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2019年3月

2019年3月31日 (日)

◆お知らせです

リニューアル以来なにかとご不便をおかけしております(汗
編集もしにくく、コメント欄も不安定な状態が続いているようなので、思い切って引っ越ししました。

*使い勝手の良いところを探してライブドアに落ち着きました!
 (最初別のアドレスを貼ってしまい、寄り道させてしまってすみません💦💦💦)

「る印日記」
http://ruttiori2019.livedoor.blog/
どうぞよろしくお願いいたします!!!

ココログに頂いたコメントへのお返事がいろいろと出来ていませんが、どうかご容赦を。
新しいブログで心機一転イチから始めたいと思いますので、
よろしくお付き合い頂ければ幸いです!!!

2019年3月28日 (木)

◆「植木市」聞き書きで~す!

またまた遅くなり申し訳!(≧へ≦)
『俳句チャンネル』兼題「植木市」の聞き書きです。
オープニングナンバーは「春なのに/柏原よしえ」。声綺麗~~~~!
パーソナリティは、賀茂鶴さん、すずめさん、まりんさんのお三方です。


◇今治の市民の森で植木市  真面目マン
♣「それがどうした」(笑)。「市民の森」という場所に思い入れがあるのかも知れないけど、それなら「今治の」を除けて、自分の思い出を語ってくれたら。みんな「それがどうした」と言われて育ってますので、一緒に勉強していけたらな、と思います。
       

◇孫の背を追う石畳植木市  佐東亜阿介
♣孫を追いかけて「植木市」どころじゃない感じ、凄くよく分かります!「植木市」を上五に替えた方がスッキリするかな。あとで唐突に出て来るので。名詞ふたつを畳み掛ける窮屈さもありますしね。景はよく見えます!
       

◇元上司と植木市の終わりかけ  司啓
♣終了間際で値引きされている植木を狙っていたら、元上司とバッタリ?この上司との関係性がちょっと感じられたり、「終わりかけ」が夕方のことなのか期日的なことなのかヒントがあれば、また変わってくると思います。面白い句でしたね♪
     

◇植木市いよいよ木々のビックバン   桂奈
♣「いのちの躍動」とかそういう意味で「ビッグバン」と言いたかったのでしょうけど、ちょっと離れすぎてる。「ビッグバン」という言葉を使ってみたかったのかなと思います。春はいろんなところで命の誕生が始まっているので「植木市」で感じなくても・・・。
 

◇軽トラで迎えに来いと植木市   かつたろー。
♣軽トラでないと乗らんくらいたくさん植木を買ったんでしょうね(笑)「オマエこれどこに植えるんぞい!どうせ枯らすくせに」(笑)胸が痛いですね、よく分かりますね(笑)
   

◇先折れの枝に包帯植木市  砂山恵子
♣何故か「植木市」でよく見ますね、巻いているんですよ包帯。巻いてるうちにくっつくのかな。じゃなかったら手当しないもんね。今度ちょっと植木職人さんに聞いてみよう。
       

◇T字路の通り抜けれぬ植木市    みなと
♣「T字路」だから通り抜けられませんよね・・・。「抜けれぬ」は「ら」をちゃんと入れた方がいいですよね。もしくは「通り抜け出来ぬT字路」かな?ちょっと景が見えにくいので、もうちょっと簡潔に教えてください。
 

◇植木市値札の踊る漢数字   比良山
♣「値札」が風にひらひらと踊ってる?字が躍ってるんだったら「値札に踊る」が分かり易いかな。これどっちが言いたいかで変わってきますね。目のつけどころが面白いと思いますよ。
      

◇植木市名の無い鉢を連れ帰る  ゆすらご
♣愛情や優しさが感じられる句だと思うんだけど、「名も無い鉢」というのがちょっと曖昧だと思うし、こういう発想は類想ありそうかな?ついてた名札もどっかいっちゃってわざわざつけるほどもないような小さな鉢かな。
   

◇軽トラの行列植木市ワイワイ  花南天
♣「ワイワイ」はいかんワイ(笑)。使えないことはないと思うんですけど、俳句の言葉選びとしてはチョット安直かな。もっと別な、賑わいを表す適当な言葉があると思います。もうちょっと別な視点でもよかったかも。

◇土塊に匂ふ荒縄植木市  ぐずみ
♣「土塊」っていうのは根っこでしょうね。「土塊」が匂ってるんじゃなくて「荒縄」が匂ってるんですね。このへん整理が必要かな?
         

