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2018年3月15日 (木)

◆結果発表~!

お待たせいたしました~! 結果発表です
上位5句は伏せております、公開OKの方はコメント欄にてお申し出下さい。
あと、今回はご希望により24516さんの句は非公開にしております。

◆得点順(句)

23点句
************(すりいぴい)

17点句
青銅の像の乳房や花の雨(小川めぐる)
百獣の王の欠伸や遊蝶花(凡鑽)

15点句
まだ朱きピアスホールや風光る(山香ばし)

14点句
サックスを拭う少女や沈丁花(桃猫)

13点句
グラタンの端に焦げ目や春の風邪(洒落神戸)
============(すりいぴい)
=============(24516)

12点句
メンダコのみじかき足や春愁(あるきしちはる)

11点句
学舎に舞う学帽や松の芯(立志)
逆縁の朝の紫煙や薄桜(凡鑽)
恐竜の爪の化石や雪解月(あるきしちはる)
象をらぬ動物園や風車(すりいぴい)

10点句
手紙抱く漂流瓶や空襲忌(山香ばし)
軽トラの揺るる荷台や土匂ふ(立志)
妻となる幼馴染や梅月夜(立志)
隠世(かくりよ)の妻の近さや春の夢(ヨミビトシラズ)
イヤイヤと二歳の自我や山椒の芽(蜂喰擬)
やせてゆく君の背中や雪の果(ヨミビトシラズ)
引菓子を抓む夜さりや春二番(蜂喰擬)
山羊の仔を追ふ少年や風光る(あまぶー)

9点句
最北の石の孤島や春ショール(司啓)
足音に影離るるや春障子(かつたろー。)
母であることを思ふやつばくらめ(あまぶー)

8点句
背表紙の銀の梵字や西行忌(小川めぐる)
立ちションの湯気の淡きや春の昼(かつたろー。)
けふもまたおひとりさまや風信子(凡鑽)
黒板に相合傘や花杏(山香ばし)
キャンバスの二十五号や風光る(小川めぐる)

7点句
引きこもる吾の瘡蓋(かさぶた)や目貼剥ぐ(ヨミビトシラズ)
街中に甘き匂いや春の昼(洒落神戸)
婚約の指輪選ぶや桜月(桃猫)
あの姉が紅点す朝や百千鳥(蜂喰擬)
部屋埋めるビデオテープや春の闇(桃猫)
肉じゃがと妻に答ふや春の風邪(かつたろー。)

6点句
コーギーの短かき足や春の草(洒落神戸)
口閉ざす吾子を身遣るや蜆汁(比良山)
町の名の由来は海や黄水仙(司啓)

5点句
ちひろ絵の子らの眼や雪解水(あまぶー)
パンジーの異名の蝶や春の夢(司啓)

4点句
床に散るレゴブロックや兼好忌(あるきしちはる)
===============(24516)

3点句
ほつほつと車押す婆や沈丁花(比良山)

2点句
===============(24516)

1点句
弓なりの結弦の月や西行忌(比良山)

◆総合順位(敬称略)

47点
すりいぴい1位おめでとうございます!

36点
凡鑽2位おめでとうございます!

33点
山香ばし3位おめでとうございます!
小川めぐる3位ありがとうございます!

31点
立志5位おめでとうございます!

28点
桃猫

27点
あるきしちはる
ヨミビトシラズ
蜂喰擬

26点
洒落神戸

24点
あまぶー
かつたろー。

20点
司啓

19点
24516

10点
比良山




今回も最高得点句を擁したすりいぴいさんが総合優勝も果たし、
このところ独走状態となっております
皆のもの~~~追えーーー追うのぢゃーーー!!!
(いやっ私もガンバリます!!ハイッ!!)

最後の「下五かな」は、まだブログで記事を書いていないので、
まさに「これから」しっかり学びたいと思っているところ。
少しでも深く型を理解し、使いこなすことが出来るよう、じっくり取り組みたいと思います。
ではでは、皆さん、「藤田湘子」最後までお付き合い下さいますよう、お願い致します!!

「第2回るるる句会」に参加下さいました皆さん、お疲れ様でした、
そして今回もたくさんの学びを有難うございましたーーー!!!

