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2018年12月 7日 (金)

◆「色鳥」没句祭り&六句選

下書きに入れたまま長い間放置していたことについさっき気づきましたsweat01
遅ればせながらUPさせて頂きます!!!

◆没句祭り

【没】色鳥や積み石白き稚児ケ墓
【人】色鳥や稚児墓山に三角点     西山哲彦
chickまさかの稚児ケ墓被りcoldsweats02impactしかし、ここでも入選句には「見つけた喜び」があることに気づきます。自句は対比を狙った感ありあり。

【没】鳥の名は忘れぬ祖父や色鳥来
【人】色鳥や父母つつがなく惚けてゆく あまぶー
【人】色鳥来母の記憶の褪せぬやう   一斤染乃
chick「つつがなく惚けてゆく」はなかなか言えない言葉だと思います。「褪せぬよう」の祈りもあたたかい。自句には「あたたか成分」が足りなかったかな・・・coldsweats01

【没】色鳥や水子地蔵の深笑窪
【人】色鳥やエコーの胎児男前      ふさこ
【人】小窓ある納骨堂や色鳥来      ふみゑ
chickこれも、入選句には「あたたか成分」がしっかり入っていることに気づきます。すりいぴいさんの「季語深耕」にあったように「愛でる、慈しむ」ということ。「色鳥」は、身近で見て初めて初めて認識出来るほどの地味めの鳥も多く、気づいて初めて「おぉshine」という喜びが湧くこともありますよね。「小鳥」の中でも「色鳥」だけが持っている「華やぎ」。「見えた時の喜び」「見たくなる気持ち」が入選句にはあると感じました。

【没】色鳥の来て痩せ山の嬉しさう
【人】色鳥の一羽に暮の華やげる    伊藤欣次
【人】色鳥の来てきらきらと枯山水    香壺
chickこちらは自分なりにコントラストを狙った一句。「嬉しさう」と「華やげる」、どちらも主観の言葉ですが、ただの妄想に過ぎない自句と、景の中に確かに存在する「色鳥」を捉えた人選句との間にはずいぶん開きがあるな、と。「暮」という時間のチョイス、「枯山水」から浮かぶ庭の設えなど、時間や空間を感じさせる入選句でした。

【おまけ】色鳥を迎へしづかな御神木 (『俳句チャンネル』兼題「色鳥」投句)
【人】玲玲と橅の心音色鳥来       あまぶー
【天】色鳥来しずかなしずかな家族葬  あいだほ
chick自分の中では「痩せ山の嬉しさう」からの改訂版のようなつもりで臨んだ一句でした。がっ、まだまだ踏み込みが甘かったと言いますか。入選句を見た時の「これだった!」感に完全に打ちのめされました。静謐にしてあたたかな感じ・・・私もそういう句にしたかったのです・・・うおおおおおおんcrying


◆六句選(【人】の中からお気に入りを少しだけですが紹介させて頂きます。(作者敬称略)

色鳥と言い張る母が敵でした      司啓
chickちょっと見には、雀と区別がつかないような「色鳥」もいるので、母が正しいのかも知れません。でも、どちらが正しいかが問題ではなくて、母と子の折り合いの問題ですよね。意見が違う時、主張するだけでなく相手に寄り添うような一言があればずいぶん違うのでしょう。何か、自分の思い出や現在の在り様にまで迫られたようで心が痛くなりましたweep

色鳥の足らざる色を愛しけり      可笑式
chickまさに!!「色鳥」と言っても、南国の鳥みたいにこれ見よがしの派手なタイプではないんですよね。案外地味・・・と思った感触が、こんなふうに表現出来るとは!!個人的金曜日の一句です。

色鳥やフルート磨く黒き布        としまる
chick一読とても心惹かれた一句です。「フルート」の音色ときらめき、「磨く」という言葉から立ち上がる清潔感、「黒き布」という着地すべてが「色鳥」と見事に呼応していると感じます。そう、手に滑らかな「布」の質感もすごくいい・・・。「フルート」はきっと色鳥の訪れとともに冬の到来をも喜び、磨きたての軽やかで艶やかな音色で迎えることでしょう。

色鳥やなんでもない日おめでとう   晴
chick「色鳥」はハレの日、と舵を切った私でしたが、この句を見て、「ハッcoldsweats02shine」。「なんでもない日」が一番大事だよ・・・と気づくことの中に喜びがあり、その「気づき」が「色鳥」と呼応して感じられたのです。最初見落としていましたが、2周目で気づきました。こういう、何気ない句を書きたいなあと憧れています。

色鳥の飛び立ちどこか火の匂ひ    24516
chick「水」と取り合わせる句が多かったこともあって目につきました。「どこか火の匂ひ」とは、「色鳥」の素早さの表現かも知れないし、飛び立たれた時、思わず手を伸ばそうとして止めるような・・・チリっと胸を焦がす匂いなのかも知れません。うまいな~!

菓子箱に小石のあまた色鳥来     遠音
chick石好きとしては見逃せない一句です。「オッいい小石」と思ったら拾わずにはいられない。単なる「小箱」ではなく「菓子箱」の可愛らしさが「色鳥」とマッチしていて、細やかな心配りを感じます。

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