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2019年2月

2019年2月27日 (水)

◆「夜半の春」聞き書きです(修正あり)

今治五七五『俳句チャンネル』ーーー!
めぐるのへちょい聞き書き始まるよ~~~っ
今回は兼題「夜半の春」の結果発表!
オープニングナンバーは名曲「なごり雪/イルカ」。ううっ、泣ける
友人がこの曲でカラオケ採点97点とか出すんですよ・・・
いつ聴いてもまりんさん同様、胸がきゅんきゅんです。
パーソナリティは、Gさん、あすかさん、まりんさんのお三方です

◆鼾かく子犬抱きて夜半の春  子犬
癒されますよねまったり感が伝わってきますね、「鼾かく」だから安心しきってるんでしょうね

◆ごめんねと指で背に書く夜半の春  桂奈
俺これ好きー。「夜半の春」というとどうしても秘め事の方に行くよね。小さい声で言うと「爪立てる」・・・(笑)

◆ああここは病室だつた夜半の春  砂山恵子
目覚める前の夢も想像するよね・・・「ああここは~」から、不安感もあるような安心感もあるような。それが「夜半の春」の朧げな感じと合ってますね、お上手ですね

◆夜半の春FMラヂオ消し忘れ   司啓
「消して寝よう」というより、聴いてるうちにうつらうつらと寝てしまったような。健全な「夜半の春」だね。FMラジオというのも分かるような。曲を流すことも多いから。

◆夜半の春やはらかく鳴く鳩時計  花南天
「鳩時計」は一年中同じ声で鳴いているんだけど、やっぱり春はどこか艶めいて、やさしく聴こえるんでしょうね。これもお上手ですよね

◆春の夜や窓の灯漏るる売りし家  比良山
自分の住んでいた家を売って懐かしんでいるんだと思うんですが、残念ながら、「春の夜」は夜全体。「夜半の春」とはちょっとニュアンスが違うんです。良かったら調べ直してみてください。

◆夜半の春半分開けておく門扉  かつたろー。
「開けておく」ってところに意思があって、誰のために開けておくんだろって想像が膨らんで、引き込まれる感じがします優しさだよね。誰かのために。願いですよね。全開じゃない半分ていうところがまたね

◆月までは遠くて近し夜半の春  ぐずみ
春の月・・・「朧月」の感じだよね~。なんとなく大きく見えて。分かるような気がします

◆猫になり君に言いたき夜半の春  ゆすらご
何を言いたいのかな(笑)「春の猫」という季語もあるよね、「猫の恋」とか。猫になって告白したいことがあるのかな?猫語なら言えるというか。分かるね、青春の句って感じですね

◆幼子の頬の産毛や夜半の春  佐東亜阿介
わりと「幼子の頬の産毛」は句の題材になりやすいですが、「夜半の春」ときて寝ている子の産毛がクローズアップされて。添い寝するお母さんの姿や優しさも見えるし好きな句です。

◆沈黙に濡るる睫毛や夜半の春  立志
意味深よね・・・別れ話でもしたんでしょうか?それで次の言葉を待っていたけど何もないから睫毛が濡れてきたんだ。「沈黙に濡るる」がいいよね、切ないですね。

◆見上げてる子猫の群れや夜半の春  己心
「連れて帰ってくれー」と捨て猫に見上げられてるのかな?猫が月を見上げているのか?猫集会とか。「キャッツ」の一場面みたいにも感じたけど、ちょっと景が・・・「子猫が」見上げてるのか「自分が」なのか。

◆生娘の頃の写真や夜半の春  のんしゃらん
セピア色の写真と「夜半の春」が合ってる、素直にそう思います

◆映画観て帰るふたりや夜半の春  富山の露玉
どんな映画を観てどんな思いを持って帰るんでしょう。幸せ感かな、夜は今からなんよ、この二人には青春の一場面という感じですね

◆夜半の春火影ゆうらと和蝋燭  彩楓
これ「夜半の春」の本意とちょっと違うかも知れんけど、他の人と全然視点が違うんで。あの「夜半の春」のあったかーい風が入って火影がほわ~~~っと揺れる。「和」だけでもちょっとやわらかくて「春」の感じ。季語が動かないとGのお墨付きです。

◆アクリルの絵具の匂ふ夜半の春  みなと
「アクリル絵の具」匂うのかな?シンナーっぽい感じ?アクリル絵の具で描いた絵が春っぽいかというとちょっと・・・原色っぽい感じがして・・・勉強不足かもですけど。でも「絵の具が匂ふ」というのが良いね

【天】発表前の一曲は「春一番/キャンディーズ」。
これはしょっちゅう歌います。なかなか90点の壁が超えられないけど~

G「彩楓さんの句も惹かれたんですけど、本意を衝いてるかつたろー。さんの」
あすか「私もGさんと同じで、かつたろー。さんの」
まりん「花南天さんのも良かったんですけど、私もかつたろー。さんの。優しさに」
ということで!

【天】夜半の春半分開けておく門扉  かつたろー。

かつたろー。さんおめでとうございます!!!
恋人を待っているのか。はたまた夜遊びから帰って来る子どものためか。
誰がどんな顔で門をくぐるのか・・・想像が膨らんで自然と頬が緩んでしまいます
おおらかな感じがして「半分」を平仮名で書いてしまいましたが、漢字でしょうか。
今回、フェイスブックに記載がなかったので、表記が合ってるか分かりません
他にも間違いがあったら皆さんお知らせくださいね!
立志さんよりお知らせ頂き、22日に記事が上がっていたそうです。
 そこまで遡って見てなかったすみませ~~~ん!
 間違っていた表記は修正いたしました、作者の皆さん、お許しを!

今募集中の兼題は3月10日(日)〆切りで
孕み鹿」と「植木市」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com、
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

再放送は水曜22時よりコチラでお聴きいただけます

2019年2月25日 (月)

◆2月句会の結果です

今月は、3句中2句に点が頂けました、感謝です!

早春やつまみ細工の髪飾り  (4点)選評はコチラから

御影の世良美術館吟行より。着物に髪飾りの女の子を描いたデッサンを見ての句です。
つまみ細工」も以前から使いたかった言葉のひとつでしたが、吟行の時は出て来ず。
家に帰ってから「ハッ」と思い出した私です
貴重な一票そして嬉しい選評を有難うございます!!

