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2018年1月27日 (土)

◆「探梅」金曜日&七句選

「プチ句会」終了、「探梅」発表、「花」投句完了ーーー!
なんとも駆け足に過ぎて、何一つ追いついていないノロマな私です
このごろ、ちょっと目をこするとビックリするほどしみるようになってきました。
いよいよドライアイも深刻かーーーと思いながら、ボチボチやっておりまする

◆金曜日

【天】探梅や天智天武の恋幾たび    めいおう星
天智天皇、天武天皇が生きていた時代には、花といえば「梅」を意味していました。
額田王をめぐる三角関係説もある、兄の「天智」と弟の「天武」。
彼らの「恋」が「恋幾たび」も華やいだ時代には、かぐわしい梅の香りが似合います。
季語「探梅」の野生味と情趣を表現しようとする時、
万葉集の時代の「恋」と取り合わせる手があったか!と、膝を打った次第です。
上五の季語を強める「や」から、
下五「幾たび」でおさめるあたりのバランス感覚もさすがの一句です。(夏井いつき)抜粋

「探梅」には「古典」、とりわけ「万葉」の世界が似合う!と思っていましたが、
私の「妹背の里に立つ煙」は見事撃沈
【天】句を見て、その違いにいっそ爽やかな気持ちです。
「天」のリズムのゆえでしょうか、一句全体に透明で明るい色彩が広がって心地良く、
「恋幾度(いくど)」ならば五音でまとまるのに、「恋幾たび」と字余りの結び。
二人の有り余る情熱を表しているようで、ぐっときます
めいおう星さーーーん、おめでとうございます!!!憧れは新たになる一方です

【地】探梅の声や静かな活断層    酒井おかわり
「探梅の声」が賑やかに聞こえてきますが、
彼らの歩いているその地層は「活断層」であるよ、というのです。
「静かな」の一語が静かな迫力となって「探梅」の人々に迫ります。
名詞止もまた静かな迫力。(夏井いつき)

ある方から「『震災基準点』の上位互換句と思ったのではありませんか?」と、
ご意見を頂いた句です。言われた瞬間はピンときませんでした。
「基準点」は探梅者が目の前の小さなものにふと気づいた感じで、
「活断層」は第三者が探梅者のいる山を俯瞰している感じで、
全然違う句だと思っていたんです
ところが一晩寝て酒が抜けたら「あっ!!!」と気づきました。
   (↑新年会の2次会で気持ちワイン良く飲んでましたー)
「この発想はなかったわ~着眼点が違うな~~~」と眩しくみていた句が・・・
「地震」という、根本にあるキーワードは同じだったんですね。
そのスケールのあまりの違いに、愕然とする思いです。
おかわりさーーーん、おめでとうございます!!!打ちのめされました!!!

その他、「スクナヒコナ」「ぽっくり寺」「青猫」「恐ろしヶ淵」などなど、唸らされる句ばかり。
金曜掲載の皆さん、おめでとうございます!!!


◆七句選
「探梅」木曜掲載の句から、お気に入りの七句を紹介します。
(十句にしようとしたら、際限なく抜き出し続けるハメになったので厳選しました
私なりの感想を書かせて頂きますが、「私はこう読んだ」「私もその句好きです」あるいは
「勝手に私の句を使わないで」といったご意見があればよろしくお願い致します。
 (↑お申し出があれば、すぐに取り消し致します)

探梅や逞しく立つ尿の湯気      一阿蘇二鷲三ピーマン
「探梅」という、どことなく正体の掴めない感じに、「逞しく立つ」の確りした存在感、それが「尿の湯気」なのが素敵。まだ寒い時であるため、その情景は容易に想像出来るし、排尿後の足取りの力強さまで感じることが出来る。今年も探梅に来れた、こうやって元気に歩けることそのものの喜びがきっとあるのだろう。梅が咲いていてもいなくても、帰路の人物は充足感に微笑んでいるような気がする。

あそこだけ空があはくて梅さがす  緑の手
空は、大気中の水分が少ないほど青く見えるそうです。空気の乾燥する冬が一番空の色が濃く見えるのはそのため。ということは、淡く見えるのは春の兆し・・・ほら、そこにもう梅が咲いているかも知れませんよ。春の予感に、ほんのりとそこだけやわらかくなる空の色を、私にも見せて頂きました。ファンタスティック

