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2018年12月

2018年12月31日 (月)

2018年有難うございました!

2018年、皆さま本当に有難うございました!!
地震もありました、台風も来ました。
いろいろなことがありましたが、いつもいつも皆さまの温かい励ましに支えられ、
今年を締めくくることが出来、ただただ感謝です。

振り返ると、今年は「こんなことは二度とないわ!」と思うことがたくさん起こりました。
これも一重に、大きな刺激と学びを与えてくださる皆さまのおかげです。
自分に結果が出ると、皆さまから頂いたものをほんの少しでも返せたかと思い嬉しくなります。
来年も、出来るだけたくさんの良い報告が出来るよう頑張りますので、
どうかよろしくお見守りくださいますようお願いいたします。

2019年が、皆さまにとって実り多い良い一年となりますように!



Skitch

2018年12月31日   小川めぐる

2018年12月30日 (日)

◆『湯豆腐句会』2018年のまとめ

▼1月
ぽんぽんと弾んでふくら雀かな (3票)
玉砂利の広き参道春近し    (1票)

▼2月
猫柳書き物好きは祖父譲り(1票)
春兆す海辺の街の赤き屋根(1票)

▼3月
レガッタのオール揃ふや桜東風 (2票)
慰霊碑の鏡面仕上げ犬ふぐり  (0票)管理人選

▼4月
そらいろのノート七冊花菜風  (2票)管理人選桃にゃんやち坊主さん有難うございます!
麗かや告白を聞く仁王像    (1票)

▼5月
真っ青は胸焦がす色ラムネ干す (1票)管理人選

▼6月
日に三度降りる遮断機立葵    (7票)管理人選桃にゃん望生さん有難うございます!
子犬の名小鉄かジョンか花南瓜 (2票)望生さん有難うございます!

▼7月
恐竜の羽根は何いろ花蘇鉄   (7票)

▼8月
星月夜トロイメライは誰のため  (3票)桃にゃん有難うございます!

▼9月
さらさらと風きらきらと竹の春      (5票)やち坊主さん有難うございます!
おばちゃんの眼鏡まんまる小鳥来る (2票)望生さん有難うございます!
うつくしき誤解もありぬ月見草      (1票)

▼10月
秋麗や素描の線のやはらかく (1票)
水彩の影は七色秋うらら    (1票)

▼11月
-----(無得点)-----

▼12月
重ね着のせいよ頭痛も失恋も   (1点)やち坊主さん有難うございます!
冬ぬくし鰐の聴きゐるブラームス (3点)
炬燵してジョンのお手柄話など  (1点)


なんとなんと、まとめてみて驚きました。
今年は管理人選が4回、やち坊主さん・望生さん・桃にゃんから3回も採って頂けて、
11月の全没も吹き飛ぶほど嬉しい1年になりました!!!
点数的にも、7票句が2回というのは過去最高と思います。
戌年だったので、なるべく犬の句を・・・と心がけるきっかけになった『湯豆腐句会』で、
最後に「ジョン」に登場してもらえたのも良かった
ということは、来年は猪の句を考えないと?
晩秋の季語になっているから、11月は「猪」「瓜坊」「猪肉」「猪罠」で攻めたいです。
まずは「毎月投句」「毎月得点」を目指して、コツコツ頑張りますっ!!!

2018年12月29日 (土)

◆1月号届きました

「100年俳句計画」1月号が届きました
投句出来たところの結果を書いておきます。

◆雑詠
【人】寒鵙や放水を待つダムの門  (先選者:阪西敦子)
【並】石柱のごとく鯨の眠りけり   (後選者:関悦史)

◆自由律
【並】毛の話河童の話屁の話

◆詰め俳句

砂利踏んで(    )を行く鼓笛隊
(    )や鷲とペンギン並び立つ

「牛日」で投稿しましたが、正解は「初東風(はつごち)」でした
新年の晴れやかな気分を感じる風!
その中を「行く」、その中に「並び立つ」という目出度さ・・・なるほどです!
正解の他では、「初空」「初晴」「初春」「初風」といった季語も素敵でした
翻って「牛日」・・・「牛」のイメージがのろくさい感じになっちゃいますね
「ちっとも進まない気が」「動物が多くて五月蠅い」とのことで3級の判定でした。あうっ。


たくさんで書ききれませんが、掲載の皆さんおめでとうございます!!
そしてこの1月号から、「新100年の旗手」のコーナーで、
有瀬こうこさん、24516さんの連載が始まっています!!おめでとうございます!!
強烈な世界観をお持ちのお二方の連載、とっても刺激的です。
100年俳句計画」未購入の皆さん、この機に申し込み如何ですか?
お申込みはコチラから!!
私も更新時期なので、忘れないうちに手続きしなくちゃです

◆「枇杷の花」没句祭り&十句選

ちびちび書き進めていたものが、下書きに入れたままになっていたのを発掘
今頃ですが、UPしておきまする

◆没句祭りーーー

【没】さよならのための再会枇杷の花
【人】枇杷の花別れは硬い握手して      酒井おかわり
「枇杷の花」のもろもろっとした印象と、「硬い握手」の質感の対比。
映像がハッキリ見えることで、ふたりがそれぞれに歩み始める道もまた見えてくるようです。
「硬い握手」で、男女に限らず様々なシーンを想起出来るのも巧いですね。

【没】花枇杷や名に馴染みくる田中姓
【人】旧姓で呼ばるるに慣れ枇杷の花     つぎがい
【人】田中てふ名のこそばゆし枇杷の花    るびちゅ

私のダンナが田中姓。濁点がなくて明るくて、自分の名字より好きです。
「枇杷」の主な栽培品種が「田中」だったと知って詠まねばと思いましたが、消化不足でした
「呼ばるるに慣れ」「こそばゆし」ああ、この皮膚感覚だわ・・・。
そして突然、昨年句の中に「田中邦衛」を入れようとしていたことも思い出す。
来年がんばりますーーー

【没】枇杷の花ミシンの音の軽やかに
【人】母と娘の足踏みミシン枇杷咲きぬ    楠えり子
【人】にびいろのボビンケースや枇杷の花  猫愛すクリーム
【人】枇杷の花刺し子ふきんをお返しに    琉璃
【並】闇の中ミシンの音と枇杷の花       真林

「枇杷の花」から何となく「昭和」のイメージを抱き、「ミシン」へ。
入選句を見て「あっ!そうだった『足踏みミシン』だった!」と
あのクラシカルな形状は実に「枇杷の花」に似合いますね!
しかも「母と娘の」で長い時間を感じさせるのも巧いなあ・・・。
刺し子ふきん」は私もいつか使いたいモチーフ。津軽の「こぎん刺し」とか魅力的です。
いつか私も、刺繍系の素敵な句を書いてみたいと、ずっと憧れています

【没】教会のバザーの午後や枇杷の花
【人】枇杷咲くや村に聖女の頭蓋骨      瓦すずめ
【人】キリストの父は聖霊枇杷の花       月の道
【人】一宇より信徒百人枇杷の花        小泉岩魚
【人】殉教の血潮見てゐた枇杷の花      谷口詠美
【人】馬小屋に蹄鉄一つ枇杷の花        彩楓(さいふう)
【人】シスターのミッフィの手提げ枇杷の花   奈緒女

葉や実の薬効から、お寺や教会に植えられていた「枇杷」。
花姿は地味でも、甘く優しい香りが人々を癒す・・・聖職者そのものにも思えてきます。
「頭蓋骨」「聖霊」「百人」「殉教」といったパワーワードとの取り合わせが強烈。
「蹄鉄」の質感の対比もお見事。「ミッフィの手提げ」という固有名詞も利いています。
(ミッフィの顔が「枇杷の実」に見えてきた
それらに比べると、「バザーの午後」という言葉からは「コレ!」というイメージが湧かず、
もっと具体的なモノを描くべきだったなと思いました。

【没】枇杷の花匂ふ木陰のマンドリン
【人】花枇杷かほるトロンボーンの息注げば かのたま
【人】腹で聴くコントラバスや枇杷の花     比々き
【人】木琴の音咲く枇杷の花揺れて       斎乃雪
【人】オカリナの音色ふわりと枇杷の花     あつむら恵女
【人】オーボエのか細き指や枇杷の花     淺野紫桜
【人】ピアニカの一音ずれる枇杷の花      湖雪
【人】やさしさはピアノにうつるびわの花     さな(6才)
【人】チェンバロの短き余韻枇杷の花      西川由野
【人】枇杷の花ぼろんと匂ふ音符かな      中村遥

【人】ヴァイオリンの洩れをる土蔵枇杷の花  橄欖子

「枇杷の花」と「楽器」の取り合わせ、たくさんありました!
私はその形状から「マンドリン」を選んでしまったけど、「琵琶」的なものは近すぎですね
「ぼろんと匂ふ」に象徴されるように、入選句にある「音」は柔らかくあたたかなものが多く、
「ヴァイオリン」にしても「土蔵」から漏れ聞こえてくるという工夫がなされています。
そういう意味では「マンドリン」より「マリンバ」だったかと小一時間
入選句中最も甲高い音であろう「チェンバロ」も、音そのものではなく「短き余韻」を描き、
「枇杷の花」らしい、どこかエキゾチックな味わいを堪能させてくれるようです。
「音」を直接出さず「ピアノにうつる」として優しいメロディを感じさせるのも巧い。



「枇杷の花」十句選(【人】の中からお気に入りを紹介させて頂きます)敬称略

【人】ひかりになりそこねた枇杷が咲くのです 一阿蘇鷲二
【人】枇杷の花痒いところがずれてゆく     みやこわすれ
【人】枇杷の花ほどの約束守りけり        やまぶき
【人】おさがりの服はやわらか枇杷の花     三重野とりとり
【人】枇杷の花みたいと言われ空蒼し       蒼子
【人】日当たりの良き猫の墓枇杷の花       玉木たまね
【人】無住寺の妖怪やさし枇杷の花       みちる
【人】潮風の通る廃校枇杷の花           くるみだんご
【人】枇杷の花帽子に星空をいれて       村上瑠璃甫
【人】枇杷の花やがて夕陽となりにけり     あー無精