鳥の巣を得てより我が家完成す (4点)選評はコチラから

『俳句チャンネル』の締切を間違えて投句出来なかった句。
こちらで4点頂けて報われました
貴重な一票そして嬉しい選評を有難うございます!!


◆選句編(作者敬称略)
「これも採りたかった!」と思った句です。
いい句が多すぎて印が足りなーーーいッ!!(渡辺謙風)

紅梅の香りを挟み朱印帳    ひろ志
中七が素敵帰宅してからもその香りと涼やかな心持ちがずっと続きそうです。
ほんのりとした「紅梅」との対比で、御朱印帳の表紙を濃紺のように感じました。

臘梅の月の光を留めをり    ぎんう
「臘梅」のあの透き通ったトパーズ色は「月の光」であったか!
「つまみ細工」と一緒に採ってくださった方が多くて嬉しかったです

春塵の臍を突き出す菩薩像  宗太
お臍に注目したことなかった!言われてみればの納得感あり。
お臍の見えていない菩薩像でも、春の風に衣がフワと動きそうな気がしてきます。



2019年2月24日 (日)

◆2月句会の結果です

『伊吹嶺』2月句会の結果が出ました。
今回は『るるる句会』の句をそのまま投句、1句が【並】に採って頂けました


春寒や真白き薄荷飴ひとつ

春寒と薄荷飴の取り合わせは、詠み方一つで面白い句になると思います。
「真白き」「ひとつ」は、薄荷飴の形容としてやや平凡で、工夫の余地があると思いました。


浅春やヒマラヤの塩ほの紅く  (1点)【並】渡辺慢房

取り合わせが巧みです。
春とはいえまだ寒い皮膚感覚に、ヒマラヤの岩塩の半透明の赤が良く似合っています。



ううう、「浅春」の方は「下五名詞止」というルールを満たしておらずネッ句になったもの
それでも「句は良かった」といったコメントが並んで9点まで頂けたので、
なんとか供養してあげたくて『伊吹嶺』に・・・。点を頂けて報われました!
慢房先生、有難うございます・・・!
「春寒」は、似たイメージの畳み掛けが評価の分かれ目になっていたとおり、
先生からもまったく同じことを言われております
「詠み方ひとつで面白く」とのことですので、来年はもうひと工夫してみたいです。
次は「中七や」。
『るるる句会』終了→『伊吹嶺』投句という流れが出来ているので、その数日の中で
皆さんからのアドバイスを活かした推敲句を出せるようにもなっていきたいです。
また頑張りたいと思います

比々きさん、伊藤範子選の特選おめでとうございます!
「風信子」が「妻」の佇まいや日常の所作まで感じさせて素敵ですね
彩楓さん、「猫柳」句3点GETおめでとうございます!
海辺の強い風に吹かれながらも、枝をしならせ光を弾く「猫柳」が見えました
「中七や」のお手本にしたいと思います

2019年2月22日 (金)

光風や街の真中にある遊具(追記あり)

じゃじゃ~~~ん!!
『俳句チャンネル』のお楽しみ、キム・チャンヒさんのイラストハガキが到着しました

◆「縄跳」
Photo


◆「白鳥」
Photo_2



そして!
花南天さんの【天】句のイラストハガキも画像を送って頂きましたので、
一緒に紹介させて頂きます
ありがとう花南天さ~~~~ん

◆「榎茸」【天】山彦はもう眠ったか榎茸  花南天
Photo_3

◆「冬北斗」【天】冬北斗チャルメラ聞けば唄ふ癖  花南天
Photo_4


あ~~~んどれも素敵!!
中でも「榎茸」は、絵本の1ページみたい
なんだか木の中に表情が見えるようで、ほわ~っと優しい気持ちになります。
花南天さん、改めて素敵な句を有難うございます!!
私も、またイラストハガキを頂けるよう、頑張って少しでも佳い句を送ります
まだ参加されてない皆さんも是非是非!!
たくさんの皆さんのご参加をお待ちしておりま~~~す!!!

おお!
桂奈さんからも届きましたよ!!
これまた童話のようで可愛いぃ~~~~~ん!!!

◆「ブロッコリー」【天】新妻のランチボックスブロッコリー  桂奈
Photo_2

◆「濁り酒」【天】濁り酒父の画集の黄ばみかな  桂奈

Photo_2

コチラは、最初何故かうまくアップロード出来なかったのですけど、
立志さんのブログから画像をダウンロードしたらうまく行きました!
立志さん、ありがと~~~!


花南天さん、桂奈さん、有難うございました&あらためて【天】おめでとうございます!!

マスクして外科医の真似の余裕あり

ギャーッ、なんだかんだであっという間に結果発表から1週間!
『俳句生活』兼題「マスク」は、3句投句中の1句が【佳】に採って頂けていました。
良かった【没】じゃなくて・・・感謝です

マスクして外科医の真似の余裕あり

えへへ、こんなこと、子どもの頃やりませんでしたか?
しかし、本命句の方は【没】

【没】独り居の臭きマスクを捨てにけり
【地】劣情のごとくマスクに籠もる熱   溝口トポル
【地】マスク外す大粒の空流れ込む   としなり
ああ!!!これだった
悪しきモノをたっぷり吸いこんだマスクを捨てる・・・というイメージがあったんです。
しかし「劣情」「籠もる熱」、私からはそういう言葉が出て来ませんでした
そして「マスク」を外した時の爽快感・・・「大粒の空」なんと清澄なことか!
思いっきりヤラれました。
そしてすりいぴいさん。

【地】マスクする耳干からびた牡蠣に似て  すりいぴい

「干からびた牡蠣」・・・出ないわ~
「干牡蠣」で検索すると、こんな記事がHIT。うおおー楽しそう
皆さんの発想の豊かさ、言葉選びの確かさに唸った「マスク」でした。
掲載の皆さん、おめでとうございます!!!
次回は「春浅し」・・・【人】に戻れるよう頑張ります!!!

2019年2月20日 (水)

◆「鳥の巣」聞き書きですー!