しりとりは明るい言葉探梅行     香野さとみ
1人ではない、複数での「探梅行」ですね。「ねーしりとりしようよ」なんて言い出すのだから、女性同士のグループかも知れません。カラフルな上着やリュック、きゃらきゃらと明るい笑い声まで聞こえてくるようです。「探梅」というちょっとした冒険、ちょっとした非日常感、春を探しにいくというワクワク感や華やぎが、明るい言葉ばかりを浮かばせるのでしょう。しりとりの次は恋バナでしょうか。彼女たちは確かに春に向かって進んでいます。

探梅や折り目の多き手描き地図  次郎の飼い主
私も「手描き地図」を「蕗の薹」で考えたことがありました!あ~~~でも「折り目の多き」は何だかスゴク実感出来るものがあります!!ギュギュっと折りたたんで、タバコみたいに胸ポケットに入れるような・・・そしてその指もゴツゴツと節くれだっているような。書いた本人にしか分からないような目印、記号、自分がつけた木や道の名前が書き込んでありそうで、一緒に見てみたくなりました。

一息に熱きごぼう茶梅探る      かつたろー。
私も、熱いお茶を持って行く、どこかで飲む、といった句のイメージは追いかけましたが、「ごぼう茶」は出て来ませんでした(知りませんでした)。牛蒡は大好きでよく煮ものや豚汁に使います。独特の香り・風味があって、入れると入れないでは全然違います。オリジナリティのある言葉ひとつで、一句がこんなにも豊かになるのと同じですね。それにしても、この広告の「なんと現在62歳」って写真の人のこと?気になるわあああ

探梅や男根石を拝みつつ      葦たかし
いいですねえ!「男根岩」というと、子宝・安産を願う女性たちが拝むご神体というイメージですが、「探梅」と合わせると、一気に男性側の祈りが感じられる気がするのは、「探梅」から「健脚」→「強靭な下半身」と連想が進むせいでしょうか「拝みつつ」という軽さも素敵ですね。深刻な祈りではなくて、あくまでも「ついでに拝んでおくか」という感じ。何事にもフットワークの軽そうな、気持ちの良い「人生の先輩」の姿が浮かびました。

フルートは水の響きや探梅行    みちる
フルートの旋律を「水の響き」との把握が何とも素敵です。あの軽やかに澄んだ音色は、確かに清冽な流れがそのまま音楽になったかのよう。「探梅」に歩く間中、この句の「中の人」の心には、このフルートの音色が響いているのでしょう。沢のせせらぎ、雪解水。そんな確かな春の兆しが、きっと「探梅」の山に潜んでいるのに違いありません。胸の中まで浄化されそうな「探梅行」です。


最後になりましたが、「探梅」掲載の皆さん、おめでとうございます!!
寒いの苦手な私ですが、山歩きって気持ちよさそうだなーと思いました。
いつか、気心知れた仲間と行くことが出来たならーーー。
あ、でも大阪城公園の梅は見に行きたいかも!!!どーですか、月波さん!!!

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

めぐるさん、こんにちは。初めてのコメント書き込みです^_^

『探梅』七句選に挙げていただき、ありがとうございます(*^_^*)

探梅には熱いお茶を持って行き、途中で冷えた体を温める…といったところから、さて何のお茶を持って行くかな?…と考え、ごぼう茶に行き着きました。

最近、我が家で(と言っても基本奥さんだけですが…)ごぼう茶を飲み始めまして。熱いごぼう茶を水筒に入れて、奥さんは職場へ持って行っています。毎日そのごぼう茶を準備しているのは僕なので(笑)、ごぼう茶しか浮かばなかった…という気もしますが(;^ω^)

今回初めて『人』に二句選ばれたので、継続していけるようにしたいな〜と思っています。今後ともよろしくお願いします♪

◆かつたろー。さん

こちらでは初めまして!ようこそお出で下さいました
立志さんのような素晴らしい鑑賞は出来ませんが、私なりに感じたことや気づいたことを書いています。

>さて何のお茶を持って行くかな?
ここがキモでしたよね!!
私は「焙じ茶」しか浮かばなくて
これでは類想から抜け出ることは出来ないと早々にあきらめてしまいました
「ごぼう」から感じる「土の香り」が、なんとも言えないですね。
かつたろー。さんのお句では、
◇やわらかき犬のリードや蕨狩
◇仄暗き藪新しき熊の糞
◇まだ呼吸しているような鵙の贄
など、好きな句が多いです
個人的にびっくりしたのは
◇菊日和カチっと留まるホッチキス
「櫨紅葉」で「ホチキス」入りの十二音を合わせようとして微妙だったので、そのまま置いておいて、
「菊日和」の時は忘れていました(汗
音韻から、明るい「菊日和」の空気の透明感まで伝わってきて素敵です
なんだか、かつたろー。さんは常に私の一歩先を行っている気がする!!
これからも注目させて頂きます、どうぞよろしくお願い致します!!!

