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2018年2月

2018年2月28日 (水)

◆3月号

25日(日)の朝10時頃届きました

◆雑詠

【人】オーボエの少女三人春近し   (阪西敦子、関悦史)

「オーボエ」の音色が好きで、何とか詠みたいなあとずっと思っていました。
「オーボエは1つの部に1人いれば十分」「指導してくれる先輩はいない」
といった記述を、吹奏楽関連のページでよく見かけたので、
ネットやラインで繋がっている「少女三人」がお互い励まし合っているイメージで。
季語は、もっといいのがありそうで悩みましたが、【人】に採って頂いて良かったです。

月波さん【地】(阪西敦子、関悦史【人】)、24516さん【地】(関悦史)はじめ、
すりいぴいさん(阪西敦子【人】)、凡鑽さん(阪西敦子【人】)、小市さん(阪西敦子【人】)、
小市さんは別の句で関悦史【人】もおめでとうございます!!
その他、並選にも皆さんのお名前がたくさん・・・!
みなさん、掲載おめでとうございます!!

◆自由律

【並】誰でもいいなんて言うなよ月は見てる

凡さん【天】、彩楓さん【地】、こうこさん【人】、おめでとうございます!!
【並】月波さん、姫城さん、24516さん、洒落神戸さん、立志さん、小市さん、おめでとうです!

◆詰め俳句計画

ひんやりと(   )の道を来し手紙
大鍋のスープへ融けてゆく(   )

読んだ瞬間、「朧っ!」と思ったのですが、正解は「霞」
惜しいー!歳時記に「いわば夜の霞」って書いてあったのに~~~。
で、「霞」と「朧」で迷ったかというと、実は全然迷ってなかったという事実
大鍋でスープを作るイメージが、私にとっては夜の方がしっくりくるのと、
前句の「ひんやり」からまだ肌寒い時期のイメージもあったので、
「スープ」自体、ポタージュ的な質感のものを思い浮かべていたんですよね。
確かに、「手紙」は夜のイメージではないんだけど・・・
投函地から目的地までは、夜の道を通って来るのかなと。
カラオケ会のあと、すりいぴいさん&月波さんと三人で飲みながら喋ってた時、
この問題が話題に上がって楽しかったです。
すりいぴいさんが「2月」って言えば「それだっ!」と思い、
月波さんが「日永」と言えば「あっ!!そうかも~~~」と、揺れ揺れの私
「2月」は正解と同じ1級、「日永」は詰め俳句の師匠(マイマイさん)と同じ回答。
お二人ともさすがでございました!
「朧」は一番たくさん来てたみたいですね。姫城さんと一緒だったのが嬉しいです!

≪次回のお題≫
参道を来て(       )ところ
(       )やら水に入るやら

7文字、「春または夏の季語」。
ピンと来たことは来ましたが、合ってるのかな?
ヒントも気になるなあ~~~、一般的には春だけど、夏にしている歳時記もあるってこと?

◆疑似俳句対局

お題句:春兆すぽんぽん船に好々爺
     →きんつばは義母の好物梅ふふむ  (頂いた自立語:「好」)

「好」を使った方たくさんいらして、中には中国語の俳句も!
自分の句から、こんなにたくさんの句が生まれたということが嬉しくて、
またお題句に採ってもらえるように頑張るぞ~~~!と決意を新たに。

次回お題句:雪だるま想ひ出いつも不格好  柊 月子

わあ、月子さんの句が次回のお題!
「想ひ出いつも不格好」・・・ああ、私なんて墨をぶっかけたい思い出だらけよ
こんな私の心にメテオストライクな句を・・・ありがとう月子さん
気が付けば今日は28日、つまり末日。「疑似俳句対局」の締切ですね、
うわー感激ばっかりしていて、投句を忘れていました急げ~


他にも「短歌の窓」「ビートルズプロジェクト」などなど、盛りだくさんで楽しい「100俳」。
皆さんも是非チャレンジ下さい申し込みはコチラから~~~。

【水】薄紅梅たわやかに喜寿迎へをり

「建国記念日」に続いて2週連続掲載となりましたラッキー!

【水】薄紅梅たわやかに喜寿迎へをり

「しなやか」の類語を調べていて、「たわやか」という言葉が「しなやかで優美なさま」と知り、
「薄紅梅」の華美に過ぎずはんなりとした風情に合うのでは?と思い使ってみました。
ダンナの年齢からすると「古稀」の方が近いんですが、
「喜寿」という字面が「春」に似合うと感じたので、プチ捏造
ダンナは19歳年上で、結婚当初は何やら星一徹系の部分も垣間見られましたが、
長年一緒に暮らしているうちに、口癖やら癖(仕草)やら生活スタイルやら、
何かと私色に染まってしまい、すっかりよく分からないおじいちゃんになっています。
卵のこと「タメイゴォ」って言うようになるんですからねえ。
・・・おっと、そんな話はどうでもいい

「薄紅梅」、その美しい季語から、たくさんの素敵な景を見せて頂きました
私のお気に入りの作品を少し紹介させて頂きます。

<火曜日>
薄紅梅鳥群れて来て群れて去る   漢詩人鉄仮面
措辞が素敵鳥の動きから、一瞬濃く香り来る「薄紅梅」を感じました
<水曜日>
薄紅梅狛犬の毛の軽くなる  豊田すばる
像である「狛犬」の毛が軽くなる、という把握が素敵です。春らしい軽やかな気分
高僧の法衣むさらき薄紅梅  てん点
ことごとく「香り高い」イメージを持つ言葉たち、色彩も鮮やかです
まろらかに進む茶話会薄紅梅  宮城 出楽久眞
「まろらか」という言葉が素敵素敵な方たちとの、愛しく大切な時間なのですね
<金曜日>
薄紅梅歩けばついてくる心  穂積書道教室俳句部部長・天玲
心がどこか迷っているような時も、歩き始めればついてきてくれる
薄紅梅新書を覆うグラシン紙  大分・樫の木
清潔感、上質感の漂う言葉が並びましたあの紙、「グラシン紙」というのですね!


例によって、抜き出し始めるとあっという間にとんでもないことになるので、
絞りに絞っています。
掲載の皆さん、素敵な句をありがとうございました!!!

2018年2月26日 (月)

◆2月句会の結果です

オリンピックを観てたせいか、めちゃくちゃ早く感じた1週間!
きっと虫が知らせたのでしょう、選句開始からすぐに3句決めていて良かったです、
25日締切だってすっかり忘れていましたあああ
今月は、3句中2句に点が頂け、ハッピーです

猫柳書き物好きは祖父譲り(1票)
春兆す海辺の街の赤き屋根(1票)

選評はコチラから。

選句では、葦たかしさんと一緒に選んだ句があり。

原色のバス待つ少女風光る   佑亮(4点)

「風光る」には、少年・少女が似合います。
ときめきときらめき満載の措辞が、季語にぴったりでとっても素敵!
「バス(まだ来ない)」「少女(待って立っている)」「風(軽く吹いている)」、
実景としては、そこに立っている少女だけがあるのですが、その周囲が動きに満ちている、
それぞれの動きが描かれているのも面白いと感じました。

体重を測り子猫を戻しけり    桃猫(3点)

桃にゃんの句だったー
私ったら、直感で「自分が体重を測る時に子猫を抱いて・・・」と解釈しましたが、
ストレートに「子猫の体重を測っている」だったかしら
どちらにしても、今まであまり見たことのない子猫の句と思います。
さすが桃にゃん!もう一句の「プードル」の句もお見事でした!これも採りたかった!

