最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« ◆「第6回プチ句会」スケジュール&参加者募集 | トップページ | 【人】菊日和仔犬はまろびまたまろび »

2017年8月28日 (月)

◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第10週

<先週の暗誦句> 阿波野青畝の四句。

さみだれのあまだればかり浮御堂
探梅やみささぎどころたもとほり
葛城の寝釈迦の山・・・あっ!ダメだ!shock
葛城の山懐に寝釈迦かな
うつくしき芦火一つや暮の原

・・・まあまあだな、ヨシ進もう(エー)。

下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

◆基本から応用へ

「型・その1」は下五名詞・終止形でしたが、今度は動詞・形容詞です。
例句に、「~あり」「~ある」「返り」見て」「~に」「老ゆ」「古ぶ」「流れ」「急ぐ」「出づ」など、
さまざまな止め方が紹介されています。
この形では、時として内容が一つのまとまりになって感じられるものも見られます。

竹散るや川の端までよく流れ   岡本眸

この句もお手本として載っているのですが、
「竹が散ってあっという間に川の端まで流れていった」
・・・というふうに読めるのは気のせいでしょうかcoldsweats01
まあ、でも、「川の」の解釈次第ですよね。「川が」「川は」として読むのですね。
「竹の散る風景」+「流れのたゆまぬ美しい川」ということなんでしょうね。
それより、ショックだったのは、上田日差子です。
ずっと「ひさこ」という女性だと思っていたので、「ひざし」との振り仮名に「エッcoldsweats02impact」。
「ひざし」って・・・まさか男だったの?
と思ったら女性で、ホっとしたのも束の間、なんと上田五千石の娘さんだったcoldsweats02impact
ハイ、今まで知らなかったです・・・不勉強ですみませんほんと・・・。
そして、そんな驚きを上回る最大の「エッsweat01」があったのでした。

豆飯や佳きことすこしづつ伝へ   上田日差子

この句、以前『湯豆腐句会』に投句してたくさん点を頂いた句にそっくりだったんです。

善きことのぽつぽつありて豆ご飯  めぐる

・・・あまりにもスルっとまとまって降りてきたので、
どこかで見たのかも?」という疑念はあったんですが、
当時は「豆ご飯 善きこと」「豆ご飯 ぽつぽつ」で検索していたので、
HITしなかったのでしょう。
多少のテイストの違いはあるとはいえ・・・やはり似ている句があったのですねweep
まあ、そんなこと、まったくないなんてことの方があるはずないですよねweep
気を取り直して進もう・・・。

今回の添削句はこれ。

蓮咲くや不忍池に雨あがる   さとみ

形は出来ているものの、「不忍池→蓮」という関係が歴然。ここを離したい。
蓮の花を暗示する季語を選ぶことで、
読者に「その季節なら池に蓮が咲いている」と、連想で感じ取ってもらう。

pencil蝉鳴くや不忍池に雨あがる

「蓮咲く」だと、視点がそもそも「池」にある訳で、動きが少ないことに気づきました。
「蝉鳴く」だと、今は別の場所だけど池のことを思い出す・・・蓮でも見に行こうかと思う、
心の流れから体まで動き出すようなイメージが湧きました。
組長が『プレバト!』でよく言っている「や」でカットが切り替わる、ということですね。
それを踏まえて、私も2句・・・。

秋蝶や時折母の声高く
蜻蛉や蔵は閂かけ
たまま

前回の1句目「鬼灯」は、たくさんの皆さまからご意見頂き、

鬼灯や祖父の愛した「美少年」

に落ち着きました。中七は下五のことを「サラっと」・・・ですね!
おかげで言いたいことがぎうぎうで窮屈だった句が、
新しくスッキリした句に生まれ変わりました。
有難うございました!!
また遠慮なくご意見頂ければ幸いです、よろしくお願い致します!!

また、この章では、「韻文」と「散文」の違い、「や」「かな」の併用はタブー、
といったことも書かれており、繰り返し読んでおきたい重要な箇所になっています。

<今週の暗誦句>
久保田万太郎の四句。
「神田川」「竹馬や」「おもふさま」「パンにバタ」・・・ですね。
好きな句ばかりですので、今度はスッキリ暗誦出来そうです!!!happy01

« ◆「第6回プチ句会」スケジュール&参加者募集 | トップページ | 【人】菊日和仔犬はまろびまたまろび »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

>竹散るや川の端までよく流れ   岡本眸

本当だ~ひとつづきに読める~!
自分だけなら切れなしの句だと思っちゃいそう!
何度も読み返しているつもりでもめぐるさんの記事を読むと新鮮な驚きがある~!

これだけ名句を暗誦すると似た句を作ることってある!
私は俳句ポストの人選を見続けて後で似た句を作ってしまい冷汗が出ました。
気をつけても、ゼロにはできないだろうと思うので
「後から気づいたときは取り下げたらよい」という組長の言葉を支えに名句鑑賞頑張ります!