最後になりましたが、掲載の皆さん、おめでとうございます!!
たくさんの学びと刺激、そしてうっとりする時間を頂きました

◆『俳句ポスト』2018年の歩み

ああ、あっと言う間に一年が過ぎてしまった・・・。
この一年、私は少しでも成長出来ているのでしょうか
ドキドキで振り返りたいと思います。

▼「探梅」(晩冬)20句中【人】2句
探梅の山に震災基準点
探梅や汽笛聞こゆる天狗岩

▼「ラグビー」(三冬)19句中【人】1句
ラグビーや星の生まるるスタジアム

▼「石蓴」(三春)15句中【人】1句
お絵描きはきっと花丸あおさ採る

▼「しゃぼん玉」(三春)12句中【人】2句
しゃぼん玉の数だけ名前を考えた。
しゃぼん玉あやとり橋へ行くところ

▼「薇」(仲春)18句中【人】2句
薇やここらの石はみな墓標
たまぶくろみたいね男薇は

▼「春潮」(三春)15句中【人】2句
臨月の犬のあくびや春の潮
春潮や月のお下がりてふ奇石

▼「三色菫」(晩春)10句中【人】1句
欧羅巴の憂ひ三色菫に新種

▼「金盞花」(晩春)12句中【人】2句
石廟の木乃伊仏や金盞花
金盞花ことばはすぐに逃げるから

年明け~春シーズン。
昨年からの挑戦「量から質への転換」ということで、徐々に投句数を絞ってきています。
「ラグビー」は「骨太な男臭さ」をストレートに描けず、メルヘン志向な自分を思い知る。
「春潮」の「臨月の犬」にはたくさんのコメントを頂いて嬉しかったです
「中七や」の型が好きなので、その意味でもお気に入りの1句になっています。

▼「蟻」(三夏)6句中【人】1句
何が死んでる蟻のぞろぞろ入る納屋

▼「初鰹」(初鰹)2句中【並】1句
親不孝ばかりしながら初鰹

▼「老鶯」(三夏)7句中【人】2句
老鶯や雨上がりたる竜ヶ淵
天狗岳老鶯のよく通る

▼「虹」(三夏)14句中【人】1句
リュウグウノツカイは虹になりたくて

▼「赤潮」(三夏)12句中【人】2句
赤潮や世界は螺旋で出来てゐる
赤潮や踏めば病気の分かる石

▼「海の日」(晩夏)12句中【人】2句
海の日や帽子真白き鼓笛隊
海の日や貝殻きれいな音立てて

▼「夏草」(三夏)12句中【人】2句
主文。被告を夏草による百叩きの刑に処す
死出虫の朱色きれいね夏の草

夏シーズン。
「上五や」の型の力を実感したシーズン。過去の没句の練り直しが入選して嬉しい
夏という季節がそうさせるのか、破調~自由律もついつい出てしまいますが、
「型」をしっかり意識することで、「型ではうまく言えない」というものも分かってきた気が・・・
気のせいかも知れませんが、何となく掴めてきたような気がしています。

▼「踊」(初秋)3句中【人】1句
姉の目のほの濡れてゐる踊かな

▼「鰯雲」(三秋)12句中【人】2句
どの馬も仕上がりてをり鰯雲
アステカの笛べうべうと鰯雲

▼「稗」(仲秋)-----

▼「無月(仲秋)」9句中【人】1句
真珠貝すこしさみしき無月かな

▼「無花果」(晩秋)20句中【人】2句
無花果の熟れゆく午後のタンブーラ 
無花果や崑崙山に不死の川

▼「色鳥」(三秋)10句中【人】2句
色鳥や晴れ晴れとして樹木葬
色鳥の来て真珠婚式の朝

▼「胡桃」(晩秋)18句中【人】2句
胡桃の割れ方で明日を占う
ざんざんと星降る谷や鬼胡桃

▼「炬燵」(三冬)18句中【人】2句
炬燵ぽかぽか養命酒とろんとろん
「凛として」などと詠みゐて堀炬燵

▼「重ね着」(三冬)10句中【人】2句
重ね着を乗せ鉄色の石畳
マイちゃんの重ね着こうも違うのか

▼「枇杷の花」(初冬)14句中【人】2句
手のひらに乗る骨壺や枇杷の花
枇杷の花まど・みちおの詩ぜんぶ好き

秋~冬シーズン。
「稗」でイメージをまとめきれず投句を断念というか・・・締切を過ぎてしまって、
『俳句ポスト』で初めての「不参加」になってしまったことが悔やまれます。
もっと楽な気持ちで、何でもいいからどんどん書いていけば良かったとの思いから、
絞る方向で取り組んでいたはずが、また20句18句と投句したりもして、心揺れ揺れ。
しかし、以前に比べて10句でも【人】2句が出来てきたように思いますので、
来年からは出来るだけ「10句以下」での投句を課していきたいです。
たくさん作って10句に絞る。ががががんばりますっ!!!


今年のお気に入り句

臨月の犬のあくびや春の潮
金盞花ことばはすぐに逃げるから
リュウグウノツカイは虹になりたくて
姉の目のほの濡れてゐる踊かな
アステカの笛べうべうと鰯雲
色鳥や晴れ晴れとして樹木葬
ざんざんと星降る谷や鬼胡桃
枇杷の花まど・みちおの詩ぜんぶ好き

2018年12月26日 (水)

◆『伊吹嶺』1年間のまとめ

昨年の2月から参加させて頂いている『伊吹嶺』の、1年の記録です。

▼2月
マスチフの太き首輪や春寒し    【並】武藤光晴
▼3月
春光や舳に金の女神像       【並】長崎眞由美
独り身を貫く兄よ紫木蓮       【並】髙橋幸子
▼4月
夏隣スワンボートの屋根ひらく   【並】伊藤範子選
▼5月
============
▼6月
桐下駄の白き鼻緒や夏の風    【並】奥山ひろ子、渡辺慢房
万緑や一日一度巻く竜頭       【並】渡辺慢房
▼7月
山荘の日誌三行ほととぎす     【並】長崎眞由美、坪野洋子
▼8月
絵手紙の小さき落款涼新た      【並】武藤光晴、奥山ひろ子、渡辺慢房
▼9月
秋雲や靴職人の旅鞄         【並】高橋幸子
▼10月
野路菊を活けて一日の終はりけり  【並】渡辺慢房
▼11月
============
▼12月
冬ぬくし路面電車のみかん色  【並】奥山ひろ子、渡辺慢房
蹲に落葉ほとびる日暮れかな  【並】渡辺慢房


『伊吹嶺』では、「型」を身に着けるべく「基本形」を意識して投句しています。
中七や、上五や、下五季語名詞、上五季語名詞、けり、かな・・・
これからも、これら基本形を念頭に、
「なり、たり、をり」「比喩」「擬人化」「固有名詞」「数詞」など、
自分なりに挑戦していこうと思っています。
今年の結果は、実力からするとびっくりするくらい恵まれたものでした。
来年、これ以上に良い結果を残せる自信はさっぱりありませんが、まずは
毎月キチっと投句する!!
そして・・・『伊吹嶺』に8名いる選者のうち、まだ一度も採ってもらっていない
国枝先生からの選
を目指して頑張ります!!!

来年もどうぞよろしくお願い致します!!!

◆「ブロッコリー」の聞き書きです

今治五七五『俳句チャンネル』ーーー!
めぐるのへちょい聞き書き始まるよ~
今回は「ブロッコリー」の発表です、オープニングナンバーは竹内まりや
パーソナリティはGさん、かずねさん、まりんさんのお三方です

◆建前は良妻賢母ブロッコリ  花南天 
あのーーー・・・アタシなんかも建前と違うんですよブロッコリは芯が硬いよ、これは「良妻賢母」だなァ。
             
◆ブロッコリー 苗は売り切れ 空仰ぐ   子犬
ツライ家庭菜園なら苗のほうが簡単でいいのかな。残念だけど違うのを育ててください  

◆何よりもブロッコリーが大好きで 彩楓
堂々と詠い上げてますね、ブロッコリー好きには大賛成!同感同感、これしかない   

◆ブロッコリー来コンクリートの壁の店  司啓
打ちっぱなしの小洒落たレストランかなんかでしょうね。よく分かりますね。  

◆新妻のランチボックスブロッコリー    桂奈
夫婦喧嘩して「ブロッコリーだけしか入ってない!開けてビックリ?」聞くところによるとブロッコリーには精力剤の効果もあるらしいからね、食べさせようとしたのかな 

◆人生を全うできぬブロッコリ  かつたろー。
花が咲く前に収穫されるからね・・・よく気づかれました       

◆ため息すブロッコリーを残されて  佐東亜阿介
お母さんあるあるだね~全部食べてくれたかなと開けたらコロっと残ってて。分かるね、「ため息す」で何事かと思ったら「ブロッコリー」。上手ですね    

◆ブロッコリー甘く名刺眺る朝        ゆすらご
もう一字送り仮名欲しいんだよね。口語なら「眺める」、文語なら「眺むる」。   

◆ブロッコリー懇ろになる気配なく 比良山
「ブロッコリー」一緒に食べている、今目の前にいる人間とは、どう頑張っても仲良くなれそうにないという。これよく合っていますね

◆弁当に青のダンスやブロッコリー  はるかん
確かにねこれは手抜きで、隙間埋めにパパパと入れられたような「ダンス」面白いですね。     

◆農高生ぽきりぽきりとブロッコリー ぐずみ
農業高校生だね。「ぽきりぽきり」がブロッコリーらしいよね。新鮮な感じするね

◆ポテトサラダ山ブロッコリー樹海   蜂喰擬
なんて突き放した句でしょうパーティーか大家族?バイキング?「ポテトサラダ」が富士山のように思えてきた。この比喩が凄い面白い。

◆ブロッコリーの茎の皮剥くワンルーム のんしゃらん
ワンルームというからには独り暮らしかな。「茎の皮」できんぴらでもするのかしら。最後の最後まで綺麗に頂いているという。偉いよね、素晴らしい。

◆ブロッコリ小さなフォーク小さな手    富山の露玉
可愛いぃ~~「ブロッコリ」で切ってるところもちっちゃい子っぽい。これだけで【天】あげたくなる。並べただけで景が見える、お上手な句 