今治五七五『俳句チャンネル』ーーー!
めぐるのへちょい聞き書き始まるよ~っ
オープニングナンバーは名曲「早春賦」、いつ聴いても素敵です。
パーソナリティは、Gさん・あすかさん・まりんさんのお三方です。
私は締切日を間違えて投句忘れしてしまったので、
皆さんの句で勉強させて頂きます!

◇巣作りや忙し番のつばめなる  子犬
「番」は「つがい」ですね。春の忙しさが分かるね      

◇鳥の巣や妻は臨月里へ往ぬ 桂奈
この「往ぬ」は行ったきり?心配ですね。帰ってきて欲しいね。      

◇鳥の巣の羽音優しき日暮かな  みなと
「日暮かな」がいいよね。時間の経過が優しいね    

◇条例やビルは鳥の巣以下とする  司啓   
「鳥の巣」、具体的な鳥の名前がないと分からない。「以下」は高さのことだと思うけど、ちょっと分かりにくいかな?  

◇ハンガーの赤逞しき鴉の巣  花南天
赤の針金ハンガーと「鴉」の色の対比がいいですね。都会の鴉だろうね。この「赤逞しき」が「鴉」の生き様に合ってるような気がするね。          

◇母屋よりリフォーム進む烏の巣   比良山
この烏リフォームしてるんだね!それこそハンガー持ってきたり直してるのかな、住みよいように。「ウチより立派になって」なんてね    

◇雨樋の鳥の巣撤去決行日     かつたろー。     
「今日こそは取るぞ」と。これは、鳥が飛び立つまで、巣立つまで待ってたんじゃないかな。

◇鳥の巣や神の児ビッグバンを待つ   ぐずみ
発想の飛び方が凄いですよね。イエスのことでしょ?ちょっと十戒を想うような。地球再生を願ってるんだろうか。ちゃんと作り直したいと・・・。面白いね。   

◇唄い手が日々増えて行く鳥の巣に    佐東亜阿介
たまごが順々に孵って。この語順がいいよね!  

◇縁側に持ち寄る茶菓子ことりの巣  立志
優しいね!ほんとホッコリしたような。田舎の光景、よく見るような。いいね    

◇鳥の巣や黄色い口の大合唱    己心
これは燕の巣のことだろうね、黄色い口だものね。類想類句あるかも分からんけど、上手に詠まれたと思います。目に浮かぶ。     

◇カラフルな鳥の巣まるで夢の島   のんしゃらん
「夢の島」って、東京のゴミの島ですね。これも都会の「鳥の巣」だろうね。ビニール紐とか、いろいろ集めてるんだろうね。     

◇鳥の巣や賢治の童話哀しくて      富山の露玉
もしかすると卵が割れていたのか・・・巣立った後のからっぽの巣かも知れないね。     

◇鳥の巣やハイジのやうに眠りたし      ゆすらご
可愛いね気持ち分かるね「鳥の巣」と「眠りたし」は合ってるね。「ハイジのやうに」がまたいいね   

◇戸袋に鳥の巣鳥の出て入る  彩楓
実際の景だね。「戸袋」で家の佇まいも見えてくるね。ちょっと昔の和風建築だろうね。景がよく浮かびますよね。

そして、これまた名曲「鳥の詩/杉田かおる」を挟んで、【天】の発表です!
G「かつたろー。さんの『雨樋』のも頂きたかったんだけど、己心さんの。我が家の光景がまったくこれだったんだよ。推します!」
あすか「私もかつたろー。さんの推したかったんだけど、Gに乗っかって」
まりん「かつたろー。さんのも花南天さんのも好きだったけど、お二人が推されてますので負けます

【天】鳥の巣や黄色い口の大合唱    己心

己心さんは初【天】ですね!おめでとうございます!!
元気いっぱいに大きな口を開ける燕の雛たちが見えました
私は、ハンガーで詠みたいなと思っていたので、花南天さんの句に「あっ!」と。
もし投句出来ていたとしても負けてました。「赤逞しき」は出ない~
ということで、花南天さんには私からの【天】を捧げさせて頂きます!
素晴らしい句を有難うございました




番組フェイスブックより

今募集中の兼題は2月24日(日)〆切りで
地虫穴を出づ」と「春衣」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com、
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

再放送は水曜22時よりコチラでお聴きいただけます

2019年2月19日 (火)

◆自句自戒

ふ~、なんだかんだであっという間に時が過ぎていきますが、これを忘れちゃイカンのだ
今回は、中七が運命を分けました。


早春や***の卵焼 (10点)予選10、逆選6
△中七がいまいち
△「***」が「早春」に対して少しうるさい
★***の卵焼のイメージが難しかった(中略)。類想も結構あるのかなと
★「***の卵焼」がちょっとイメージしにくいです
★具体的なようで曖昧な感
★なぜ***なのか気になりますがそれ以上の句意がわかりませんでした
★***の卵焼に馴染みがないせいか、早春との取り合わせが感じ取れませんでした
★「卵焼」か「玉子焼」か。「***の卵焼」は大して珍しいとは思わない

先日、久しぶりに息子のお弁当を作った時に失敗しちゃいましてなんだかとても可愛らしく感じて「句にならないか」と。「引っ掛かり」を与えることには成功したと言えるかも知れませんが、「躓き」に近かったかな季語との響き合いを感じられるか否か半々に分かれたようです。「春待つ」の方が、「今回はコレだけど、これから上手になる」という気持ちが伝わったかも知れません。雰囲気を感じ取ってくださった方も複数いて勇気づけられました。皆さんの貴重な印とコメントに感謝です「卵焼」か「玉子焼」かは、どちらもよく使われているようですが、調理に使う鶏卵は「玉子」と表記するとのこと。「ゆで玉子」「玉子丼(「ギョク丼」と言いますね)となれば「玉子焼」がいいのかも知れません。女性は「卵焼」をチョイスする人も多いようで、言葉の中に生命(ぬくもり)を感じるのかもと思いました。

