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2017年10月27日 (金)

【天】烏瓜あれは迷い家だつたのか

ぎゃーーーーっ。


ぎゃーーーーーーーーーーっ。



ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ



【人】の発表リストの中で、「もしかして金曜フラグですか?」という位置に名前があったので、
「うおっまさか!?いやでも前もこんなことがあって不発だったじゃないか、
いかん、いかんよ期待しちゃ~~~・・・」という微妙な心持ちで迎えた金曜日。
個室の清掃後、PCの動作チェックを行うという職場環境をいいことに、
10時2分頃に『俳句ポスト』の結果をチラ見して、いきなり飛び込んできた自句にビックリ!!
(びっくりしすぎて慌てて消す)
その後、また別な席の清掃後に、もう一度見て、「マジか!?」と思い、
PCを開く度に増えてゆく皆さまからのお祝いコメント&お祝いメールの数々に涙涙・・・。
普段から交流のある方、お久しぶりの方、この機に初めてコメント下さった方、
皆さん、まとめてで本当に申し訳ありませんが、
本当に本当に有難うございます・・・!!!


【天】烏瓜あれは迷い家だつたのか
「迷い家(まよいが)」とは『遠野物語』の中に出てくる伝承です。山中に忽然と現れる幻の家で、そこを訪れた人に不思議な富をもたらすという話。「マヨヒガに行き当りたる者は、必ず其家の内の什器家畜何にてもあれ持ち出でゝ来べきものなり。」とあり、何かを持ち出すと富者になれるといわれているのだそうです。
『遠野物語』では、「迷い家」に出会いながらも何も持ち出さなかった女に、後日、川上から赤い椀が流れてきます。女はそれを「ケセネギツ(雑穀を収納する櫃)」の中に入れ、穀物を計る器として使ったら、いつまでたっても穀物が尽きなくなった、という話が収録されています。
「烏瓜」の色は独特の朱です。ハッと心が動きます。見つけると得をしたような気分にもなりますが、見てはいけないものを見つけてしまったような、不可解な気持ちにもなる。不思議な実だなあといつも思います。美しいような怖いような、ほのぼのと懐かしいような、はたまた妖しく隠微にも思え、そんな「烏瓜」の複雑な属性を踏まえた上で、「迷い家」と取り合わせたところに強く惹かれました。
「あれは」やはり「迷い家」だったのか。山中にあった豪奢な屋敷。立派な黒い門、牛小屋には牛、馬小屋には馬、広い庭には紅白の花、鶏の遊ぶ庭、朱と黒の膳と椀、火鉢にたぎる鉄瓶の湯。そして人のいない静けさ。恐ろしくなって逃げ帰ってきたけれど、気が付けば手には「烏瓜」だけが握られていた。あれ以来、「烏瓜」を見る度に、やはり「あれは迷い家だつたのか」という思いが去来する。
季語「烏瓜」の持つ本意を『遠野物語』の世界に見つけた一句。この「烏瓜」はいつまでもいつまでも虚の世界に鮮やかな朱を吊るします。(夏井いつき)


実は、「遠野物語」自体を読んだ訳ではないので、多少心苦しいのですが、
大好きな「うしおととら(藤田和日郎)」という漫画の6巻~7巻に「迷い家」が出て来ます。
それで、Wikipediaで調べて、お話を知りました。
しかし、表記を「迷ひ家」にするのを忘れていて・・・以後、以後は気をつけます

「烏瓜」と言えば、俳句上達の方法として比々きさんからオススメして頂いた、
名句鑑賞」の第一弾に選んだのが正木ゆう子の「烏瓜」の句。
兼題「烏瓜」に向かうに当たって、この印象を大事に考えました。
この【天】は、まるで、そのことへのご褒美のようです。
こんなに嬉しいことはありません。
先人のすぐれた句に触れることで、季語の本意の片鱗を感じ、作句に活かすこと。
そのことを教えて下さった、比々きさんのお導きに、心から感謝します。
そしてこれからも、私なりに少しずつ前進していきたいと思っています。

胸がいっぱいすぎて、「水涸る」が全然思い浮かばないなんて言い訳しちゃダメですよね
全没喰らわないように、こちらも頑張って考えます!!
ウオオオオオ!!!

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

おめでとうございます♪

うーん、予想が外れた〜
「うしおととら」、そっちか!

妻は「孔雀王」に迷家が出てきたと。
漫画好きのめぐるさんのこと、実は遠野物語ではなくて孔雀王では?と話していたのですがwww
半分当たり、半分外れでしたね。

キャプテン、ついてくゼ!

◆主将~!