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るるる句会」カテゴリの記事

コメント

めぐるさんはじめご参加の皆様、大変大変ご迷惑をおかけしましたーー!!!
私の間違いで結果発表の遅れを招き大変大変申し訳ありませんっ!!
早々に選句しみっちり修正したつもりでこの失態。
本当にお恥ずかしい!猛省しております!
一日あわあわしておりました。
披講のときは寝落ちしたらいかんね・・・
次回はミスしない!○は五句まで!基本を大切にします!
ああ、気づかなかったですが私憧れの伏字や・・・(´;д;`)
言ってみたかったこの言葉。

オープンにしてくださってOKですよーーー!!ヾ(*´∀`*)ノ゛

自句自解これから書きます。
今日は本当にすみませんでした。

★みなさま。ご選評ありがとうございました。
また、高得点を獲得された皆様おめでとうございます。
 今回私は推敲不足を実感しております。(_ _;)
皆様から頂いた貴重なご選評を元に大いに反省したいと思いますので今後とも
宜しくお願い致します。m(__)m

めぐるさん、みなさん、おはようございます^_^

今回も参加させていただき、ありがとうございました。

選評とは言えないような自分の感想を書いているような状況ですが…いろいろ感じながら、みなさんの評を読ませていただいています。

読み解けない句や自分では思いもしない捉え方など、勉強になります!今回もありがとうございましたm(_ _)m

振り返っているといくらでも時間が過ぎてゆく・・・見やすすぎる野良古さんのシステムすごいっす!

一言づつ思うままに感想をぽつぽつ書かせてください。

木乃伊の句・・・まさかぴいさんだったとは(絶句)つかっさんか凡さんと確信しておりました。
ぴいさんは連続一位ですが高得点の句と冒険の句のバランスが凄いなあと驚嘆しました。

かくり世の句・・・ああ、そういう意味だったのか!!と悔しかった句です。
かくり世「に」だったら分かったのに~!いえいえ全ては自分の読解力のゆえです。

花の雨の句・・・自分の選評が今でも気になる(=ω=;) ○にすべきだったのではと。
ちなみにこの句はぴいさんだと思っていました。

漂流瓶の句・・・うっかり6句に○してしまい泣く泣く△にしました。大変ご迷惑をおかけしました。
季語との距離をずっと考え続けた句でした。いつか自分も空襲忌で作ってみたい。

そして皆様のコメントひとつひとつ、頷いたり、納得したり(同じ意味や!)
しみじみと味わっております。
スケジュールが大変な中コメントくださってありがとうございました。
次回またご一緒できることを楽しみにしておりますが何より、体調第一になさってくださいね!
めぐるさん、素敵な句会を今回もありがとうございました!
次回「かな」楽しみです!もうミスしないっ( ノД`)

すりいぴいさんおめでとうございます。

凡鑽にも36点のたくさんの点数を戴き。嬉しい限りです。

百獣の王の句、俳句ポストの「三色菫」で作ったモノですが、こちらに出して良かったです。これで俳句ポストが全ボツだったらどうしよう。(~_~;)
めぐるさん!公表していただいて構いません。

洒落神戸さんの「春の風邪」の句が意外と点数伸びてないのが意外でした。好きだけどな〜

木乃伊の句、やられたって思いましたね〜。「桜餅」を取り合わすセンス。すごい。逆にこの句はあまり点数伸びないのかと思っていましたが、意外と点数入っててこれもびっくり。

桃猫さん、木乃伊の句が私の句!?凡鑽はどんな句を詠むと思われているのだろう。ww
今回はおとなし目でしたね。自分で言うのも何なんですが。

次回はもっとハジけた句をぶっ込んで行きます。でもこれだけ点数もらうと、すりいぴいさんに勝ちたいな〜なんて欲が出てきたり。

はい。では次回も参加と言うことでよろしくお願いします。

めぐるさん、
みなさんこんばんは。

やっぱり選評を読むのが楽しいですね。魅力をくみ取れなかった句をこう読んだのか、
と考えさせられます。句も評もバラバラだから面白い。

ちはるさん、メンダコの句。「わしゃ、ほんまにタコか」というメンダコの呟き、
あるいは「こいつホンマにタコか」と客に笑われている様が春愁ですね。一度読むと
なかなか忘れられない句でした。

「遍路宿」の句は一度どこかに出してみますので、めぐるさん、これのみ
****でお願いします。上五が、という意見をいただき、推敲して投句するかも(このままかも)。

先日、蛤の砂抜きをしたんですが、初めてじっくりみてみました。その時浮かんだ句。
いろんな音が聞こえます。3ミリぐらい突起を出すんですよね。
あ、まだこの時点で貝は生きとるんだ、と(当たり前ですが)再認識しました。
洒落神戸さん、桃猫さん、ヨミビトシラズさん、ありがとうございました。