浅春や****の*****(9点)並選1、予選7、逆選6
△どうしても類想を感じてしまい・・・でも句として綺麗だと思います
△浅春の説明的なところが気になりました
★最後は体言止めという指定だったと思うので、好きな句ですが逆選です
★色が美しく、句意は好きです
★「名詞止め」を満たしていないのでスミマセン
★名詞止になっていないのが惜しい。
★名詞止めが約束なので。季語も動く気がします
★季語との距離感が本当にギリギリ
ギャアア!下五が名詞止になってなかったーーー!!!もう、手裏剣どころか、鎖鎌が飛んで来るのを覚悟しておりましたしかし、思いがけなく点を入れて頂いていて吃驚です。語順を替えて名詞止にしていれば、あるいは二桁得点に届いていたかも、もしかすると今回の私の句の中では一番良い結果になっていたかもとホゾを噛みまくっています。あきらめきれずに別の句会に出してみましたが、「俳句生活」の兼題「春浅し」に使えたかもと気づいてまたホゾを噛んでいます皆さん、貴重な印とコメントを有難うございました・・・うううっ。

春寒や*******ひとつ (12点)並選1、予選10、逆選4
△イメージの上で重なってしまうように思い○以上にできませんでした
△イメージの似た言葉が重なるのがややくどいような
△季語は厳密には「冴返る・寒戻り」の方が正解かも。句跨がりもやや微妙か?
★重複していると思います
★打ち消し合っているような
★句意がわかりませんでした
本当は綺麗に定型にしたかったので、句跨りになってしまったのが気がかりでした似たイメージが重なるので、季語は「早春」くらいで良かったかも知れませんが、「強調」をよしとして印をくださった方も多く勇気づけて頂きました。「浅春」の句とともに、別の句会に投句してみましたので、結果をドキドキで待っています。
皆さん、貴重な印とコメント有難うございました!!



今回は、主催者としてあるまじきミスをやらかしてしまい、真っ青でした。
次回はそのようなことのないよう、しっかり、しっかり頑張ります!!
皆さん、よろしくお願いいたします~~~!!!






2019年2月17日 (日)

◆緊急告知!枠を増やします

皆さん、こんばんは!
おかげさまで皆さんに盛り立てて頂き、早々と定員に到達いたしました。
まだまだ次回の投句締切まで間がありますので、
この機に「25名まで」にしてみようかとドキドキながら考えております。
ご希望の方はこの記事のコメント欄に書き込みください。
初めての方にはパスワードをお伝えしますので、私宛にメールを頂ければ。
参加申し込み締切は3月6日(水)といたします、どうぞよろしくお願いします!!!

≪現在の参加表明者≫(敬称略)20名
比良山、あみま、古田秀、さとみ、ぐずみ、蜂喰擬、青海也緒、
くりでん、蟻馬次朗、かつたろー。、あいだほ、クラウド坂上、
つぎがい、野良古、山香ばし、小川めぐる、ヨミビトシラズ、
司啓、立志、桃猫、

受付時から投句可能になっております。
見落としがあれば教えてください、すぐに反映させます!!

◆2月20日締切の兼題:「柏落葉」

◆季語解説
・『俳句ポスト』より
かしわおちば。
柏は主に山地に生えるブナ科の落葉高木で、高さは10~15mにもなる。
秋に枯れた葉は枝に付いたまま冬を越し、春に落葉する。
・『きごさい』より
柏はブナ科コナラ属の落葉高木。
柏の葉は秋になっても完全に落ちず、若葉が開いたころになって落ちる。
傍題:柏散る、柏若葉

「春に落葉」とのことで春の季語なのかと思っていたら、「きごさい」には「初夏」と。
俳句十二カ月/草間時彦」にも「夏の季語」とありますね。
若い葉の萌芽を見届けてから散る・・・。
枯れても丸まらず、散った姿も泰然として見える「柏落葉」には、
哀愁よりも満足感が似合うのではないか、
その心持は春のように暖かく、初夏のようにきらめいているのではと感じました。
この感触をベースに、なんとか進めていこうと思います。

◆例句(『575筆まか勢』)

ふ、ふたつしかない・・・だと?
探せば見つかるかも知れませんが・・・。

◆参考記事
柏落葉(画像)→「落葉の風景」など、記事の中にヒントになりそうな一言が・・・。
葉守りの神(「うたことば歳時記」より)「源氏物語」や「枕草子」にも記載が。
柏市立柏高等学校の校歌と紋章
カシワの落葉について(「みんなのひろば」より)
柏落葉は丸まらない―(「ISLAND日記」より)



2019年2月15日 (金)

うらうらと遺影を撮りにゆく川辺

『俳句ポスト』兼題「うらうら」の発表週です。
今回は12句投句中の2句が【人】に採って頂けました、感謝です

うらうらと遺影を撮りにゆく川辺
ひかひかと午後うらうらと騙し船


類想に陥りそうな難しい兼題だったと思いますが、しっかり3句入選の方が眩しい!
またオノマトペでは、「ゆらゆら」「ひらひら」「ほろほろ」「ゆるゆる」などが見られるなか、
「うらうら」をひっくり返した「らうらう」を使っている方が複数いて、
「そのテがあったか!」と。
まったりと幸福感溢れる季語に対して「ハッ」とさせる取り合わせもいろいろ・・・
ゆっくりじっくり読んでしっかり学びとしたいです。
明日も楽しみ


2019年2月13日 (水)

◆「第13回」結果発表~~~!

23時を回り、全員の印(特選1、並選5、逆選1以上)を確認出来ましたので、
結果発表に進めています。
ゆっくりじっくりご覧ください~~~!!!

◆結果一覧(敬称略)

第1位:くりでん(61点)16番句は得票第2位、こちらもおめでとうです!

50点以上はくりでんさんただ1人!ダントツの第1位おめでとうございます!