◆ブロッコリーほの甘き湯気立つシチュー   立志
これも美味しそうだねまことにこの通りで、このブロッコリーは他に替えられん。あったかそうないい句ですね 

◆ブロッコリー忘れた頃の頬の裏  あいむ李景
よく分からなかったんですけど、立志さんの句と続けて読むと、もしかしてシチューの句かなと。火傷しちゃったかなと。これだけで読んだら、もひとつヒントが欲しいかなと思うんですけど。      

そして「時代/中島みゆき」を挟んで【天】の発表です!
今日の2曲は、かずねさんからのプレゼントだそうです

G「新妻を頂きま~す」
かずね「富山の露玉さんのもキュンキュンで良かったんですけど、ちょっとの差で桂奈さんに」
まりん「私もかつたろー。さんの句も佐東亜阿介さんの句も好きでしたが、いろんなドラマが見えてきたということで桂奈さんに」

【天】新妻のランチボックスブロッコリー    桂奈

桂奈さん、おめでとうございます!!
私も、初めて彼氏にお弁当作った時はブロッコリーで彩り良くしようとしたよ
手っ取り早くスペースが埋まるし、「新妻」らしい可愛らしさもあるよね
番組では、状況を巡って様々な憶測が飛び交いましたが、真実やいかに(笑)
あいむ李景さんの句は、私は歯茎の下の方とかに残ったやつが出て来たのかと。
ご飯食べた後、ちょっとしてから「ん」って感じで飲み込むよね
めっちゃ「あるある」と思うんだけど、そうでもないのかな

再放送は水曜22時より、コチラでお聴きいただけます!
聞き書きは半分も書けていないので、是非番組をお楽しみください

番組フェイスブックより

今募集中の兼題は1月13日(日)〆切りで「雪晴」と「寝酒」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com
FAX番号は0898-33-0789 本名と住所もお書き添えください。

2018年12月24日 (月)

◆12月句会の結果です

『伊吹嶺』12月句会の結果です!

冬ぬくし路面電車のみかん色  (2点)【並】奥山ひろ子、渡辺慢房選

▼渡辺慢房評
「みかん色」が、何とも言えない温かみを感じさせ、季語を引き立てています。
▼奥山ひろ子評
みかん色=オレンジなのでしょうか。可愛らしい色ですね。
こんな色の電車が走っている町は、雰囲気が明るいと思います。
そんな明るい雰囲気が「冬ぬくし」の季語に表れていると思いました。

メッチャ嬉しい!!松山に行った時、立志さんが「歩きながら一句」と水を向けてくれ、
「エーーーー」と言いながら一番最初に書きつけた句です。
暖かい日で、季語は「冬ぬくし」しか思いつきませんでした
路面電車の色を見て、「さすが松山、路面電車もみかん色だ!」と思った、そのまんま。
俳都松山のあたたかさ、そして立志さんの一言から生まれた句です。感謝!!

蹲に落葉ほとびる日暮れかな  (1点)【並】渡辺慢房

▼渡辺慢房評
詫び寂び匂う句ですね。
中七を連体形として文法上は切らずに、意味的には切って下五の「かな」を響かせるというテクニックです。

「蹲(つくばい)」そして「ほとびる」という言葉を知って、何とか詠みたいと思い続けて3年。
第3回「るるる句会」で「下五かな」に挑戦したこと、
前回の「るるる句会」で、「枯葉」と「落葉」のニュアンスの違いを意識したことで、
頭の中でそれまでバラバラだったパーツが一挙に結びついたように出て来ました。
私にしては、少し背伸びしたような内容になってしまったかなという気もしますが・・・
6月句会ぶりに渡辺慢房先生に2句採って頂き、感謝です

来月は国枝先生にコメントをもらえるように・・・
いや、採って頂けるように頑張ります!!!

2018年12月23日 (日)

◆12月句会の結果です

今月は、3句投句中3句に点を頂けました!有難うございます!!

重ね着のせいよ頭痛も失恋も   (1点)
冬ぬくし鰐の聴きゐるブラームス (3点)
炬燵してジョンのお手柄話など  (1点)

ある時、この記事を読んで「へ~」と思っていたのが、季語「冬ぬくし」と繋がって句に。
記事の中では「ブランデンブルク協奏曲/バッハ」だったのですが、音数が合わず・・・
個人的に好きな「ワルツ15番」「子守唄」(何となく似てると思うの)のブラームスにしました。
3点頂けて嬉しいです
「重ね着」と「炬燵」は、『俳句ポスト』での没句でしたが、自分では気に入っていたのでこちらに。
無得点を免れて良かったです!
「重ね着」は、やち坊主さんに採って頂いたので嬉しさ2倍3倍です
来年に向かってまたとないエネルギーを頂きました、有難うございます!!!

選句の方では、今回徹春さんの句を2句採っておりましたが、
そのうちの1句がなんと比良山さん桃猫さんも採っていてテンション上がる
今年最後の『湯豆腐句会』を、素敵な形で締めくくれたことに感謝です。
来年はもっと頑張ります、皆さんよろしくお願いします!!!

2018年12月22日 (土)

枇杷の花まど・みちおの詩ぜんぶ好き

『俳句ポスト』兼題「枇杷の花」の結果です。
14句投句中2句を【人】に採って頂きました、感謝

手のひらに乗る骨壺や枇杷の花
枇杷の花まど・みちおの詩ぜんぶ好き


「びわ」と言えば「まど・みちお」!ということで、
歌詞にある「山羊さんのお乳」を詠んだ句も複数見られましたね。
童謡ばかりでなく、たくさんの詩を残したまどさん。
生きること、感じることがすべて詩になったのだと思います。


木 

木が そこに立っているのは
それは木が
空にかきつづけている
今日の日記です



私も、そんなふうに、日々俳句を詠んでいけたらいいなと思っています。

2018年12月19日 (水)

◆「冬の波」聞き書きでーす!

今治五七五『俳句チャンネル』ーーー!
めぐるのへちょい聞き書き始まるよ~っ
今回発表の兼題は「冬の波」、オープニングナンバーは『兄弟船』しっ渋い!!
厳しい「冬の波」が押し寄せてきそうであります、アニキ~~~!
パーソナリティはGさん、かずねさん、まりんさんのお三方であります


◆冬の波見ることもなし瀬戸に住み  子犬
瀬戸内海なので、あんまり荒くないんでしょうね。もったいないのは、ちょっと三段切れぽく感じられるので、中七「見ることもなく」でどうでしょうか。ご一考ください。   

◆冬の波余すところなくフィンランド  桂奈
石本藤雄展」行きましたということなので、(フィンランドの)マリメッコの作家ですから、「フィンランドともなれば・・・」ということでしょうか。よく分かりました   

◆冬波や更進丸は父の船  みなと
「亡き父は亡き弟の名を船につけました」とのこと。今は船だけが残っていると。波を見て昔を追憶している。荒い波に託しているところが、誇りや思い入れを感じますね。       

◆冬の波怒鳴って崖にびんたする   司啓
◆冬の波激突崖を駆け上がる     彩楓         
「冬の波」というと「崖」?「びんた」大胆で面白いし、「駆け上がる」もよく見て作られたなと。両方ともよく「冬の波」の荒さが見えるような。     

◆終わらないぶつかり稽古冬の波   かつたろー。
これもよく見てるね~!ぶつかっては倒され・・・寄せては返す波にかけてるんだろうなあ、音も凄いでしょうね。上手な比喩ですね      

◆母に手をつながれて見し冬の波  佐東亜阿介
「繋がれて見た」というのは、嫌がるのに繋がれてという・・・ちょっと深刻感もあるというか。わざわざ「冬の波」見に行くんだから。     

◆冬の波一直線の鳶支え  ゆすらご
海の魚を獲るのに真直ぐ降りてきたとか?ちょっとそのあたりヒントください         

◆冬の波吾引き込むな引き込むな   比良山
「冬の海」って、見てたら引き込まれそうな感じになるよねえ!「冬の海」の暗さがよく表れていますね       

◆島国や木曽路も佐久も冬の波  ぐずみ
勉強不足かも知れないんですけど、「木曽路」や「佐久」というと、「山」のイメージがあって「冬の波」と結びつかないんですけど・・・「山なみ」も「冬の波」のようだよということかな?      

◆冬の波遺言の見えぬ難破船  はるかん
今問題になっとる北朝鮮の船だろうか。死ぬつもりはないから遺言もないんだけど「冬の波」に揉まれて・・・と思うんだけど、中八じゃないか?「遺言見えぬ」でいいのでは。        

◆夕日吸ひ込まんとうねる冬の波     安
句跨りですね。景はよく分かりますね。ただ「冬の波」だから「うねる」は要らないかな?この三音で何か出来るかも。         

◆永訣やクレッシェンドの冬の波   蜂喰擬
「永訣」ね。永遠の別れをしてしまったと。その哀しみがだんだん強くなると。「冬の波」の強さとよく合ってる。心情句だけどとても良く分かる。良い句ですよね      

◆子守唄やめば近づく冬怒涛  のんしゃらん
これもよく分かりますね。誰かの歌う子守唄に聞き入っていたけど、唄がやんだら潮騒がどっと聴こえてきたよと。        

◆剱より日矢あかあかと冬の波   富山の露玉
「富山連峰」を何とか詠みたいとのことですが、十分分かりますね!朝日だから「日矢あかあかと」。なるほどね!      

◆西風の雲飛び立たせ冬の波   花南天
北西からの季節風にあおられて「雲」は流れる、「冬の波」も立つ。そういうことじゃないかと思いました。             

◆サーファーを呑み込む重き冬の波    己心
「サーファー」、「冬」の方が「波」が荒いもんね。「重き」というところがオリジナリティかなと思います。    

◆褌の男衆呑む冬の波   立志
TVで見たことある。神事で褌の男衆がずんずん冬の海へ入っていく。          

◆白砂の芥の帯へ冬の波   あいむ李景
最近よく問題になってますよね、ゴミがねこれを「芥の帯」というのが作者の思いなんでしょうね。捨てないでくださいね、海にね。 

◆島育ちDNAに冬の波   ぐずみ 
「島育ち」ということはどこかへ出て行ってるんでしょうね。何かしている時に、波音が聴こえてきたりするんでしょうね。

そして、ユーミンの曲を挟んで今週の【天】の発表です!