そして、ちはるさん、あまぶーさん、「木乃伊」句の特選、ありがとうございました。
残酷とユーモラスさの融合、色の対比を感じていただいたみなさん、
ありがとうございます。
桃猫さんには特に冒険句に思えたんですね。過分なお言葉、感謝です。

さて、また再度読み直しますね。特に読み切れなかった句の評を中心に・・。
評にかかわらず、みなさんありがとうございました。
★ももちろん再考させていただきますね。

そして、主催者めぐるさんと、最強システムの野良古さんに感謝。

あ、UPしようとしたら凡鑚さんのコメントが。百獣の王の御句、素敵でした。
また、面はゆいお言葉、恐縮いたします。ハジけた句、ぶっこんでくださいね。

う~ん、木乃伊句をこれほど評価していただけるとは。
めぐるさん、これも**** でお願いします。
というのは選をもらえそう、という話しではなく、冒険句と評価いただいたこれが
どこまで外部で通用するのか、というのをみてみたいからです。

やっぱりここは楽しい!
だって、同じ型でありながらも、こんなにも方向性を違えた視点の句を読めるのですから。
個性的な人が多いのもいいですね。
めぐるさん、この場を提供していただき、ありがとうございます。
野良古さんの最高のシステムにも感謝!
特に今回は成績がよくてめぐるさんと肩を並べられたので、それもうれしいですね。
いつかはすりいぴいさんの高い山を越えるべく、もっともっと精進したいとは思いますが。

それと毎度のことですが、ずれた選評をしているものもあるかとは思いますが、
それもひとつの自分自身に対する勉強と思い、いい恥をかいたと思わせていただくことにします。

かつたろーさん、拙句に特選と並選をいただき感謝、感謝です。
肉じゃがの句、本当に最後まで波選に迷った句でした。

選、コメントを頂いた皆さん、ありがとうございます。
自句自壊でございます。
 
1.グラタンの端に焦げ目や春の風邪
凡鑽さんが褒めてくださりましたが、自分でも点を取れるならこの句と思っていた句です。先に「春の風邪」を使うと決めて、取り合わせに「グラタンの焦げ(美味しい方)」が浮かんだまでは良かった(と自分では思う)のですが、コメントで頂いている助詞をどうするか、焦げは真ん中では?などなど色々考えたけど満足できる形にならず。「チーズの焦げや」「美しき焦げ目や」「端”の”焦げ目や」etc.
 
6.街中に甘き匂いや春の昼
プレバトのコメントで「写真を見た人は分かるけど……」というのがありますが、これは「この匂いを嗅いだ事なら分かるかもしれないけど……」な句になってしまってました。すいません「いかなごのくぎ煮」の句です。書いてる内容も甘いですが、句としても甘い(推敲しきれていない)ものになってしまいました。神戸っ子としていつかもう少しましな句を詠みたいと思います。
 
24.コーギーの短かき足や春の草
公園のベンチに座っている時に犬を四匹も連れた嫗がやってきた時に思いついた句です。すりいぴいさん、ああそんなに近い句があったとは…… orz でも、草田男さんと似たような発想が出てのは喜んで良い?(^^; 23516さん、コーギーと言えば足が短いのは当然でした。コーギーを使うなら中七でもっと他のことを書いた方が得ですね。
 
次回、「けり」(三ノ型)はもっと頑張ります!

ここのコメント読むのも楽しいですねー!
凡さんの次回のはじけっぷりと妥当すりいぴいさんに注目です!・笑
洒落さんの「いかなごのくぎ煮」に(ええええっ!)と驚いたり・・・笑
ぴいさんの、ここで高得点だった句が他でどんな評価を受けるか知りたいというお気持ち確かに!
是非是非、結果をひまわり畑で教えてくださいね。
比良山さんの結弦の句、MOONの方の月だったのですね!
他の方の選評を読み(あっ!そうか!)と思いました。
比良山さんの積極的に時事ネタをとりこむチャレンジ句に注目しております!
山香ばしさんもおっしゃるように、色んな失敗含め経験が成長の肥し。
こつこつ学んでいる方が突然飛躍する例を何度も見ているので比良山さんのそのときを
とっても楽しみにしています。(偉そうなもの言いで申し訳ないです)
花南天anneさんも次回参加されるかも?めっちゃ楽しみです!(≧∇≦)

次回は「けり」ですね・・・!
間違えて「かな」を作ってしまった・・・(=ω=;)
が、がんばるぞーーー!