◇波平とかつおが歩く植木市  己心
♣全国にたくさんいるでしょうねえ、親子で「植木市」歩く。ある景だよね!   

木漏れ日の中の木漏れ日植木市  立志
♣俳人の眼のつけどころだと思いますね。木漏れ日の下で植木市が開かれていて、その鉢植えの下にもミニ木漏れ日が・・・。植木市らしい景になっていると思いますし、綺麗ですね。光がしゃらしゃらしている感じもするね。
    

◇売れ残る「光源氏」や植木市  のんしゃらん
♣躑躅に「光源氏」っていうのがあるみたいです。でも売れ残っちゃったんですね。まだ咲いてなかったのかな。
    

◇植木市雅な名札ひるがえる   富山の露玉
♣やっぱり、いろんな名前がついていますよね。「紫式部」とかもあるしね。

そして「サボテンの花/チューリップ」を挟んで、【天】の発表です!
賀茂鶴「『木漏れ日』かな」
すずめ「やっぱり『木漏れ日』かな」
まりん「『元上司』も『軽トラ』も『漢数字』も良かったんですけど、やっぱり・・・」
という訳で、

【天】木漏れ日の中の木漏れ日植木市  立志

に決定しました!!立志さんおめでとうございます!!!
好天の中の心地良い賑わい、キラキラした日差しと緑の香りを感じました。絵本のような「植木市」ですね♪
私も植木は大好きなんだけど、なかなかうまく育てられなくて、鉢ばかり溜まってます(^^;
そんな中、植え替えた後冬の間にすっかり枯れたように見えていた木瓜が息を吹き返し、葉を出し始めました。
昨年は花芽がなくて殆ど咲かなかったけど、今年は花芽を確認しているので多分いっぱい咲いてくれるはず。
桜の開花宣言も聞かれましたし、これから春本番へまっしぐらといきたいですね!
投句、投句も頑張ります!!  

💡番組フェイスブックより💡

今募集中の兼題は4月7日(日)〆切りで「花見」と「蜃気楼」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com  
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

2019年3月24日 (日)

◆『湯豆腐句会』3月句会の結果です

毎月第3日曜のお楽しみ!
今月は、3句中2句に点を頂けました、感謝です!

弁当の匂いの鞄夕蛙  (1点)
きゅりきゅりと回す蛇口や桜冷 (1点)

「夕蛙」はぎんうさん、「桜冷」は望生さんに採って頂けて幸せ!!!
「桜冷」は『るるる句会』の「中七や」で考えていたうちのひとつでした。
点が入って良かった~!(^0^)
そして、比良山さんに「上五や」で2句に点が入りましたね!
1句はやち坊主さんの選が入り、2句ともに管理人選に入っているのが快挙です、
おめでとうございます!!
「スマホ」の句は、着信のリズム自体が「うつらうつら・・・」と聞こえるような。
そんな感じの電子音、ありますよね(^^)
本当なら着信音でピク!っと目覚めてもいいのに、のどかなメロディなので逆に聴いていると眠くなるような感じを思い浮かべました。
「空五倍子(うつぶし)色」は、特訓の成果ですね💕
読んだ瞬間「比良山さんの句かな」と思い、こっちもかな?と思った「若草色」の方を採ったことを白状しておきます(^^;
次の『るるる句会』でも比良山さんの「色」楽しみにしています!!
私も頑張らなきゃ~~~!!!


◆「自句自戒」です

『俳句ポスト』『俳句生活』と盛りだくさんのなか、ゆっくり選評を読ませて頂きました
その間にココログさんのリニューアルに突入し、ログイン出来ない状態が長引いてしまって記事がそのままになっていましたが、
闇から闇に葬る訳にもいきませんよね(笑)・・・いつものように★コメントを中心に振り返っていきます。


******と泣く***や桜**(13点)並選3、予選7、逆選6
【作者コメント】
動詞季語は迷ったので、皆さんからのご意見を参考にまた考えてみたいです。
△「***」が泣くという表現は良くあるように思いました。
△おそらく作者の中では明確な景があるはず。その景が読んだ人に伝わりきれないかも。
△泣くという表現にはやや引っかかりを覚えました。ここが違う表現だったら○候補
△泣くと感じるならばその理由がわからないとオノマトペが生きて来ない様に感じました。
★「***」に対して「泣く」という表現が引っかかりました。
★この句に工夫を加えるなら、擬人化や比喩ではない気がします。
★「泣く」とした意図が汲み取れませんでした。
★季語に少しズレを感じます。
★もっと合う季語があるような気がします。
★なぜこの季語と取り合わせたのか