おはようございます♪

僕の句で、好きな句が多いなんて…ホント嬉しいです(*´∀`*) めぐるさんの一歩先を行ってるなんてとんでもない!めぐるさんはじめ、皆さんの俳句の鑑賞力や向き合い方などなど、見習う点ばかりです!

そう言えば、俳ポはじめいろいろな場でお名前をお見かけする洒落神戸さんが、広島テレビテレビ派の俳句道場で、大賞を獲られていましたね。実は僕もずっと投句していまして…随分大賞や入賞からは遠ざかっていますが(;一_一)皆さん、いろいろな場で活躍され、負けていられないなぁって思います!!

かつたろーさん、はじめまして!
 
いえいえ、かつたろーさんこそ大賞とか特選とか!>広島テレビ
半年ほど前に何度か投句した時に過去ログをみて、お名前拝見しておりました。
その時は「入選B」にしかなれなくてしばらく離れていたのですが、東京は大雪、あまり雪の降らない神戸でもチラホラ雪がふるなかの「雪」という兼題だったので出して見ました。詠んだ景は実景ではなく想像ですが、やはり実物の雪を見ながら詠んだのが(あと、雪の歳時記での猛特訓が)功を奏したのではないかと (^^;
 
私もいつも、る印やひまわり畑に集う方々の活躍を見て発奮しております。

横から失礼致します。

洒落神戸さん、大賞おめでとうございます!
結果見て「えェ!!!先超されたorz」と思いました(笑)
風見鶏の見下ろすところで生まれ育ったんです、私。
冬の神戸は震災とリンクして、いまだに詠むことができません。
司さんの阪神忌の句も、ぐっさり突き刺さって、何度も何度もつぶやいています。
句にして昇華したいなと思いますが、なかなか、、、なかなか、、、

かつたろー。さん、はじめまして。はまのはのと申します。
かつたろー。さん、一斤染乃さん、みなとさん、菊地洋勝さんを追って俳句道場には「鮎」から投句をしています(別俳号で投句してます)。
かつたろー。さんの「風鈴や砂にまみれたる秒針」、夏の憂い、哲学書の一節のようで美しいと思いました(←これをずっと伝えられたらないいなぁと思っていたんです!)
谷村先生の「物に託せ!」が基準の選句って面白いし楽しいですよね。
毎回何かしらのコメントがもらえるのも、嬉しいですしね。
(「この方向で」ってコメントが「どの方向?」ってなってる私ですが(笑))
かつたろー。さんの俳句、楽しみにしています。


洒落神戸さん、はじめまして!
改めて、俳句道場大賞おめでとうございます^_^ やはり実物を見て句を作ることで、実感が伴った句になるのですね。兼題を見て、ネット検索をして、家で考え込んでいるだけではいけませんね(;^ω^)僕も外へ出て、体で感じた句を作りたいと思います!!

はまのはのさん、はじめまして!
句を褒めてもらえて、本当に嬉しいです(*^▽^*) 〆切に追われつつ、どうにか投句を継続している僕ですが、洒落神戸さんの句のように、『実感』を大切にしてこれからも続けていきたいと思っています。毎回もらえるコメントも励みになりますし、一緒に頑張りましょうね♪

★めぐるさん

拙句に素敵な鑑賞をありがとうございます^ ^
作者も気づいていないことを語ってもらえる
のが、俳句のイイところですね〜♪
僕もめぐるさんのような鑑賞力を身につけたい
です!

◆たかさん

有難うございます!
作者の方からそう言って頂けるとほっとします
私も誰かから感想を言ってもらえるような句が書けるように頑張らないとです

めぐるさんいはようございます。何か寝付けなくて。寒いせい?