めぐるさん、皆さん、参加させていただきありがとうございました。
自句振り返りさせていただきます。
今回の型は意識して作ろうとするととても難しい型でした。と言い訳から(@_@;)

18.母であることを思ふやつばくらめ
司啓さん、◎ありがとうございました。今回の中で一番すんなりと自分にはしっくりと詠めた句だったので嬉しかったです。「思ふ」に一工夫という意見が多かったのですが、約27年の母としての自分の来し方行く末を思った句なので素直に「思ふ」にしました。
句としてスッキリさせるより、自分の感情をそのまま詠んでしまうしまうことが多く、その折り合いをどうするか考えてみます。

37.山羊の仔を追ふ少年や風光る
これは皆さんの読まれた通り、ペーターであります。まんまペーターとしていたのですが、少年とした方が僅かに人物に膨らみが出るかと姑息にも思った次第です。(汗)
これも司啓さんが、ペーターやショパンのスイスの少年(無知なものでどんなものか調べてみます・汗)等を一旦ぐちゃぐちゃにすれば突然新しいものが現れる句のような気がする。と書いてくださいましたことが、一つのことにがんじがらめになってしまう私にはありがたいアドバイスでした。ありがとうございました。

38.ちひろ絵の子らの眼や雪解水
雪解水→安曇野→ちひろ美術館と繋がって行き詠みました。ご指摘通り「ちひろ絵」に随分悩みましたし、この型でない方がスッキリ詠める気もしながら作った句です。雪解水とちひろの絵の子どもの眼が繋がった瞬間そこから離れられなくなってしまって・・
型から変えて成仏させてやろうと思います。m(_ _)m

すみません、この場をお借りして
凡鑽さま、「花」の歳時記の御句、泣いてしまいました。素敵な句ありがとうございました。

すりいぴいさま、大阪句会では、簡単なご挨拶しかできなくて失礼しました。一瞬でしたがお会いできて嬉しかったです。「花」の句怖くて素敵でした。組長の鑑賞のしゅらしゅらと笑うによけいこわくなりました。(^^)

続けてすみません
洒落神戸さん、いかなごのくぎ煮だったんですね。私、毎年炊くきます。で、ハイポの「春潮」で詠んでみたのですが、季語とつきすぎかと投句は控えました。兵庫県民の春ですね。

★桃猫さん。私の時事句買い被りすぎですよ。俳句のネタに困ってつい時事句に走る動機が不純です。この先ずーっと水面下かもしれません。でも慰めていただいてありがとうございます。次頑張ります。(_ _;)
 ところで桃猫さんの「サックスを拭う少女」の句いいですね。めぐるさんの「青銅の像」の句と同様この種の句に私は弱いようです。次回もゾクッとさせる句期待しております。😅

みなさんこんばんは。

山香ばしさん、過分なお言葉、恐縮いたします。はりぼての山かも知れませんよお。
偉大なる俳人たち、そしていつき組のみなさんの句を読み返した時に
ひらめくことが割とあるので、お付き合いいただいているみなさんのおかげです。
人様の句は読まないといけませんね。

桃猫さん、いつもありがとうございます。まずは「遍路宿」推敲してみますね。
指摘あった上五をなんとか磨きたいところ・・。

あまぶーさん、
こちらこそ当日は失礼いたしました。また言話しできる機会は訪れると思いますよ。
そして「花の歳時記」句につき、感謝いたします。
何か怖い感じが伝われば、と思っていたのでそれを感じていただいて嬉しいですね。
「この作者はここを、または、こんな感じを伝えたいのか」が
読み手にわかるのは大事と思います。細かい意味や理由よりも。
そういう感覚重視句に賛否あるとは思いますが・・。
私の句についてだけでなく、組長の評を読むと、どの句もさらに輝きを増すようです。

つばくらめ句は今は「思ふや」があまり気にならなくなってきています。
もちろん、いろいろ言い変えて見ることは有意義と思いますが。
司さんが(たぶん)言われるように、声に出してみた響き・字面の柔らかさ。
本句の魅力はそこにあるような。

洒落神戸さん
>草田男さんと似たような発想が出てのは喜んで良い?