うおっ、「孔雀王」が出て来るあたりがさすがちゅまさん!イカしてるぜ!!
そーなんです、「雨月物語」は読んだんですけど、「遠野物語」は本では読んでないんです・・・。
ついでに「源氏物語」も漫画「あさきゆめみし」でしか読んでないぜ!
泥船に乗ったつもりでついて来なっ!

めぐるさん

当然だよね~! 遅すぎたくらい~~!!
この句を読んであの句を思い出しました♪

蜂球を朝から二つ見たるとは

共通点があります
めぐるさんならではの一句を統べるキーワード 「迷い家」と「蜂球」
余韻と余情をMaxにする下五の措辞 「だったのか」と「見たるとは」

これが「めぐるの勝利の方程式」ですね~(●^o^●)


遅くなってしまったけれど「天」選おめでとうございます。
すごいなぁ。私は投句したりしなかったり・・・。
忙しさに負けている今です。
家業・家事、そして手の掛かるようになってきた両親。
結社へ投句の句もつい妥協。心を入れ替えて頑張るネ。

◆葦たかしさん

有難うございます!
おおっ、そんな共通点があったとわっ
ふたつとも読者に判断を委ねるというか、答えが出ない感じですよね。
下手したら「そんなん知らんがな」で一蹴されるかも知れません
読み手の体験・知識・感受性に大きく依るものなのだな、と今更ながら感じ入っております。
作者に喜んで頂ける読み手でありたい、と強く願います。

◆紫さん

有難うございます!
望外の喜びに、ここ数日は夢の中にいるみたいです。
そういえば『湯豆腐句会』にも投句がなかったような・・・紫さんの名前がないと寂しいよう~
お忙しい毎日、そこにはきっと紫さんにしか詠めない十七音が漂っていそうです。
私も、実生活をきちんとしなければ・・・まずは親に手紙を書くところから始めよう・・・。


めぐるさん、こんにちは。
洒落さん、葦さん、こんにちは。紫さん、はじめまして。割り込み失礼いたします。

改めまして初の天、本当におめでとうございます。たぶん律儀なめぐるさんの
ことだからしばらく返事に忙しいと思い、ずらして鈍行列車でお祝いです。
もうひとつ前の記事はいっぱいだしこちらに。

これまでの努力と積み重ねてきた広範囲なアンテナが融合した、当然の結果がひとまず出たと思います。
継続して人アンド金曜常連、2回目の天にむけて一層の精進を期待してますよ。
でもペース、持ち味を消さないように気負わず、このままお進みください。
変な色気を出すと先生に見破られて?)しまいますからね。
はじめて俳句でやりとりさせていただいたのがめぐるさんですから、感慨もひとしお。
おめでとうございました。健全な闘志(?)で切磋琢磨する所存です。

余談:「ひまわり畑」吟行欄へはのちほど返事します。

◆すりいぴいさん

有難うございます!
さすが気遣いの人・すりいぴいさんですね

>継続して人アンド金曜常連、2回目の天にむけて一層の精進を期待してますよ。
ひー、なんかいろいろ増えてる!
意外とスパルタ・すりいぴいさんですねっ
とりあえず、次からは投句数を20句から15句に絞った上で、【人】×2句を狙います。
以前は、【人】×3句というのもありましたが、『俳句ポスト』の参加者が増えて来て、
めいおう星さんのように、【人】×2句+金曜日、というのが現在の最高形のようです。
私も最終目標をそこに置き、質の揃った投句、ちょこっと類想を外れた発想が出来るように頑張ります!
またカラオケ句会(?)もしましょ~ね!

めぐるさん、今回は本当におめでとうございます
改めまして、この句に関してコメントを……随分遅くなったけど

【天】烏瓜あれは迷い家だつたのか

直接的な話をする前に……まずは、以下の駄文にお付き合い下さい。

【「お前がこの戦いに勝って得た安らぎなど、ほんの一時の気休めでしかない。人の心ほど、弱く移ろいやすい物は無いのだ」
……魔王はそう言い残すと、塵と化して消え去った。

全ては……終わったのだ。

次の瞬間、不意に巨大な閃光が私の体を包んだ。
思わず目を閉じ、再び目を開けると……

そこは、シャッターの閉まった店の軒先だった。
全てが始まった場所……私が雨宿りのつもりで迷い込んだ、あの軒先だ。

いつの間にか、しっかりと握られていたはずの剣は鞄に姿を変え、身に付けていた鎧は学生服に戻っていた。

全ては、いっときの夢だったのだろうか。
……しかし…………

手首に巻かれたままの、濃紺のバンダナ。

魔王との長い戦いの中で、私が討ってしまった親友。
その、形見のバンダナが……その事を無言で、しかし明確に否定していた。】(※1)

