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2018年9月30日 (日)

◆10月3日締切の兼題:「胡桃」

9月30日は「くるみの日」!
この佳き日に、兼題「胡桃」にしっかり取り組もう~~~

◆季語解説
・『俳句ポスト』より
クルミ科の落葉高木。
核が非常に硬く、これを割る道具もあるが、種子を取り出して食用にする。
脂肪が多く美味で、洋菓子やパンに入れられる。

・『日本の歳時記(小学館)』より
花が咲いた後に房状につく青い果実は「青胡桃」と呼ばれ、夏の季語である。
熟すと果皮が剥けて堅い殻をもつ核(さね)が現れる。この核が秋の季語の胡桃である。
中の白い胚乳の部分を食べる。


◆例句(『575筆まか勢』より抜粋)

<郷土色>
がら~と洗ふ胡桃や背戸の秋          河野静雲
くるみ割る信濃の夜の音として         木村 ふく
しぐるるや胡桃に甲斐の国の音        穴井 太
はるか来て雨の信濃の鬼胡桃          数馬あさじ
やはらかき胡桃の音や伊那訛り       鈴木龍生
蓼科は山なみやさし鬼くるみ            峰尾北兎
寄ってってがんせと遠野の胡桃売り 高澤良一
<人物>
やや呆けし祖母よ胡桃は皺ふかめ   橋本榮治
ポケツトに胡桃あり生徒らは知らず   藤岡筑邨
八月や握りし胡桃より渇き               小檜山繁子
忘却や胡桃手荒く割ることも            内藤吐天
鬼胡桃百あり百の愚直あり             菅原鬨也
たのしくて涙ぐむ妻胡桃割       細川加賀
婆々の背に胡桃の袋かつかつと   中村草田男
母恋ふや手にあたたまる新胡桃    黒木 野雨
父といふしづけさにゐて胡桃割る   上田五千石
むかしのままの己れ胡桃の中の冬  村越化石
<割る>
栗鼠つひに胡桃を割りし日暮時       堀口星眠
胡桃割るそんなやり方あったのか     高澤良一
胡桃割る力瘤して死なんかな          和田悟朗
脳天の一撃の如く胡桃割る             内藤吐天
胡桃割るとき双乳房役立たず          鷹羽狩行
その力当るべからず胡桃割る          阿波野青畝
<時空>
縄文のポシェット誰の胡桃の音        白石みずき
胡桃に棲(と)まるカトウノヴィッチ・イクヤーノフの春    加藤郁乎
<忌日>
山廬忌や鉈割りにして胡桃の実       鷹羽狩行
三鬼の忌くるみなかなか割りにくし    成瀬桜桃子
忌の近し雷の匂ひの鬼くるみ          大木あまり
時頼忌一槌打砕に胡桃割る            田中英子
父の忌の沖を見てゐて胡桃割る      長田等
<胡桃>
置けばこつんと声を出す夜の胡桃  遠藤若狭男
ボール函解くより先に胡桃鳴る    橋本美代子
新しき胡桃と古き胡桃かな       石田勝彦
智慧の如く裴深く隠る胡桃の実    内藤吐天
胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋   鷹羽狩行
鬼胡桃ごつんごつんと芽吹きたり   茨木和生


「胡桃」そのものを描いた写生句は少なく、取り合わせが多かったです。
なかでも、地名や人名といった固有名詞を使った句が非常に多く、時間帯では「夜」。

◆参考記事
・「胡桃」Wikipedia
・「クルミいろいろ」種類とか断面図とか
・「胡桃の効能
・「遠野物語
・「遠野の餅~胡桃を擦る~
・「まめぶ汁」郷土料理
・「ギリシャ神話」カリアティード
・「くるみのインク」濃淡、アンティークの味わいが素敵!
・「縄文の食べ物
<おまけ>

必殺仕事人2013「胡桃割りの坐坊」


◆アプローチ
「胡桃」、その独特の形状から「脳」を連想させ、花言葉が「知恵」とか「謀略」とか。
堅いところから、長きにわたる確執なども感じさせ易い気がする。
忌日俳句が見られるのも、割るのに大変な力が要るところから、
超えるのが難しいような「大きな存在」というイメージを重ねられるのかも知れない。
無口、頑健、頑固、頑迷、職人気質といった人物を想像しやすいかとも思う。
ということで、逆にふんわりとやはらかく透きとほるやうなものとの取り合わせもイイかも。
とりあえず、パン屋さんで「胡桃と葡萄のパン」を買ってくる!!!