春立つやパスタの店の三色旗 たつを(3票)

季語の力か、このお店の清潔な佇まいまで立ち上がってきます。
もしかすると新規オープンのお店かも、と。
三色旗は、早春のまだ冷たい風にはたはたと、期待と不安に震えているかのようです。
時期的に、「あさりのボンゴレ」とか「菜の花のパスタ」があるんだろうな~、
店頭にはオススメメニューを載せた小さい黒板が出ていたりして・・・なんて。
三色旗に手招きされて、ふらっと入りたくなっちゃう私なのでした


また今回は、やち坊主さんの「しゃぼん玉」も採りたかった一句!
やち坊主さん、3句ともに採られていてさすがです!!
そのうちの2句を比良山さんが採ってらっしゃるのもさすが!
そして葦たかしさんの句は、桃にゃんが2句採っていました!
「木の芽風」「雛の市」私も気になっていたのですが~~~
それから比良山さん!
「猫二度寝」面白かったです!!これも目についた一句でした、
春光は、「春の明るいあたたかい光」といった意味で使われることが多くなったそうですが、
「春らしい景色」というのが本来の意味だと、手持ちの歳時記にあります。
そして、その意味で読んでみても通じるところがニクイと思いました。
時期的に「あ~ゆうべは(恋してて)あんまり寝てないのネ」と思えますもんネ!!
他の季節でも猫はよく寝ているでしょうが、「二度寝」は春ならではじゃないかな~。

などなど、ご参加の皆さんからたくさんの刺激を頂いた2月句会でした
3月も頑張りますっ!!!

2018年2月25日 (日)

【佳】凍鶴の思案の末に替ゆる脚

昨年の「秋祭」以来・・・ということで、久々の『NHK俳句』佳作です。

【佳】凍鶴の思案の末に替ゆる脚

「凍鶴」と言う言葉は、15年ほど前でしょうか「弐十手物語」を読んで知りました。
主人公(登場時は相方だった)鶴次郎が、行き詰った時にとるポーズ。
「一休さん」のポクポク的な意味合いではなくて、
確か何も考えられないほどの深い悲しみに暮れる時のポーズだった気がします。
例句を見ると、足を替える(下ろす)シーンを詠んだ句はけっこうあり、
私の目標とする高野素十も同じことを詠んでいたので、
投句どうしようかと迷ったんですが、思い切って投句して良かったです。

凍鶴のやをら片足下しけり           高野素十
凍鶴の一歩を賭けて立ちつくす     山口青邨
凍鶴の目覚めたるとき足降ろす    対馬康子
凍鶴の脚踏み替えて又凍てぬ     遠藤雪花
踏み替へてまた凍鶴に戻りけり    栗島 弘
凍鶴の景をくづさず足替ふる       上田五千石

写生に徹底した素十、五千石の句のシンプルさを噛み締めながらも、
私は「凍鶴の時間は動いている」ということを詠みたいと思っていたので、
入選句、特選句を見た時は、ぐわーんとブッ飛ばされ

一席:鶴凍てて一個の心臓となりぬ    露砂
入選:凍鶴のしづかに星を吐き出しぬ  市川哲哉
入選:凍鶴のちつとも凍ててなどゐない 三玉一郎
入選:一輪として待つつもり凍鶴は   一斤染乃

「凍鶴」に「いのち」「息遣い」「鼓動」を感じさせる句の数々、
その美しい詩的表現の前に平伏すのみなのでした・・・
ああ・・・鶴の周囲に、ダイヤモンドダストのような蒼いきらめきが見える・・・

【佳】口閉ぢて入る鶏舎や寒固

これは、「藤田湘子~第12週」の記事の中で練習句として書いた十二音の、
季語を替えたものです。
記事を書いた時の季節は秋だったんですが、「秋暮るる」では、ちょっと茫洋としていて、
「もっと合う季語はないかー!」と探していました。
今井聖先生の兼題で「寒」という字を見た時、「こっちかも!!!」と。
「寒卵」という季語もあるので、「鶏舎」と「寒」は相性がいいように感じました。
ただ、それで即きすぎと思われるものなのかどうかが判断つかなかったので、
ひとつの指針を仰ぐような気持ちでの投句でした。
措辞をとても気に入っていたので、採って頂いて本当に嬉しいです!!

この春の選者入れ替わりで、『NHK俳句』どうしようかなあと思ってましたが、
なんかヤル気が湧いてきてしまい、「春暁」「花」「囀」と1句ずつ投句。ゲンキンですね
テキストの方で6月から組長の投句を募る新連載も始まるとのことで、
また新たな気持ちで1年取り組んでいこうと思っています。

◆2017年度の歩み

【佳】ねじ巻きのロボット菫に止まりけり     (兼題:「菫」/選者:高柳克弘)
添削▼叫びたき時もあつたか蜥蜴死す    (兼題:「蜥蜴」/選者:今井聖)
   叫びたき時もありけり蜥蜴死す
【佳】マリラなら片手ではたく火取虫       (兼題:「火取虫/選者:高柳克弘)
【佳】短夜の街灯に弾くアルペジオ       (兼題:「短夜」/選者:今井聖)
【佳】秋祭牛は花輪を食べちゃった       (兼題:「秋祭」/選者:夏井いつき)
【佳】口閉ぢて入る鶏舎や寒固          (兼題:「寒一切/選者:今井聖)
【佳】凍鶴の思案の末に替ゆる脚       (兼題:「凍鶴」/選者:夏井いつき)

あ、気が付けば3人の先生から2回ずつ採ってもらっていた
こういうのも嬉しいですね!
2018年度は、もっとイケるように頑張ります!!!
・・・って、すっかり「もう終わり」な気分でしたが、まだ最後の兼題まであとちょっとあった
掲載数、伸びるといいケドこのままだったりして・・・(ドキドキ)

2018年2月22日 (木)

◆2月句会の結果です

今月から参加を始めました伊吹嶺の2月句会結果です。

マスチフの太き首輪や春寒し  (武藤光晴:並選)

講評(渡辺慢房)の「季語が動く」とのご指摘にドキ!
「冴返る」と迷ったんです・・・うむむ、やはり迷いの出たところは伝わっちゃうものですね
あと、「や」で切らないで、「~余寒」でも良かったかとか、いろいろ考えました。
ゴツゴツと武骨なものを見た時の、安心感とちょっと怖いような感覚。
改めて考えると、季語との組み合わせで様々に表情を変えそうな気も・・・。
採って下さった選者の方もいらっしゃるので、これでも悪くはなかったんだとは思えて、
肩をポンとひとつ叩いて頂いたような気持ちです。
よーし、また来月もガンバルぞ!!!

