最近のトラックバック

2019年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« 【人】臨月の犬のあくびや春の潮 | トップページ | ◆「春潮」金曜日&六句選 »

2018年3月31日 (土)

◆「春潮」没句祭り

怒濤の「春潮」発表週でした。
まずは、没句祭りから先に行ないますーーー。
15句投句のうち、上位互換句の見つかった7句の紹介です。


春潮にリュウグウノツカイ忙しく
【人】リュウグウノツカヒの春潮を知らぬ    村上 無有
リュウグウノツカイ」は「豊漁の兆候」「災いの予兆」という両極端な言い伝えがある深海魚。体を斜めにしてふあーーーーっと漂っている感じなので、確かに「知らぬ」っぽいですね!実際の生態が思い浮かぶ措辞でないと!と猛反省
ちくしょー、いずれ私もナイスなリュウグウノツカイを書いてみせるーーー

春潮の縹の底に共潜
【人】春潮へ海女のおゐどの潜りゆく     テツコ@第二まる安
「共潜(ともかづき)」は海女の姿をした妖怪。「ぼくらの17-ON!」で知りました。
公式サイトまであったなんて知らなかった・・・未読の方は是非
おっと反省。「共潜」では不穏な感じが強く出るので、ここはストレートに「海女」で良かったと小一時間
「おゐど」がユーモラスで可愛いですね

春潮の砕けて星の増えゆきぬ
【人】春潮の砕けて波の刃なり         さとう菓子
【人】春潮や星の匂ひのする岬         28あずきち
【人】春潮の満ち来て星の匂ひかな      ことまと
【人】春潮に洗はれてゐる星ひとつ      雪うさぎ
【人】春潮や金星最後まで光る         k.julia
【人】春潮が星の脇腹くすぐるぞ        あるきしちはる
【人】金星の出や春潮の泡ぞめき       たんじぇりん金子
【人】黒々と春潮月へせり上がる        つぎがい
【人】春潮や星の雫を集めをり         小鞠
【人】どす黒き星雲生まる春の潮        桃八

「春潮」と「星」の取り合わせはいっぱいありました!!見落としもあるかと思います、スミマセン「星の匂ひ」「星の雫」といった詩的表現も素敵ですし、「黒々と~せりあがる」という写生も素晴らしいですね!あーん、どの句も好き「砕けて」からの「波の刃」にはドキッ!。独自の視点、私も磨かなくては!!

春潮へ青年団の浜太鼓
【人】春潮を見る青年の呼吸かな               総一郎
【人】春の潮八丈太鼓響きけり                   くるみだんご
【人】陸奥湾に響くじょんがら春の潮           紫檀豆蔵
【人】春の潮ぼぼんぼぼんと弾く弦             久我恒子
【人】平曲に琵琶は泣きけり春の潮            梅田 紀江
【人】春潮やカーラジオからブラームス        鶏侍
【人】春潮や鳴り続きたるティンパニー        笑松

もともとの着想は「移民の歌(レッド・ツェッペリン)」だったのに、ツェッペリンどこいった
「ブラームス」は「交響曲第1番」でしょうか、ティンパニーがドンドン言います。
送った後で気が付きましたが、これも「や」で切った方が良かったかしら。
でも、どっちにしても【没】かしら

春潮へ野生馬ひとつ嘶けり
【人】春潮や昨日産まれし岬馬        栃木のあーたん
あっ!「馬」にも「お産」を絡めれば良かった何やっとるんだ私そして「岬馬(みさきうま)」という言葉の響きがまろやかでまた佳いですね私の句は、どっちかというと初夏の感じっぽいー。

春潮のクルーズ婚約の二人
【人】春潮やバナナ航路は晴天なり      トポル
【人】定期船定刻出航春の潮          タケ
【並】春潮やクルーズ船の予約券       ピーター

ぐわあ「晴天なり」の下五字余りのキマってること!「定刻出航」中八をまるでモタつかせない「定期船」からの頭韻&「出航」の語感の勢い!そして、「予約券」という言葉の中にある期待感。入選句のキリリとした味わいを見て、「婚約」の甘さに気づきました。
春潮で顔を洗って出直します・・・。

春潮をゆく船底の赤き船
【地】船底に咲うフジツボ春の潮        柝の音
【人】春潮を連れて親父の船の音       大塚迷路
【人】春潮の船竜骨をきしませり        笑松
【人】春潮の碧を割るは船の白         ことだ
【人】春潮を抗う細き黒き艇           青柘榴
【人】春潮に抗う船や星騒ぐ           哀顏騎士
【人】地球はいま春潮を待つ船である     根子屋彦六
【人】黒船は安息日らし春の潮         堀口房水

ぬあああ正丸さんの船のイメージを・・・と思ったのですが何とも力不足でお恥ずかしい「フジツボ」「竜骨」いいなあ~。「春潮を連れて」という把握、ドシっとかっこいい海の男たる親父が浮かびます。これもいいなあ~~~。ああ~~~~正丸さんゴメンナサイ!
春潮で顔を洗って出直します・・・。


あと数句あるんですが、季語を替えてどこかに投句してみようと思うので、
ここでのお披露目はやめておきます

【没】でもこの句は好きだわor悪くはないんでは?といったご意見があれば是非!
甘いアメを舐めさせてもらって、「蟻」への取り組みの活力にしたいです・・・えっ、甘い?
(絶賛難産中)

« 【人】臨月の犬のあくびや春の潮 | トップページ | ◆「春潮」金曜日&六句選 »

まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

私なんかがコメントするのも申し訳にゃいような気がちょっぴりあるので
そう言っていただけるとすっごく嬉しいよーー!
飴になるか分からないけど私の好きな句・・・(´▽`*)

◇ 春潮の縹の底に共潜

おおー!縹色のなんて綺麗なことか・・・!吸い込まれそうな色。漂泊の字にも似ていますね・・・「共潜」という言葉も知らなかった~!絵を見てきたらかなり怖かった!没句にもこのオリジナリティ!さすがです!

◇ 春潮へ青年団の浜太鼓

出発はロックだったのね(´▽`*) 
青年や壮年の太い二の腕が躍動し撥が打つ太鼓の音が海へ鳴り響く。
「へ」だと波に向かっていて、「や」だと春潮が句の世界を包む感じ。
確かに1の型の「や」が、より似合うかも!
堂々とした素敵な句。季語の本意に似合っていると思います。
没になったというか他の二句が更に良かったのでは。

リュウグウノツカイ、砕ける星、どれも素敵な句で春潮をいかに深く理解しているかよく分かります。
改めて人選二句おめでとうございますー!ヾ(*´∀`*)ノ゛

◆桃にゃん

こんばんは!
いつも有難うね~~~、美味しい飴ちゃん、頂きました!!
「浜太鼓」けっこう気に入っていたので、挙げて頂いて嬉しいです。
「移民の歌」は、ずっと追いかけている句材(?)なんだけど、なかなかうまくいかーーーん!
それにしても、私の句には「石」が多いですよね
以前「星」を封印したことがありますが、そろそろマジで「石」も封印しなければという気に・・・。
あ~~~でも「蟻」に「石」使つてしまいさう!!いかがしませう・・・。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ◆「春潮」没句祭り:

« 【人】臨月の犬のあくびや春の潮 | トップページ | ◆「春潮」金曜日&六句選 »