ずっと「***」の音を詠みたいと思ってまして、ここにぶつけてみました。
最初別の季語を当てていて、ベタすぎるだろうかとちょっと離してみたのが失敗
いやむしろオノマトペからの音韻を意識してチョイスした「泣く」が大失敗
季語の気分との食い違いで、句の景が立ち上がりにくくなってしまいました。
作者としては也緒さんの読みのように思っておりましたが少し遠すぎたかもです。
十二音が下五の気分と合っていてこそだなと
迷った部分はやはり句に疵となって浮かんでくるのだなと改めて感じました。
「泣く」を別な動詞に替え、しっくりくる季語を探す旅に出ます!

カナリアの*****やサイネリア(7点)予選7、逆選5
【作者コメント】
『俳句ポスト』の兼題で考えた句。「サイネリア」の原産地のひとつがカナリー諸島ということで「カナリア」と合わせてみました。類想が山とありそうです・・・。
△少々安易かと思い△にしました。
△現実の光景として想像できませんでした。
△チョットぴんと来ないものが残りました。
★「**」ではありきたり。別の表現を見せて欲しかったです。
★今ひとつしっくりこないような気がします。
★わかりますが、わかりすぎだと思います。
★この季語は(主観ですが)日光が合うような・・。色彩が命の季語かな、なので。
★カナリアとサイネリアのどちらに目をやるか迷う上、色合い的に**にサイネリアは目立たない気がする。

今回のネッ句・・・なかなか3句揃えられない私・・・あうあうあ~~~!!!
「カナリア」と「サイネリア」の取り合わせが安易、中七に置いた時間帯も問題。
『俳句ポスト』への投句では、この後「中七や」から離れて時間帯をズラしたものもあり、
「晴れ」「青空」と合わせた句もあるので、そっちで何とかなってくれんかとの思いです。
ところで「カナリア」もウグイスなどと同じで繁殖期はよく鳴いて、春を過ぎると鳴かなくなるとか。
「歌を忘れたカナリア」も、時期が来ればまた歌うようになるのですね!
私も焦らずいこう、と言い聞かせました

***の*****や*** (16点)並選2、予選12、逆選3
【作者コメント】
息子がダーツに嵌っていた当時の原句「少年の腕の撓るや風光る」からの変化形。
景はより具体的に出来たと思いますが
類想かな(汗)。
△ぴったりですが少々近すぎか?
△内容が平凡。同じ予選句でも0.35点。
△「**」という言葉を具体的に表現したらもっと良いかも。
△類想多くありそう
△季語は初夏がいいかなと思いました。
△「*****」はやや緩い
★既視感が強く発見が少ないように思いました。
★物足りているところが、物足りないです。さわやかもいいですが、癖が欲しいです。
★**がどうなのかを本句では想像に任せず、様子が要るかと思います。

やはり「類想」とのコメント多数。そして「初夏がいい」とのアドバイス頂きました!
中七の名詞は、動作を具体的にとのお言葉も。
また別な表現が思い浮かんだら、初夏の句にしたいと思います。あ、「夏近し」や「夏隣」もいいかな?
選手名を挙げてくださった方もおられ、景を鮮やかに描いて頂いたことが嬉しいです。
ちなみに、私のイメージは明訓高校の殿馬くん(by「ドカベン」)~中日の立浪選手です


本当なら、15日締切の『伊吹嶺』に推敲句を出す予定でしたが、うまくまとめきれず(汗)、
13点句のリメイク版は『現俳』に、16点句の方は来月の『伊吹嶺』に出して結果を仰ぎたいと思っています。
良い報告をしたいものです・・・ドキドキ・・・。

◆『伊吹嶺』3月句会の結果です

「るるる句会」の句を練り直して投句しようと思っていたら、16日になっていてアウト💧
しかし締切までにまとめきれなかったのも実力ですね💦
幸いまだ春なので、4月15日には間に合うようにビシっと推敲案を出したいと思います。

そして3月句会で3点獲得の彩楓さん、おめでとうございます!!
「方位磁石」に想像を膨らませる力があって、自身の旅とともに蝶の旅をも思いめぐらすことが出来ますね。
「昼」という最もうららかな時間帯が、その想像をどんどん、とろとろとふわふわと広げていってくれるような。
私もこういうふうに相乗効果のある言葉選びを出来るようにがんば・・・ぐぐぐっ、道は遠いけどガンバるぞ!!(≧へ≦)



2019年3月21日 (木)

◆「孕み鹿」発表です!!

