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« ◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第3週 | トップページ | 【名】今生の汗が消えゆくお母さん/古賀まり子 »

2017年7月17日 (月)

◆7月26日締切の兼題:「菊日和」

うあーーーー!
「菊日和」は、以前「象さん句会」に出したのが自分のベスト。
   馬の眸に睫毛の影や菊日和   小川めぐる
自分の過去作の中でもかなりお気に入りの部類なので、
これを超える句は出ないと思いますが、・・・精一杯頑張りますcrying

◆季語解説

・『俳句ポスト』より
 菊の香のしみ通るような、澄み渡った秋の日をいう。
 各地で菊花展が開かれたり、菊人形が作られたりなど、
 目や心に菊の存在を感じられる日和である。

・『日本の歳時記(小学館)』より
 菊日和(仲秋)
 菊が最も美しく咲く頃の好天をいう。
 「日和」とは空模様のことで、とくに晴天をいうが、
 「菊日和」となると、菊の花の豊かさと香気とを味わいつつ、
 晴れを喜ぶといった心情が伴う。
 各地で菊花展も催される。
 立派に仕立てられた菊だけでなく、庭の小菊や畑の隅に咲く菊も、
 秋たけなわの日射しの下で香気を放つ。


 我のみの菊日和とはゆめ思はじ   高浜虚子
 俄かなるよべの落葉や菊日和    原石鼎
 とりいでて墨をあそべり菊日和    水原秋櫻子
 南縁の焦げんばかりの菊日和    松本たかし

◆例句(『575筆まか勢』(菊1菊2菊3菊補遺1菊補遺2より抜粋)

菊日和馬は直ちに汗に濡れ             中村汀女
菊日和かさねてさらに菊月夜             水原秋櫻子
菊日和羅漢福耳もてあます              河野南畦
菊日和書塾の子らの行儀よく            山口青邨
菊日和浄明寺さま話好き               松本たかし
わが為の菊日和とも思はるゝ             高濱年尾
一万円借りて返すや菊日和             星野麥丘人
一本を活けて厠も菊日和               鷹羽狩行
吟味して刃物買ひけり菊日和            鈴木真砂女
菊守のごとくたたずみ菊日和            鷹羽狩行
巫女(かんなぎ)のひとりは八重歯菊日和     飯田龍太
まなじりのやさしき皺や菊日和            松永美重子


「菊」の中に含まれていたので、ページ内検索で調べました。
(我が道を往く星野麥丘人に痺れるshine
水原秋櫻子、鷹羽狩行など、この季語でたくさん詠んでいる俳人さんも。
そんな中、「巫女(かんなぎ)のひとりは八重歯菊日和/飯田龍太」にビビる。
私が『現俳協ネット句会』に出して9点頂いた、
「シスターの1人はのっぽ花菜風」とまったく同じ構文ではありませんかーcoldsweats02impact
まるで下敷きにしたかのようにぴったり。
やっぱり、俳句をやっているとこういうことに出逢うのですねbearing
最近、俳句関連の本を読むようになって、「あら!あらあら!」と、
こういった事例に出逢います。
短い音数の中で、どうしても言い回しも被ってくるかと思いますが、
そんな中でも、少しでも「私成分」が出せるよう、オリジナリティを磨きたいです。

◆脱!類想の手引き

「中七」少ないですね~。
取り合わせに、「書道」「墨」「寺」「馬」「神事」は結構ある気がします。
古風な雰囲気に合う季語なので、逆に思いっきり現代・モダンな空間に合わせてみる?

◆参考記事
・「日本菊花全国大会(国華園)スライドショーflair音楽は正直邪魔かも・・・。
・「菊の仕立て方flair七音の言葉いっぱい♪
・「菊の花言葉flair菊独特の空気感・・・。
・「菊は日本文化とともにありflairキーワードいっぱい♪


◆参考詩(三好達治)

  菊

      北川冬彦くんに

花ばかりがこの世で私に美しい。
窓に腰かけてゐる私の、ふとある時の私の純潔。

私の膝。私の手足。(飛行機が林を越える。)
――それから私の秘密。

秘密の花弁につつまれたあるひと時の私の純潔。
私の上を雲が流れる。私は楽しい。私は悲しくない。

しかしまた、やがて悲しみが私に帰つてくるだらう。
私には私の悲しみを防ぐすべがない。

私の悩みには理由がない。――それを私は知つてゐる。
花ばかりがこの世で私に美しい。

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

菊日和 ものすごく比重の大きい季語なんですね。秋櫻子など130句近く作っています(無料で水原秋櫻子の全句集の歳時記を無料でもらえました)


