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2016年12月10日 (土)

【没】桃缶のシロップ飲める風邪の床

【天】の句に悶絶、【地】の句に驚嘆、私の心を激しく震わせる花の金曜日です!


【天】風邪喰うて我百貫の無用者   93kgのプッコラさま

【地】風邪の子にむつかしい物たのまれぬ  くらげをさま
【地】風邪の儘三日過ぎたるソウルかな    三重丸さま
【地】四谷「蜜」ママ風邪気味の早じまい   ララ点子さま
【地】外国で人が死んだ、風邪が辛い     光さま

ああ、素晴らしい・・・。
ララ点子さま、またしてもの【地】選おめでとうございます!!
どこからその発想がやってくるのか・・・
具体的な地名、お店の名前が入ることで、
人生の酸いも甘いもたっぷり噛み締めてきているママの風貌まで浮かんできます。
(今脳裏に浮かんでいるのは演歌歌手の藤あや子。しかし、渡辺えり子タイプも捨て難い)
四谷には、本物の住職さんが経営しているというバーもあるそうで、独特の濃いぃ雰囲気。
「蜜」も濃いぃんだろうなあ・・・なんて妄想が広がります
「なんだママの風邪なら俺もらってやったのに」って、後で常連さんが言うんだろうなあ。

さて、妄想を楽しんでばかりもいられない、
「没句供養」でシッカリ現実も見つめなくては・・・

【並】に拾って頂いた句と一緒に送っていた句、
妹が、「風邪を引いたら桃缶もらえるの」と密かな楽しみにしていた思い出です。
私自身は布団を被って寝るだけでしたが、ある時母から「大人しくていい」と言われ、
珍しく褒められたと感じたので、実家ではそのスタイル(?)を貫いていたと思います。
甘えられるようになったのは、結婚してから。
ダンナが作ってくれたホットミルクセーキは本当に美味しかった
締切までにこの思い出を十七音にすることは出来ませんでしたが、
いつか俳句に出来る日が来るかも知れません


【没】桃缶のシロップ飲める風邪の床  (る)

【並】風邪ひけば母の添い寝と桃の缶      すぷりんぐりんみーさま
【並】楽しみにしてるシロップ風邪薬        羽沖さま
【人】罐詰のシラップ甘し風邪の午後       どかていさま

【没】と選に入った句との違い、歴然ですね
そしてここでも、【人】の句には「風邪の午後」という「時間的な広がり」があります。
甘いシロップに癒されて、トロトロと午後を眠り、
次に起きる時には爽やかな目覚めが待っているのでは・・・と予感させますね。
一文字目に「缶」でなく「罐」の字を持ってきているところ、
風邪で心身ともに重たい感じを出して効果的に思います。
次に続く「シラップ」という発音にも時代効果があり、一読ノスタルジックな気持ちに。
翻って私の句の、「ただ十七音にしただけ」感・・・
ああ、私、もっとガンバリマス


それから、風邪のウィルスが、金平糖に似てるところからの連想でしょう、

【人】風邪の子に金平糖のピンク色        ふうせんかずらさま
【人】風邪見舞い金平糖のキラキラと       華女さま

この2句も可愛らしくて「いいな」と思いました。

うーーーーむ、まだまだ修行が足りんと痛感するばかりの『俳句ポスト』。
しかし一歩ずつでも進んでいかねば!
頭の容量が少ないので、パンクしないよう少しずつやっていきたいと思います。

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

めぐるさん、えら~い!