遅くなりました!!!
19日から始まったココログさんのリニューアルが長引いて、
編集どころかアクセスも出来なかったりした上に、
記事編集画面もすっかり変わっていてイラっとする気持ちを世界フィギュアで洗い流しております!
(絵文字とか色指定とかが「あうあう~」💦)
そんな訳でまたまた遅くなりましたが、「孕み鹿」の発表です~~~~。
オープニングナンバーが「ガンダーラ/ゴダイゴ」なのは「奈良」繋がりでしょうか。
作詞が奈良橋陽子さんですものね♪
そんな粋な選曲をしてくださるパーソナリティの皆さんは、賀茂鶴さん、すずめさん、まりんさんのお三方です。
いつものGさんが欠席なのはご病気ではなく3~4月はお忙しいとのこと。
残念ですが、賀茂鶴さんのハスキーヴォイスを堪能したいと思います💕


◇群帰る森へ夕陽と孕み鹿   花南天
🎶大きな景が見えますね。「群れ」の中に「孕み鹿」がいるんですね?それとも鳥の群れなのかな?いろんな「群れ」が帰る森へ、夕陽もまた帰っていくよと。語順がちょっと難しいかな?そのあたりご一考ください。

◇海水を噛む孕み鹿遠くして  みなと
🎶「海水を噛む」という景が・・・カプカプと噛むように飲んでるのかな、馬みたいに。「遠くして」は・・・その鹿を遠くから見ているのか、状況を分かりにくくしている気がします。

◇涅槃仏めける杓文字や孕み鹿 佐東亜阿介
🎶「めける」、涅槃仏のように見える杓文字・・・これには「ごとき」とかの言葉がいいような気がしますね。作者の感動の中心が「杓文字」の方にある気がして、「孕み鹿」の印象がぼやけますね。それなら映像を持たない季語を持ってくる方が合うかも知れません。   

◇きんいろの森の静けさ孕み鹿  桂奈
🎶「きんいろの森」って、黄葉のイメージがあって、それなら「秋」かなと思ったんですが、朝の日差しに満ちたジブリの森のような。景がすごく綺麗に迫ってくる気がします。「孕み鹿」の姿が神々しいね。「孕み鹿」には「きんいろ」だね!    

◇後退りながら睨むや孕み鹿 かつたろー。
🎶「孕み鹿」も気が立っているから。切字が強すぎるので、「しながら睨む」でもいいかも知れません。       

◇孕鹿眠る芝生のへそあたり  司啓
🎶芝生のくぼみのあたりでしょうね。公園の芝生の真ん中あたりにそういうくぼみがあって、堂々と「孕み鹿」が寝そべっている。動物って囲まれてると安心するんでしょうね。分かりますね!       

◇煎餅を遅れてねだる孕鹿  比良山
🎶謙虚な鹿(笑)。配った後で、「まだおった!お腹が大きいんやったらもっといっぱいやったのに」って(笑)。面白い句でしたね♪     

◇朝の風耳振るはせる孕鹿  ゆすらご
🎶ブチっブチっと体言止めでくるよりも、「朝風に」と一物仕立てのようにサラっと流した方がいいかも。

◇牡鹿を掻き分け進む孕み鹿  己心
🎶この「孕み鹿」は一番に煎餅をねだりにくるね(笑)。負けてない!       

◇陽だまりに寝そべる奈良の孕み鹿  立志
🎶「奈良の」と言う必要があるかどうか。   

◇孕み鹿猿沢池の草に臥す 彩楓
🎶これも同じく奈良の鹿なんですけど。「臥す」というと体調悪い、弱った感じがする。

◇胎動を草にも伝へ孕鹿  のんしゃらん
🎶「胎動」がちょっと感動的な言葉だけど、「伝へ」じゃなく自然と伝わるんだろうと思うけど。別な生命を感じさせるような大きなもの、「大地」とかがいいのかなと思ったり、「にも」だからそれも含まれてるのか。

【天】の発表前は「赤いスイートピー/松田聖子」でクールダウン。ほんと春の感じですよね・・・なんかチクショーだわ・・・。
賀茂鶴「きんいろの森♪」
すずめ「賀茂鶴さんの評にほだされました。『きんいろの森』で」
まりん「『群帰る』も素敵だなと思ったんですけど、じゃあ今日は・・・」

