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2017年3月11日 (土)

◆3月22日締切の兼題「菜の花」

Photo
(「フリー素材タウン」より)

◆季語解説

・『俳句ポスト』より
アブラナ科の葉菜には様々な種類があり、
春になると黄色の十字状の四弁花が茎の先に群がって咲くが、
特に油菜の花のことを指していう場合が多い。

・「日本の歳時記(小学館)」より
菜種油を採る「油菜」の花。
明るい黄色の花であり、麦のように畑に育てるので、
菜種油の産地では見わたすかぎり黄色の菜の花畑が出現する。
(中略)菜種から油を絞り取ったあとの糟は肥料として利用された。

子季語:菜種の花、花菜、油菜

◆例句(『575筆まか勢』、『増殖する俳句歳時記』より抜粋)

なんだ菜種の早咲きか買つて来たんか雨の日 中川一碧樓
安房の海や山の頂まで花菜        村山故郷
桃生けて菜の花生けて不足なし      後藤夜半
菜の花 なのはな 街から来た子に翼生えて 伊丹三樹彦
菜の花といふ平凡を愛しけり        富安風生
菜の花の中に城あり郡山         許六
菜の花は濃く土佐人の血は熱く      松本たかし
菜の花も匂ひて春の野菜籠        水原秋櫻子
菜の花や月は東に日は西に       与謝蕪村
菜の花をはさんで麦の畝青し       政岡子規
蝶と化す菜の花ばかり峠村        上田五千石

◆参考記事

・菜の花「キャノーラ油はカナダから
・菜の花メニューいろいろ
・女性に嬉しい効能いろいろ
・名曲「おぼろ月夜
・「風景 純銀もざいく」山村暮鳥)」いちめんのなのはな

◆季語成分

視覚
嗅覚
聴覚
味覚
触覚
連想力

「菜の花」というと、やはり「一面の菜の花!」のイメージ。
そこに、風に運ばれてくる日なたのような匂いや、
子どものはしゃぎ声や小鳥の囀りも重なって感じられますし、
食べれば美味しいし(天麩羅!天麩羅!お浸し!天麩羅!!)、
菜の花畑で、あるいは花束を抱いて、顔を埋めるようなイメージもありますし、
晩春の季節柄、出会いや別れ、新生活などのイメージも膨らみます。
どの要素もそれぞれ豊富に持つように思いますが、
中では比較的「菜の花自身が発しない」ということで、聴覚が少ないでしょうか。

私の一番好きな花であり、
そのことを覚えてくれていた上司から、転勤のさいに花束をもらった思い出があります。
「花屋さんで売ってなかったから、そこらへんで摘んできた」
それは、その職場では気持ちが空回りするだけで馴染めなかったと思っていた私には、
凍て雲の隙間から光が差して、天使の梯子が降りてきたかのような一瞬でした。

ホロ苦くもあり、それでもやっぱり優しさが嬉しかった「菜の花」。
何とか句に出来たらいいなと思っています。

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

兼題への取り組み方が、参考になりました。
私が所属している小さな俳句会の今月の兼題は「青饅」ですが、葱などの酢味噌和え→晩酌の肴程度のイメージでしたが、手法を真似て取り組んでみたいと思います。

◆正丸さま

こんばんは!
「菜の花」では、子季語を使ったものや助詞の違う例句を並べてみました。
季語の入る位置も、上五、中七、下五揃えてみましたので、
いろんなパターンで考えてみたいです。
頭で考えるだけでは、どうしても同じところをグルグルして煮詰まりがちになるので、
一覧に書き出して次の句を考えることで逆に頭がスッキリする気もします。
正丸さんの句会の次の兼題、「青饅」なんですね!
「一日一句」で書いたことありますので、何らかの参考になれば・・・。
http://meguru2016.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-4485.html

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