膝冷えてねむれざりしが・・・この後に菊日和をつけている。膝冷えてねむれざりしが菊日和。
めでたいことになる。

めぐるさま、たびたびすいません。割り込み失礼いたします。

dolce(ドルチェ)さま、こんにちは。秋櫻子はそんなにたくさん詠んでいるんですね。
存じませんでした。

佳き花の十鉢にあまり菊日和 水原秋櫻子

これ好きです。


他に気になったものに・・・

見かへるや麓の村は菊日和 芥川龍之介
花はみな四方に贈りて菊日和 宮沢賢治
若人のきざむ墓石や菊日和 中村汀女
我が猫をよその門辺に菊日和 松本たかし
帯合せ一度で決まる菊日和 北原智香

などなど。座五多いですねえ。おさまりが良いのかしら。

個人的イメージは、晴朗、、胸のつかえがとれる、スッキリ(ちょっとしみじみ)
祝福、平和。

>そんな中でも、少しでも「私成分」が出せるよう、オリジナリティを磨きたいです。

素晴らしい。同感です。
さっき、ベランダで煙草を吸っていたら、鳥が真っ直ぐに。
今は夏ですが、これで「菊日和」、一句できました。
参考記事をゆっくり読ませていただきます。

◆恵子さん

もう、例句を見ていたら「秋櫻子」「秋櫻子」でびっくりしましたcoldsweats01
よほどお好きなのだなと思うと同時に、日本人の原風景に近いのかもと。

◆すりいぴいさん

下五に置くと、晴れやかさが広がってスッキリと快い気分になりますね「菊日和」。

>個人的イメージは、晴朗、、胸のつかえがとれる、スッキリ(ちょっとしみじみ)
>祝福、平和。
なるほどなるほど、同感であります!
わだかまりを流す、謎が解ける、秋の季語なので透明感があり、高みへ吸い込まれていく気がします。
私も、さっき「ちちんぷいぷい」観てたら、ニュース映像から二句ほど思いつきました。
心に風を入れるべく、ちょっと外にも出かけてみようかしら~~~。

めぐるさん✨

私の歳時記にあった「菊日和」の例句で、私が気になったの載せてみます。↓

縄跳びの下手な子混り菊日和 奈田奈摘子
菊日和嫁ぐ子の髪結ひじまい 花田みすず
自分史の海にすとんと菊日和 岩田柳堂
ざわめける廻転寿しや菊日和 長田美智子
牛市へ出す牛磨く菊日和 阪上史琅

まだひとつも作れてないのですが、私も「現代・モダン」の方向のにも挑戦してみようと思います😶💕

◆さるぼぼさん

こんにちはshine
ご紹介の句、『575筆まか勢』の中で全部気になった句ばかりshine
(きりがないのでカットしていますが・・・)
牛の句もホント佳いよね~~~、私の故郷は畜産が盛んなので、よーく分かる!
あ~なんか今・・・浮かびそうに・・・がんばるっ!!!

ホント、秋櫻子は菊日和好きですね。
私もネットで検索すると秋櫻子ばかり。

ところで角川の「新日本大歳時記」に

菊の香のしみ通るような、澄み渡った秋の日をいい、諸所で菊花展や菊人形が作られ、足を運びたくなる気分を含んでいる。
「秋日和」と違い、目や心のどこかに菊の存在がなければいけないであろう。(伊藤白潮)

との記載があり、どうやってそれを表現するか悩みまくってます。

◆洒落神戸さん

ビビるほど秋櫻子でしたね!
ところで、『俳句ポスト』の季語解説も角川の歳時記に拠る感じでしょうかね。
しかし、明確に「秋日和」との違いを出さなければ、という一文は大きい気がします。
7句ほど作ってましたが、2句捨てますshock

「菊」と言えば浮かぶものの中で、「秋」からパっと思い浮かばない類のもの・・・
大部分が被るイメージなので難しいですね!
強いて言えば「菊」は、お葬式・法要色が強いか?
菊人形のモデルの人物、という連想もアリ?