ご一緒の皆さん、どうぞよろしくお願い致します!!!

2018年2月21日 (水)

◆2月21日締切の兼題:「春潮」(追記あり)

わあああああ!!!もう明日が締切ぢゃないですか
大急ぎで考えようと思います。ガンバレ私!!!


◆季語解説
・『俳句ポスト』
「しゅんちょう」。
春になって暖流である黒潮が流入すると、水温が徐々に上がるとともに、
潮の色は淡く澄んだ藍色に変わる。
また、干満の差も大きくなり、遠浅の海では豊かな干潟が広がる。

・『日本の歳時記(小学館)』
「しゅんちょう」、傍題「春の潮(はるのしお)」
春の潮は豊かにあふれる。
春分の頃は秋分とともに、潮の干満が一年で最も大きくなる。
瀬戸内海のような内海では、干満にともなって潮が急流となって流れ、巨大な渦潮が出現する。
有明海では、遠浅の海全体が見渡す限りの
干潟となる

◆例句(『575筆まか勢』『575筆まか勢(補遺)』『増殖する俳句歳時記』より抜粋)
春潮からし虚偽のむくいに泣く兎   杉田久女
春潮にあかしたるみは艀の名     後藤比奈夫
春潮といへどしろじろ曇りけり     藤田湘子
春潮の膨れて生める島一つ      富安風生
春潮や渚に置きし乳母車        岸田劉生
春の潮鉄にペンキの設計図      山口誓子
伊予を出て春潮に乗るいさぎよし   藤田湘子
佇めば春の潮鳴る舳先かな      杉田久女
島かけて満つ春潮を掌に掬ふ    右城暮石
速鳥と呼ばん春潮行く船を       有馬朗人
天橋を渡して春の潮均す        上田五千石
南無遍照金剛春の潮かな       岡井省二 (なむへんじょうこんごうはるのうしおかな)
どの入江にもゆきわたり春の潮    鷹羽狩行


例句を調べていて、「一湾を孔雀としたり春の潮/岡井省二」という句を発見
明るい生命に満ちた季節の海の色、やはり「孔雀」の華やかな色彩を連想しますね。
ふっさ~~~~と広がる孔雀の尾羽のような入り江の形、日差しにきらめく波頭、
大きく揺蕩い満ちて行く、ゆったりと重厚であたたかい気分・・・。
キーワードは、「船」「舟」が圧倒的に多く、「舳先」「甲板」といった言葉も。
次いで、「島」「湾」「岩」「砂」「海女」などが多いようです。
「汽車・汽笛」は案外少なく、「神・国・山・月・光」もちらほらといった程度。
「岬」は、別検索で「春潮の紺緊りゆく岬の日,/柴田白葉女」がHIT。
色では「白」が多く、「金・紫」も見られました。「紺」も前出の句にありますね。
意外だったのは、ありそうに思った「浜」や「母・婆・爺・兄・妹」などが例句になく、
「父」が見られた程度だったこと。
王道の取り合わせ、そして類想を避けられそうな組み合わせが見えて来た???

・・・なーんて思っていたら、私が見たページは「補遺」の方でした!
まだまだ「春潮」の句いっぱいありました
もう一度見直してから投句しますー!!!


◆参考記事
・「鳴門の渦潮」(Wikipedia)(画像)(映像)(橋から見る渦
うずしお観潮船
・「和色大辞典」「伝統色」素敵な色を見つけたい

2018年2月18日 (日)

【水】建国日だいだらぼうの盛りし山

このところ、投句数がさらにハネ上がっているという『一句一遊』。
組長ブログにも「どっさり!!!」積み上げられたプリントや葉書が紹介されていました。
うむむ、これだけの選句を行って下さる組長に、何とか少しでもいい句をお届けしたい・・・。
と思いつつ、今年の第一弾が月曜日だったので、「全曜日制覇」を目指すことにします

◆1月22日発表:兼題「鍋破(なべこわし)」
【月】早回しではありません鍋破/それぐらい早く箸が往復するんですねえ
うふふっ、締切数分前に投句したヤツです
もう一句「鍋破一家全員柔道部」という全部漢字の句も出していましたがこちらは【没】。
いつか全部漢字の句で採って頂けるよう、飽くなき挑戦を続けるのであった・・・ひゅるるぅ。
私は「食べるほう」を描いてしまい月曜日でしたが、
上位の方はもちろん「食べられるほう」をシッカリ描写されていました。
【水】林蔵の空を睨むや鍋破       ラグナ
【木】三日では飽きられません鍋破   中山月波
【金】いかづちを食うてしもたか鍋破  京都・凡鑽
そして!【天】は!!今回お二人いらっしゃいました!!!
【天】古鍋の使い収めや鍋破  ひでやん
【天】鍋破友の持ち来る鬼ごろし  埼玉・小市

なんとも旨そうな「鍋破」ではありませんか!
あのごっつい面構えに対抗出来るのは「鬼ころし」しかありません。
この銘柄のチョイスがさすがです!!男同士で盛り上がる夜、最高でしょうね!
そしてひでやんさんの句と繋がって感じられるのも素敵。
「もーこの鍋も買い替えちゃうからさ。最後にコレ食おうぜ!」
「おーいいね!じゃあ俺、酒持って行くわ」
そして下駄を鳴らしてヤツが来る、あ~ああ~~~あーいいなあ
ひでやんさん・小市さん、そして掲載の皆さん、おめでとうございます!!!

◆2月15日発表:兼題「建国記念日」
【水】建国日だいだらぼうの盛りし山/だいだらぼっちのだいだらぼうが盛った山だよと
もう一句「建国日高千穂峰麗しく」も出していました。
【水】建国記念日高千穂の輝けり 一句一遊宇和島風花会・野薊
おおー!似た内容ながら採用句の方がぐんと読みやすい!!
【水】この国の形読み入る建国日 大阪・比良山
【水】建国記念日瑞穂の国の清きそら 神奈川・まんじゅ
【水】まほらなる日の本の国紀元節 岡山・こまり
これらも「美しい国」を詠んでいて素敵です!
そして、金曜日には、憂いも感じられる句も・・・。

【金】尖閣の空は鈍色建国日  神戸・葦たかし
【金】青空へ黄ばむ日の丸紀元節  青柘榴
【天】行軍を終へ建国の日の湯舟  きとうじん
こういう句を、私はまだ全然書けないのです。
こういう句を書けるようにもなりたいと思う今日この頃です。
きとうじんさん、そして掲載の皆さん、おめでとうございます!!!

