最近のトラックバック

2019年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

« 花は葉に筋肉痛は二日後に | トップページ | ◆選句開始~! »

2018年6月16日 (土)

◆6月27日締切の兼題:「夏草」

◆季語解説

・『俳句ポスト』より
夏になり勢いよく茂った草。
一面を覆う草も、一本一本の草も、生命力がみなぎり、滴るような緑にそまる。
・『日本の歳時記(小学館)』より
夏になると、野にも山にも、至るところ勢いよく草が生い茂り、その生命に圧倒される。
(中略)俳句ではなんといっても芭蕉の句が有名。

◆例句(『575筆まか勢』『増殖する俳句歳時記』より抜粋)

夏草がぐんぐん空を押し上げる     平井幸子
夏草となり枯れゆくは何ならむ      飴山實
夏草に一つのみちのありてよし     高野素十
夏草の中に動かぬ白帆かな       正岡子規
夏草や嵯峨に美人の墓多し       正岡子規
峠路は夏草一里さきは甲斐       大野林火
朱ケの月出て夏草の鋭さよ       川端茅舎
石炭を置けば夏草ものすごし      山口誓子
破れ傘まこと破れて夏の草       高野素十

芭蕉の名句「夏草や兵どもが夢の跡」をはじめ、
名だたる俳人の方が何度も読まれている「夏草」。
リストの中に、子規の句は30句、素十の句も17句ありました
何度も読みたくなる魅力というか、魔力のようなものが「夏草」にある気がします。
取り合わせで目立ったのは、「墓」「雨」「空」「風」「川」「石」・・・
「天気」「時間帯」含めて、自然の風景を切り取るのが王道と言えるでしょうか。
「地名」を詠み込んだものも多いですよね。
生命力旺盛な「夏草」と、鮮やかな対比をなすようなモノ。
夏草のグイグイくる感じが際立つような場所。
逞しく茂る夏草の中で何をする?何が見つかる?何食べる?
いろんなコトを考えてみようと思います。

◆参考記事

・「黒石島殺人事件/諸星大二郎」*画像つき(グロ注意?)
・「黒石島殺人事件/諸星大二郎」*あらすじ
・「なぜギザギザ?」
・「死出虫」*閲覧注意?

「桜」も美しさ・儚さと同時におそろしさを感じさせる季語でした。
「夏草」も、旺盛な生命力と「滅び」のコントラストが強烈です。
茅や薄など、触れると痛い・切れるという肉体的感覚が伴う分、「桜」以上にコワいかも

« 花は葉に筋肉痛は二日後に | トップページ | ◆選句開始~! »

まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、めぐるさん。
このシリーズの記事、いつも楽しみにしています。
とても参考になります。
めぐるさんの分析がわかりやすくて面白いです。
また、ハイポの没句祭りも冷静に的確に分析していてすごいなあと感心しています。
でも私はめぐるさんの山荘シリーズ好きです。
丸窓のある山荘、飴色の椅子のある山荘。。。どちらも老鶯のつややかな声がすっと入ってくるイメージで素敵だと思いました。そうか、山荘で考える手があったか!
私ったら同じ山にある建築物をイメージしながら、朽ちた庵だなんて不景気で惨めったらしい建物しか思い付きませんでした。最後まで老に引きずられていました。色硝子で挽回出来た句だけがかろうじて人に選んでもらえてラッキーでした。
また、立志さんのところで「月を知らぬ子」の句を褒めてくださってありがとうございました。
自分で気に入っている句なので嬉しかったです。自分の句が誰かの心に少しでも何か残してくれたらこれほど嬉しいことはありません。
あれもこれもなかなか十分に出来ない不器用な私ですが、またるるる句会に参加出来たらなと思っています。では失礼します。

◆桂奈さん

こんばんは!
コメント有難うございます、いやーん嬉しいですそう言って頂くと!
自分の覚書みたいなもので、皆さんのお役にはあまり立たないかも~と思っていたの
そして山荘シリーズへのお言葉も嬉しく有難く。
実は、「時鳥」で考えていたものを流用したので、もう一句あるのよ(笑)
他の句会に出したので、また結果をブログに書くと思いますーーー。
桂奈さんの「庵」も心惹かれる言葉!朽ちるとまたミステリアスな雰囲気が増しますよね!
その雰囲気の中での「色硝子」には、何か謂れがありそうで、
なんとなくですが、人知れず葬られた悲恋があったような気がしてきました。
これも、「老鶯」という季語の力かも知れませんね

>「月を知らぬ子」
これも、「月」を言葉通りにとるか、象徴的にとるかで句のイメージがぐぐっと変わりますよね。
「月」はいつも必ず地球に寄り添ってくれているもの・・・大きな愛情、母性。
そんなふうに包み込まれたことのない子、というイメージで捉えた時、
私の中で忘れられない一句になりました。
桂奈さんワールド大好きです。
「るるる句会」次回は是非!
そしてブログへのコメントもいつでもお待ちしておりますよ

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ◆6月27日締切の兼題:「夏草」:

« 花は葉に筋肉痛は二日後に | トップページ | ◆選句開始~! »