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2018年10月15日 (月)

◆10月17日締切の兼題:「炬燵」

◆季語解説
・『俳句ポスト』より
古くは囲炉裏を切った上に櫓をのせ布団を掛けたり、
また櫓の中に火鉢などを置いたりして暖をとった。
現代では電気炬燵が一般的となり、布団の上に板をのせ、食卓などとして利用する。

・『日本の歳時記/小学館』より(抜粋)
日本特有の暖房具。「掘炬燵(切炬燵)」と「置炬燵」がある。
どちらも蒲団の中に足や下半身を入れて温まる。
室町時代、炬燵は囲炉裏の上に櫓をのせたものだったが、
江戸時代に掘り炬燵と置炬燵が広まった。
現代は置炬燵が主流となり、火種も薪炭から電気に替わった。


◆例句(『575筆まか勢』、『増殖する俳句歳時記』、『俳誌のsalom』より抜粋)

<家族>
チヤンネル権まだ父にある炬燵かな          斉藤みちよ
真向ひの母のうたたね掘炬燵                   盛良孝
目覚むれば妻もうたた寝相炬燵                四戸和彦
母と子の折る色紙や掘炬燵                     伊東和子
兄弟が来て故里となる炬燵                      小山徳夫
炬燵よりそろりと運ぶ寝顔かな                   川瀬さとゑ

<自分>
炬燵寝の凡夫凡日特記なし                      鎌田悟朗
私からわたしになってゆく炬燵                   火箱ひろ
ひとりでも生きられるけど掘炬燵                櫂未知子
ただ忍の一字炬燵もあることだし       中村房枝

<生活・遊び・趣味>
みな違ふことをしてをり炬燵の間                藤岡幸子
漢字クイズ解けて炬燵の賑へり                 今井岩夫
飴の缶いつも置きある炬燵かな                 仁平則子
よき話ばかり集めて炬燵かな                     森裕子
ほのぼのと句集読む夜の掘炬燵               大松一枝
トルストイ手にして留守居置炬燵                神田惣介
炬燵掛新しくして小津映画                         小泉欣也
紙風船つくまん中に炬燵あり                     岡本高明
小さき手に御手玉遊ぶ炬燵かな                 横田実
ちゑの輪は大人の遊び置炬燵                    一丸成美
食むときも物書く時も炬燵かな                    佐々木秀子
つくづくともののはじまる火燵かな             鬼貫
身ほとりのもの揃ひたる炬燵かな                井上静子
なにもかもなにもかも置く炬燵かな                松木年子

<炬燵舟>
まだ炬燵舟に揺られてゐるやうな                岩岡中正
炬燵舟時間ゆつくり動き出す          稲畑汀子

<炬燵の中>
炬燵より靴下ひとつ現るる                           きくちきみえ

<猫>
老猫の居場所はいつも炬燵なり                   中山静枝
たましひの溶けて戻らぬ炬燵猫                   上野進
掘炬燵吾輩は猫踏んぢやつた                     稲畑廣太郎

<足>
大足をもてあましゐる炬燵の子          新井君代
狩宿の炬燵や足の混みあへる           辻桃子
膝入れて炬燵布団の紅うごく           京極杞陽
掘炬燵べそをかく子の足探る          細井隆子
子等の足炬燵の中で戦へり           河野政恵


例句を見ているのがとても楽しかったです
人間は千差万別、だけどこんなにも共通する思い出があって、共感出来る思いがあって。
「炬燵」っていいなあ、と思う反面、類想との闘いか?という気もして恐ろしいですが、
ひとまずは、どんなに類想と思っても「自分の炬燵」を詠むしかないかな、と。
描かれているものとしては、「家族」「猫」「足」がさすがに多く、
意外に思いましたが「舟」の句も多かった。
知らなかったけど、「炬燵舟」っていうのが存在するんですね!面白そう~!

◆炬燵の思い出
実家では、長い間練炭炬燵を使っていました。
「練炭ばさみ」は外科医の道具みたいで、「練炭コンロ」は土器みたいで、
その、セットとしてのそぐわなさみたいな感覚が面白かったです。
穴のいっぱい空いたドーナツみたいなフタも可愛かった。
燃えはじめのしばらくの間、一酸化炭素が出るので炬燵に潜ると危険なんですよね。
確か、小一時間くらいは換気していたように記憶しています。
朝一番、家族が起きてくる前に母親がセットして、換気を終えてくれていたと思う。
それでも、寝そべって本を読むのが好きだったから、よく注意されていました。
私にとって、冬の朝の匂いは、かすかな練炭の匂いでもあった気がします。
そして足を入れると、固くなった猫が・・・ということも度々経験
や、しかし、「炬燵」の本意はやはり「団欒」「あたたまる」ですよね、多分。
個人的には「ダメになる」「出たくなくなる」「永遠にここにいたい」とかあるよな~~~。
そうそう、「トイレを極限まで我慢してしまう」とか、思い出してきたぞ~
木曜金曜にどんな句が読めるか、今から楽しみです

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

めぐるさん、直前の『まとめ』いつもありがとうございます!
俳ポは、兼題が変わると、すぐに投句して、直前にこの『まとめ』見て追加するのが、最近のパターンです。
炬燵は、投句数多そうですね。自分は、事前20&追加10の合計30句でした(いまんとこ)
以下は、今回の『まとめ』の中の『電気炬燵』に触発されたひとつの作句方法です。
・電気炬燵→電気羊はアンドロイドの夢を見る→羊をめぐる冒険→村上春樹→新潮文庫→読んだパンダ→パンダだ!
で、電気炬燵とパンダ、間に出てきた夢。それらをつなげる措辞を考える。
パンダ迄は1分程度で、時間かけないです。(出なかったら、やめて、他の炬燵舟とかにいきます)気に入ったのが出てきた時点で(当句でいうとパンダ)止めるのですが、ここから完成までが、時間かかることが多いです。
以上、呪文連想ゲーム作句方法です(笑)
いずれにせよ、めぐるさんの『まとめ』が、かなりヒントになってますので、今後もよろしくお願いします!
では、また!

◆つかっさん

こんばんは!
「まとめ」読んでくださって有難うございます。
あまりお役に立つような情報はないかと思いますが、
反応があると嬉しいです

>電気羊
私だと「ブレードランナー」→「続編」かな。あっ一句出来ました、有難うございます
締切明日ですね、ちょっと忘れないうちにメモっときます!!
またヨロシク!!

★めぐるさん。おはようございます。
俳句ポスト直前の傾向と対策いつも有難う
ございます。目下24句投稿しました。
「炬燵」はあまりにも身近な季語のため
作りやすいのですが発想に驚き、光、ときめき
がない。あるある感ばかり。
茶の間のテレビ番組や韓流ドラマ、懐かしの
フォークソングを引用したり。😅
「無花果」では15句投稿してやっと人一句でした。
このままでは30句投稿しなくては人二句はとても
無理。
後六句なんとかしなくては(@_@;)💦💦💦💨

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