第2位:神山刻(49点)31番句は得票第1位!こちらもおめでとうです!
第3位:ヨミビトシラズ(46点)
第4位:蟻馬次朗(44点)27番句は得票第3位!おめでとうございます!!
第5位:クラウド坂上(41点)
第5位:蜂喰擬(41点)
第7位:つぎがい(40点)

40点以上ゾーン。さすがに皆さん3句キッチリ揃えてらっしゃって眩しい

第8位:かつたろー。(39点)
第9位:古田秀(36点)
第10位:桃猫(34点)
第10位:立志(34点)
第10位:さとみ(34点)
第13位:小川めぐる(31点)
第14位:司啓(30点)

30点以上ゾーン。35点以上は3句とも二桁得点、以下の方にはネッ句が・・・。

第15位:あみま(29位)
第16位:青海也緒(25点)
第17位:ぐずみ(24点)
第18位:山香ばし(23点)
第19位:すりいぴい(20点)

20点以上ゾーン。読者の知識に左右されるような句が多かった印象です。

第20位:比良山(10点)

20点未満ゾーン。季語と措辞が繋がって文章になるような句が多いようです。


皆さん、お疲れ様でした!
今回、私は「下五が名詞じゃない!」という出題者として有り得ないミスをやらかしてしまい、
おまけにコメント読むまで「表記間違い」に気づかなかったという体たらく
滝に、滝に打たれてきます・・・。


「第14回」は「中七や」の型に再挑戦。
サブクエストは「オノマトペ」「音」「人物」です。
3月の句会なので、季語は春の季語、仲春ならなおよし。

<例句>
くわらくわらと橋渡る馬車や雪の果 畑耕一「くわらくわら」+「雪の果」=本格的な春への期待感
明日会ふ人の電話や春の月  小川軽舟「明日会ふ人」+「春の月」=ふっくらした幸福感
川音のつつがなき日や青き踏む 澤村昭代「川音」+「青き踏む」=清涼、爽快、幸福


参加受付も開始しますので、この記事のコメント欄にヨロシクです!!
でゅわっ!!!

◆「春祭」の聞き書きです♪

今治五七五『俳句チャンネル』ー!
めぐるのへちょい聞き書き始まるよ~~~~っ
オープニングナンバーは「マイファニーバレンタイン/フランク・シナトラ」。
そういえばバレンタイン近いですね・・・これも祭りか
パーソナリティは、Gさん、だりあさん、みかりさんのお三方です


◇一心に祈る子並ぶ春祭り こいぬ
ちょっとよそ行きと言うか、おとなしくしてるんでしょう。神妙な感じ、でもちょっとザワザワしてる子もいて。あったかい句ですね。    

◇歌姫のドレス空色春祭   桂奈
舞台にこれから売り出していく若い子が来て一生懸命歌っているのでしょう。どんな舞台かどんな歌か、それぞれ想像してもらって。「空色」がいいね       

◇田の跡にマンション建ちぬ春祭   司啓
今ねえ、農業後継者がいないんですよ・・・。「春祭」といえば五穀豊穣を願う祭りだけど、ほんとに頭が痛くなってきた寂しくなってきた。考えさせて頂ける句でした。 

◇優雅さの松前神楽春祭  みなと
北海道ですね。ニシン漁の衰退とともに一時は消えかけた松前神楽ですが、保存会が結成されているとのこと。「優雅さ」と言ってしまわないで優雅さを感じる様子を描けたら・・・とハードルを上げてみる
           
◇春祭太鼓自慢の考の腕    比良山
この字は亡くなったお父さんですよね。「腕」が出て来たらびっくりする。せめて「撥」とでもしてくれたら。あるいは普通の「父」でもいいんじゃないかしら。    

◇春祭り赤い靴提げ父帰り 花南天
どこか遠くに行ってたお父さんが、春祭りに久しぶりに帰ってきたんじゃないかな。

◇春祭や呂の篠笛を巫女の舞ふ  ぐずみ
「呂」というのは、律呂の呂ですね。陽律と陰律。知らない言葉で勉強になった。趣きのある句だと思います。      

◇春祭輿の少女の赤き耳   蜂喰擬
輿に選ばれた女の子が昔の服装して座ってて、引っ張られていく。その子が高揚している感じが伝わっていく。余分な言葉がなく、「耳」に絞ったのがいいですね。       

◇春まつり同級生の抱く赤子   富山の露玉
同級生の中でもいのいちばんにお嫁さんになって、赤ちゃんを連れて来てる。あるいは年取ってたら孫を連れてきてる。「まつり」平仮名も工夫ですね、「赤子」に合ってる。     

◇春祭大鍋にまず湯を沸かす 彩楓
なんでお湯を沸かしてる?赤ちゃん生まれるんじゃない?お料理出す場面じゃない?大勢おるから。冷える時あるし。      

◇くちぶえをおぼえたての子はるまつり   立志
表記の仕方がすごくやわらかくて、ちっちゃい子だと思う。お上手だと思います。

◇春祭そらいろはっぴ金の鈴  小川めぐる
目に浮かぶのですが、これは「はっぴそらいろ」にした方がリズムがいいかも。ご一考ください。     

◇化粧して貴種めく豚児春祭  のんしゃらん
ウチの子でも化粧すれば・・・という。雰囲気よく分かりました。       

◇春祭薄き袖振る稚児行列  ゆすらご
着物の様子が春っぽい、軽やかな、賑やかな。歩くたびにひらひらっとして。稚児行列身見にいきたくなりました       

◇草混じる藁の匂ひや春祭  砂山恵子
これは、田起こしをしてるんじゃないかと思いますね。やっぱり匂いがするんでしょうね。これ終わったら「春祭」、それから田植えに入っていくのかな。五穀豊穣を願う「春祭」の本意をついとる。      

◇春祭小学校が駐車場  かつたろー。
これは、「春祭」じゃないといかんかというと、「盆踊」でもいいような

【天】発表前のひとときは「春よ、来い/松任谷由実」。大好き~~~

G「悩みましたよ~!司啓さんのもホントに心動かされたんですが、砂山恵子さんのがぴったりだと思うので第一に推薦いたします」
だりあ「私はその句も良かったし立志さんのも良かったけど、『赤き耳』に」
みかり「相当迷った。稚児行列も良かったけど、私も蜂喰擬さんに」

ということで!