G「はるかんさんの、『の』をとって」
かずね「Gの読みを聞いて、私もはるかんさんに一票」
まりん「そうだね。蜂喰擬さんの『永訣や』も好きだったんだけど」
・・・ということで、全員一致で決定です!

【天】冬の波遺言見えぬ難破船  はるかん 

はるかんさん、おめでとうございます!!!
私は、連絡船や客船などを思い浮かべました。楽しい旅になるはずだった・・・海を渡ることへの不安はあっても、深刻な気持ちで遺言を残したりはせずに出掛けたような。暗く冷たく、無情な「冬の波」を感じました。
     

再放送は水曜22時より、コチラでお聴きいただけます!

番組フェイスブックより

今募集中の兼題は12月23日(日)〆切りで「冬菫」と「白鳥」です。
メールアドレスはradio@baribari789.com
FAX番号は0898-33-0789 本名と住所もお書き添えください。

2018年12月18日 (火)

寒鴉鋼鉄色の奴がボス

第20回俳句ファイヤー」にて、今年最後のTFP句会の結果が行われましたーーー。

寒鴉鋼鉄色の奴がボス  (14点)
◎妹のりこ、
○司啓、優彩さとみ、桂奈、露砂、めぐみの樹、あみま、蟻馬次朗、青海也緒、
 桂奈(娘)、松浦麗久、あいむ李景、かつたろー。

駐輪場の前にいつも鴉が何羽かたむろしていまして、
ある時、びっくりするほど艶々の一羽がいたのです。
光を弾いて白銀に見えたほどです。
そしてしゃぼん玉のように、光の加減で様々な色合いが感じられました。
鴉の羽根の色は孔雀のような構造色ではなく「皮膜干渉」と言うようです。
そもそも、黒が強いだけで決して「黒一色」な訳ではないそうですね。
これまでも、青や紫混じりに見えて綺麗だなと思ったことはあるのですが、
この色合いを表現する手段が私になく、「鋼鉄色」と表現してみました。
「ボス」的なイメージが伝わったようで嬉しいです。
「眼力の鋭い頭の良さそうな」「空に聳える鉄(くろがね)の色」「発見の楽しさ」
「『鋼鉄』が『寒鴉』にぴったり」「これから鴉の群れを見る度『鋼鉄色』の奴を探しそう」などなど、
素敵コメントをたくさん有難うございました

<選句編>(*作者敬称略)
◎20.筆洗にゐさうな海鼠買つてみる  (16点)彼方ひらく 
海老茶色といいますか抹茶色といいますか、何とも言えない「海鼠」の色が目に浮かび、
「まさに!」と膝を打ちました。「色」を直接言わず、こうも鮮やかに「色」を感じさせる、
作者のセンスと手腕に脱帽です。

○16.できたての飛行機雲や冬桜    (8点)かつたろー。
「冬」が利いていて、クッキリとした青空に、スーーーっと引かれる飛行機雲の気持ち良さ、
凛とした空気の中に開く「桜」の可憐さが際立ちます。
すぐに崩れてしまうから、すぐに散ってしまうから、今この一瞬を心に留めたい。
そんな切なさに「スン」と鼻をすすりたくなりました。

○18.夏休み空にうわっと雲の色     (3点)青海也緒
何と言っても「うわっと」がいい!もくもくと盛り上がる「雲」の迫力、子どもたちの歓声。
「夏休み」ならではの解放感とワクワク感!!これは季語動きませんね!

○23.眠剤は白くて甘し冬の月      (14点)桃猫
これも「冬」がとてもよく利いていると感じた一句です。
寒い時だからこそ求めたい、ぬくもりと優しさを、「冬の月」は秘めているように感じるのです。
「眠剤」は糖衣錠で実際に甘いのでしょうか。
それとも、眠りに誘ってくれる存在として、「甘し」と感じているのでしょうか。
作中人物の過ごす「冬」、少しでも穏やかに眠れるよう「月」はやわらかく包んでいます。

○25.れんげ草クレヨンの赤短くて    (6点)幸の実
楽しいことがいっぱいで、描く絵にはいつもぴかぴかのお日さまが一緒。
そんな子だから、クレヨンの赤はあっという間に短くなっちゃう。
「すごいなこのれんげ。ホンモノみたいによく描けてる!よく見たね!」
「それは・・・赤がちょっとしかなくて。それでよく見たら、なかのほう白いなって。
ここらへんピンクかな、そしたら赤ここだけでいいなって。」
・・・絶対に作者の句意とは違うと思いますが、そんな景が浮かびました

○12.この星は芯より青し磯焚火     (19点)蟻馬次朗
「磯焚火」が、実に寒そうな浜辺を想起させます。
眼前に広がる冬の海の色を見ていると、しみじみ「芯より青し」と思えてくるのでしょう。
「この星」で、火をコントロールすることを覚えた人間たち。
「磯焚火」に温まりながら、最もシンプルな自然と人間の付き合い方に思いを馳せたりも。



またトンチンカンなことも言うてると思いますが、皆さんご勘弁を
今回も素敵な句いっぱいで、楽しいTFP句会でした!
総合優勝は1点差で蟻馬次朗さんの後塵を拝しましたが(ぐわー惜しかった)、
次こそ優勝出来るように頑張りたいと思います!!
皆さん、よろしくお願いいたします~~~!!!

2018年12月16日 (日)

◆1月9日締切の兼題:「うらうら」

締切はいつもより先なのですが、年末年始は何かと気忙しいかもと思い、
このタイミングで記事を上げておきます。
ゆっくり考えよう~~~~っと


◆季語解説
・『俳句ポスト』より
春光を浴びて、あらゆるものが明るく気持よく見える様をいう。麗か。
・『日本の歳時記/小学館』より
「うらうらに照れる春日にひばりあがり心悲しもひとりし思へば(大伴家持)」
春の陽光が惜しみなく降り注ぎ、すべてのものが明るく美しい。
「麗」という字をあてている点にも、この言葉に寄せる古来のイメージが読み取れる。
(中略)悩みない一日を象徴している。
「麗か」の傍題として載っていましたが、「麗か」の季語解説中に「うらうら」と同じとあり、
 「うらうら」の解説として記載します。

◆例句(『575筆まか勢』より抜粋
うらうらとおのが爪切る死出の旅    飯田龍太
うらうらと渡舟を回す仏の座       古舘曹人
うらうらほろほろ花がちる         種田山頭火
うらうら蝶は死んでゐる          種田山頭火
みはらしのところにいでてうらうらと   岡井省二
日うらうらと大丸太流れをり       岡井省二

どうも「死生観」というか「死」「仏」との取り合わせが目立ちますね。
「麗か」の句では、「うらゝかや牛の間の善光寺 政岡子規」など、場所情報が入るものが多く、
自分はじっとしていて、目の前の景色を堪能している、日差しを浴びているような雰囲気。
(もちろん、そればかりではありませんが)
「うらうら」は、その言葉のリズムのように、動きを感じる句が多いように思います。
リフレイン効果もあるのでしょう。
「うらうら」が「麗か」に置き換わらないような句を・・・何とか考えたいものです。

そうそう、毎年春になると話題に出る(?)「春うらら」に関しては、
俳句初年度の時に作ったこともあるんですが、
友人から「実は『春うらら』は季語じゃないんだよ」と教えてもらいビックリ
『俳句ポスト』の過去記事で夏井先生のこの言葉を読んでからは、
調べとして一句全体に「はるうらら」という語感が作用しているような句を詠もう!
・・・と留意しております。

◆参考記事

青木月斗(Wikipediaより)
「初夢やうらうらとして金砂子」が検索に引っかかり、読んでみました。
「健全であること。明朗であること。淡白で、率直で、さらさらした句がよい。
そしてその中に情味があるものが名句である」。この言葉に感銘を受けました。
この言葉に、「うらうら」と通底するものがある気がして、何度も読み返しています。

・「花」(春のうららの・・・と言えばこの歌)

春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂(かひ)のしづくも 花と散る
ながめを何に たとふべき

見ずやあけぼの 露浴びて
われにもの言ふ 桜木を
見ずや夕ぐれ 手をのべて
われさしまねく 青柳(あおやぎ)を

錦おりなす 長堤(ちょうてい)に
くるればのぼる おぼろ月
げに一刻も 千金の
ながめを何に たとふべき



歌詞にも実に「うらうら」と動くものが活写されておりますね!
この空気感をお手本にしたいと思います。

・韓国映画「春が来れば」(主演:チェ・ミンシク)
「オールド・ボーイ」「新しき世界」がきっかけで、文字通り貪るように観た韓国映画の中で、
「オススメは?」と聞かれた時に、必ず挙げる一本です。
エログロ、超絶アクション、歴史の闇から定番ラブコメディなんかもいいんですが、
それらにちょっと疲れた時、この淡々と流れる優しい時間を是非味わって頂きたいのです。
「母さん、俺はもう終わりだ。」
「まだ何も始めてないのに、何が終わったっていうんだい?」
普通の作品なら、多少間を取ったりアップにしたりして感動を強調しそうなこんな会話も、
見逃してしまいそうなほど何気なく、さりげなく。(ウロ覚えですみません
小物や衣服の色使いがまた大変に素晴らしく、登場人物の内面まで伝わってくる。
コンクールの結果を語らず、解釈を委ねるあたりも俳句的。
年末年始のお休みに、映画三昧を決め込んでみたものの、
お目当ての作品は軒並みレンタル中かよ!・・・という時に思い出して頂けたら幸いです。

◆「第11回」を終えて

今回、選評の中で「枯葉」と「落葉」の扱いについての言及があったので、
自分でもよくよく確認しておこうと思い、記事にします。

【枯葉】
・『日本の歳時記/小学館』より抜粋
冬が深まるにつれ、木々の葉は枯れて散り始める。
樹下に積もっていたり、まだ枝に残って風に吹かれていたりする姿は、冬の侘しさを象徴する。
都会でも、並木の枯葉が歩道を吹かれてゆくさまなどが目につく。

・『きごさい』より抜粋
冬になって枯れてしまった葉のこと。
まだ枝に付いているもの落ちたものなどさまざま。


【落葉】
・『日本の歳時記/小学館』より抜粋
冬、地上に散り敷く落葉樹の葉。
紅葉のままのこともあれば、すでに枯葉と化していることもある。
落葉のしきりに降るさまを雨にたとえて「落葉の雨」「落葉の時雨」ともいう。

・『きごさい』より抜粋
晩秋から冬にかけて、落葉樹はすべて葉を落とす。
散った木の葉ばかりでなく、木の葉の散る様子も地面や水面に散り敷いたようすも表わす。


まとめると、枝についている時は「枯葉」一択(まだ落ちていないから「落葉」ではない)ですが、
散っている時、積もった時の表現としてはどちらを選んでも良さそうです。
個人的に「枯葉」というとすでに色も抜け乾いた質感が際立ち、侘しさ・寂しさが強い。
「落葉」というと、比較的しっとりした風情(湿っぽさ)が感じられる気がします。
「銀杏落葉」や「柿落葉」など、色が残っているものも多いので華やかな印象もあり、
色の感じからさまざまな感慨と結び付けて感じ取ることが出来そう。
このあたりは、内容によって作者の判断で選択することになるのでしょう。
これまで「枯葉」と「落葉」の使い分けに関して考えたことがなかったので、
良いきっかけを頂きました。

句会を通して、「えっそうなの?」「待てよ確認してみよう」と思う機会が増えました。
言葉や季語の解釈、それぞれが持っているイメージの違いがとても興味深く、
今回に限らず、皆さんのさまざまなご意見から学ばせて頂いております、
いつも有難うございます!!!