2018年2月17日 (土)

【人】お絵描きはきっと花丸あおさ採る

海岸に打ち上げられる「石蓴」で、砂浜がまるで公園みたい!
色合いの美しさに、明るい「春の訪れ・喜び」を感じた「石蓴」。
海のものは総じて苦手なのですが(←言い訳。予防線。潔くないっ)、
15句中1句が【人】に採って頂けて、ほっとしましたーーー。

【人】お絵描きはきっと花丸あおさ採る

砂浜や岩場で採れるので、小さな子でも親と一緒に気軽に集められそうで、
船を出して採る「漁」っぽいわかめや昆布との違いはそこかな?と思いました。
これもねえ、後の方で出て来た句ですよね・・・やはり力が抜けたんでしょうか

◆没句一覧(上位互換句を見つけたもの)*作者敬称略

伝説の海女は百歳あおさ掻く
【人】喉頚の小皺しみじみ石蓴掻く     ことまと
【人】石蓴掻くあれは口寄せ巫女と聞く  雪華るな
【人】石蓴採る海女のひかがみ溌剌と   猫愛すクリーム
【人】若妻会の会長五十路石蓴干す    ラーラ
「百歳」という数詞を出して満足していたところ、掲載句を見て「あっ」でした。
「そこに居る」実感の度合いが全然違いますね。特にラーラさんの句はお見事です。
「若妻会」なのに会長が五十、その可笑しみ、そして何というあるある感!!
あと、今回「ひかがみ」という言葉を数句見つけて、調べたところ、「膝の裏」と知りました。
ジョージ秋山が何かというと描いているアノ部分です。眩しいっす!

対岸に富士を見る浜あおさ採る
【人】相模湾始まる磯の石蓴かな      こじ
【人】石蓴採磯まはらねば行けぬ家    すりいぴい
【人】石蓴採る水平線は富士の幅     山香ばし
「何処で」ということを考えながら書いた句です。
没句は、一点にとどまっている感じ、掲載句は空間を目で追う・ぐるーっと見渡す感じ。
この動きの違いが、大きな差となったのですね

石蓴干す空は青く海は碧く
【人】太陽も大海も好き石蓴掻く      あいだほ
【人】なあんもないところと云うて干す石蓴 ぐずみ
【人】海の声鳥の声聞き石蓴かな      雪花
視覚一辺倒に終わった没句に比べて、掲載句は聴覚と合わせることで膨らみを演出。
明るく、のんびりした空気感、じんわりと広がっていく時間の経過が心地良いです。
同じく視覚のみで勝負したかに思えるあいだほさんの句には「好き」という言葉が。
「太陽」「大海」という大きな言葉の畳み掛けに、衒いのない全肯定の呟きが気持ちいい
似ているようで、全然違うなあーー・・・と千本ノックを受けたい気分に

黒髪を束ね石蓴を採りにけり
【人】かんばせを髪になぶられ石蓴採り   残月
【人】石蓴掻くその手で乳を含ませり      峰泉しょうこ
【人】海へ髪はなしておんな石蓴成る    台所のキフジン
女性が何かをする前に「きゅ」と髪を束ねる仕草が素敵だな~と常々思ってまして・・・。
しかし、掲載句を見ると、さらにエロいと申しましょうか、生活感といいましょうか、
私が発想の入り口で止まっていたことがよ~~~く分かりました!!!
もっと踏み込まないと!!!ですね

割り箸のすぱんと割れて石蓴汁
【人】幸せはいつも短し石蓴汁       ことまと
【人】天狗倒しの響く山小屋石蓴汁    星埜黴円
とろんとろんのあおさに、何かシャープなものを合わせたかったのです。
感慨をもってのむ石蓴汁の味わいを感じさせてくれたことまとさん、
聴覚のみならず「海」に対する「山」の対比まで持ってきた黴円さん、
ああ、「天狗倒し」は私もいずれ使いたい言葉でありました・・・むおおおお黴円さん流石ぁ!

海も日もやはらかく透け石蓴かな
【人】翡翠から生まれて石蓴すきとほる  ぐ
【人】石蓴手に翡翠のひかり落としけり  ヒカリゴケ
【人】日に透けてみどり明るしあおさ干す  中嶋浄土
【人】雨降るな石蓴の青の透きとほり   桃猫雪子
あおさの美しさを描きたいと思ったのに、全然力及ばず「翡翠」ね、「翡翠」なのね。
あの美しい、透きとおるみどりいろ。「みどり明るし」ね。
桃にゃんの上五は私からは一生かかっても出て来ません。ああっ。千本ノ(以下省略)。

あおさゆらゆらいづれ人魚のひれになる
【人】たおやかに靡く石蓴や月淡し    野々りんどう
【人】砂に描く人魚石蓴の髪飾り     游真
「あおさ」がゆらゆら揺れながら将来の夢を語り合っているイメージで書きました。
その「ゆらゆら」の動きを、幻想的に美しく描き出したりんどうさんの句、
私の句のアンサーソング(?)のような游真さんの句に感動、感激!!!
人魚のひれになりたかったあおさ、髪飾りになったよ

そばかすの子よりあおさのお裾分け
【人】ケロリンの桶持つ子ども石蓴採り  さるぼぼ@チーム天地夢遥
【人】巡査またどつさり石蓴貰ひけり    多々良海月
「ケロリンの桶」「巡査」というキーワードにほっこり
こういった個性的な名詞に、「あるある」「いるいる」と思わせるチカラがありますよね。
あっ、多々良海月さん!「おたより」有難うございました、めっちゃ感激しました!!!
良かったら、ブログにもお気軽に書き込んで頂けると嬉しいです。
お待ちしておりま~~~す!!

石蓴採るカール・ブッセを口遊み@「山のあなたの・・・」の作者
【人】石蓴掻く杜牧の詩でも諳んじて      ひいらぎ
杜牧」と言えば・・・って、知らないので調べたところ、詩の中の「水村山郭酒旗(すいそんさんかくしゅき)の風」という一文が記憶にありました!!!誰かこの中七(字余り)下五を使ったことなかったかしら?読んだことある!!とまた調べたら、ありました!!
「はぜ釣るや水村山郭酒旗の風/服部嵐雪」芭蕉のお弟子さんだった方のようです。
なるほど、俳句と漢詩が相性いいだけでなく、ちゃんとこうした背景もあって、一句がしっくりと一つの世界観を作り上げるのですね
なんかホワホワしたイメージだけで「カール・ブッセ」を選んでしまい、反省です。

あおさあおさリーフィーシードラゴンあおさ@海藻そっくりに擬態している
【人】あおさゆらゆらたつのおとしごのこらこら  あまぶー
今回、個人的に、一番びっくりしたのがあまぶーさんの「たつのおとしご」!!!
最後の「こらこら」が何とも茶目っ気たっぷりで胸を撃ち抜かれました!!
子等子等でも可愛いし、なんかイタズラしてる感じにも思えるし。
情景、動きが見える・感じられる、語感にくすっとする、
そんな俳句の楽しさの詰まった一句の前に、ははーっと平伏す私でした


ああ、今回も多大なる学びを頂いた『俳句ポスト』です。
この学びを活かせるように頑張らなくては・・・ですね
最後になりましたが、掲載の皆さん、おめでとうございます!!!