【天】春祭輿の少女の赤き耳   蜂喰擬

蜂さん、おめでとうございます~~~!!!
「少女」の姿が、おおた慶文のイラストで浮かびました・・・!
祭りの賑わい、熱気、高揚感。
私は担いでいる男衆や一緒に練り歩く少年の方にフォーカスしたんですけど、
五穀豊穣を願う「春祭」には、やはり女性、そして「少女」の清々しさが似合いますね
あと、ぐずみさんの使われた「呂」、私も『俳句ポスト』兼題「蟻」の時に使ったことが。
すごく魅力的に感じているので、いつかまた使いたいです。

番組フェイスブックより

今募集中の兼題は2月24日(日)〆切りで
地虫穴を出づ」と「春衣」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com  
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

再放送は水曜22時より、コチラでお聴きいただけます。是非お楽しみください!!

2019年2月11日 (月)

◆2月号頂きました(^^)

定期購読は1月号で切れてしまったんですが、2月号をすりいぴいさんがくださいました。
有難うーーーすりいぴいさーーーん!

◆雑詠

【人】夜泣き石眠らす木菟の聞き上手   先選者:桜井教人


第11回るるる句会』の時の15点句です。
「眠らす」が「眠る」だったら・・・というご意見も頂いたので、
夜泣き石眠るよ木菟の聞き上手
木菟の聞き上手よ夜泣き石眠る
など考えてみたんですが、点を入れてくださった方もたくさんいたので、
推敲は原句で投句してダメだった時にしようと思いエイヤっと。
【人】に採って頂いてほっとしました
木菟が「ほう、ほう」と聞いてくれているうちに夜泣き石が眠りに落ちるというメルヘンです。
もっとスッキリさせたいなという気持ちはあるので、いつかスルっと出て来てくれることを
気長~~~~に待っています


◆自由律

【並】ほんとはマーガリンなのにバターって言っちゃう。 選者:きむらけんじ

職場のトーストがバターからマーガリンに替わったんですけど、癖でつい

◆詰め俳句

その肩に揺れてお座敷犬(     )
うしろ手に眺めて(     )らしさかな

これは第一印象から「梅見」で揺るがなかったので、迷わず投稿。良かった正解で

◆短歌

【並】丸を描くようにワックス押し出して塗り重ねゆく年の瀬の床 選者:渡部光一朗

選評抜粋
丁寧・念入りな描写で押し切った。読後感もすがすがしい。
この手つきのたしかさは作者がものを見る姿勢にもつながっているのだろう。


もったいないお言葉を頂きました。
職場の年末大掃除で、毎年床ワックス担当なので、まさに実感です。
お客さまの流れの隙間を縫いながら頑張ってて良かった
これで、短歌を送った時はすべて選に採って頂き、本当に有難いかぎりです。
すっかり俳句にシフトしてしまっていますが、また自然と生まれることもあるかも。
その時はブログにでも書こうかと思います

最後になりましたが、2月号掲載の皆さん、おめでとうございます!!
洒落さん、表紙句痺れましたよぉお!

2019年2月 9日 (土)

◆選句開始~!!!

23時になり、全員の3句投句を確認しましたので、「選句期間」に進めています!
ゆっくりじーーーーっくり読ませて頂きます

◆印について◆

◎特選1句:一番好きな句につけてください
○並選5句:好きな句につけてください
△予選いくつでも:並選には至らなかったけど好感を持った句、
            ここが惜しかったというような部分のある句
★逆選最低1句:助詞や語順など、何らかの問題点があって景が描けない、
           意味が分からない、凡庸にすぎる、テーマから著しく逸れているなど、
           困惑するような句につけてください。
           

コメントは△以外は必須です。

◆大切なお知らせ(お願い)◆ 

当句会では、皆さんからのご意見をもとに推敲した作品をどこかに投句して、
是非ともそこで良い結果を出して欲しいと願っています。
ですので、コメントの中で推敲案を提案する場合は、
十七音全体を書いてしまわず、問題点と思われる一部分への言及にとどめるか、
作者自身が推敲していけるようヒントを出す感じでお願いいたします。

ほんのひと匙の味付けで劇的に変化する句もたくさんあると思います。
実際の句会のように、顔を合わせてお喋りしているような感覚で、
率直な意見の交換が出来れば嬉しいなと思います。
皆さんのご意見を聞かせて頂く中で、選句コメントの表現も学び、
より深く読み解けるよう、より素直な感想を届けられるよう、より的確な指摘が出来るよう、
選句者としての自分も磨いていけるといいなと思っています。

また、自句へのコメントでは、あまり一般的ではない語句を使っていればその説明、
自分が「こういうつもりで書いたが、うまく言えていない気がする」と感じる部分など、
「ここがネックになるのでは・・・」と感じられるような部分について頂ければ嬉しいです。
(いわゆる「自句自解」ではありませんのでご注意を!)

よろしくお願いいたします!

2019年2月 7日 (木)

◆「鮃」没句祭り&十句選

◆没句祭り

【没】砂底の腹の真白や寒鮃
【人】砂かぶる鮃の腹の白さかな     花南天anne
語順!
私の句では「砂底の腹が真白」とも読めてしまいますね
そして「鮃」が臥しているのは「砂底」じゃなかった、「砂上」ですよね猛反省です
最も感動した部分が最後に詠嘆されるという、花南天anneさんの言葉運びと、
「かな」のしみじみとした味わいに「これだった」と。

【没】泣けるほど白き腹して寒鮃
【地】うらがはのやさし鮃は噛む魚    クズウジュンイチ
【人】反されて腹恥づかしき鮃かな    トポル
【人】裏返し淋しき白や夜の鮃       与志魚

鮃の腹の白さに、キューーーーンと心を揺さぶられたのですが、
私の表現力では追いつけませんでした・・・。
「うらがはのやさし」「腹恥づかしき」「淋しき白」、こんな詩的な表現があったなんて
「やさし」と言えば、友人から誕生日に貰った俳句本の中にあった一句を思い出します。
夕方は滝がやさしと茶屋女 後藤比奈夫
こういう使い方が出来るようになりたいなあ・・・嗚呼・・・なりたいな~~~


【没】誓って言うけど、鮃みたいに真ッ白だから俺のハート。結婚してください。
【地】鮃甘くて夫の笑顔が嘘臭い     24516
わかっちゃいたけど長すぎです
しかし、【地】の句を見た時、完璧なるアンサーソングを見た思いに打ちのめされました!
こんな美味しい鮃を食べに連れ出してくれるなんて、絶対裏があるのに違いない・・・
なんて見抜かれるあたり、まだまだ可愛いのかも知れません。
「胡散臭ァ~」なんて睨みながらも、まだ許せる範囲に留まっていることも察知している。
一枚も二枚も上手そうな奥さまが浮かびました。