いいんじゃないでしょうか。それよりも、この御句は二の型ではなく、(句中切れを入れない)
草田男の句のように一章立てにするべき句と今は思っています。
コーギーは句の中で目を引く言葉ですが、入れないとコーギーの説明ということは
回避できますよね。

ああ、差し出がましいこと、失礼しました。
あ、「100年俳句計画」の投句が。「金盞花」がっ・・。

延び延びになって嫌気がささないうちに、自句自戒を
てか、書きかけのままアップされていないずっと前の自句自戒・懺悔が1~2回分あるんだよな……どうしよう

【「中七「や」の形」の考察と、今回のコンセプト】
……という事を考えながら普通は作句するのですが、今回は下五の「五文字の季語」を考えるので精一杯になってしまい、前回のような詳細なコンセプト(設計図を3パターン作って挑む)等は考えずに作句しました。早い話、「試作重視」ではなくて「得点重視」でやってます
ただ、「「や」で切った直後に季語を入れて締めくくる」という形式なので、「取り合わせなり、伏線を回収させる季語なり、単体で強烈なインパクトのある季語なりで、最後の季語の一撃が利かなければこの形式の意味は無い」という事だけは念頭に入れてました。
 
 
 
【2.引きこもる吾の瘡蓋(かさぶた)や目貼剥ぐ(7点)】

[由来]
五文字の季語を「きごさい」からピックアップしていたら、「目貼剥ぐ」という季語を発見。面白そうな季語だと思ったし、変わった季語なので競合してくる人はいないと思い、何とか形にしようと思ったが……これがなかなか難しいしかし、ある時「引きこもり-目貼剥ぐ(解放)」「引きこもり-瘡蓋(過去の精神的傷あと)」「瘡蓋-目貼剥ぐ(剥ぐ)」の三連係が成立する事に気付き、即採用としたもの。
微妙なところの読みは色々とあり、「目貼を剥ぐようにして(心の)瘡蓋も思い切って剥がせれば良いのに」とか、「引きこもりの私には、目貼を剥ぐにしても、瘡蓋を剥ぐのと同じような痛みが走るようだ」とかがありますが、その辺はお好みで

[反省点]
非常に多くの方からご指摘があった(コメント11人中、実に7~8人!!!!)通り、三連係の一角の「瘡蓋-目貼剥ぐ(剥ぐ)」が、あまりにも近すぎた事「三連係」が成立する事ってあまり無いので、個人的にはそれで満足してしまっていたんですね季語を起点に考えた句としてはまだ成功した方ですが、考えの浅さは否めません
次に、「目貼剥ぐ」という季語は比較的マイナーな季語だと思っていたので、あまり警戒はしていなかったのですが……もしもこの季語を知っている人が「引きこもる吾の瘡蓋や……」まで読んだら、下五の「目貼剥ぐ」は容易に予測できそうです最後の季語で決めなければならないのに、その季語を読み手に事前に予測されてはインパクト半減です……反省
あと、「吾の」に関する疑問も寄せられました(省略可能ではないか・「引きこもる」が「吾」と「瘡蓋」のどちらに掛かるかが不明)が、実はこれ……「字数合わせ」です省略してもほぼほぼ問題ないのですが、「や」を削って3音にする訳にもいかず、上五を破って破調にする訳にもいかず、他に代わりになる言葉が見つからず……急ごしらえでこうなりました。すみません
そんな中、司啓さんとかつたろー。さんから並選を頂きました。読みの幅が広めだったのが幸いしたのかも知れません。ありがとうございました

【12.隠世(かくりよ)の妻の近さや春の夢】

[由来]
上五を考えている際に、ふと「隠世」という味のある言葉を思い出したので、それと「春の夢(=不確定・不定形で危うく、儚いもの)」という季語を合わせてみる事に。
「春の世の夢の如し」……「春の夢」は言わずと知れた儚い物の象徴ですが、この句の「春の夢」はリアルな夢(比喩・示唆などではなく、実際に寝て見る夢)なので、「春眠(=幸せな眠り)」という+の季語と微妙に繋がりがあると私は思ってます。「寂しいけど、幸せな夢」というのが、リアルな「春の夢」には一番しっくりくるかも。
なお……この「隠世」という言葉は、私が初めてコメントを書いた第三回プチ句会の「かくり世のあらはる海や星涼し(衒叟さん)」という句で覚えました。この句を覚えている人、いるかな?