2018年2月16日 (金)

◆「るるる句会」自句自戒

皆さんの句、そして皆さんの選評をじっくり読ませて頂きました!!!
100文字以内では言い足りなかった部分もあったかと思いますが、
それでも皆さんからの多様な、そしてアツいご意見、
「きゃあ」とか「ひゃあ」とか、いろいろと揺さぶられながら読みました。
私の自句自戒、★中心に振り返りを行います。

春風や図解の多き古語辞典(12点)
△句の内容に対し漢字が多くてやや硬い気がして泣く泣く△へ。
★そんな古語辞典があったら面白いですね!もしかしてあるんですか?
★「図解」という言葉が適切なのか、また「多き」と言わず具体的に何の図なのか言えないか
★季語が色々と動きそうだと思ってしまいました。
★正直、上五と中七下五の繋がりが全く分からない。
いい古語辞典欲しいなと思って検索していて、コレを見て書いた句です。
「漢字が多い」「やや硬い」「図解が適切か」ということでしたので

春風や挿し絵の多き古語辞典
ではどうでしょうか。漢字の数は同じなんですが、字面が変わったと思います。
何の絵かまで言うと、風が吹いてそのページまでめくったようにも感じられますね。
春風や牛車の絵ある古語辞典
三音で春っぽい言葉ということで「牛車」を選んでみましたが、どうでしょうか。
季語は、「春風」ならではの素敵な読みも頂いたので、このままでもと思いますが、
読みは「はるかぜ」と「しゅんぷう」どちらが合うのか、実は迷っています。
ご意見ありましたらヨロシクお願い致します!!
並選下さったすりいぴいさん、比良山さん、司啓さん、有難うございました!


うららかや祖母に教わる騙し船(18点)
△「うららか」と「祖母&折り紙」が少し近い、祖父にしてみるのはいかがでしょうか。
★余りにも近過ぎて直接的過ぎる
実は『一句一遊』の兼題「春光」で一回投句して、もっとやわらかい季語の方がと思い直し、
取り下げのメールを出して「るるる」に使った句です。得票2位になって嬉しい
「近すぎる」とのご意見も頂いたので、工夫するなら「祖母」かなと思いますが、
やっぱり「祖母」ならではの味わいが捨て難く、これは替えずにおきます。
「うららか」に対する「騙し」をポイントにしましたので、司さんのご意見、非常に嬉しかったです。
この頃、以前はあまり使わなかったような、何かアクセントになる言葉を入れること、
だんだんと意識するようになってきました。

特選下さったすりいぴいさん、かつたろー。さん、捨楽さん、
並選下さった蜂喰擬さん、有難うございました!


早春やカフェに流るる「エトピリカ」(8点)
★カフェが違う場所とかだと、すごく好きになりそうな句です。
★まさに「早春」そのままの音楽(つきすぎ)でべったりと打ち消し合った感じ
★読み手の頭の中には「楽曲のメロディー」しか残りません。
3句目に悩んで悩んで、締切ギリギリまで「何とかならんか」と考えていました。
季語「早春や」を使おうと決めて、合うイメージを求めたのですが、
そのせいで「平板」「曲の印象だけ」「つきすぎ」になってしまったことを反省。
葉加瀬太郎の「エトピリカ」しか知りませんでしたが、テンポの速い合唱曲もあるんですね。
曲名を使うことの落とし穴に気づかせてもらいました
いずれこの曲名を使った、もっといい句を考えたいです。カフェじゃない場所ね
並選下さったあまぶーさん、有難うございました!



・・・と、今回も皆さんのご意見から様々に学ばせて頂いた私です。
本当に有難うございました!!
それにしても、なかなか3句のレベルを揃えられないのが悲しい
「中七や」の型は好きなので、今度こそ3句ともに二桁得点を目指して頑張ります!!!

2018年2月15日 (木)

◆結果発表ぅ~~!

「第1回るるる句会」結果発表です選評はツールにてご確認下さい

◆19点句第1位
風船や橋より変はる水の色すりいぴい)

◆18点句第2位
うららかや祖母に教わる騙し船
(小川めぐる)
◆17点句第3位
鞦韆やそよ風はらむ鯨幕(立志)
◆16点句第4位
浅春やユンボの腕は閉じたまま(捨楽)
春光や花瓶をつたうひび蒼し(山香ばし)
さへづりや子とつつきあうナポリタン(あるきしちはる)
◆15点句
春めくやことわざじてん抱える子(野良古)
春寒や埃鎮まる青畳(かつたろー。)
◆14点句
啓蟄やはち切れさうなソーセージ(すりいぴい)
春愁や針失いし画鋲捨つ
(山香ばし)
雪解や爪先持ちてストレッチ(桃猫)
◆13点句
薄氷や少女を映すネガフィルム
(あまぶー)
春愁やくずし玉子のオムライス(あるきしちはる)
はこべらや泥靴で踏む受験票(捨楽)
立春や「破っ」と叫びて割る瓦(桃猫)
多喜二忌や皆勤賞の虚ろな目(ヨミビトシラズ)
◆12点句
恋猫や赤く腫れたる喉ちんこ
(蜂喰擬)
春風や図解の多き古語辞典(小川めぐる)
初春やサーユイユイと注ぐ酒(桃猫)
恋猫や今日は文春発売日(捨楽)
春燈や自動ピアノの埃拭き(すりいぴい)
立春やダブルダッチに犬跳ねて(凡鑽)
まんさくや十二センチの青き靴(蜂喰擬)
◆11点句
春愁や出掛ける前のミントティー
(蜂喰擬)
◆10点句
薔薇の芽や長女長男姪二人
(司啓)
青草や貨物専用二番線(野良古)
転職や薄紅梅の光る空(あるきしちはる)
◆9点句
春めくや双子卵の目玉焼
(あまぶー)
春愁や淡く満ち行く瀬戸の海(立志)
春めくやふわり三色卵焼き(かつたろー。)
早春や回り始むる観覧車(つぎがい)
立春や指もてくずす絹豆腐(つぎがい)
◆8点句
瑠璃草やルノワール観る流浪の憎
(比良山)
早春やカフェに流るる「エトピリカ」(小川めぐる)
立春や五分前にはみな揃い(かつたろー。)
恋猫や産むと言つてもまだ十四(凡鑽)
薄氷やそと踏めば空裂く響き(つぎがい)
早春やポケモン買えた日の匂い(あいだほ)
◆7点句
春愁や吾の後ろにできる列
(凡鑽)
春風やカフェを目指して乗る電車(野良古)
◆6点句
立子忌や箱より出だすハイヒール
(あまぶー)
春眠や夢の中でも夢を見る(ヨミビトシラズ)
◆5点句
麗かや醤油団子の涙ぐむ
(山香ばし)
薄氷や彼女の横目通り過ぐ(司啓)
◆4点句
堅雪や郵便受けに友の来(き)ぬ
(立志)
春めくやママチャリ弾む音高く(比良山)
◆3点句
さやけしや丑三つ時の蜆汁
(ヨミビトシラズ)
早春や園児の声は弥張りて(比良山)
立春や校庭を駆けまわる雪(あいだほ)
◆2点句
料峭や君とうめきたチューリップ
(司啓)
薄氷や事故った路を通らねば(あいだほ)


作者別の合計では、
1位すりいぴい   (45点)
2位捨楽       (41点)
3位桃猫       (39点)
3位あるきしちはる (39点)
5位小川めぐる   (38点)