2018年12月15日 (土)

◆「第12回」のお知らせです

思ったよりもたくさんの方に声を挙げて頂き、1月の開催が決定しました
皆さん、有難うございます!!
ということで、はりきって告知記事いきまーーーーすっ


毎月第一水曜日は「るるる句会」!
・・・って、以前は投句開始が水曜日でしたが、現在は参加受付時から投句出来るので、
投句締切の「第一土曜は」が正しいかしら
定員は20名、参加希望者はこの記事のコメント欄に書き込みください。
すでに参加表明頂いた方は反映させているつもりですが、
見落とし・勘違いがあったらお知らせくださいです。
お待ちしております~~~!!!

◆「るるる句会」について
俳句をやるからには、少しでも上達したいと願っている方が多いと思います。
けれども、出来の悪い句はただ【没】になっていくだけ、
なかなか自分の句についてあれこれと言ってもらえる機会がない!
自分の句に悪いところがあったらバンバン指摘して欲しい!
いいところがあったら、どのへんが良かったのか言って欲しい!
それらのアドバイスを手掛かりに、より良い表現を目指したい!!
当句会は、そんな私自身の切なる願いからスタートしています。
志を同じくする方に集まって頂き、忌憚のない意見の交換が出来ればと思っています。
どうぞよろしくお願い致します!!!(小川めぐる)


◆スケジュール
・参加受付締切1月2日(水)23:00定員に達しましたので締め切っています
・投句受付締切1月5日(土)23:00参加受付時点から投句開始できます
・選句受付期間1月5日(土)23:00~1月9日(水)23:00
・結果発表1月9日(水)23:00~

◆定員:20名(12月21日17:30現在/受付20名)敬称略 
  古田秀、抹茶金魚、司啓、比良山、くりでん、小川めぐる、さとみ、
  立志、山香ばし、也緒、蟻馬次朗、かつたろー。、桃猫、蜂喰擬、
  つぎがい、ヨミビトシラズ、クラウド坂上、神山刻、ぐずみ、あみま

参加受付時から投句も受付ます♪上書きも出来るのでお気軽にご投句ください!

◆投句数:最大3句まで(1句のみでもOK)
投句にはツールを利用します。
 今回から、ツールアドレスはコチラに変わっております!
 初参加者の方にはパスワードをお渡ししますので、
 下記アドレスまでメール下さい。

 55ruttiori@gmail.com
 また、交流自体が初めてという方は、
 ①俳句歴
 ②主な投句先
 ③当ブログ(当句会)を知ったきっかけ
 などといった簡単な自己紹介をコメント欄に書き込んで頂ければ有り難いです。

◆テーマ:「平」「成」「災」
◆季語:新年、冬の季語(晩冬ならなおヨシ!)でよろしくです!
いろいろと迷いましたが、やはり「平成最後のお正月」ということで「平」、「成」、
(「平成」でももちろんOK
そして昨年の漢字に選ばれた「災」のどれかを詠み込んでもらいたいと思います。
全部使う必要はありませんが、使って頂いてももちろんOK!
皆さんの感慨迫る意欲作をお待ちしております、
どうぞよろしくお願いいたします~~~!

帰り花銀髪といふお洒落して

兼題「帰り花」へは2句投句、そのうちの1句を【人】に採って頂き感謝です

帰り花銀髪といふお洒落して


「ロマンスグレイ」という言葉は以前からありましたが、大人の男性の魅力を表す言葉でした。
最近では「グレイヘアー」からの「銀髪」を楽しむ女性も増えているそうです。
「白髪・・・」と思うとゲンナリですが、現状をポジティブに捉えることで、
日々益々生き生きと過ごせるのですね
私も現在、グレイヘアー。だんだんカッコ良く思えて来ました(笑)。

そして今回も素敵な句とたくさん出逢えて幸せです
【人】の中から私の好きな句を、少しですが紹介させて頂きます。

慰霊碑は海の正面帰り花    可笑式    取り合わせの妙
薄墨のはがき一葉返り花    いくちゃん  もう一句の上位互換句
行間に秘す一行や帰り花    玉木たまね こういうことを詠みたかった 
旅先のやうな家路や返り花   倉木はじめ  景色が新鮮に
帰り花にけふの運勢使ひけり  多々良海月 いいコトってこれか!


とめどなくなるのでこのへんで
書ききれませんが、掲載の皆さん、おめでとうございます!!

次は「凩」、締切はちょっぴり早い25日になっています。
年末進行ってヤツですね
遅れないように早めに投句しておきたいです

◆「自句自戒」です(><)

ひー、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ・・・
今回もしっかり「自句自戒」しようと思います・・・嗚呼っ!!!
最近チョット心が弱っているので、嬉しかったコメントもちょっと多目に載せさせて頂きます

**に眠る**や*** (20点)特選1、並選5、予選7、逆選2
△全体的に少し近い言葉が多いのかもしれません。
△「眠る」が持つ時間の長さとの違和感を微かに感じました。
★『眠る』がそのまま過ぎる感じがします。
★ 「**に眠る」……擬人法としては当たり前過ぎの表現。
  季語との組み合わせもありふれている。
  景は綺麗だが、インパクトと新鮮味には欠ける。
**で研がれた*の鋭さが浮かびました。
一言も青と書かれていませんが、一句に青さを感じました。季語選択も秀逸。
***が刃物のように冴えかえる。そういう場面が浮かんだ好きな句です。
美しいですね・・・。「**」と「**」と「***」が響き合っていると感じました。
句全体に澄んだイメージが広がっているよい句に感じます。

「**」にいろいろなタイプがあり、また使用する人(状況)によってもバラつきがあると思ったので、時間の長短に関わらず、**にある静かな時間を「眠る」と納得(共感)してもらえるかどうかが鍵かなと思っていましたが、やはりそのご指摘は頂きました。季語が「響き合う」「近い」「一考の余地あり」といろいろ。確かに、全体をひとつのまとまったイメージで捉えることの多い私には、「意外性のなさ」が課題ではないかと感じている部分です。綺麗すぎて採れない、という言葉も頂戴した経験が擬人化の言葉自体が平凡というご指摘もあり、慣用句的な表現で満足していて新しい表現への追求心がなかったことに気づきました。良い意味でも悪い意味でも、自分らしさがよく表れた一句かと思い、皆さんのコメントからいろいろと感じる部分が多かったです。何とか今後の糧にしたいと強く思っています。
選とコメントをくださった皆さん、本当に有難うございました!!



****眠らす**の**** (15点)特選1、並選4、予選4、逆選4
○「眠る」だったら迷いなく◎でした。
△****も擬人化っぽいので(中略)違うものでもいいかなと思いました。
△ちょっと用言(?)が多めで説明っぽい気もする
★「眠らす」は能動「聞き上手」は受動なのでちぐはぐな印象を受けました。
★全体に情報がありすぎているかな。もっと言葉を減らせそうです。
★「眠らす」(中略)むしろこれがない方が内容としても感慨としても良いですね。
  「眠らす」がなければ採っていた可能性ある句です
★物語はあります。ただ、****は言い過ぎの感が。
擬人化てんこ盛りなのに全然違和感がないです!(中略)童話のワンシーンのようです。
丁寧に描かれた絵のようです。
伝説を知らなくても句意が伝わります。

擬人化をふたつ入れたので、ウルサイ印象になったかも。・・・と懸念していた通り、また冒頭の言葉にも擬人化+動詞があり、全体がザワついてしまいましたねスッキリ読ませるためには、前半を何とかしなくては。「特選と迷った」というコメントも多かったので、もうちょっと頑張りたかったです前半がなくて、オノマトペで**の様子だけを描くバージョンもありますが、それだとちょっと寂しいかなまた、季語の読み方次第で定型になるのですが、頂いたコメントから、破調で9・10のリズムで読んでも案外悪くないかなという気に。
選とコメントをくださった皆さん、本当に有難うございました!


*の探しあぐねてゐる** (7点)並選1、予選5、逆選7
△『探しあぐねて』が音的に引っかかります
△あえて季語である「**」を使う必要はないかもと感じました。
★季重なりしてまで**を使う必要はないかと思いました。
★句意がわかりませんでした。
★成功していない気がします。主従が同じくらいに感じられ。
★ちょっと、景が大味になったかな、と思いました。
★本歌取りとするには理屈ぽさが見えてしまうかなあ。
★季重なりにしないでも句は成立しそう。
★季重なりで強弱もあまり付いていないような気がします。
普通なら追い払っているとでも表現しそうなところにひねりを加えてあるところがよい
*自身も寒いんだ!新しい発見でした!!

