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2017年7月29日 (土)

◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第7週

ふ~~~。
まずは前回の暗誦句から・・・。

啄木鳥や落葉を急ぐ牧の木々   水原秋櫻子
夕東風や海の船ゐる隅田川
ふるさとの沼のにほひや蛇苺
むさしのの空真青なる落葉かな

・・・あっ、「落葉」のところ、最初「落ち葉」と書いてしまっていたので修正しましたsweat01
四句の中では、「夕東風」が一番の難敵でしたが、何とかcoldsweats01
さー、今週もはりきっていきますよーーー!!

◆切字の効果

下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

切字の三要素
1 詠嘆
2 省略
3 格調
切字をうまく用いるときは必ずこの三つの効果が出る


「や」「かな」「けり」などの切字。
切字によって、胸に響くものを感じたり、何とも言えない快感が尾を引いて残ったり、
その「容易ならざるはたらき」が、俳句をいかにも俳句らしくする、と書いてあります。
「わあ、素晴らしい!」「ああ、この感じ・・・」「そうだこれだ!」
そういった作者の感動、感嘆を集約するのが切字。
さまざまな思いを凝縮したこの響きが、深い余韻をもたらすのです。
切字によって、俳句は「凛とした姿」になり、だらだらと繋がった十七音とは、まったく別のものとして、
俳句として、立ち上がってくるんですね。
日常のことを五・七・五で言いました、というものをよく見かけますが、
それは、季語入りの十七音であったとしても、やはり俳句とは言い難い感が拭えません。
よほどうまいこと言っていないと、「あ、そうでしたか良かったですね」で終わる・・・
もっと言うと、「だから?」と続きを促したいような気分になる・・・。
その点、切字を使えば、何はともあれ俳句に見える!
これは大きな、非常に大きな武器です。
本書は徹底して切字中心に進めるとのこと。
「確乎とした切字への信頼感」をもって読み進めます。

・・・で、いよいよ次週から実作に入るのですね!!!ひーーードキドキ!!
もう一度おさらいをして・・・心の準備万端でページをめくろうと思います。

<暗誦句おさらい>

遠山に日の当たりたる枯野かな  高浜虚子
桐一葉日当たりながら落ちにけり
一つ根に離れ浮く葉や春の水  「離れて浮くや」と間違い!バツ1shock
鎌倉を驚かしたる余寒あり

春寒やぶつかり歩く盲犬      村上鬼城
残雪やごうごうと吹く松の風   「鳴る」と間違い!バツ2shock
冬蜂の死にどころなく歩きけり
けふの月馬も夜道を好みけり  「馬も月夜を・・・」と言ってしまいました、バツ3shock

かりそめに燈籠置くや草の中   飯田蛇笏
鈴おとのかすかにひびく日傘かな
をりとりてはらりとおもきすすきかな
秋たつや川瀬にまじる風の音  「川面に」でバツ4shock

頂上や殊に野菊の吹かれ居り  原石鼎
蔓踏んで一山の露動きけり
秋風や模様の違ふ皿二つ
短日の梢微塵にくれにけり    すいません、「短日」出て来ませんでした。×5shock 

雪解川名山けづる響かな     前田普羅
うしろより初雪ふれり夜の町
奥白根かの世の雪をかがやかす
駒ケ嶽凍てて巌を落としけり   「駒ヶ根・・・」違う違う!×6shock



・・・あかんやん!coldsweats02impact
微妙に暗誦出来ていなかったのでもうちょっと練習してから実作に入ります!!
ウヌヌ~~~道は遠いぜ!!!

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コメント

めぐるしゃん

勉強熱心なめぐるしゃんに頭が地面にめりこむほどひれ伏しております~~~!
そんなに厳しいチェックだと私、ほとんど全滅だ!ひーーー!
上5を見てだいたい分かったらいいか、あはは~♪ と思ってましたヾ(;´▽`A``
もう助詞と動詞は諦めて・・・いや季語も案外間違うのよね・・・
湘子先生の前にめぐるしゃんと私が座禅してたら私だけ、ばっしばっしと叩かれそう。

この本はたしかカルチャーセンターのテキストだと書いてあった
生徒は何歳位だろう??
ふつう六十過ぎたら、こんなに覚えられへん!
でも俳人は幾つになっても暗記力抜群なんだろうなあ?!

>桃猫さん

私も完璧を目指したところ。
なんとか1週目を終えて2週目には行けたのですが……
2週目から3週目に行けません orz

>たかしさん

カルチャーセンターのテキストではないですよ〜
カルチャーセンターなどにも行けない人のための超初心者用の本で、その教え方が上手く行くのは「いくつかのカルチャーセンターで実施、証明済み」とのことです。

50代のうちに頑張ろっと ;-)

めぐるさんへ

暗誦句の暗記……大変ですよねcoldsweats02
記憶の苦手な私は、初めからパスしてます……桃猫さんが警策で肩を何度も叩かれるなら、時を同じくして、私は竹刀で頭を何度も叩かれていると思いますcrying
「私の記憶は、80秒しか持たない」……ウソですcoldsweats01

ところで、人の失敗を「いじる」のもどうかと思ったのですが……「考察するには良い題材かも」と思ったので、ちょっと突っ込んでみます。
 
 
 
【1】
正:一つ根に離れ浮く葉や春の水
誤:一つ根に離れて浮くや春の水

「誤」の句は、一見自然そうな句に見えますが……実は、浮いている物が何だか全く分からない、致命的な句coldsweats02
たった1音ですけど、「葉」は重要な役割をしてますねconfident