となっております!!
すりいぴいさん、最高得点&総合優勝の2冠おめでとうございます!!!
完全制覇ですね、素晴らしいです!!!
総合2位は粒揃いの3句で実力を見せた捨楽さん!!!おめでとうございます!!
3位は食べ物2句で胃袋をガッチリ掴んだちはるさんおいしそう、もといおめでとうです!!
3位タイの桃猫さんも、個性的な句で上位GETさすがでした、おめでとうです!!
(得点修正がありましたのでご確認下さい)

今回は、今までになく30点台が多かったのでは?
下位の方の点数も2桁からでしたし、0点句がなかったです。

では、私も今からゆっくり選評拝見させて頂きます!!
皆さん、お疲れ様でした&有難うございました!!
上位5句は隠しております、掲載OKの方はコメント欄でお申し出下さいませ~~~

2018年2月14日 (水)

◆「ラグビー」金曜日&十句選

「薇」難産に続き「るるる句会」開催、かと思えばオリンピック開幕!!!
フィギュア団体戦ではアメリカのシブタニ兄妹に萌え萌えなどなど・・・
すっかり遅くなってしまいましたが、「ラグビー」を振り返ります!!

【天】ラグビーのキック一瞬とは長し      ちゃうりん
念入りに位置を決め、ゴールポストを睨み、ルーティン(無意識に行う決まりきった手順)どおりの歩数をとっての助走、引き締まる筋肉、土を掴む靴底のスパイク、そして「一瞬」のキック! くるくると回転しながらゴールポストへと飛んでいくボールを見守る選手たちと何万人の観客の目。ゴールポストの間を通過したことが確認されるまでの時間を「一瞬とは長し」と表現した措辞の確かさ。描写でありつつ心情をも述べることに成功した9音に、天晴れの拍手を贈りたい作品です。(夏井いつき/抜粋)

この「一瞬」のために、これまでどれだけの時間を費やしてきただろう。
何一つぞんざいに扱われることはない。
1ミリの狂いもないようにボールをセットし、
最も力が発揮出来るように練り上げられたフォームで、
最も力の伝わるタイミングで、鍛え抜かれた足を振り抜く。
「ラグビー」の「キック」には、邪魔する相手がいません。
乱れなく出来さえすれば、必ずゴールを通過するのです。
かけひきの一切ない、純粋な「自分との闘い」がそこにある。
これまで積み重ねた努力がすべてその一瞬にかかっている。
その時を待ちわびる時、その時を迎えた時、一瞬は長い。
そして、結果次第では、永遠に心に刻まれる一瞬になるのではないかとも思います。
ちゃうりんさん、素晴らしい句を有難うございます!!!

【地】ラグビーや二人ぶら提げなだれ込み  すりいぴい
読んだ瞬間、「超人(ミラクル)ヒイロ/どおくまん」が浮かびました・・・!
Photo
「超人(ミラクル)ヒイロ/どおくまん」集英社
この獣臭さ!(笑)
両脇からタックルされても、ぶら提げたままゴールに突入しそうでしょ!
同じく【地】の月の道さんも似た句を投句されていたのですね。
屈強な男どもをモノともせず突き進む、格別な男!そこに痺れる憧れるッ。
「人物の活写」と言いますが、まさにその措辞が生き生きと眼前に浮かびます!!
すりいぴいさん、おめでとうございます!また飲みましょうッ!!

【地】ラガーらの塊ほぐれ前歯吐く    一阿蘇二鷲三ピーマン
最近、ピーマンさんの句がやたら目につくのです。
(てっきり熊本の方かと思ったら、違ったようで何となくションボリ
この句も、下五でドッキリ!激しい激突が想像され、「ウッ」となりました。
「前歯」に「ラグビー」らしさが感じられます。
競技の烈しさを文字通り正面から捉えた一句。勉強になりました


そしてラーラさん、月の道さん・・・ああ、皆さん素晴らしくて書ききれません
金曜日掲載の皆さま、本当におめでとうございます!!!


■木曜掲載句からの十句選
上位互換句、その発想はなかった、私もそれを詠みたかったなどなど、
私に衝撃を与えた句の数々です。
「私もその句好きです」「自分はこう読んだ」などコメント頂けると嬉しく思います。
「僕の句を勝手に使わないで頂けますか」といったご意見があれば遠慮なくお願い致します!!
(↑お申し出があればすぐに削除致します)

ラグビーや抱くは青空の卵        赤い彗星の捨楽
「青空の卵」は、読んだ瞬間「あッ!」と思ったもの。創元推理文庫「青空の卵/坂木司」を持ってるクセにこの発想が浮かばなかった!!また「ラグビーを語る上腕二頭筋」にもヤラれました!私も「上腕二頭筋」考えたのに、いい四文字が浮かばなかったんです・・・嗚呼っ!なんと端的に人物を表現していることでしょう。どこで語っているか想像すると、またいろいろと膨らんで楽しいです。練習終わりの星空の下とか・・・焼肉屋とか

ラグビーや今井食堂貸し切り中    雪華るな
ああっ!私の「お見せ出来ない没句」のうちのひとつの上位互換句がこれですっ!!ラグビー部の人がとにかくメッチャ食べる!!!という句を書きたかったんですが、「これだ!」と思いました。お店の名前が最高です。今井聖先生が「食え食え!!」ってガハハ笑いしているようではありませんか!!この豪快な雰囲気。何をどれだけ食べるとかよりも、場の一体感や時間の経過までしっかり感じさせる「貸し切り中」に脱帽です。

ガシュガシュと地を抉る音ラガー来る  大西主計
入場シーンの何とも言えない一瞬と思いました。「ガシュガシュ」という重量感ある武骨なオノマトペが絶妙で、これから始まる熱戦への期待がいやがうえにも盛り上がります。「ラガーは走る鼻腔に鉄を嗅ぎながら」は、私の【没】「ラグビーや男は鉄の匂ひして」の上位互換句。「鼻腔に」と焦点を絞ったことで、土と血の入り混じったような匂いが生々しく迫ってきた気がします。上五字余りも感慨がたなびいて素敵。ユーミンの「ノーサイド」が聞こえてきました。

ラグビーや担架の上の空遠し      風化
ああ、ラグビーの試合だ・・・と納得の一句。負傷退場となるラガーマンの目に、空は遠く滲んで見えているかも知れません。歪んでいるかも知れません。無念の重みに沈む担架との対比で、さらに空が遠く感じられます。「ラグビーの空こんなにも高いのか/城内幸江」も同じくらい好きです。こちらは、さまざまな感慨で読むことが出来ます。晴れ晴れとした爽やかさも、ギュっとくる切なさも・・・。冬の厳しさ・透明感が、句をしっかりと支えています。

十五人以上いそうなラガーマン     28あずきち
あっ、分かる~~~!!!大勢が入り乱れて・・・試合の動画を観ている時、私も確かに「何人おんねん」と思った瞬間があったことを思い出しました!!目まぐるしく動いている時だけでなく、整列していても普通の人の15人よりたくさんいそうに見えそうです。ガチムチのラガーマンが並べば・・・うわあ迫力