ううっ、今回の「ネッ句」この病がなかなか治らない私としては、「*」が探し求めているものであって目の前にはない、いわば「夢や想像、絵の中の季語」といったものであって存在感は弱いと思っていたのですが、頂いたコメントは6:7でマイナス評価の方が上でした主従をしっかりつけるとなると「*は**探して~~~~~」といった方向?「**」を使わないとすると、「~~~~を求め*~~~~~~」あたりか。今、ぱっと推敲案が浮かんだので、どこかに投句してみます。
選とコメントをくださった皆さん、本当に有難うございました!


う~~~ん、ネッ句病を治すにはどうしたら
あと、過去の句会の成績を振り返ったら、二桁得点といっても10点ということも多くて、
ギリギリじゃないかということに気づきました
来年は、もうちょっと成績を安定させたいです・・・。ガンバルっ

2018年12月14日 (金)

重ね着を乗せ鉄色の石畳

『俳句ポスト』兼題「重ね着」、とっくに発表されていました
今回は10句投句中の2句が【人】に採って頂け、感謝です

重ね着を乗せ鉄色の石畳
マイちゃんの重ね着こうも違うのか


これは珍しく、普段【没】になる「真ん中へんの句」。
予想はしてましたが類想が多くて、上位互換句が見つかる見つかる
この2句は色みとか固有名詞とかに何とか工夫が見られたのかなと思います。

次の兼題は「うらうら」。
これはまた類想との闘いになりそうな・・・(ゴクリ)。
ががががんばりますっ!

最後になりましたが、木曜金曜の皆さん、おめでとうございますーーー!!!



2018年12月13日 (木)

銀飯に霜降かます海に星

「初時雨」から約1ヶ月ぶりの『一句一遊』、水曜日に読んで頂けました。

◇銀飯に霜降かます海に星  大阪・小川めぐる
 銀飯には霜降かますが必要です、海には星がありますと、こういうことなんでしょうねえ



「霜」から「銀」を、「かますの一夜干」から「星」を連想。
私にしては、なかなか美味しそうに詠めたかな?
そして珍しいことに、次の「本」でも水曜日の残りとして木曜日に読んで頂けました。

◇冬深む桐箱入りの稀覯本  大阪・小川めぐる
 稀覯本というのはとっても珍しい本という意味です


「本」が大好きで、「本」を詠みたいな~と思っていたので、とても嬉しいです。
先週読んで頂いたので、「ない」と思っていただけに余計に
ローテーション(?)的には、今年はこれで最後じゃないかなという気がしますが、
期待を込めてまた「落書き俳句ノート」覗かせて頂きます!!!


おっと、ウヤムヤにしてしまいかけましたが(笑)「初時雨」の後の没句も紹介しておきますね

◆「産」:小春日を走る双子の産婆さん
       ↓
 上位互換句【金】羊水のつたふ産婆の手や寒夜  青海也緒

◆「目貼」:目貼して竹内まりやかけ流す
       ↓
 上位互換句【金】目貼してラジオは甘き国の歌  月の道

◆「蒸飯」:あのことは蒸し返さずに蒸し飯
       ↓
 上位互換句:【金】蒸飯今日も誰ともしゃべってない  中嶋浄土


という感じでございました・・・。


年内最後の投句は12月16日(日)締切の「大晦日(おおつごもり)」と「去年今年(こぞことし)」。
ビシっと締めくくれるよう、気合入れて臨みます!!!

2018年12月12日 (水)

◆「第11回」結果発表です!

「鮃」の投句もたけなわの23時、「るるる句会」の選句締切が訪れました。
という訳で、結果発表です!!どどーーーん!!

第1位:桃猫     (57点)12番句の得点第1位もおめでとうございます!
第2位:立志     (51点)19番句の得点第2位もおめでとうございます!
第3位:一阿蘇   (48点)3句ともに二桁得点、さすがです!
第4位:すりいぴい (44点)3句ともに二桁得点、さすがです!
第5位:小川めぐる (42点)(またネッ句やらかしてしまいました

第1位は桃にゃん!!第2位立志さん!!
あわわわわ、先日松山でお会いしたお二方でのワンツーとなりました!!
おめでとうございます!!
一阿蘇さん、すりいぴいさん、実力者の上位入賞もさすがですね。
そしてちょっと差がつきましたが、何とか私も5位に入れて良かったです。
1句コケる病を何とかしたい・・・嗚呼っ

第6位:あいだほ   (39点)
第7位:さとみ     (38点)
第8位:くりでん    (37点)14番句の得点第3位おめでとうございます!
第9位:抹茶金魚   (36点)
第10位:蟻馬次朗   (33点)
第11位:司啓      (31点)
第11位:古田秀    (31点)

第13位:山内彩月   (25点)
第13位:かつたろー。 (25点)
第15位:青海也緒   (22点)
第15位:凡鑽      (22点)

第17位:山香ばし   (19点)
第18位:つぎがい   (16点)
第19位:比良山    (14点)
第20位:ヨミビトシラズ(11点)
第21位:浮游子    (6点)

今回も多大な刺激と学びを有難うございます!
これから選評をゆっくりじっくり読ませて頂きます!!

最後になりましたが、「第11回」ご参加有難うございました&お疲れ様でした!!
次回は年明けですので、ご参加可能な方が10名以上いるようなら開催したいと思います、
ご希望の方は20日までにコメント欄にてよろしくです!

2018年12月11日 (火)

◆「海鼠腸」聞き書きです~。

今治五七五『俳句チャンネル』ーーー!
めぐるのへちょい聞き書き始まるよ~~~
今回のオープニングナンバーは「外は白い雪の夜/吉田拓郎」、ホロ苦さがいいなー。
(*つかっさんからの耳打ちで「霧」と書いてたのを修正しましたアリガト~!)
そう、今日はホロ苦さが大人の味、「海鼠腸(このわた)」です。
パーソナリティはGさん、鯛飯さん、そしてみかりさんのお三方です。



海鼠腸は私にはまだ早過ぎる    富山の露玉
年齢は分からないけど、この年代にして「私にはまだまだ早い」と仰りたいのかな。舐めたけど無理だったという意味かな。どちらにも取れる。    

海鼠腸の瓶しげしげと眺めけり    ゆすらご
「海鼠腸」が入ってるのよね?しげしげと眺めて、食べようかどうしようか決心がつかない?「これが『海鼠腸』か。この見た目でどんな味が・・・」と。    

海鼠腸や食はず嫌いの初対面      桂奈
「海鼠腸」と対峙しつつも、食べられない。先ほどの句と心情的には近い。まったく表現は違うんだけど。   

海鼠腸を舐む口の中海の底  青海也緒
切れが微妙。意味は分かる、詩的な表現で気持ちは分かるんだけど。海鼠はわりと浅瀬にいるので、(この句だと)深い海の底をイメージして損なのかなあという気がします。語順とかもうちょっと考えるといいんじゃないでしょうか。。(切れすぎなのも)「舐むる」にすると繋がるのでいいかも知れません。ご一考ください。

居酒屋の海鼠腸を手に膝送り  比良山
「ちょっと詰めてくださーい」と「膝送り」しながら、「海鼠腸」の瓶だけは絶対離さないと。そういった決意の句と思いました。     

海鼠腸や自慢話と説教と  佐東亜阿介
「海鼠腸」は腸だから長い・・・「自慢話」も「説教」もお酒が進めば進むほど「長くなるんだろうな」と        

海鼠腸や十九なかばの演歌好き   司啓
どっかで聞いたような・・・なんかの歌詞にあるような。「演歌」は「海鼠腸」にぴったり合うね。聴きながら一杯やる。面白いフレーズ持ってきましたね。   

海鼠腸や古地図をたどる夜の旨し  花南天
「夜の旨し」がちょっと分かりにくいのかな。「海鼠腸」でチビチビやりながら「古地図」を楽しんでいる。マニアでしょうね。ちょっと離れすぎてるような気がするけど。こういう句は意味を考えず雰囲気の中に入っていった方がいい。         

海鼠腸やサラの「枯葉」のオノマトペ   ぐずみ
「枯葉」ですから、ジャズボーカリストのサラ・ボーンでしょうね。光景は非常に好きなんですけど、「サラ」だけでは(他にもいるので)伝わりにくい。「オノマトペ」も分かりにくい。スキャットでしょう。このあたり整理出来ればと思いました。

海鼠腸や涙は瓶に閉ぢ込めて   小川めぐる
発想はまあまああるので、「瓶」の色とか、何かオリジナリティを出せれば面白くなるかなと思いました。 

海鼠腸を含みつつ取る腸の砂   立志
自家製の「海鼠腸」かな。砂が全部取れてないんでしょうね。高級なのなら砂は取っていますね。売り物にならんもんね。   

飯(めし)で浚ふ壺に名残の海鼠腸を のんしゃらん
よくやりますよね、カレー鍋の中にご飯を入れたり。そういう場面だろうと解釈しますが、「に」で分かりにくくなっている。「壷の」がいいと思う。「壷」がいいのかも分からない。イメージ的には「瓶」なんだけど。

そして【天】の発表の前には、投句にあった「枯葉/サラ・ボーン」。
・・・私の知ってる「枯葉」じゃなかった 

G「比良山さんの、頂きます」
鯛飯「はい、えーと立志さんの。これ好きでしたね」
みかり「面白い句いろいろあったんですけど、私も解釈を聞いて、立志さんの」
ということで、

【天】海鼠腸を含みつつ取る腸の砂   立志

に決定しました!おめでとうございます!!
自家製「海鼠腸」、多少砂が残っていてもそれがまた味わいなのでしょうね。
祖父、父、そして自分という家族の歴史、ほろ苦い男の歴史といったものも感じました。
そしてGさんに推薦された比良山さん!羨ましいぞ!
私は10日締切の分を忘れてしまったので、次の兼題で頑張ります!!!
   

番組フェイスブックより
今募集中の兼題は12月23日(日)〆切りで「冬菫」と「白鳥」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com、FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

再放送は水曜22時。コチラからどうぞ!!楽しいお喋りたっぷりとお楽しみください~!