[反省点]
賛否両論ありましたが、実は「近さや」という言葉は最後まで迷っていた言葉。やや説明っぽい気もするし、省略しても意味はギリギリ通じるし、だけどやっぱり「近い(=故に切ない)」という要素は盛り込みたいし……
「近きや」で主観の感想を入れる方法も悪くないと思ったが、「近きや」が文法的に正解かどうか自信が無かったし、「吐息や」とすれば近さは演出できるけど、死人の割に妙に生々しくて艶かしいし……って、そんな「生々しい」だの「艶かしい」だの考えてるのは私だけ?
なお、あまぶーさんと洒落神戸さんに並選を頂きました。ありがとうございますただ……並選・予選とも色々と感じてくれた方は多かったですが、私には妻などという気の利いた存在はいません何か、色々と気まずい

【35.やせてゆく君の背中や雪の果】

[由来]
五文字の季語をピックアップしている最中に、「雪の果て(なごり雪)」という季語を発見。「なごり雪」と言えばイルカ(有名な歌)だが、「なごり雪」に「別れ」というキーワードがあるのなら、もっとそれを強くして「死別」というキーワードにしても大丈夫ではないかと思い、「なごり雪+最後の一葉」のような感じで作った句。
……徐々に血色が失せて雪のように白くなり、痩せていく君の背中。この雪が止み、道の雪が解けて無くなる頃、君はもうこの世にいないのであろう。
ちなみに、「病床の様子」という事でベッドの上を想像した方もいると思いますが、私は「雪を見ながら押す、路上の車イス越しの背中」を考えてました。

[反省点]
「雪の果」は、「命が果てる」とリンクさせて、単純に「命が尽きるように雪が尽きる」という光景を考えて使いましたが……「雪の果」には「冬惜しむ」という-の意味以外にも、「春の予兆」という+の意味がある事をすっかり忘れてました「雪の果」を+で読まれると「快癒への希望」となり、当初の句意と真逆の読みになります……私の読みが甘かった
山香ばしさんから並選を頂きましたが、そのコメント中に「涅槃雪」という興味深い言葉を見つけました。上五中七と近くはなるけど、こちらの方が使用する季語としては正しかったかも
 
 
 
【余談】
1.雛祭り関連の季語は五文字が多いので、絶対誰かは使って来るだろうと思っていたけど……誰も使って来なかったという意外な結末
2.今回の私の特選はすりいぴいさん、並選はすりいぴいさん×2、桃猫さん×2、立志さん×1。すりいぴいさん絶好調
3.今回、実は5句作ってます。軽く没句祭りを

【下っ端の夜半(よわ)の会議や風車】
重役が昼間にやる会議と違い、下っ端が追い込まれて夜半(深夜)にする会議などたかが知れている。何かを決める会議にしろアイデアを出す会議にしろ、ろくな結果にはならないであろう
この句の「風車」のキーワードは「空転」だが、このキーワードに辿り着く人がいるかどうか不安だったので没に

【爆笑の弔問客や四月馬鹿】
「四月馬鹿」という季語はインパクトが強いので一度は挑戦してみたかったが、上手い状況設定ができずに没。嘘の葬式などやった日には、爆笑どころか総スカンだろう……インパクトはこの上なく強いがあまりにも非現実的で、当たり外れの大きそうな句

……今回は春なのに暗くて重い句ばかりでしたので、お口直しにどうぞ
 
 
 
皆様、今回もありがとうございましたこの句会に関しては桃猫さんが言っていたように永久参加でも良いくらいだと思っているのですが(桃猫さん、ありがとうございます)、根が妙に生真面目というか完璧主義者というか……色々と正確に完璧に書かなきゃ気が済まないタチなので、迎える度に変な意味でプレッシャーになっているのも確かですこの句会の雰囲気は凄く好きなんですが……

再度。行き違ったヨミビトシラズさんへ。

いやあ、3句とも採っていただいて恐縮しているんです。ありがとうございました。
「四月馬鹿」(万愚節)は、俳句ポストに以前兼題で出されていました。

https://haikutown.jp/post/results/20130313?type=results2

金曜日。参考にいかがでしょうか。驚きましたよ。その質の高さと着想に。
面白いですよ。 ではでは。
あ、プレッシャーは感じないでいきましょう。「俺がこの季語に感じることはこれだ!」を
一度どかんとぶっこんでみてはいかがでしょうか。 ではでは。

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