ガゴガゴと四角きラガー並びゆく    あいだほ
「ガゴガゴ」というオノマトペが何ともユニークでいいですね!ゴツゴツした野郎共が目に見えるようです。ビシっと一列に・・・というよりも、ちょっとガタガタと、何となく並んでいるような気配がいかにも男臭くて素敵。あいだほさんは、「烏瓜」でも「ギルギル」という独特のオノマトペを使ってらした方。そのセンスに身悶えするほど嫉妬している私です

ラグビーのボール自由に生きており  かつたろー。
ラグビーボールの、あのどっちに飛ぶか分からない感じそのまんま!何で自分の頭から出て来なかったんだろうと地団太を踏んだ句です。こういうふうに、サラっと「あっホントだ」と思わず笑顔になってしまうような句を私も詠めるようになりたいなあと願っています。

ラグビーのパンツ百枚干されをり    葦たかし
「探梅」に続き、我らが監督たかさん登場!一読でスっと入って来て好きなんですよね~~~。「パンツ百枚」、洗って干したのはマネージャーさんでしょうか、それとも1年の部員でしょうか。はたはたと風を受けて乾いていく「パンツ百枚」、その数詞の威力とともに、光景の清々しさがいかにも「ラグビー」だなあと感じました

トライ終えしラガー貌より立ちあがる  梶 鴻風
読んで「ハッ!」とした一句です。そう言われれば!と、その光景がありありと脳裏に浮かびます。トライを決めて、ガバっと顔を上げるラガーマン。「貌より立ち上がる」との表現(観察)に唸りました。今後、ラグビーの試合を観るたびにこの句を思い出すことでしょう。

ラガーマン土を載せたる太き眉    小田寺登女
「あー私もこういう句が書きたかった」と素直に感じた一句です。汗にまみれ、土にまみれる男たち。太い首、広い肩幅、厚い胸、躍動の火照り、ムオっと匂う男臭さ。一部を描いて全体を想像させる・・・。あ~~~~、こういう句が書きたかったあああ


「こういう句が書きたかった」「何故私はこれを思いつけなかったのか」と、
身悶えしてしまう句が、ホントに今まで以上に多かったです。
「ラグビー」掲載の皆さん、おめでとうございます&ありがとうございました!!

◆「しゃぼん玉」発表です

今治575「俳句チャンネル」---!
今週は、G、如月、まりんの3人でお送りします

天国の兄まで届けしゃぼん玉    子犬
まりん「子犬さんらしい句ですよね。お兄さんのことを思い出されたのかな。いい句だと思います」
届きますように

柔らかき指先で追うしゃぼん玉  洒落神戸
まりん「やわらかきって・・・」
如月「私は小さい子どもさんの指先を想像しました。しゃぼん玉なので、子どもかなって」
まりん「ああ、こう、掴もうとしますもんね」
G「取れもせんのにね」
洒落のアニキ初登場!優しい句だなよちよち歩きくらいの小さい子が浮かびました

しゃぼん玉ロケットマンの『我が闘争』  比良山
まりん「例のあの方ですかね。時節柄ちょっと触れずに通り過ぎたいと思います
比良山さん初登場!いろいろご一緒が増えましたね、一緒に頑張りましょうね!!

しゃぼん玉喧嘩の理由なんだっけ 桃猫
まりん「これ可愛いね」
如月「しゃぼん玉吹かしてたら、なんでケンカしてたのか忘れるところが。好きな句でした」
G「いかにも春らしいね」
まりん「少々のこといいかと思えますもんね。うまい目のつけどころですね
桃にゃん初登場!私の名前まで出して下さって有難うございます!聴き忘れもちょこちょこありますが、頑張りますっ!

しゃぼん玉飛ばす吾子追いかける吾子 立志
まりん「557になってて、リズム感がちょっと悪いんです。しゃぼん玉を座五に置くといいかも」
如月「そうですね」
私も「しゃぼん玉大きくする子数吹く子」という句を出していたんです。並列したくなる兼題ですよね。語順についての説明、勉強になりました

兄ちやんはこわすからいやしやぼん玉 霞山旅
まりん「これも可愛いねえG!」
G「きょうだい愛というかね、お兄ちゃんと妹の・・・これしゃぼん玉が効いてますね!」
如月「妹がいっしょけんめい吹いてるのにお兄ちゃんが」
まりん「目に景が浮かぶような可愛らしい句」
霞山旅さん初登場!俳号に興味持たれていましたね俳号のみならず、俳句も、鑑賞も素敵な、注目の俳人さんです

しやぼん玉遊びしあの子吾の妻に  田中ようちゃん
G「おめでとうございます!」
まりん「初恋の子と結ばれたんですね」
如月「良かったですね」
Gが「俺みたい」と言ってましたね。幼馴染と結婚、いいなあーちょっと憧れ

義母の住む港の団地しゃぼん玉   司啓
G「港の団地・・・具体的な地名があっても良かったかなと」
まりん「これ義母に引っかかって・・・母でも良かったんじゃないかと。その方が思い出っぽいかと。」
G「俳句は嘘言うてもエエからね」
私も時々「義母」で詠みます。「義母」から伝わる感慨があるかと思うんですが、「母」ではだめなのか一考することが大事なのかも知れませんね。

天国ののぞき窓なりしゃぼん玉   かつたろー。
まりん「これまたむつかしい句ですね」
G「しゃぼん玉がずーっと上に上がって・・・下から覗いたら、そこから天国が見えるような」
まりん「Gの解釈すてき~。綺麗な句ですね」
しゃぼん玉のあの幻想的な色合いが、さらに神秘的に感じられます。素敵

風すべて順風としてしゃぼん玉   小川めぐる
如月「なんかすべてうまくいってるんでしょうか、この方。でも最後しゃぼん玉で」
まりん「うまく行ってたはずなのに・・・まさにバブルのように」
うまく言えなかったようです。もっと頑張ります。立志さんブログでの皆さんの読みに救われました。有難うございます!!!

しゃぼん玉吹けば愛想のよき尻尾  まどん
G「これ一物仕立てのお手本のような一句と思うよ!ストローから離れる瞬間のスーっと出る、あれを尻尾と表現したところ」
まりん「そういう解釈なの!私、近くで犬が尻尾振ってるのかと思ったよ」
私もワンちゃんと一緒の光景を思ったので、Gさんの解釈に「おぅ!」スーっと出て、ぷるんぷるんと揺れながら球になるさまが鮮やかに浮かびました

そして今回の【天】は!
Gさん如月さんスンナリ一致で桃にゃんの句に決定しました!!
おめでとう桃にゃーーー!!!
初投稿即【天】とは流石なり!!!
イラスト到着が楽しみですね

次回の兼題:「ヒヤシンス」「薄氷」
投句締切日:2月18日(日)
投句宛先
メールアドレスradio@baribari789.com  
FAX番号0898-33-0789

このところ参加者がグンと増えているようです!
ご興味湧いてきた皆さん、是非是非お気軽に投句なさって下さいね

2018年2月10日 (土)

◆0時より選句開始いたします

皆さん、投句ありがとうございます!!
23時現在、参加者全員の投句が揃いましたので、予定通り11日0時より選句開始と致します。
皆さん、よろしくお願い致します!!!