ちゃんと分析して、没供養して。

この地道な努力が、必ずいつか実を結ぶと信じます。

「名句鑑賞」の名句が「先生」。

「何を詠んだか」の「独自の視点」を読み取ることに加え、「どのように詠んだか」の「方法」を読み取る、その二つを絶えず分析しながら「鑑賞」し、自分の句に応用する。

俳句の上達は、それに尽きます。

比々きさんの掲示板見てきました。初めておじゃまします。

風邪引いた時、何食べてたかなー。

私はプリンだったかな。
罐詰の桃は高級品のイメージでした。

蜜柑の罐詰も好きでした。

◆比々きさま

有難うございます~~~!
『俳句ポスト』初挑戦時から毎回分析と没句用を行っております。
没句には必ず類想句があって、「ここまで表現を磨いていくんだ!」という、
いわばお手本の句が選に入っていますから、
自分の句に何が足りなかったのか一目瞭然
やればやるほど勉強になる『俳句ポスト』です。
【天】【地】は憧れですが、そのためにも足場をしっかり固めなくちゃですよね

最後になりましたが、比々きさま【人】×3句おめでとうございます!

風邪の身を三寸ずれてこころかな  

あ”~~~~、めっちゃ分かります・・・!

めぐる様。はじめまして(^^)
めぐる様の熱心なブログ、ちょこちょこ拝読させて頂いております☆
(いつも読み逃げでスミマセン)

私の句を取り上げて頂きましてありがとうございます!

風邪と言えば缶詰の果物。その類想から抜け出す為、シロップに焦点を当てました。(果物と言わなくても分かる)
さらに「罐詰」「シラップ」も、昔らしさを狙って使いました。

めぐる様の選評・兼題に対する見解に、いつも感心しております。
これからも勉強させて頂きます。

宜しくお願い致します(v^ー°)

◆はずきめいこさま

うわあ来て下さって有難うございます!!
私もプリン派です!
ダンナがホットミルクセーキを作ってくれた時に、「プリンの味がする」と。
以来、引き始めのちょっとブルっと来ているような時はホットミルクセーキ、
熱でボ~っとするような時はプリンと使い分けて(?)、
風邪の時のささやかな楽しみにしています。
蜜柑缶も大好き~~~!蜜柑缶のシロップは、甘い中にも突き抜ける酸味があり、
なんか分からんけど堪らなく美味しいです

「ハイポ掲示板」は凄いですね・・・目からウロコがボロボロ落ちます
まだまだまだまだ未熟者の私ですが、
皆さまのご活躍を目印に、ついていきたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します!

めぐるさん、
私、とんでもない勘違いしてました。

小川めぐるさん、ですよね!

すっかり勝手に男性だと思ってました。

なんか、チームをひっぱるまだきっと俳句やるには若いほうの男性だとね。

私こそ目からうろこどころかの 話です。

◆どかていさま

ひゃああ、見て頂いていたのですね、は、恥ずかしい!
でも嬉しいです、有難うございます
「風邪」に、作者さまご自身からの解説、有難い限りです!
過去の日々を懐かしんでいるようなゆったりした句で、
非常に勉強になりました
どかていさまのブログにもお邪魔したのですが、
ヤフーのIDを多分持っていないので、コメント入れられなかったかも
なので、「波郷忌」の句についても少し書かせて下さい

港へと行く波郷忌のバスを待つ   どかていさま

「バスを待ち大路の春をうたがわず/石田波郷」の本歌取りですね。
「大路」に対する「港」、素晴らしいと思いました。
対比の妙だけでなく、「港」に佇み故人を偲ぶような、はるかな感慨まで抱かせます。
元句「待ち」には、ワクワク感が詰まっていますが、
どかていさまの下五「待つ」で締めくくられているところが、
粛々とした雰囲気に合っているとも感じます。
「言葉の持っている力」をよく分かっている方の句だなと、感心した次第です。

こちらこそ勉強させて頂くことばかりです、
今後ともどうぞよろしくお願い致します!!!

◆はずきめいこさま

あっ、もしかしてアバターが目に入りましたか?
でも、中身はオッサンなので、あまり間違ってもいないですよ
チームのリーダーは佐東亜阿介さまでして、
私より一回りほど年上の方(間違いなく男性!)です。
毎回3桁投句を果たされるほどの発想の持ち主なので、
チームの中では一番【地】に近い方だと思っています。
是非是非、ご注目なさってて下さいね!
私は亜阿介さまを追いかけて、少しでも近づけるようガンバルのみなのです

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