これは、とあるゲームのエンディングの様子を私が文に起こしてみた物ですが……こんな感じで「夢みたいな出来事が起こったけど、自分の手元に残った「ある物」が、それが夢ではない事を示す」という展開は、小説やらゲームやらで時々目にします。「良くある展開」かも知れませんが、それでもインパクトは大きいです

で、この句のどこがすごいのかと言うと……その「インパクトのある展開(物語)」を、「迷い家」と「烏瓜」の2語だけで描き切ってしまったということ。この2語以外に具体的な情報を示す物は殆ど無く、季語以外の12音は「迷い家に関わった人」を一人称視点でゆったりと纏める事に徹している。
このような事をすると、普通は情報不足で「精度不全」になる事が多いのだが……「迷い家」に含まれている情報が「遠野物語」の関係もあって意外にも多く、問題にはならない。さらに、「迷い家」という言葉そのものも地味に良く、遠野物語を知らない人でも「迷い家→彷徨う家→神出鬼没の家→見つけたら何かが起こりそう?」のような感じで想像が膨らみます。(※2)

さらに、「迷い家」に合わせた「烏瓜」がドンピシャ。「烏瓜」は「赤」「苦くて食えない(=どこか毒々しい)」「蔓が朽ちても、実は延々とぶら下がっている」という所から、「ミステリアス」「不気味」というキーワードが浮かびますが(※3)……これが、「迷い家」の景色にはもちろん、心理的にも彩りを添える事に成功しています

とまあ、書けば色々とキリが無いのですが……プチ句会の事もありますし、今日はこの辺で失礼します
兼題の詞は今日まで何回か見て来ました……何かまとまりそうな予感はするのですが、まだ1句も書けて無いんだよな
……まあ、「天(=1位)」や「地(=2~10位?)」と言わないまでも、せめて「出して恥ずかしくない句」を1句くらいは書きたいものである

(※1)→この文だけでこのゲームのタイトルが分かった方は、恐らくはかなりマニアックな方です。一時期はそれなりに有名だったのに、最後は事実上の枕営業までさせられるとは……二重の意味で、悲劇のヒロイン

(※2)→……すみません。初めてこの句を読んだ時、私は遠野物語の事を全く知りませんでした先生の解説があって助かった

(※3)→とか何とか偉そうな事を言っているけど、その辺の事は人選や並選の句を見て初めて知りました。祭祀とは何の関係もない季語なのに神秘系の句がやけに多く、俳句としては珍しいホラー系の句もちらほらと見受けられます。魔女ネタの句が8句程ありましたが、原因はハロウィンだけでは無さそうです
……ひょっとしたら、夏井先生がこのタイミングで「烏瓜」を兼題にしてきたのは、ハロウィンに引っ掛けて「烏瓜はホラー系の句に使える」というメッセージを送ろうとしたのかも。……考え過ぎ?

◆シラズくん

おぉ~!分析と鑑賞を有難うございます!!
シラズくんに褒めてもらえると超~!嬉しいっス!!
そうそう、手元に残ったものを見て「夢じゃ・・・なかったんだよね」なんてなシーン、よくありますよね!
「千と千尋~」でもヘアゴムかなんか握りしめてなかったっけ。(違ってたらスイマセン
シラズくんとの会話がヒントになった「蜩」に続いて、
こちらも「ひまわり畑」での皆さんとの会話から連想が及んだ「おかげ俳句」です。
皆さんとの交流が、どんなに刺激と励みになっているか分かりません。
次は「炭」、また皆さんとたくさんお喋りしたいと思っております、
シラズくんもよろしくね!!!

実は、以前から聞こうと思ってそれっきりになっていたんですが……

≫シラズくんとの会話がヒントになった「蜩」に続いて

こういう話が「ひまわり」で出ていた事は覚えているんですが、私がどんな事を言ってめぐるさんがどんな句を作ったかをよく覚えていない(特に前者。何か変わった事を言ったかな?)

是非教えて欲しいのですが……これからプチ句会の選句で大変だと思います。お返事は、お時間がある時で構いませんよ

◆シラズくん

おおっ、その節はお世話になり申した!
詳細はこの記事のコメント欄まで見て頂くとして。
http://meguru2016.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-ee61.html
シラズくんの発言には、自分の中にまったくなかった発想とか方向があって、すっごく刺激的です。
私が見ていなかった、裏側を見せてくれるというか。
俳句は何と言っても感性が勝負ですから、
どんなに欲しくても手に入れられないと思って苦しんでいる人もたくさんいると思います。
そんな人たちにも、シラズくんの存在はきっと刺激になっているんじゃないのかな。
きっと大化けする!と信じる一方で、いつまでも今のままのシラズくんでいて欲しいとも・・・。
おっと、ちょっとラブレターっぽくなってしまった?
この気持ち、「恋の句」に流用出来たら、これまた「おかげ」なんですが

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