ゆびさして寒星一つづつ生かす 上田五千石

めぐるさんに教えてもらったこの句、やっぱり好きだな~
俳句に出逢ったその日を境に学校へ行けないほど苦しんだ神経症が治ったという話が好きです。

◇秋蝶や時折母の声高く

物憂い秋。気持ちが不安定になる秋。母は何気ない話の最中に思いがけず声が甲高くなるのでしょうか。描写に徹することで作者のささやかな哀れみや哀しみを感じました。

◇蜻蛉や蔵は閂かけたまま

固く閉ざした蔵を外から見ているのでしょうか。しっかりとかけられた閂が家の歴史や重みを語っているようです。

素敵な御句!さすがです!

◆桃にゃん

いつも丁寧な感想を有難うございます!
徐々にですが、本の内容を自分なりの言葉に落とし込んで、
かいつまんで説明出来るようになってきました。

類想類句の罠って・・・避けては通れないものだとは思いますが、
知らずに同じような句を作ってしまって「エッcoldsweats02」となるより、
よくある題材でもどこかしらに自分のオリジナリティを出すよう工夫するとか、
「この発想はすでに使われた、別な方向で」と目標を切り替えるか、
どのような形にしろ、知った上で戦っていく方がいいのかなとは思います。

>「後から気づいたときは取り下げたらよい」
つい最近、『一句一遊』でやっちゃいましたshock
「いやいやと首振る菜虫摘みにけり」と書きつけて送ったんですが、
「いやいやと首振る菜虫それもとる」という例句の完全な劣化コピーshock
すぐに気づいて取り消し願いのメールも出しました。
あとで似た句を発見した時に、「知らんかったー」と思うとどこかあきらめきれない気持ちも出るのですが、
「前に読んでたやん!」と気づくと、「そっか~」と思えて決着がつけられる気がする。


>上田五千石
私もその句、本当に大好きです。
「ゆびさして」目の前でしっかり認識して
「寒星ひとつずつ生かす」ぼんやりと大雑把にではなく、ひとつひとつをクッキリと詠みあげる。
この句は、「作句心得第一条」のように感じています。
五千石が、まさにこのように写生に取り組んだこと、
たとえようもなく鮮烈なたくさんの名句を残されたこと、
胸に刻んでいたいな、と。
俳句には、人生を丸ごと変えてしまうほどの力がある・・・。
私も「この世界は美しい」ということを、精一杯詠んでいきたいと思っています。
(そのわりにヘチョイ句が多いのは勘弁して下されcoldsweats01

>秋蝶&蜻蛉
素敵な鑑賞を有難うございます!
いやもう、遠慮なくぶった斬って下さいよcoldsweats01
自分ではなかなか分かりませんので・・・。


竹散るや川の端までよく流れ   岡本眸

この句、私は後にめぐるさんが書いている

>蓮の花を暗示する季語を選ぶことで、
>読者に「その季節なら池に蓮が咲いている」と、連想で感じ取ってもらう。

のパターンかなと思いました。
「竹散る」(初夏の季語) → 川の水量が多い(冬から春、春から夏とどんどん降水量が増える)
と連想させているのかなと。

擬似俳句対局を月波さんの次に制した野良古さんが一句一遊へのお便りに「新版20週俳句入門を買った」と書いており、組長が「私もこれで勉強しました!」と言ってはりましたね。
句の暗誦は飛ばし気味ですが (^^;、私もまだ投句の際に1〜4の型を使うのはかかしてません。

◆主将~!

こんばんは!
さすが主将、熱心ですねshine

>「竹散る」(初夏の季語) → 川の水量が多い(冬から春、春から夏とどんどん降水量が増える)
>と連想させているのかなと。
この句を「一物」でなく「取り合わせ」として紹介している以上、そう読むべきなのでしょうけど、
やっぱり私としては、それなら助詞「の」では誤解を生みやすいのではないかという気がします。

竹散るや川の端までよく流れ
竹散るや川は端までよく流れ

助詞「は」の方が伝わりやすいと思うのは、私が初心者だからでしょうねcoldsweats01
いやいや俳句は奥が深い!!!

めぐるさん!

ようやく追いつけましたε=ε=ε=ヾ(*´Д`)ノハァハァ

だんだんと難しくなるのでめぐるさんの解説を
戻ったり進んだりして理解出来ずにまた戻りして…

バインダーにまとめていって…
「竹の散る風景」+「流れのたゆまぬ美しい川」「川の」の解釈次第などなど短縮させて…

あー!むつかしー!!(。>д<) ヒィー
でも本を読んでいてもちんぷんかんぷんなので
本当に助かってます!!次の更新までになんとかここまでを理解完璧にしときます!←嘘(笑)それくらいの意気込みでついていきます(^_^;)これからもよろしくお願いします!

めぐるさん~いつもありがとー♪

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2251208/71431372

この記事へのトラックバック一覧です: ◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第10週:

« ◆「第6回プチ句会」スケジュール&参加者募集 | トップページ | 【人】菊日和仔犬はまろびまたまろび »