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2018年12月16日 (日)

◆1月9日締切の兼題:「うらうら」

締切はいつもより先なのですが、年末年始は何かと気忙しいかもと思い、
このタイミングで記事を上げておきます。
ゆっくり考えよう~~~~っと


◆季語解説
・『俳句ポスト』より
春光を浴びて、あらゆるものが明るく気持よく見える様をいう。麗か。
・『日本の歳時記/小学館』より
「うらうらに照れる春日にひばりあがり心悲しもひとりし思へば(大伴家持)」
春の陽光が惜しみなく降り注ぎ、すべてのものが明るく美しい。
「麗」という字をあてている点にも、この言葉に寄せる古来のイメージが読み取れる。
(中略)悩みない一日を象徴している。
「麗か」の傍題として載っていましたが、「麗か」の季語解説中に「うらうら」と同じとあり、
 「うらうら」の解説として記載します。

◆例句(『575筆まか勢』より抜粋
うらうらとおのが爪切る死出の旅    飯田龍太
うらうらと渡舟を回す仏の座       古舘曹人
うらうらほろほろ花がちる         種田山頭火
うらうら蝶は死んでゐる          種田山頭火
みはらしのところにいでてうらうらと   岡井省二
日うらうらと大丸太流れをり       岡井省二

どうも「死生観」というか「死」「仏」との取り合わせが目立ちますね。
「麗か」の句では、「うらゝかや牛の間の善光寺 政岡子規」など、場所情報が入るものが多く、
自分はじっとしていて、目の前の景色を堪能している、日差しを浴びているような雰囲気。
(もちろん、そればかりではありませんが)
「うらうら」は、その言葉のリズムのように、動きを感じる句が多いように思います。
リフレイン効果もあるのでしょう。
「うらうら」が「麗か」に置き換わらないような句を・・・何とか考えたいものです。

そうそう、毎年春になると話題に出る(?)「春うらら」に関しては、
俳句初年度の時に作ったこともあるんですが、
友人から「実は『春うらら』は季語じゃないんだよ」と教えてもらいビックリ
『俳句ポスト』の過去記事で夏井先生のこの言葉を読んでからは、
調べとして一句全体に「はるうらら」という語感が作用しているような句を詠もう!
・・・と留意しております。

◆参考記事

青木月斗(Wikipediaより)
「初夢やうらうらとして金砂子」が検索に引っかかり、読んでみました。
「健全であること。明朗であること。淡白で、率直で、さらさらした句がよい。
そしてその中に情味があるものが名句である」。この言葉に感銘を受けました。
この言葉に、「うらうら」と通底するものがある気がして、何度も読み返しています。

・「花」(春のうららの・・・と言えばこの歌)

春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂(かひ)のしづくも 花と散る
ながめを何に たとふべき

見ずやあけぼの 露浴びて
われにもの言ふ 桜木を
見ずや夕ぐれ 手をのべて
われさしまねく 青柳(あおやぎ)を

錦おりなす 長堤(ちょうてい)に
くるればのぼる おぼろ月
げに一刻も 千金の
ながめを何に たとふべき



歌詞にも実に「うらうら」と動くものが活写されておりますね!
この空気感をお手本にしたいと思います。

・韓国映画「春が来れば」(主演:チェ・ミンシク)
「オールド・ボーイ」「新しき世界」がきっかけで、文字通り貪るように観た韓国映画の中で、
「オススメは?」と聞かれた時に、必ず挙げる一本です。
エログロ、超絶アクション、歴史の闇から定番ラブコメディなんかもいいんですが、
それらにちょっと疲れた時、この淡々と流れる優しい時間を是非味わって頂きたいのです。
「母さん、俺はもう終わりだ。」
「まだ何も始めてないのに、何が終わったっていうんだい?」
普通の作品なら、多少間を取ったりアップにしたりして感動を強調しそうなこんな会話も、
見逃してしまいそうなほど何気なく、さりげなく。(ウロ覚えですみません
小物や衣服の色使いがまた大変に素晴らしく、登場人物の内面まで伝わってくる。
コンクールの結果を語らず、解釈を委ねるあたりも俳句的。
年末年始のお休みに、映画三昧を決め込んでみたものの、
お目当ての作品は軒並みレンタル中かよ!・・・という時に思い出して頂けたら幸いです。