【没】鮃買ふ本音を言えずじまいの日
【人】時の鐘鮃は本音吐きにけり     渕野陽鳥
「時の鐘」という上五にどきっとしました。
夕餉時なら暮れ六つの鐘なのか・・・穏やかにたなびく、心をなだめてくれるような鐘の音。
川越市にある「時の鐘」は、塔をくぐると薬師神社の境内になっていて、
特に眼病にご利益があるとされているそうです。
しみじみと「時の鐘」を聴いて、「鮃」が思わず漏らした「本音」とは。
もし、「鮃」が「僕の眼、もしかして病気なんじゃないの?」と気に病んでいるとしたら、
「僕もみんなと一緒がいい」と願っているとしたらと思うと切なすぎる
今は泰然と構えているようでも、かつて悩んだ日々があったのではないか・・・。
「鮃」を主人公にしているところ、措辞が「眼」に結びつくところ、一味違うと唸りました。

【没】大鮃右を向きたる墨魚拓
【並】釣天狗魚拓のひらめ右を向き    吟  梵
これも語順ですね
私の句は、俳句らしい言い回しにしようとして、ちょっと分かりにくくなっている。
対して、吟梵さんの句は一読してすぐに伝わります。
俳句はやっぱり、このスピード感がいのちだなと。
一読してスっと意味が掴めること、大事ですね
あと、「大鮃」と書くと「おひょう」になると火曜日のお便りの中にありましたが、
「大鮃(おおひらめ)」の句は木曜のリストに27句ありました。
「しまった?」と思っていたので、ちょっぴりホっ


◆五句選(【人】から、お気に入りの句を少しだけ紹介させて頂きます。敬称略)

ひらめよ空を飛びたいか星の名を言え   つぎがい
痺れました!
「鮃」の、無数の星をあしらったような体表から、「星」との取り合わせが多かった中、
この語り掛け、最後の「星の名を言え」という命令形が非常に新鮮で。
名を告げた星に向かって、夜空をひらひらとはためきながら飛ぶ「鮃」が見えました。

喰う寝る喰う寝る鮃の腹白し         猫愛すクリーム
「鮃」の一日は「食う寝る」の繰り返し。
シンプルな暮らしの中で、「鮃の腹」はこんなにも白いと・・・。
人間も、「食う寝る」の繰り返しだけど、なんだらかんだらいろいろあってごちゃごちゃで、
腹の中は全然真っ白じゃなくなって、時々泣きながらすべてを洗い流したくなる。
「鮃の腹」の白さが眩しくて切ない。

寒鮃しづかに今を濡れてをり         平林檸檬
「冬うららか海豚一生濡れてゐる/池田澄子」を思い出す一句。
「寒」「しづか」「今」「濡」という言葉の連なりが、何とも言えず「鮃」にぴったり。
擬態して身を潜めているだけでなく、捕食者として鋭い一面があると分かって、
「しづか」な「今」がまた一段と深く感じられるようです。
海底の、緊張感を秘めた「今」。俎の上で為されるがままの「今」。
いつの時も、「鮃」は「今」を濡れているのですね。

火星より深海遠し鮃の目            かもん丸茶
座五から、平面に二つ並んだ「鮃」の「目」がギョロリと存在感を放つ。
宇宙も神秘に包まれているが、地球にもまだまだ未知の世界があるのだ・・・!
「上ばかり見てる場合かね?」と現実を突きつけられる思いにもなったり。
「火星」の持つ乾いた暖色から、「深海」の持つ暗く重たい寒色までの振れ幅も素敵。
そして「鮃」は砂地の「アースカラー」なのも何だかとても意味深く感じられます。
空間・時間の広がりに加え、この色彩イメージの豊かさにも非常に惹かれました。

鮃待つ磨きぬかれしカウンター        福蔵
手入れの行き届いた、品のいい小さなお店を想像しました。
さり気なく、季節ごとの花も飾られているかも知れません。
女将はきっと穏やかに見えて毅然としたところのある人。
人徳に常連さんが集まってくる。
この店内の、空気までもが凛としてしみじみ旨いに違いないです。
他の魚では醸し出せない味わい・・・この空気感が「鮃」なんだなあと感じました。


いっっっぱい好きな句あるのですが、書ききれないのでここまでで
今回もたくさんの学びがあった『俳句ポスト』でした。
掲載の皆さん、おめでとうございます!!!
次の「うらうら」も楽しみです

2019年2月 6日 (水)

◆「冴返る」聞き書きです♪

今治五七五『俳句チャンネル』ー!
めぐるのへちょい聞き書き始まるよ~っ!
今回の兼題は「冴返る」、
オープニングナンバーはこの時期の定番にして名曲中の名曲「早春賦」、
パーソナリティのお三方は、Gさん、だりあさん、みかりさんです。

表記間違いなどがありましたら、是非お知らせください!すぐ修正します。

◆群れなして鳥渡る空冴返る  子犬
「鳥渡る」は秋の季語なんですよね。季語はどちらか一つにして、この句をもとにして二つ句を考えてもらえたら。

◆冴返る締切すぎた申し込み  司啓
出そうと思ったら締切過ぎて、コレはいい句なのにってこの「冴返る」とその気持ちがピッタリですね。

◆道産子の鹿毛の瞼や冴返る みなと
「鹿毛瞼」とありましたけど、「の」を入れさせて頂きました。中六ではちょっとリズムが悪かったので他の読み方があれば教えてください特殊な読み方があればルビを振って頂いてもいいので・・・。「瞼」に焦点を当てたのが良かったです。

