない気持ちでいっぱいですsweat02

今後はこのような混乱を起こさないよう、しっかり自己管理して参ります。
申し訳ありませんでしたcrying

2016年12月 3日 (土)

足湯して喉より出づる声まろし

今回のお題は「冬の足湯」spa
お写真の銀山温泉は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台だそうです。
そういえば・・・「湯湯婆(ゆたんぽ)」の句を見ると、
うっかり「湯婆婆(ゆば~ば)」って読んじゃうなあcoldsweats01


【無】4位:横澤夏子(10点)
   雪景色白のセーターおそろだね

夏井「これが最下位じゃないのが何とも・・・」
    季語が二つ(雪景色、セーター)あるのに気づかないのが凡人、
    雪景色=白でしょう?
    白くない雪景色あったら持って来いcoldsweats02
    ”おそろだね”、今時はこう言うの?詩がないねsweat02

pencil雪景色みたいなセーターの二人(添削)

夏井「比喩にすることによって、季重なりを回避します。
    白くてフワフワっとした、雪景色みたいなセーターの二人ですよ、と。」
横澤「キュンキュンする~heart04
夏井「自分でやんなさいannoyホント腹立つわ~poutannoy
浜田「センセイ、TVで舌打ちはやめて下さいsweat01sweat01sweat01

キレ芸(?)と言えばこの人であるところのハマちゃんを慌てさせるとは、
さすが我らの夏井組長であります。
横澤さんは、前の風鈴の時も怒られていましたが・・・
次回三度目の正直なるか、それとも二度あることは三度あるなのか・・・coldsweats01


【凡】3位:紫吹淳(40点)
   雪の宿足温もりて癒されし

紫吹「下がりましたねsweat02
夏井「要らない言葉に気づいていくところから特待生への道が開けて行く。
    ”癒されし”と言わないで癒しを感じさせる。」
    
pencil雪宿の足湯は温し人ぬくし(添削)
 
夏井「もてなしの心とかも含めて、あったかいなと。
    漢字と平仮名で少しの変化をつける気配りも」

【無】―【凡】―【才】と、ここまで登場するたびに上達を見せていた紫吹さん。
描こうとする情景に、優しさや温もりが感じられ、また上五「雪の宿」という言葉から、
雪に埋もれる一帯を上空から眺めている映像から、
足湯のところまでスーーーっとカメラが寄っていくような気がします。
「詩心のある人」という感触からか、「特待生への道」という言葉が出ました。
紫吹さん、次は才能アリへの返り咲きが期待されますねnotes


【凡】2位:A.B.C.-Z橋本亮(50点)
   湯煙と屋根に広がる六花(むつのはな)

橋本「マジで嬉しい!!嬉しい!!shinehappy02upshine
夏井「びっくりしましたよeyesweat01
    絶対”六花”なんて知ってる人材じゃないと・・・。
    雪って言ってもいいんだけど、”六花”っていうと、
    その雪のひとひらひとひらを愛でる気持ちが入る。
    そうすると、”広がる”が惜しい」

pencil湯煙や屋根へ降り来る六花(添削)

夏井「ここは”や”で一回切って、カットを切り替える。
    降り来るで、キラキラチラチラする六花の動きが出る。
    いや~それにしても、あなたでしたか!
    偉かった、よく頑張った!!shine
橋本「いやもう、一人でも上がっていかないと!bearingsweat01

査定が出る前に、ここまで登場したグループのみんながすべて【無】最下位であり、
「センターとして!!」と自負を語っていた橋本くん、本当に嬉しそうでした。
雪の別名をちゃんと調べて作句に活かしたり、そういう努力は必ず伝わるんですね。
「嬉しい」を連呼していた橋本くんの姿に、とても大事なことを教わりましたshine
橋本くん、この嬉しさを弾みに俳句をもっともっと好きになってくれるといいなshine
キスマイ横尾くんたちが待っていますよup