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まつやま俳句ポスト365」カテゴリの記事

コメント

 こんばんは。先日、「ハイポ掲示板」にてご挨拶いただきました、「南風の記憶」です。

 私のブログへのコメント、ありがとうございます。が……「はてなブログ」自体にエラーが発生してしまっており、めぐるさんのコメントが表示されない状態となってしまっています。

 取り急ぎ、連絡まででした。

(追伸)俳句ポストにて、めぐるさんの作品は、いつも拝見させていただいております。

◆南風の記憶さん

こんばんは!
いつも「ハイポ掲示板」での比々きさんとのやりとり、興味深く拝見しております
そうそう、コメントが一瞬反映されたようだったのに消えてしまったので、
「作者の承認待ち」かな?と思っていました。「はてブ」の不具合なんですね
楽しいブログなので、またちょこちょこ覗かせて頂きます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします~!

★めぐるさん。お早うございます。いつも傾向と対策有難うございます。
なんとお早いことです。m(__)m

「うらうら」と言えば、おっとお忘れですか?
それとも世代間格差😥

○○○○リンダ!これで一句リーチ、早い者勝ち(@_@;)

皆さん類想避けましょう\(^o^)/💦💦💦💨

◆比良山さん

おはようございます!
その「うらうら」は、むしろ「ウラウラァ!」に近いイメージで捉えていたので、
自分の中では「うらうら」と繋がりませんでした
でも曲調はともかく、内容的には(我が身の)春を満喫しているのか・・・
私はなかなか発想を飛ばせませんが、理解出来る範囲でやってみたいです。
ありがとうございます~!

★めぐるさん。うらうらの多作に取り組んでいます。たまたま今NHKの放送でオーロラの番組を見ました。
オーロラとうらうらの取り合わせで7句は出来ました。
麗らかの意味には心の爽やかなさま、心の晴れ晴れしい様がありますが
うらうらにもこの意味があるとすればオーロラとの取り合わせはあながち
誤っていないと思いますが、いかがでしょうか?(@_@;)
〇〇リンダよりましだと思いますがご参考まで。(^_-)

◆比良山さん

こんばんは!
「オーロラ」はまだ季語ではありませんが、
「極光」といって冬の句によく登場しています。
北欧でよく見られるので、雪景色の中で見るイメージが強いですが、
実際には春と秋が活発だそうですね。
「うらうら」から感じる「動き」に通じるものがありそうですが・・・
季語解説からは
>春光を浴びて、あらゆるものが明るく気持よく見える様
>春の陽光が惜しみなく降り注ぎ、すべてのものが明るく美しい
とあります。
「うらうら」(昼間)と「オーロラ」(夜)の時間帯のズレをどう一句にまとめるかが鍵になりそうですね。
そこが解消出来れば素敵な句になるのではないでしょうか。
比良山さんの「オーロラ」×「うらうら」楽しみにしていますね

★めぐるさん。おはようございます。
うらうらとオーロラの件、アドバイスありがとうごさいます。
季語の本意を尊重しなくてはならないこと肝に命じます。😅
よって夜を思わせないような表現に絞って見たいと思っております。
二物衝撃を初めて狙ったつもりですが難しいものですね。(@_@;)

◆比良山さん

こんばんは!
締切が1月9日とまだ時間がたっぷりあります。
『俳句ポスト』は何句でも投句出来るので、こういった実験や挑戦も出来ますよね。
思いがけない取り合わせ、でも二物の間にスパークが!
そんな言葉同士の響き合う句を作れるよう、私も頑張ります!
うらうらーーー

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