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

★めぐるさん。おはようございます。度々の台風と
俳句ポストの並み続きで少々落ち込み続きで
書き込みも滞っておりました。俳句ポストは
これまでの10句程度の投句では人はとても
望めないこと実感。ここで挽回と胡桃の作句して
いるところでした。
めぐるさんのここの参考資料のおかげで念願の
20句投句達成できました。有難うございました。
結果はともかくやりきりました。😅
さあ、次はるるる句会だ。(@_@;)💦💦💦💨

◆比良山さん

おはようございます!
おおおー20句いかれましたか!!多作への第一歩ですね!
私も、10句以下ではなかなか人選×2に届かないので、
今回も20句に挑戦中です。
イメージとして、「縄文」「東北」「アイヌ」といったキーワードが浮かびましたが、
胡桃の生産国ナンバー1がブッチギリで中国だったので、
歴史的に有名な西太后のエピソード(アンチエイジング)とか、
もうちょっと頑張って発想を広げてみようと思っています。
「胡桃」という季語の本質は何か?と考えた時、
太古の昔から人間を支えてきてくれた大きさ、豊かさではないかと思いました。
一句の中に、「ああ、豊かだなあ~・・・」とまったりするような読後感があればと願いつつ、
もうひと頑張りしてみます!!
比良山さんも、もしかすると弾みがついてもう数句出て来るかも知れませんね!
「胡桃」の結果、楽しみです!!

★めぐるさん。20句投句した「胡桃」、並選1句の惨敗でした。(=_=;)
何があかんのやろ?😰
今日一日何も手つかず、かろうじて反省の意味で
20週俳句を読み直しています。
やっぱり俳句は数打ちゃ当たるてなものではないようです。
一句一句見直していますがそれぞれに感動があったかと言えば
多作に溺れた駄句ばかりに思えてきました。😢
次の「枇杷の花」は「胡桃」より難しく多作はとても無理なようで
すので少数精鋭で挑みたく。(@_@)

◆比良山さん

おはようございます!
まずくれぐれもお願いしたいのですが、
自分の句を駄句というのをやめてください。
今回の季語とはイマイチだったけど、別の季語とバッチリ!ということもあります。

>やっぱり俳句は数打ちゃ当たるてなものではないようです。
もちろん、それはそのとおりですが、たくさん作る中で見えてくるものも確実にあります。
やりやすい兼題、苦手な兼題あるかと思いますが、
まずは何がなんでも自分の決めた数だけ作句してみる、という姿勢も大事ではないでしょうか。
もうちょっと腰を据えて取り組んでみるといいことがあると思いますよ。
比良山さんは今トンネルを抜けているので、きっとまた新たな扉を開けられるのではと、
勝手に期待させて頂いております
遠く遥かな俳句道ですが、お互いがんばりましょうね!!

◆比良山さん

追記です。
たくさんの入選句の中に、必ず「ああ自分が書きたいのはコレだった」と思う句が見つかります。
没句と入選句の違いをシッカリ感じることが第一歩だと思いますので、
じっくり比較してみてください。
最近は記事に出来ないことが多いですが、私もずっと没句供養は続けています。
「こんな表現があったのか~」とか、
「ああ、こう詠むとスマートだな」とか、
いっぱいヒントが見つかりますよ

★めぐるさん。また叱咤激励頂き有難う
ございます。😅
仰せの通りじっくり比較してみます。(@_@)

◆比良山さん

おはようございます!
没句と入選句の違いを感じるとともに、
「あ~っ自分ももっとこうすれば良かった!」的な推敲案が次々浮かぶと思います。
それが、次の兼題を考える時にさまざまな発想を呼んでくれます。
私も「鷹狩」から30句挑戦を始めて、
「菜の花」の時に初めて50句を超える作句が出来、
初めての【人】×2句が果たせました。
いっぱい作れるようになると、確実に何か変わります。

>結果はともかくやりきりました
先に書いて頂いたこの言葉、まずは「ここから」です
まずは自分が自分に「よくやった!」と思えるように頑張ること。
人からの評価は、その後からついてきます。きっと。
お互い頑張りましょうね!

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