【無】最下位:佐藤二郎(5点)
   30で足湯の隣人目が凍る

ミッツ「・・・心が凍りますsweat02
夏井「久しぶりに腹立たしい句に出会いましたannoy
佐藤「いたたまれないです、僕は・・・

pencil我が大足に驚く人と足湯せり(添削)

夏井「足が大きいことだけを言えばいい。
    佐藤さん、イチから出直して下さいgawk

脚本も書いているという佐藤二郎さん。
「いい結果出さないと仕事に差し支えるから」と仰ってましたが、まさかの史上最低点。
ウッソー!!!マジ?史上最低?」
橋本くんとは別の意味で絶叫していました・・・。
実は、「あかぼし俳句帖」が実写化されたりしたら、主役は誰が・・・と考えた時に、
「ちょっと若いけど、ぴったりな気がする」
って思ったのが佐藤二郎さんなんですよねcoldsweats01
や、でも、明星さんだって最初はそうだったんだもん、大丈夫大丈夫!coldsweats01


【才】1位:馬場典子(70点)
   寒に覚め窓には月白(げっぱく)の蔵王

夏井「月白という色を知っていることも驚きshine
    ”月白(つきしろ)”という季語もあるので、一瞬季重なりかと思うんですが、
    蔵王に繋がることで色だと分かり、大変美しい句になります」
    
pencil寒に覚む窓には月白の蔵王(添削)

夏井「”覚む”で切って、カットを変えるとキリっとします。
    こういうことをやれるようになると、特待生が見えて来るshine

才色兼備な馬場典子さん。玲瓏とした美しい句を作られましたshine
原句は「寒に覚め(見やると)窓には」という一連の流れになっていて、
添削は「寒に覚む」が、窓の外の素晴らしい景色に呼び覚まされたかのようにも。
圧倒的な静けさと明るさ、神秘的な空気感まで漂わせて素晴らしいです。
「蔵王」という具体的な地名も、象徴的な響きがあって効果的に思えます。
馬場さんは、この後の水彩画でも才能を発揮されていました。
天から二物も三物も与えられる人って・・・いるんですねcrying


【特】4級:ミッツ・マングローブ
   白息の旅湯にぶらりふくらはぎ

査定ポイント:意味を述べるではなく映像を見せること。それが出来ているかどうか。
結果:ワンランク昇格!up3級へ!happy02shine
評価:のんびりとした気分の映像化に成功している。
    「ぶらり」「ふくらはぎ」さりげなく重なって効果的。

pencil白息のぶらり旅湯のふくらはぎ(添削)

夏井「こうすると調べがなだらかになります。光が見えてきましたねshine

前回は、ひとつの言葉の中に、様々な意味合いを含ませて、重たくなっていたミッツさん。
早速、軽やかに変身出来るところが素晴らしいです。
ひと文字目の「白」が、「旅」「湯」「ふくらはぎ」のすべてにイメージを与え、
読者が勝手に想像を膨らませられる句になっています。
私もこういう句を詠めるようになりたいです。


タイトル句は、

原句:足湯して喉よりまろき声出づる
推敲1:足湯して喉より出づるまろき声
推敲2:足湯して喉より出づる声まろし

足をお湯につけて「あ”~~~・・・spa」と声が出る。
お湯の温もりが喉から声になって出て来るようだ。
そんなイメージを書いてみました。
平仮名続きで読みにくいと、漢字を挟んで読みやすくする癖があるのですが、
これもその癖(こだわり?)に従って推敲されました。
それが句を良くしているのかどうか分かりませんがcoldsweats01
ご意見・ご感想・ご助言などありましたら、お気軽にお願い致しますshine

◆6thシーズン第2週の結果来ました~♪

ギャアアアアアアuphappy02up
・・・はっ、すみません、狂喜してますcoldsweats01
実は、今回の『象さん句会』、わりと悲愴な(?)決心をして臨みました。
『星野立子新人賞』に、未発表の50句を揃えるにあたって、
これから作る句に『象さん』で特選もらえるようなことがなければ、
まったくもって挑戦する意味すらないことだ、という気持ちでいたからです。
ですが、第1週に特選二つ頂けました。
今回も、特選をつけて下さった方が三人も・・・有難うございます・・・!