◆外つ国の人の実習冴返る  比良山
手つきが覚束ないというか、心配な様子が「冴返る」かな・・・あったかい国から来た実習生への思いやりの気持ちかもですね。

◆冴返る盗み読みした妻の遺書  ぐずみ
こわいよ~「同じお墓に入りたくない」とか口で言えないからわざと盗み読みさせてるとか?冴返りました

◆冴返るコピー機はまた紙詰まり 蜂喰擬
ありますあります!わかる!今朝もやりました、ちゃんと直しましたけど冴返りましたよ一瞬。

◆企業より祈りのメール冴返る 富山の露玉
「今回は残念ですが云々今後のご活躍をお祈りします」と・・・「冴返る」とうまく繋がりますね。

◆冴え返るカーブミラーの結露せり  立志
類想類句はたくさんあるけれども、「冴返る」という実態の見えない季語ににキチンと映像を持ってきたのは手柄。

◆無声なる深夜映画や冴返る  彩楓
「無声映画」、「深夜」だったらコワイですよね、昼間見てもちょっとね

◆冴返る取分皿の逆さ積み  小川めぐる
普通上向けて置くのに、何故逆さにしているのか?・・・ということでしょうかね。

◆素振りして斬る月光や冴返る  のんしゃらん
かっこいいこれは、真剣だと思うよ。木刀や竹刀じゃなくて。月光を斬るんだからね。これは「冴え返る」に違いないと思うよ。

◆冴返るジーンズのまま往診に  砂山恵子
患者さんが急変して、車を飛ばして行ってるんじゃないかしら。白衣がはためいているような緊迫感がありますね。「冴返る」ですね。

◆冴返る切れたのは吾の集中力 ゆすらご
どういう場面なのかっていうヒントが欲しいのと、自分のことなら「吾」と言わなくても分かるので、そのあたりご一考頂けたらと思います。

◆冴返る祷りの磐の幣震え  花南天
古いお宮なんか行ったら、ご神体?大きな岩を祀っている。古い漢字を使っているのにも重みがありますね。

◆冴返る答案用紙とおさげ髪   桂奈
共通一次も終わって、今から本番という感じの景だと思います。「頑張って」という応援の気持ちが入っているのかな。

◆冴返る連絡取れぬブリーダー  かつたろー。
血統犬が欲しくて今でないと時期がずれるのに連絡が取れない、と。マニアックな句は高得点にはならないけど、ハマる人にはハマる。


かつたろー。さんの句は、個人的に映画「冷たい熱帯魚」を思い出してゾワワ
事件そのものもですけど、本当に本人かと思ったほどのでんでんの怪演がまた恐ろしい。
そんなことを思いながらキロロの「未来へ」を挟んで、【天】の発表です。

G「立志さんの、頂きます
だりあ「それも具体的でいいんですけど、やっぱり馬好きで、『道産子』の句を」
みかり「私も『結露せり』を『冴返る』と結び付けたところ良かったんで、立志さんの」

【天】冴返るカーブミラーの結露せり  立志

立志さん、おめでとうございます!!
「カーブミラー」がよく見えないと本当に怖いしゾクゾクっとしますよね。
私も山道を自転車通学していたので、身体感覚よく伝わります
Gさん、風邪とのことで今日は鼻声でしたが、
推し句が【天】に決まって気分良く帰れるのではないでしょうか。
私も昨日寒暖差のせいか頭痛でセデス飲んで寝ました・・・
体調を崩しやすいので、皆さんもこの「冴返る」時期をくれぐれもご自愛ください!


番組フェイスブックより     

今募集中の兼題は2月10日(日)〆切
鳥の巣」と「夜半の春」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com  
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

再放送は水曜22時より、コチラでお聴きいただけます。是非お楽しみください!!

2019年2月 2日 (土)

◆「水星少女歌劇団」

『現俳協ネット句会』で「水星」を使った時に、先行句がないか調べたところ、
宮沢賢治の詩「春 水星少女歌劇団」がHITしました。

草稿そのいち
草稿そのに
草稿そのさん

タイトルなど、宮沢賢治もこうやって推敲を重ねていたんですね。
それにしても、「水星少女歌劇団」だなんて、なんて素敵な言葉と思いませんか!
季語をつければ俳句になりそうです。

春兆す水星少女歌劇団
風光る水星少女歌劇団
夏めくや水星少女歌劇団

・・・皆さんならどんな季語をあてますか?

2019年2月 1日 (金)

神さまは案外適当ねえ鮃

『俳句ポスト』兼題「鮃」の結果発表です。
苦手な海(魚)の季語ということで7句しか送れませんでした
そのうちの3句目を【人】に採って頂き感謝です

神さまは案外適当ねえ鮃


この「ねえ○○○」という言い回しは、もしかすると先人の句にもあるのかも知れませんが、
私自身は『現俳』平成27年12月句会で初めて見たものです。
(灰汁さんの句で上五「ねえ海鼠」でした。)
食べたことがなくて、実感として捉えられず採り切れなかったけれど、
「ねえ○○○」という呼びかけがとても新鮮で、いつか自分も使ってみたいと思っていました。
「鮃」でようやく使えて、【人】に採って頂いて、本当に嬉しいです。
それとともに、苦手な海(魚)の兼題を、取り合わせの句ではなくて、
雑詠ぽい、呟きの句で採ってもらえたこともとても嬉しいです。
兼題を雑詠のように詠む、ということは大きな目標のひとつ。
次の「ていれぎ」そして続く「柏落葉」でも力みのない句を詠めたらなと思っています。




◆1月句会の結果です

ふ~~~~、今月は3句中2句に点が頂け、累計36pに。
選んでくださった方々、感謝です

春隣きみどりいろの塾かばん (3点)
水星は小さき星なり冬の蝶  (1点)

「冬の蝶」は、幸江しゃんが採ってくれてました、嬉しい~~~~!!!
(幸江しゃん、3句得点おめでとうございます!)
そして、ハイポニストでもある古都ぎんうさんから、さるぼぼさんと一緒に採って頂いたり、
(さるぼぼさんの「寒四朗」の句、私も注目句のひとつでした!)
選句の方では耳目さんと同じ「オムライス」の句を採っていたりで、
(耳目さんの「双六」、着眼点がさすが・・・!)
ときめきポイントがたくさんあった1月句会でした

今期も残すところあと2回、私は目標まであと14pですか
・・・春は好きなシーズンなので、点数のことは忘れて伸び伸び詠みたいと思います
皆さんどうぞよろしくお願いいたします~!!!

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