そうですね。本当に菊そのものが大好きなお方です。菊の例句、もっとあります。菊単独に。秋櫻子先生は
菊だけで140句?菊日和に菊月夜、菊の雨 残る菊・・・あと月、 霧、 柿、紅葉・・・読んでいると「すごく静かな気持ちになります」この場合「菊日和」に8割託し、あまり措辞で歌わないほうがいいかもしれない。古典的な俳句でいきますね。

・・・秋櫻子先生は、さすがといいたいのですが季語2つを上手く組み込んでいる句が多いのですよ。

時々ナイターでずっこけていますが。・・・秋櫻子先生にかかったら日本シリーズが季語になってる・・

◆恵子さん

やはり、万葉調というか、短歌よりの部分が大きいのかも知れませんね。
季重なりや、ゆるやかで壮麗な感じは、やはり独特の存在に感じます。
日本シリーズもいずれ季語になるかも知れませんねえ・・・!

めぐるさん、再びお邪魔します。

めぐるさんの
馬の眸に睫毛の影や菊日和
いいではないですか。あんまりいうとうやみになっちゃうけど繊細です。
黒と茶のグラデーションみたいなものを感じます。

さるぼぼさま、第4回ネット句会ではお世話になりました。

牛市へ出す牛磨く菊日和 阪上史琅
菊日和嫁ぐ子の髪結ひじまい 花田みすず

イイですね。この2句には似通った情感が感じられます。
っていったら怒られそうですけども・・。

洒落神戸さま、第4回ネット句会、よろしくお願いいたします。
またまた有益なやりとりがございますね。
「秋日和」との違い。自句を見なおさないといけませんね・・。
ちょっと「秋日和」の句をみたんですが、私の鑑賞眼ではいまひとつ違いが・・。
これは難しい。

ひとつ思い当たったのはやはり香りとか、風かな・・。
しかし、直接に香るものを合わすのも難しい気が。
だって季語に菊、とあるところに他の香りを合わせるとねえ・・・。
「秋日和」のころの風って実際どうなんでしょうね。

dolce(ドルチェ)さまの、
>「菊日和」に8割託し、あまり措辞で歌わないほうがいいかもしれない。
というご発言、おおいに考えさせられます。

めぐるさん、いま、生駒の上の空がおそろしいことになってます。

めぐるさん
>ところで、『俳句ポスト』の季語解説も角川の歳時記に拠る感じでしょうかね。

俳句ポスト365に関してTwitterの方で「俳句ポスト365が底本としている講談社版『新日本大歳時記』」という発言があり、そんなのどこに書いてるんだろう?と思いサイト(Q&Aなど)を探したけど見つけれませんでした。
が、兼題「日焼」の火曜日「◆季語深耕」で見つけました。

○歳時記編者によって考え方は違うようですが、本サイトの底本としております講談社版『新日本大歳時記』では「日焼」となっています。

これまで図書館から角川の歳時記を借りていたのですが、現在「新日本第歳時記」(愛蔵版)を図書館で予約中。
水曜日ぐらいには手元に届くのでチェックしてみます。

>しかし、明確に「秋日和」との違いを出さなければ、という一文は大きい気がします。
>7句ほど作ってましたが、2句捨てますshock

俳句ポスト365>菊人形が作られたりなど、目や心に菊の存在を感じられる日和である。
 と
角川>諸所で菊花展や菊人形が作られ、足を運びたくなる気分を含んでいる。
角川>「秋日和」と違い、目や心のどこかに菊の存在がなければいけないであろう。

は、かなり違いますもんね。
角川は明確に詠み分けろ、季語を固定しろと…… orz

めぐるさんのこの記事&コメントを参考に頑張りマッスル!

◆すりいぴいさん

「馬の眸」の句を褒めて下さり、有難うございます!
実は菊花賞の時の思い出を句にしたものなんですが、季語「菊日和」が嵌ってくれました。

>「秋日和」との違い
私は法要・歴史的人物・歌舞伎あたりでいこうかな~と思っています。

明日は雨だってダンナが言ってたーーー。生駒から雨雲が来るのかっcoldsweats02

◆洒落神戸さん

>講談社版『新日本大歳時記』
そうなんですね!
あまりにも季語解説が似ていたから、「ここから?」って思っちゃいましたcoldsweats01

『俳句ポスト』より
菊の香のしみ通るような、澄み渡った秋の日をいう。
各地で菊花展が開かれたり、菊人形が作られたりなど、
目や心に菊の存在を感じられる日和である。