冬晴れや母に秘湯の素送る (5点)
○小さな親孝行、「秘湯の素」というのが何ともいえずいい感じ。
  お風呂で体を伸ばし、子のあたたかい思いに顔をほころばせている母の姿が見える。
●素直な、やさしい句ですね。
○冬晴れの気持ちよさと、母に送るものが「温泉旅行」とかでなく、
  「秘湯の素」という、庶民的なかんじがほほえましい。

confident有難うございます!!
これは日記に書いた原句「リウマチの母に温泉贈る冬」からの推敲。
原句だと、「温泉旅行」とも思えますが、「温泉そのものを贈る」ようで言葉足らず。
なので、「秘湯の素」と素直に書きましたcoldsweats01
等身大の句になり、好感を得られたようで良かったです。
お母さん、喜んでくれてるかな~~~(その後特に連絡はナイ)。

初猟のガンロッカーの鍵固し (8点)
◎重さは実際の固さというよりは心情的なものと思いました。
  初猟だからこそ、猟という名の殺し、というものを意識したと考えるととても納得しました。
○下五が好きです。硬い気持がよく感じます。
◎固し、という言葉が、狩という季語の緊張感や高揚感を引き出している。
 また、ロッカーの重く鍵の開く音、銃の冷たさ、そういったものも伝わってきた。
 狩に行くまでもまた、狩の一場面であるのだろうことを思わせてくれました。

confident有難うございます!実は、昨年から温めていた一句で、
  原句「や眠りの端に一二発」から変化していったものです。
  pencilや眠りの淵に一二発 
  pencil銃声に今日の朝と知る
  pencil乾きたる音夜明けより
  pencil開かるる南京錠や
  pencil開かれし南京錠あり
  pencil初猟の南京錠の冷たさよ
  pencil初猟の南京錠の手に重し
  pencil初猟や南京錠は手に重く
  pencil初猟や南京錠の固きこと
   pen初猟やガンロッカーの鍵固し
  「南京錠」という響きが捨て難かったのですが、
  「ガンロッカーの鍵である」ということを明確にした方が句意が伝わると思ったので。
  まさに、句意通りに読み解いて頂いたことに深く感謝しております。
************* (3点)
 
◎茶室にむかう庭の風景が思い浮かびました。
  湿った石の上を歩きながら軽く交わす会話。迎える侘助が美しい。

confident有難うございます!これは「龍安寺」の石庭(の写真)を見て書きました。
動きのある情景で鑑賞して頂き、非常に嬉しく思います。
これは応募作に使ったので句を伏せていますが、特選頂けて本当に嬉しいです。


真白なる義母の臍下冬紅葉 (6点)
 
●(ノーコメント) 
○微妙な場所ですが、納得の冬紅葉。
●義母の世話をする嫁と受け取ったのですが・・・。
○義母は紅葉を見上げて臍のしたをさらけ出している状態なのでしょうか。
  作者の目に季語は見えていませんが、美しい冬紅葉の様子が伝わります。
  色彩感もあります。

confident義母は殆ど私には下の世話をさせませんでしたが、何度かはあります。
その時に知った義母の下半身の美しさは今も目に焼き付いています。
季語はどうしようか迷ったのですが、「冬紅葉」に決めました。
ただ、語順がイマイチな感は残っているので・・・
今後また推敲していって納得の一句に仕上げたいです。
 
また、今回ご挨拶下さいましたさとう菓子さま、有難うございます!!!
亜阿介さま繋がりで、私もたくさんの方とめぐり会わせて頂き感謝感謝です。
是非お気軽にいらして下さいねshinehappy01shine