かつたろー。さんこんにちは。「俳句チャンネル」ではやりとりさせていただき
ありがとうございます。こちらにもおいでになられたんですね。嬉しいですね。
広島テレビでの活躍を存じませんで失礼いたしました。
次の「プチ句会」(藤田湘子シリーズ)では是非ご参加くださいね。

はのさん、おはようございます。はのさんも広島テレビに・・。
私はいまの投句先で手いっぱいですが、はのさんもよろしければ今治の「俳句チャンネル」の
投句、気軽にいかがですか。

葦さん、次の「プチ句会」でもよろしくお願いいたしますね。

さて、私の五選です。

「天」 探梅や天智天武の恋幾たび  めいおう星・・春を探す心。
「地」 探梅の声や静かな活断層   酒井おかわり・・いろいろ動き出す春。

探梅の人をぬひつつふる尻尾     比々き・・春を犬も喜んでいるかのよう。
探梅や折り目の多き手描き地図    次郎の飼い主・・措辞の実感。
探梅や二輪は遠くまなうらに      ときこの母よしこ・・「ひまわり畑」に拙い
                        鑑賞をさせていただきました。とても好きな句です。

はのさん、ありがとうございます!

>洒落神戸さん、大賞おめでとうございます!
>結果見て「えェ!!!先超されたorz」と思いました(笑)
>風見鶏の見下ろすところで生まれ育ったんです、私。

おお、ええところで育ったんですね〜
私はお上品な和田岬の方でwww

>冬の神戸は震災とリンクして、いまだに詠むことができません。

ああ、そうか……
私は震災と冬とはあまりリンクしてないので意識せずに詠んでました。
私はNHK俳句の「夕焼け」の時に画像検索で夕焼け画像をたくさん見たらその一部(色合いかな?)がダメでした。
長田の方の空の不穏な色(火事の煙)とリンクしてるみたいで。

>谷村先生の「物に託せ!」が基準の選句って面白いし楽しいですよね。

ですね〜
最初、北野を見下ろす風見鶏を考えていたのですが、途中で「風見鶏が見下ろしたらそこは北野だからそれは言わずに街でいいじゃん!」と思ったらスッキリしました。
まあ、本当に「風見鶏が見下ろす」=「北野」かどうかは別にして、私の場合は俳号に「神戸」が入っているというラッキー?もありw

>毎回何かしらのコメントがもらえるのも、嬉しいですしね。
>(「この方向で」ってコメントが「どの方向?」ってなってる私ですが(笑))

確かに!www>この方向、どの方向


かつたろーさん
>改めて、俳句道場大賞おめでとうございます^_^ やはり実物を見て句を作ることで、実感が伴った句になるのですね。兼題を見て、ネット検索をして、家で考え込んでいるだけではいけませんね(;^ω^)僕も外へ出て、体で感じた句を作りたいと思います!!

実は私もデブ性、もとい出不精なのでインターネットで調べてばかり。
これを気にもっと外に出るようにしなくては。
二重跳びはできませんがまずはウォーキングから ;-)

◆すりいぴいさん

おはようございます!
五句選ありがとうございます、どの句も佳いですねえ
私も一回抜き出した句ばかりです。
(もーあっという間に20句とか30句になっちゃう
すりいぴいさんの「水筒」の句も佳かったです、
まだ水温む手前の、硬質な輝きが見えました

◆かつたろー。さん

本当に皆さんの活躍には驚かされるばかり!!
当ブログが気になる俳人さんとの交流の一助となれば嬉しいですが、
交流掲示板としては「ひまわり畑」もございます。
http://6929.teacup.com/smgk/bbs
こちらで発言して頂くと、もっとたくさんの方と繋がれるかと思いますよ
お気軽に「気になる句」「気になる方」などなど発信しちゃって下さい!!

おはようございます(・∀・)

めぐるさん、交流掲示板のご案内ありがとうございます♪またのぞかせていただきますね!

すりいぴいさん、めぐるさん主催の句会(るるる句会に決まったんですね!)へのお誘い、ありがとうございます(●^o^●)参加する機会を探りつつ、少しずつ力をつけておきたいと思います!

◆かつたろー。さん

おはようございます
当句会は、毎月上旬の『俳句ポスト』投句締切に合わせて開催しています。
私自身の「ダメなところがあれば言って欲しい!!!」という強烈な欲求からスタートしています。
皆さんの選評が十人十色で本当に勉強になります。
定員制なのですが、あんまりすぐには埋まらない傾向があります、今がチャンスですよ

めぐるさん、みなさんこんにちは。

かつたろー。さん、
ぜひご検討ください。もちろん、かつたろー。さんの得心いく
無理のないときでかまいませんし、無理強いはもちろんしません。
ですがっ・・そのときは今! かもしれませんよお。

ですがもちろんみなさまそれぞれのペースと納得で。
るるる句会はまだまだ続くので、いつでもお気軽に。
掲示板へも気が向かれた時にいつでも。  ではでは。

明日の「俳句チャンネル」、楽しみにしています。

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