◆12月12日締切の兼題:「鮃」

◆季語解説
・『俳句ポスト』より
ひらめ。ヒラメ科の海魚。
よく似た魚である鰈(かれい)とは、「左鮃の右鰈」といわれ、
一般的には顔の向きで判別されているものの、例外もある。
寒さが増す冬には脂がのって美味。

・『日本の歳時記(小学館)』より
鰈が両眼ともに右側にあるのに対し、鮃は両眼ともに左側にある。
体色を周囲の色や模様に合わせて変化させることができる。
昼間は、砂泥底に身を隠して眼だけ突き出し周囲をうかがい、
小魚などが接近すると捕食する。
夜は餌を求めて活発に動き回る。
越冬期は沖合のやや深い場所にすむ。


◆例句(『575筆まか勢』、『増殖する俳句歳時記』、『俳誌のsalon』『俳句川柳魚図鑑』より)

水槽の鮃は春の海を見ず       早崎泰江
どこまでが白き顔なる鮃かな        中野京子
難しき貌の鮃は裏返す                   山元志津香
鮃喰ふうらがへしても鮃かな     星野麥丘人
横顔にして真顔なるひらめかな    平井照敏
夕暮のはかりに重き寒鮃                有馬朗人
包丁に身のねばりつき寒鮃      大野崇文

◆参考記事
・「」(Wikipediaより)
・「鮃の捌き方」*動画
・「ヒラメ最前線」*釣り動画
・「岡井省ニの俳句作品における鮃と鯔
・「魚拓
・「大阪市中央卸売市場
・「鮃・コラーゲン
・「鮃の特徴(産地、栄養など)」


◆アプローチ
「鮃」と言えば!釣りのゲームでHITした時、ベタっと動かなかったことを思い出します。
スズキとかヒラマサなんかは横走りするんですけど、鮃は動かない。
なかなか上がらなくて、「重----い」と言いながら釣っていました。
例句にも案外「重さ」を詠んだものがありますね。
手持ちの歳時記に「夕暮の~」の句と鑑賞文が記載されています。
冷たい海から上がった寒鮃。あたかも冬の海の圧しを加えたかのような重さがある
おぉ!「冬の海の圧し」、それで鮃は平べったいのか!!と何故か納得。
平べったいといっても、動画を観れば身はプリップリの肉厚・・・。
「平たい」→「薄い」というイメージがありましたが、そうではなかった
ちなみに、魚はあんまり積極的に食べない私なんですが、
鮃のお刺身、縁側の握りなどは食べられます。あっさりしていて美味しいです
縁側には特にコラーゲンもたっぷりとか・・・
ああっそうだわ季語探訪と称して食べに行かなくては!行かなくては!!

2018年12月 8日 (土)

◆選句開始ーーー!!!

12月8日(土)23時、全員の3句投句を確認しましたので、選句開始へ進めます!

◆選句要項(得点配分)

◎(特選:3点)1句:一番好きな句につけてください。コメント必須。
○(並選:2点)5句:好きな句につけてください。コメント必須。
△(予選:1点)適宜:並選に出来なかったけどこれも好きだった~」という句に。
          コメントは必須ではありませんが、
          「ここが惜しかった」というところがあれば是非一言お願いします。
★(逆選:0点)最低1句:切字・助詞・語順など、何らかの問題点があって解釈に迷う句に。


当句会では、皆さんからのご意見をもとに推敲した作品をどこかに投句して、
是非ともそこで良い結果を出して欲しいと願っています。
ですので、コメントの中で推敲案を提案する場合は、十七音全体を書いてしまわず、
作者自身が推敲していけるようヒントを出す感じでお願いいたします。
ほんのひと匙の味付けで劇的に変化する句もたくさんあると思います。
実際の句会のように、顔を合わせてお喋りしているような感覚で、
率直な意見の交換が出来れば嬉しいなと思います。
言葉には人格が宿ります。
コメントは作者へのラブレター。
そんな気持ちで書いて頂けたらと思います。

また、自句へのコメントでは、あまり一般的ではない語句を使っていればその説明、
自分が「こういうつもりで書いたが、うまく言えていない気がする」と感じる部分など、
簡単な「自句自戒」を書いて頂ければ嬉しいです。
(いわゆる「自句自解」ではありませんのでご注意ください)
リニューアル後は、句会終了後の編集が出来なくなっています。
自分の感じる問題点と、参加者の方からもらう指摘とのズレを感じるのも面白いです。
皆さん、是非積極的にご利用ください!!

よろしくお願いいたします!

◆11月句会の結果出ていました(汗

いやーん、松山行きで浮かれていて、選句のこともすっかり忘れておりました・・・
11月句会は、3句中1句に2点頂け、累計23pです。
無得点こそ免れましたが、目標にはほど遠い結果だわ

風邪ごこち母が蜘蛛へと変はる夢  (2点)


だいぶ以前の話ですけど、そういう夢を見たんですよね・・・。
お風呂場で、母の顔をした蜘蛛が何かきーきー喚いていて、
でも、溢れたお湯に流されて排水溝に吸い込まれそうになった時に、
「ダメーーーーっ!!!」と思って、がばっと目が覚めて、わんわん泣きました。

「るるる句会」で「比喩」の句にしようとしたけどうまくいかなかったので、そのまま『現俳協ネット句会』へ。
そして、「擬人化」はいっぱい出来たので、ふたつを『現俳協ネット句会』へ。

歯ぎしりのやうに古井戸冬の蝶  小川めぐる 
滑車のついた古井戸。綱を引く度にまるで歯ぎしりのような音を立てて、と読みました。
この喩えが当たり前のようで、言われて気づくという感じがあります。
その回りには、冬の蝶が弱々しく飛んでいて。(講評:堀之内長一)


残念ながらふたつとも0点句でしたが、こちらが「注目句」に取り上げて頂きました。
(輝久さん、お知らせ有難うございます!)
すりいぴいさんから貸して頂いた横溝正史の本が出発点です。
「車井戸はなぜ軋る」、これがとっても面白かったんですよね
ぴいさん、有難うーーー!!!
「るるる」に投句している方にも、良い結果が出ることを願っておりまする・・・どきどき。


そして今月も皆さんの成績が凄い!!
まとめてしまって申し訳ありませんが、皆さんおめでとうございます!!!
少しでも追いつけるように頑張ります



2018年12月 7日 (金)

ざんざんと星降る谷や鬼胡桃

うわーーーー「胡桃」の結果もUP忘れていたー
何をやっとるんだ私・・・。

ええと、「胡桃」では18句投句中【人】×2句採って頂けました。

胡桃の割れ方で明日を占う
ざんざんと星降る谷や鬼胡桃


「星降る谷」は、「胡桃の生産量日本一」の長野県の観光HPから。
この星空の写真を見た瞬間に出て来ました。ある意味写真俳句。
これが投句順としては4番目で、「占う」方は、最後から2番目です。
「ざんざん」は最近で一番気に入ったオノマトペ
星空のイメージが頭から離れず、宮沢賢治の「星めぐりの歌」をよく歌っています。

◆「色鳥」没句祭り&六句選

下書きに入れたまま長い間放置していたことについさっき気づきました
遅ればせながらUPさせて頂きます!!!

◆没句祭り

【没】色鳥や積み石白き稚児ケ墓
【人】色鳥や稚児墓山に三角点     西山哲彦
まさかの稚児ケ墓被りしかし、ここでも入選句には「見つけた喜び」があることに気づきます。自句は対比を狙った感ありあり。

【没】鳥の名は忘れぬ祖父や色鳥来
【人】色鳥や父母つつがなく惚けてゆく あまぶー
【人】色鳥来母の記憶の褪せぬやう   一斤染乃
「つつがなく惚けてゆく」はなかなか言えない言葉だと思います。「褪せぬよう」の祈りもあたたかい。自句には「あたたか成分」が足りなかったかな・・・

【没】色鳥や水子地蔵の深笑窪
【人】色鳥やエコーの胎児男前      ふさこ
【人】小窓ある納骨堂や色鳥来      ふみゑ
これも、入選句には「あたたか成分」がしっかり入っていることに気づきます。すりいぴいさんの「季語深耕」にあったように「愛でる、慈しむ」ということ。「色鳥」は、身近で見て初めて初めて認識出来るほどの地味めの鳥も多く、気づいて初めて「おぉ」という喜びが湧くこともありますよね。「小鳥」の中でも「色鳥」だけが持っている「華やぎ」。「見えた時の喜び」「見たくなる気持ち」が入選句にはあると感じました。

【没】色鳥の来て痩せ山の嬉しさう
【人】色鳥の一羽に暮の華やげる    伊藤欣次
【人】色鳥の来てきらきらと枯山水    香壺
こちらは自分なりにコントラストを狙った一句。「嬉しさう」と「華やげる」、どちらも主観の言葉ですが、ただの妄想に過ぎない自句と、景の中に確かに存在する「色鳥」を捉えた人選句との間にはずいぶん開きがあるな、と。「暮」という時間のチョイス、「枯山水」から浮かぶ庭の設えなど、時間や空間を感じさせる入選句でした。

【おまけ】色鳥を迎へしづかな御神木 (『俳句チャンネル』兼題「色鳥」投句)
【人】玲玲と橅の心音色鳥来       あまぶー
【天】色鳥来しずかなしずかな家族葬  あいだほ
自分の中では「痩せ山の嬉しさう」からの改訂版のようなつもりで臨んだ一句でした。がっ、まだまだ踏み込みが甘かったと言いますか。入選句を見た時の「これだった!」感に完全に打ちのめされました。静謐にしてあたたかな感じ・・・私もそういう句にしたかったのです・・・うおおおおおおん


◆六句選(【人】の中からお気に入りを少しだけですが紹介させて頂きます。(作者敬称略)

色鳥と言い張る母が敵でした      司啓
ちょっと見には、雀と区別がつかないような「色鳥」もいるので、母が正しいのかも知れません。でも、どちらが正しいかが問題ではなくて、母と子の折り合いの問題ですよね。意見が違う時、主張するだけでなく相手に寄り添うような一言があればずいぶん違うのでしょう。何か、自分の思い出や現在の在り様にまで迫られたようで心が痛くなりました

色鳥の足らざる色を愛しけり      可笑式
まさに!!「色鳥」と言っても、南国の鳥みたいにこれ見よがしの派手なタイプではないんですよね。案外地味・・・と思った感触が、こんなふうに表現出来るとは!!個人的金曜日の一句です。

色鳥やフルート磨く黒き布        としまる
一読とても心惹かれた一句です。「フルート」の音色ときらめき、「磨く」という言葉から立ち上がる清潔感、「黒き布」という着地すべてが「色鳥」と見事に呼応していると感じます。そう、手に滑らかな「布」の質感もすごくいい・・・。「フルート」はきっと色鳥の訪れとともに冬の到来をも喜び、磨きたての軽やかで艶やかな音色で迎えることでしょう。

色鳥やなんでもない日おめでとう   晴
「色鳥」はハレの日、と舵を切った私でしたが、この句を見て、「ハッ」。「なんでもない日」が一番大事だよ・・・と気づくことの中に喜びがあり、その「気づき」が「色鳥」と呼応して感じられたのです。最初見落としていましたが、2周目で気づきました。こういう、何気ない句を書きたいなあと憧れています。

色鳥の飛び立ちどこか火の匂ひ    24516
「水」と取り合わせる句が多かったこともあって目につきました。「どこか火の匂ひ」とは、「色鳥」の素早さの表現かも知れないし、飛び立たれた時、思わず手を伸ばそうとして止めるような・・・チリっと胸を焦がす匂いなのかも知れません。うまいな~!