◆結果発表ーーー

『湯豆腐句会』、『象さん句会』の締切も重なって、過去最高にハードだった投句締切日。
22時締切の『湯豆腐句会』を20時頃に済ませ、
その後は『象さん』と『現俳協ネット句会』、どの句をどっちに出すか迷いながら投句。
最終的に『現俳』に出した3句のうち、1句に1p頂きましたshineこれで累計22pです。


畑までの三千十歩冬雲雀  (1p)


私の家から平日のバイト先までは、自転車で10分、歩いて20~30分くらい。
2~3kmくらいなのかなと思います。
1万歩が7~8kmくらいだそうですから、だいたい3000歩くらいなのでしょうか。
「これ以上歩くようだと、通勤はシンドイ」
と思う、ギリギリの距離です。
実際、最初は歩いていたけど、雨の日にバスを使ったらもう徒歩に戻れなくなったし、
バス代のことを考えたら自転車買った方が安いので、今は自転車通勤。
俳句を始めて、「また歩くのもいいかもnotes」と思い始めていますが、
いかんせんこれからの季節寒いので、決断を先送りにしている状況ですcoldsweats01

でも多分、健康のためにこれくらい散歩している人もいるだろうな、
田舎だったら、山の上の畑に行くとそれくらいだったかな、
その畑まで歩いた時に、雲雀が出て来てくれたら嬉しいな・・・と思って書きました。
「三千」という数字にはロマンというかパワーを感じているので、これは使いたくて、
音数を合わせるために「十」を足してみたものです。


他の2句に比べて、自分の体験が入っている句だったので、
ポイントを入れて頂いてとても嬉しいですshine
うむ・・・やはり歩かねばshoe

2016年12月 1日 (木)

◆投句・・・ハアハア・・・出来ました・・・っ

千波矢さまブログで知った『星野立子新人賞』。
最初は「今から未発表句を50句なんて絶対無理だああああああshock」と思っていましたが、
挑戦出来るのが今年限りであること(ええ、49歳なんですcoldsweats01)、
発表日の来年2月25日が、私の50歳の誕生日の前日であることから、
「結果はともかく、チャレンジするしかないっ・・・」
と決心に至りました。

ちょうど毎週5句×4週の『象さん句会』も始まるので、
もしかすると呼び水になって次々と発想が舞い込むのではないか?
という期待もしていました。
50句の構成は、12ヶ月×4句+新年2句で行こうと思い、
季語の並びや色味のグラデーションを考えながら、
あまり同じような句形ばかり続かないようにも気をつけました。
どうしても名詞止めが多いので、なるべくバラつかせたつもりでしたが、
自動返信のメールを見たら、夏~秋のところで4句続いていたところがsweat01
読み返すたびに綻びが見えて「ギャーcrying」と言うしかないのですが、
これが今の私の実力なので仕方がありません。

とにかく、今回は、チャレンジ出来たことだけとヨシとしたいです。
『百年俳句賞』の方は全然無理でしたcrying
既出句OKだから、こっちの方が何とかなるかと思っていたのに、
イザとなると81句が揃わないのです。
でも、これはまだ来年以降もチャレンジ出来るから・・・またガンバルweep

しかし、これらに必死になりすぎて、
『現俳協ネット句会』の選句を失念してしまっていた私・・・。
さっきメールが来て「あ”あ”あ”っ!!!impact」。
せっかくGⅠ会員の方の選句率は100%だってことだったのに・・・うううっすみませんcrying

しかも、投句する時に迷いがあったせいか、
私の句が4句入っていて、ひとつが別の方のお名前になっているshock
間違いなく私のミスタッチが原因と思いますが、
その方にもご迷惑をかけていることになるので、
運営の方に問い合わせのメールを出したところです。

来月はこんなことにならないよう、しっかり自己管理します。
本当に申し訳ありませんでした・・・。

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