★今回から、皆さん各自で選句コメントを登録出来るようになりました!
エラーがあると、どんなエラーかシステムで指摘してくれますので、
問題の箇所を修正して登録し直して下さい。
これまでお願いしていた、印ごとにまとめての送信、俳号の記載は必要なくなりました。

[番号・句]<改行>
[印][100字以内のコメント(途中で改行を行わないこと)]

これさえ出来ていればエラーにならないはずです。
よろしくお願い致します!!

*全句コメントをされる方へ
「自句」は番号からカットでOKです、よろしくお願い致します。

2018年2月 7日 (水)

◆「第1回るるる句会」投句受付開始ー!

記念すべき「第1回るるる句会」!!
8日(木)の0時をもって投句受付開始いたします!
皆さん、よろしくお願い致しますーーー!!!

投句ツール初参加の桃猫さん、凡鑽さん、かつたろー。さん、
パスワードは確認出来ましたか?
もしご不明な点、不安な点などあれば遠慮なくご質問下さいね(^^)

2018年2月 4日 (日)

◆「第11回プチ句会」改め、「第1回るるる句会」のお知らせ(追記あり)

皆さん、こんにちは!
前回、句会の新名称についてのご意見を伺ったところ、
素敵な案を頂き、一目惚れいたしました!!!

「るるる句会」

主催者が「めぐる」、ツール作成者が「野良古(のらふる)」そして命名者は「豊田すばる」
「皆さんあっての句会」という気持ちも反映出来ていると思いますので、
今後は「るるる句会」ということで、よろしくお願い致します!!!
(すばるさん、ナイスな案を有難うございましたー!!!)

さて、句会名も新たに「第1回」となった今回にふさわしく、お題はかねてから告知の通り、
「藤田湘子の型に挑戦!!!」でございます。
「第1回」は「上五『や』」の型、
「第2回」は「中七『や』の型」、
「第3回」は「下五『かな』の型」、
3回シリーズになります。
参加希望者は、この記事のコメント欄に書き込み下さい

◆スケジュール
・参加受付締切2月7日(水)23:00飛び入り参加不可となります、ご注意下さい
・投句受付期間2月8日(木)00:00~2月10日(土)23:00
・選句受付期間2月11日(日)00:00~2月14日(水)23:00
・結果発表2月15日(木)00:00~

◆定員:20名
   2月7日(水)23:30現在[ 17名 〕受付しております。(ピンク字は初参加者)
 桃猫、ヨミビトシラズ、小川めぐる、立志、山香ばし、司啓、すりいぴい、
  野良古、比良山、蜂喰擬、あるきしちはる、あまぶー、あいだほ、つぎがい、
 凡鑽、捨楽、かつたろー。、
◆投句数:最大3句まで
投句にはツールを利用します。
 初参加者の方にはパスワードをお渡ししますので、
 下記アドレスまでメール下さい。

 55ruttiori@gmail.com

◆お題「上五『や』」の型
・下五体言止めの超基本形。破調は避けて下さい。
・下五「~て」「~な」などの応用形でも可。(詳しくはコチラを見てみてね
 動詞・形容詞・助詞・詠嘆などで終わる形になると思います。
・出来れば「基本形」2句、「応用形1句」くらいの配分でお願いします。

・季語は「春」の季語ならOKとします。「初春」ならなおヨシ。
 推奨季語:「春めく」「立春」「寒明」「下萌」「薄氷」「紅(白)梅」「立子忌」など。
 

皆さんのご参加、お待ちしております、よろしくお願い致します!!!
 

2018年2月 3日 (土)

【人】ラグビーや星の生まるるスタジアム

難産だった「ラグビー」。何とか数だけは送れましたが自信はさっぱりナシでした。
【人】1句採って頂けて心底ほっとしました

以下、投句一覧(からお見せ出来そうにない句を抜いたもの)です。
後ほど「十句選」の中で上位互換句を紹介します。

ラグビーのパスは林檎を割るやうに
ラグビーの太腿の傷膝の傷
ラグビーの一回転のトライかな
ラグビーの歓声赤きスタジアム
ラグビーの16番のユニフォーム 

ラガーらのスワンボートの速きこと
あめつちを幾たび混ぜてラガーマン
時々はオペラも歌ふラガーマン
髭面の吠えてラグビー始まりぬ
俊足のラガーに悲鳴と歓声と

ラグビーや星の生まるるスタジアム【人】入選
ラグビーや男は鉄の匂ひして


うむむ、またしてもラス2の句が選ばれています。
やっぱり最後の方になると、気負いが抜けてくるのかな~。
この句は、「星」の解釈がいろいろ出来ると思います。「空の星」か「スター」か、
はたまた、屈強な男たちがぶつかり合った時の衝撃とも思えるかも知れません。
今回の投句の中では、一番「読みの幅の広い」句だったかなと
私も似たような句送りました」「【没】でもこの句はキライじゃない
この句はこうすれば良かったのでは」「自分ならこんな句送らない」などなど、
ご意見頂ければ嬉しく思います。

金曜日の記事はまた書きますが、これだけは先に言っておかないと!!
ぴいさん、おめでとーーーーー!!!!!!!!!!

2018年2月 1日 (木)

◆1月句会の結果です

おーーー!嬉しい!!
今回は、3句中3句ともに点が頂け、合計6点
皆さん、有難うございました!!!

柴犬の頬ふくふくと御正月              (1点)
湯豆腐にワルツのリズムありにけり (4点)
暮れ六つの鐘ゆるゆると生姜酒      (1点)

累計は35pとなりました
「芝犬」の句を採って下さったのは、まどんさん!!!うわあああ嬉しい!!
なんと、幸江さんの「ココア(14点句!)」と並んで採って頂いていました。
何と言う僥倖・・・!!!
「湯豆腐」の句は、これまた「象さん句会」で特選を頂いていたもので、
「星野立子新人賞」50句に使った一句です。
『現俳協ネット句会』でも評価して頂けて、とてもとても嬉しいです
「暮れ六つ」は、いつも私がこの音を聞きながら眠りに落ちるもの。
いつか何とか詠みたいなあと思っていたので、点が入って嬉しいです。

これで、昨年の成績は上回れました。
得点リセットまであと2ヶ月、50pは無理でも40pなら希望が持てるかも知れません。
最後までしっかり頑張ります!!!

それにしても幸江さんの合計17点って凄い!
耳目さん、さるぼぼさんも好得点!!
なんか、皆さん、選句がちょっぴりずつ被ってるようなところがあって、
それも何だかとても嬉しいことでした。
皆さんが選んでいるのが「その句も気になってたのーーー!」という句ばかりだったり、
「あの句は貴方(貴女)でしたか!」であったり。
この驚きと喜びも、何とも言えないものがあります。

よーーーし2月句会も頑張るぞっ!!!

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