角川の「新日本大歳時記」
菊の香のしみ通るような、澄み渡った秋の日をいい、
諸所で菊花展や菊人形が作られ、足を運びたくなる気分を含んでいる。
「秋日和」と違い、目や心のどこかに菊の存在がなければいけないであろう。(伊藤白潮)

それだけに、この”「秋日和」と違い”っていう一文は目立って感じられましたね。
でも、作句の速い段階で指針を頂けたことは有難いです!
お礼がわりになるかどうか、これ貼っておきます。
https://www.hanamonogatari.com/blog/1245/
「菊の歴史は日本文化とともにあり」
「中国」「天皇」「歌舞伎」「義経」「家紋」「シャキシャキ」といったキーワードが拾えました。
菊を感じれば、「菊日和」の気分も自然と湧いてくるに違いない!

めぐるさん、あっざーす!!!

私も「菊日和」を考えながら、「これは、菊日和先に自分の中に"菊"のイメージを作らねば」と思っていたところでした。
URL、参考にします。

◆洒落神戸さん

うっ、掲示板でうまくリンク貼れてなかったsweat01
「参考記事」の中に追加しましたので、良かったらご覧下さいっhappy02

めぐるさん~

なかなか菊日和進んでなくて…
一句も投句してないですー(´╥ω╥`)

めぐるさんと同じ本の勉強と象さんと
俳句ポストとリアル句会とNHK俳句に翻弄されております~(×∀×๑ )
がんばります!

◆寿々さん

「菊日和」の締切はまだ先だから、ゆっくり行きましょう~~~!
案外、忘れている時に「ぽっ」と浮かんだりするものですよねshine
私など、締切の日に限ってカラオケで気分一新したりして、
煮詰まらないようにしています。
・・・って、その結果が華々しければ説得力あるんですがねーエヘヘヘヘcoldsweats01

プチ句会の句が浮かんで、菊日和の方は全然浮かびません あの句が発想のジャマをします
一万円借りて返すや菊日和 星野麥丘人
湘子の型その2です!

めぐるさん、みなさま、こんにちわ。再び失礼いたします。


>「秋日和」と違い、目や心のどこかに菊の存在がなければいけないであろう。
>(伊藤白潮)
>それだけに、この”「秋日和」と違い”っていう一文は目立って感じられましたね。

参考になります。まったく個人の視点ですが、
「秋日和」は目線が上(空、山)
「菊日和」は目線が人の高さあるいは少し下、みたいなイメージが浮かびました。
人や弱い、小さいものへの慈しみみたいな感じも抱きました。
つまり「対、ひと」みたいな。

これ基準でいくつか捨てました。まあ、まったくあてになりませんが!


ちなみにプチ句会。「枯葉」「落葉」(おちば)「紅葉(もみじ)散る」は
冬の季語みたいです。

失礼いたしました。
さあ、「菜虫」にもとりかかります。

◆葦たかしさん

>一万円借りて返すや菊日和 星野麥丘人
わはは、さすが星野麥丘人ですよね!!
もー大好き!!!shine

>湘子の型その2です!
冷静に突っ込んでいる葦さんも素敵!shine
「菊日和」、法要系でずっと考えていたけど、葦さんのおかげで爽やかな笑いが浮かびました。
うまく一句に出来たら葦さんのおかげですよ~!!

◆すりいぴいさん

おぉ!
>人や弱い、小さいものへの慈しみみたいな感じも抱きました。
実は、これで一句考えておりますshine
「シャボン玉」の元歌が讃美歌だったらしいということで・・・。
まだうまくまとまっていないんですが、何とか仕上げたいです!!
うまく一句に出来たら、すりいぴいさんのおかげですよ~!!

そうそう、「プチ句会」は「初秋の季節感で」お願いしますね(^_-)-☆

おや〜
コメント書きかけたのが消えた(ToT

今日、講談社の大歳時記をゲット(図書館で借りただけ)。
菊日和を見ると……

えっ、なに、これ。
こんなの、はじめて〜♪

角川のと一句一遊、もとい一字一句同じでした。
同じ、「伊藤白潮」の名前も。
歳時記ってこういうのアリなんですね (^^;


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