菓子箱に小石のあまた色鳥来     遠音
石好きとしては見逃せない一句です。「オッいい小石」と思ったら拾わずにはいられない。単なる「小箱」ではなく「菓子箱」の可愛らしさが「色鳥」とマッチしていて、細やかな心配りを感じます。

2018年12月 6日 (木)

◆満員御礼!参加締切ました

先日、古田秀さんをお迎えして定員20名になっていたのですが、
記事を更新するのを忘れていて(汗)、名乗りを上げてくださった山内彩月さんを加え、
今回は総勢21名で行うことにしました!

投句締切:8日(土)23:00
テーマ:擬人化
季語:冬~新年までOK

どうぞよろしくお願い致します!!!

2018年12月 4日 (火)

◆「縄跳び」聞き書きで~す!

今治五七五『俳句チャンネル』~!
めぐるのへちょい聞き書き始まるよ~~~
今回のオープニングナンバーは「冬景色」。美しい唱歌です、大好き
パーソナリティさんはGさん、みかりさん、そしてゲストの鯛飯さんのお三方です!


◆「好き」って言う!縄跳び千回跳べたなら  小川めぐる
千回は恐らく無理だから、百回に落としましょう(笑)。気持ちはワカル。きっかけがないと勇気が出ないから、きっかけにしたいんだよね。

◆縄跳びの二人向き合ふ数え歌   富山の露玉
地域によって数え歌あると思うんですけど、いろんなこと思い出させてくださるいい句だなと。
お尋ねの数え歌、「お嬢さん、おはいんなさい♪」だと思います。「はいよろしゅう♪じゃんけんぽん」懐かしいです!

◆縄跳びの子らに体育館揺るる   青海也緒
大縄跳び、長縄跳びとか言った方が、体育館が揺れる感じが出るのかな?観客の歓声で揺れるということもあるのかな。そのへんが分かるといいのかな。最後が連体形だから、終止形「揺れる」で終わった方がいいかも。意図があったらごめんなさい。

◆縄跳びのスカート揺らし越す大波  花南天
(長縄跳びの数え歌)「大波、小波・・・」ね。

◆縄跳びの誘い焦がるる狛狐   佐東亜阿介
狛狐の表情が浮かんでくるのですが・・・「誘い」の次に「焦がるる」、言葉の繋がり的にどうなのか?ここを分かり易くして頂けると。

◆縄跳びを尻目にメンコ全ガキ連  比良山
女子は縄跳び、男子はメンコ。よく分かるんですが、「全ガキ連」どうなのか。オリジナリティには溢れていますが、「悪童」とか別な言い方・語順がありそう。もうひと化けするかも知れない

◆縄跳びや子ども1トン宙に浮く  司啓
大縄跳びというのか、小学生だと30人以上?一緒にパーンと飛び上がって「宙に浮く」というのが眼目やね。一瞬が見えてきますね。面白い切り口。

◆縄跳びや足どっしりと地を固め  桂奈
これは読みが微妙に分かれてくるのかな。地を固めるように何回も跳んでいるのか、どっしり構えて回しているのか。どっちか分かった方がいいかも。

◆こ縄跳びの風二十四のしなる肢  ぐずみ
この「肢」は「あし」とは読めんし・・・縄跳びしている人の手足だと思うんだけど・・・ちょっと謎が多いかな

◆縄跳びに頬赤くする山の子ら  己心
情景そのまま切り取った写生の句。よく分かります。単純な遊びに単純な言葉、あたたかい視線の感じられる句で素敵です。

◆なわとびを四本つなぐ昼休み  立志
正確に言うと、あの縄は「跳び縄」なんですけど、それは置いておいていい景を切り取られていると思います。

◆縄跳びや向かい合わせで跳ぶ母娘   ゆすらご
娘さんとお母さん、小春日和のあったかい景

◆縄跳びをしては窺う隣家かな  のんしゃらん
「窺う」という字の胡散臭さが妄想を呼び起こす(笑)。ちょっと意味深だな。最後のしみじみとした詠嘆「かな」が。

◆初恋の空を切り取る大縄跳び  あいむ李景
「空を切り取る」のはやっぱり「大縄跳び」だなあと共感します。実感あるよ。一読してよく分かりますね。「初恋」はレモンのような・・・でしょうか。

「北風小僧の寒太郎」を挟んで、【天】の発表です!

G「司啓さんの1トン!」
鯛飯「最初に読まれた小川めぐるさんの。非常に切り口が新鮮な気がして。中八になるんだけど、『ん』が入っているんでリズムはおかしくない。鍵カッコはなくても通じるんですけど、『!』は非常に面白いんで、このまま置いておけばいいかなと」
みかり「そうですね、賛成です。私、のんしゃらんさん・あいむ李景さんのも面白かったんですけど、私も小川めぐるさんのに入れさせて頂いて。」
・・・ということで、多数決の結果決定しました。つかっさんまた惜しかった!

【天】「好き」って言う!縄跳び千回跳べたなら   小川めぐる

ぎゃー嬉しい!!
ちょうど、先日の表彰式でキム・チャンヒさんとお会い出来て少しお話出来たので、「また『俳句チャンネル』で絵葉書貰えるように頑張ります!」と挨拶させて頂いたところでした。
(「3ヶ月待ってください」と仰ってました
早々に願いが叶って嬉しい・・・やはり、言葉にすれば近づくのですね
もちろん、これからもまた何回も貰えるように頑張ります!!!
あ、ちなみに「縄跳び千回」は、ウチの息子がクラスの発表会で998回跳んで止めてしまったので、「どうせなら千回で止めたら良かったのに」と。他の子は500回までに脱落する子が多くて、早々に一騎打ちとなっていたんですが、優勝の子は1013回跳んでいました。息子はハッキリとは言わなかったけど、多分私のバカ丸出しの応援っぷりが恥ずかしくて止めたんだと思います・・・ゴメンネ
そんなホロ苦い思い出も思い出してしまった「縄跳び」。
皆さんの句もどれも景が浮かんで楽しかったです。有難うございました!!


番組フェイスブックより
今募集中の兼題は12の月9日(日)〆切りで
「冬の波」と「ブロッコリー」です。
メールアドレスは radio@baribari789.com  
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

↑↑↑皆さんのご参加、お待ちしております↑↑↑

再放送は水曜22時。コチラからお聞きいただけます。
楽しいお喋りたっぷりとお楽しみください~!

2018年12月 2日 (日)

◆「百年俳句賞」表彰式に出席しました

はああ、胸がいっぱいで何も書けません(←ポンコツ)
路面電車、道後温泉、正岡子規像、伊月庵・・・。
特に印象深かったのは、伊月庵のすぐ上にある宝厳寺。
銀杏の木が見事に黄葉していて、それぞればらばらに散策していた三人が集まった時、
神さまの計らいのように一陣の風が吹いて、奇跡のような落葉を見せてくれました。
ほんとうに美しかった

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時折落ちる銀杏の葉の、思いの外重量感のある音に驚きました。
実が落ちたのかと思ったら葉っぱなのです。
「ぱさっ」と軽い感じの音ではなく、「パス!」という感じの音。
うっとりと流れる時間に、時折投げ込まれる小石のようで、
幻想的な景色の中で、現実に繋ぎ止めてくれる存在のように感じました。

宝厳寺には、斎藤茂吉の歌碑、そして正岡子規の句碑がありました。
石碑がまた美しい石で、まるで滝の飛沫のような景色。
神秘的な「水石」の世界で、「梅花石」とか「菊花石」と呼ばれる類のものかも知れません。
Photo_13

ここでゆっくり吟行して、下の伊月庵で句会出来たら最高だな

それから、桂奈さんオススメの伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)!!
張り切って登りましたよ~~~!!

Photo_12

さまざまな表情の石が並んでいて、とってもキュートでした
登り切ると、ちょうど結婚式の撮影の最中だったようなので、邪魔にならないよう早々に退散。
降りる時、段数を数えたのですが、桃にゃんと立志さんは「135か6」なのに、
私だけ140以上もカウントしていたのはどういうコトでしょう
正解はもちろん「135段」とのことーーー。いやーん

そんなおっぺけぺーな私でしたが、
表彰式では何と代表で賞状を受け取る大役にいきなり指名され、コメントまで求められ、
頭が真っ白になり、絵にかいたようなシドロモドロ
せっかく夏井先生と同じテーブルに配置されて乾杯のグラスまで合わせて頂いたのに、
帰る時は逃げるようにそそくさとテーブルを離れ、挨拶もしないという失礼ぶりでした。
呼び止めてくださり、ご挨拶くださったあねごさん、ひそかさん、すばるさん、
有難うございました・・・本当にポンコツな私で申し訳ありません


最後になりましたが、松山で迎えてくださった桃猫さん、立志さん、桂奈さん、
本当に有難うございました!!
ゆすらごさんにもご挨拶叶ってとっても嬉しかったです
皆さんとの楽しいお喋り、濃密な時間、忘れません!!
また松山へ行けるよう、入賞いや次は優秀賞目指して頑張ります!!
その時はまたよろしくお願い致します!!!

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