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2018年10月18日 (木)

秋澄むや夫へと送るテレパシイ

遅くなりましたが、「第3回TFP句会(テーマ:家族)」の結果です!
立志さん、熱量たっぷりのラジオ&記事取りまとめ、有難うございました!!


自句:秋澄むや夫に送るテレパシイ  (4点)

特選くださったアンさん、並選くださった彼方ひらくさん、温湿布さん、有難うございました!
選句しながら「しまった!テーマは『家族』だったのに、『夫婦』の句になってた!」と気づき、
無得点も覚悟していたところだったので、心底ホっとしました・・・ありがとう~

<選句>*作者敬称略
ラジオへは特選句への短いコメントしか送っていませんので、
ここで選句コメントを記載させて頂きます。

◎取り合つて後に寄り添ふ古毛布         霞山旅(18点)
まさに「家族」の句、一読で特選を決めました!
兄弟、夫婦、親子、いずれの情景でも読めますし、「古」から感じられる年月が良い。
肌に馴染んだ毛布は、もはや家族同然の存在なのかも。
「布団」ではこうはいかないし、季語が動かない作品だと感じました。
作者の力量に感服。

○ホットケーキ母の厚さで焼きあがり       温湿布(17点)
「作り方」に分量・手順は書いてあっても、焼く人の匙加減・好みで微妙に変わります。
作中の人物にとって「ホットケーキ」こそ「母の味」なのでしょう。
それが大好きだったから、同じ手順、同じ分量で自分も作る。
笑顔と直結している思い出、それが「ホットケーキ」。母から自分へ、自分から娘へ。
母の味とともに伝えたいのは、笑顔の記憶そのものなのかも知れません。

○帰省子のいきなりポチを丸洗い         クラウド坂の上(11点)
「ただいま」の挨拶もそこそこ、大喜びで駆け寄ってきたポチをワシャワシャ!
「よっしゃー久しぶりに洗ったるわ!やっぱ俺でないとアカンやろ~」
そうそう、洗うの上手なのよねこの子・・・ポチも気持ち良さそう・・・確かに負けるわ。
「またポチ洗いに帰るからな、綺麗にしといてや!」
はいはい。親の顔見たいとか会いたいとか絶対言わないのよね。
いいのよアンタが元気なら。
親に会いたくなるような悲しいことが起こらないように祈ってる。ずっと祈ってるからね。

○空澄むや「行ってらっしゃい」「行ってきます」 かつたろー。(10点)
以前『湯豆腐句会』に「声かけて声かけられて秋澄めり」を投句したことがあります。
この句はその上位互換句だと思いました。私の句になかった具体性があります。
声が聞こえる。明るい声だ。それだけで気持ちが澄みわたっていく。
澄んだ空に、明るさと今日一日への期待感が広がっていく。
また、「秋澄む」ではなく「空澄む」であることにハっとしました。
「秋」という冬へ向かう季節、透明感とともに幾ばくかの寂しさの潜む言葉ではなく、
どこまでも広がる「空」を配され、この句の輝きが決定的になった気がしています。

○トコトコと蒙古斑の子木の実降る         桂奈(9点)
この可愛らしさに逆らえませんでした!!
「蒙古斑」で年齢はもちろん、ちょっぴり危なっかしい足取りまでありありと浮かびます。
k音は、キリっとした凛々しさや硬質な雰囲気に合う音ですが、
その周囲には柔らかいm音、優しいh音などが散りばめられていて見事な調和。
甘くなりすぎないよう抑制の利いた、行き届いた眼差しを感じる句です。
季語のチョイスも素敵ですね!

○大小の靴下そよぐ鯉のぼり            立志(6点)
これはちょっと前までの私なら採らなかった句。
措辞と季語が比喩関係のように思える句は、判断に迷うのです。
(すごく合っているのか、近すぎてよろしくないのか)
これが「そよぎ」だったら、省略された「のようだ」が見えて採らなかったと思います。
「そよぐ」が両がかりになっていて、カットが綺麗に切り替わることに気づいた時、
洗濯物と鯉のぼりのはためく庭が、そこにいる家族の姿が私にも見えました。
心地良い風に吹かれて、笑い合う家族が見えて、素直に「素敵だ」と思えたのです。
大仰にドラマを詰め込まず、景だけを切り取って読者にすべてを想像させる。
こういう句を私も作りたいと思っています。


・・・句の素敵さに対して、拙すぎる感想コメントで申し訳ありません
他にも素晴らしい句がたくさんあり、印に迷いに迷いました!
そんな大激戦だった「第3回」を制したのは、霞山旅さん!!
おめでとうございます~~~!!!
霞山旅さんは、ここまでの得点トータルでも1位に躍り出て、
そのハイアベレージぶりを如何なく見せてくださっています。
私も、前回の得点のおかげで上位争いの一角に引っかかっているようなので、
何とか現状維持出来るよう、踏ん張っていきたいです。

次回のテーマは「絵」。ガンバリマス!!!
立志さん、いつも素敵な句会を有難うございます!!!

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コメント

めぐるさん、第3回サンダーファイヤーパワー句会へご参加くださりありがとうございましたm(_ _)m✨
色々とバタバタしていてお礼が遅れてすみません(^_^;
選句された句への丁寧な選評も書かれていて参考になりました(゜∀゜)
僕の句にも触れてくださっていてすごく嬉しかったです(*´∀`)
これからも少しでも皆さんに楽しんでもらえるように頑張りますのでよろしくお願いしますね(*^ワ^*)

めぐるさん私の句に素敵な選をありがとうございます!
この句は久々に自分でもお気に入りだったのでめぐるさんに取っていただけて光栄です。
ちなみに日本の1歳児の99.5%に蒙古斑があるそうです。0.5%のお子さんにはないんですね〜。@@💦
木の実降ると言う季語が好きなので、またどこかで使ってみたいなとおもっています。
しかしめぐるさんのまたしても夫婦愛の一句にやられました!
とても仲睦まじい新婚のようなご夫婦かな、でも秋澄めりの季語が台風も極暑も手を取り合って乗り越えた清々しいベテラン夫婦の様にも感じます。。。理想、ですね。
選に取れなくて申し訳なかったけど、素敵な一句でした。

◆立志さん

おはようございます!
いつもアツい句会を有難うございます!!
ラジオへは最小限のコメントにとどめ、こちらで思い切り書かせて頂く所存であります。
次回は、元漫画家志望者として踏ん張りたいテーマ。
頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします!!

◆桂奈さん

おはようございます!
「木の実降る」私も好きな季語のひとつです
「秋澄む」「水澄む」「天高し」「小鳥来る」「鳥渡る」などなど、秋は好きな季語が多いかも
子どもの句は甘くなりがちで難しいと思いますが、音韻の心地良さにノックアウトされました。
一歩離れて待っている・見守っている感がたまりません。
「テレパシイ」へも素敵な鑑賞を有難うございます!!
読みようによっては、夫が他界しているようにも?と思って真っ青になっていましたが救われました!
実際のところ、いつまでも私が子どもなのでダンナは大変だと思うんですが、
清々しいベテラン夫婦目指して頑張りますっ
そして次回は桂奈さんの選を射止められるよう、頑張るっ!!
またよろしくお願いしますね!!

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