【2】
正:残雪やごうごうと吹く松の風
誤:残雪やごうごうと鳴る松の風

「吹く」と「鳴る」の違いは微妙ですが、「ごうごう」というオノマトペで音を明確に示している所が鍵かも。
つまり、「ごうごう=ごうごうという音がしている」という意味だと考えれば、「鳴る」を使うと「音がしている」というニュアンスが微妙に被ってしまい、味が悪い。
この点、「吹く」には「音がしている」というニュアンスがほぼ無いので、こっちの方がしっくりくる気がします。

【3】
正:けふの月馬も夜道を好みけり
誤:けふの月馬も月夜を好みけり

さっきとほとんど同じ。とても目立つ要素である「月」を2回言うのは、ちょっと味が悪い。
「馬を夜に歩かせている」という事を示すために何らかの語を使うなら、「夜道」が限界……かな?coldsweats01

【4】
正:秋たつや川瀬にまじる風の音
誤:秋たつや川面にまじる風の音

私は「川面」でも句としてはそれほどおかしくないと思うが、「川瀬」を作者が選んだのは、

川瀬:川の中の浅瀬。川の流れが速く浅くなっている所。
(weblio古語より)

より、作者が「川瀬=川から音が発生しやすい場所」と考えたからなのかも。

【5】
短日の梢微塵にくれにけり

「短日」が出て来なかったそうですが……この句、ひょっとしたら「伏線の張られた句(連携重視の句)」かも。

「くれる(暮れる)」という言葉には、「日が暮れる」という意味と、「時期・季節などが終わりになる/一生の終わりの方になる」という意味の2つがあるようです。
脆さ・儚さを感じさせる「短日+(冬の)梢+微塵」で伏線を張った後、最後に「暮れる」を使って「短日が暮れる+梢が暮れる(終わる・枯れる)」として一気に結び付けて、連携を完成させています。
場合によっては、「人の一生の脆さ・儚さ」を示唆している可能性もありますが……読みすぎかなcoldsweats01

【6】
正:駒ケ嶽凍てて巌を落としけり
誤:駒ケ根凍てて巌を落としけり

まあ、これは地名(固有名詞)だからしょうがないcoldsweats01
「駒ケ嶽ならではの何か」があれば、話は別だが……
 
 
 
「名句」として挙げられる位の句なら、一語一語の存在・位置にもちゃんと意味があるはず。
「語が存在する意味」を考えて、それを覚えておけば、句を覚えておくのに役に立つ……かもcoldsweats01

◆ALL

うわーん、完璧に覚えた!と思っていたのに、
いざ振り返ってみると微妙に間違って出て来てしまいましたsweat01
脳内で、映像的に覚えるので、雰囲気は掴んでるんだけど・・・ってことが多いんですよねcoldsweats01
普段話す時も「ホラあの句・・・」と一部分しか言わないことが多いので・・・
ちょっとこれから普段からの意識を変えて、ちゃんと一句を暗誦するように心がけます!
今は記憶が新しいので全部大丈夫だけど・・・また何日か経ったら同じところをミスる可能性も?
いや、ヨミビトシラズさんの考察を思い出せば大丈夫かな?
また数日後にリベンジしたいと思います!!有難うございます!!!

“病気が再発するから”ともっともらしい理由をこじつけて<暗記はしません>
歳時記も国語辞書ももっていません、<その都度NETで調べています>
読めない難解な旧字は(安価な)電子辞書を愛用しています。

現在の私は多作多読に心がけ、木曜からの<プチ句会>・・俳句ポスト・先月<現〇俳〇協会>のNETに入会しはじめての投稿・いつき俳句新聞へ投稿・・8月の予定です。

悩みは<選句とその理由>を書くこと、プチ句会が初めての経験ですので宜しくお願いします。

◆痺麻人さん

こんにちは!
「いつき組新聞」での地選おめでとうございます!!!
いやはや、皆さんの活躍が凄すぎて、
こんな皆さんに来て頂ける「プチ句会」、楽しみで仕方ありませんshine
「『現俳協ネット句会』にも参加されたんですね、
1000句前後集まる句会なので選句が大変という声も聞きますが、
選句開始から締切まで10日間ほどあるので、
1日100句と思っていればそんなに負担でもないかと思いますwink
いろんな句と出逢えるので楽しいですよ!!!

<選句とその理由>、お気軽にお気楽にconfident
こちらこそどうぞよろしくお願い致します!!!

めぐるさん♪

す‥すごいスピードで進んでますね~(^_^;)
まだ覚えては飛び覚えては飛びしているので
3週目でとまってしまっています~(;∀;)

なんとか追いつけるように暗記がんばります!
冒頭に一度は流して読んでもよいとありましたのでまずは暗記は後で少しずつやっていって内容に追いつきたいと思います!!

なかなかついていくのに必死です(;´Д`)
追いかけますので進んでてくださいねー!
ε=ε=ε=ヾ(*´Д`)ノ

ヨミビトシラズさんのアドバイスとても役に立ちました!!私も勉強させていただきました!ありがとうございます!m(_ _)m

◆寿々さん

「20週俳句入門」、非常に分かりやすく書いてあって有難いですね!!!
秋櫻子までは、前から知っている句もあり覚えやすかったのですが、
渡辺水巴で止まっていますsweat01
ここを超えたら実作なのに~~~!
「踏みて」「別れて」「ひろごる」「夜明け」
もうひと頑張りdash

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