ということで決定しました! 
【天】きんいろの森の静けさ孕み鹿  桂奈
桂奈さん、おめでとうございます!!リストを見た時、私も「これ!」と思いました💕
「ジブリの森」という言葉が出ましたけど、ほんと清々しくて神々しくて、「孕み鹿」のシルエットがくっきりと浮かんで。
季語がありありと姿を現す、感動の中心が立っているという景のぶれなさが素敵です。
それに引き換え、またもや投句忘れで土俵にも上がれない私💦何をやっとるんだ💦💦💦
もはや限りなく「ガンバル詐欺」に近づいておりますが、次こそホントに頑張ります!!!💨💨💨      
★番組フェイスブックより★
今募集中の兼題は3月24日(日)〆切りで「花薺」「仏生会」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com 
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

2019年3月18日 (月)

◆3月末日締切の兼題:「燕」

俳句仲間が増えるかも!!!ということで、張り切って記事書いております
『俳句生活』兼題「燕」~~~~~っ!

◆季語解説
「燕」(季節:春、分類:動物)傍題:燕来る、つばくらめ、つばくら、つばくろ、玄鳥、乙鳥
春彼岸の頃に南から渡ってきて、秋彼岸の頃に南へ帰っていく鳥。
渡来時の新鮮な印象があり、見かけると春の季節を満喫したような気分になる。

<注意!>「燕の巣」は別季語、「燕の子」は夏の季語になっています。

◆例句(『575筆まか勢』『増殖する俳句歳時記』『俳誌のsalon』より抜粋)

ここからは歩いてゆかう初燕 高澤良一
つばめつばめ泥の好きなる燕かな 細見綾子
オリーブの空まつしぐら初燕 壺井 久子
傘ひらくときや燕の掠めける 宮津昭彦
城を出て町の燕となりゆけり 上田五千石
村中の水光らせて燕来る 石井紀美子
滝壺へ落つるが如き燕かな 比叡
燕に雨はななめに降るものか 成瀬正俊
燕や流のこりし家二軒 高井几董
遠きほど海の光りて初つばめ 茂里正治

「燕」と言えば、やはりあのスピード感!
軒下に巣を作ることも多いので、子育ての様子なんかも馴染みが深いですし、
スイっとひらめく姿がなんといっても印象的ですね。
「燕」が雨を感知する能力があるのかと思ってて、違ったのが軽くショックです。
餌となる虫が空気中の水分で羽が重くなり低く飛ぶので、捕食者の「燕」も低く飛ぶと。
ちょっぴり神秘を失った気分ですが、それでも「燕」のカッコ良さには変わりありません。
気を取り直して、取り合わせに使われている言葉をざっと探ると、
「山」「海」「川」「水」家」「町」「橋」など・・・色では「青」「白」「黒」「金」が目立ちました。
何年か前に、駅の改札に燕の巣が・・・といったニュースもありましたね。
馴染みの深い鳥だけに、一物は詠まれ尽しているような感もありますが、
多くの人の共感を呼ぶ、少しでも新鮮な景を探したいです。

◆参考記事
・「」(Wikipediaより)
・「名前の由来
・「ツバメ」(ブログ「鳥へぇ」より)紫外線反射率で雄雌が分かるとか離婚率とか・・・。
・「ツバメとは」(「コトバンク」より)燕のスピードなら火も盗めそうです
・「高円寺氷川神社」(日本唯一の気象神社)燕は雨の神様の使いだって思ってた
・「燕石考:南方熊楠の世界」(ブログ「日本語と日本文化」より)
・「幸福の王子燕の話と言えばこれ!


まずは「桜鯛」からですが、「燕」も頑張ります!!

2019年3月17日 (日)

◆3月20日締切の兼題:「桜鯛」(追記あり)

「桜鯛」では「とにかくたくさん作ってみる」ということで、いつもより早く取り組みを開始します。

◆季語解説
・『俳句ポスト』より
桜の季節に、内海に卵を産むために集まってくる真鯛のこと。
加えて、生殖時期になると雄の腹が赤くなることも呼び名の由来となっている。

Photo
(「天草の桜鯛」コチラのページより)

釣りが趣味な方はまた違うかと思いますが、私が「鯛」で思い出すのはこの色です。
華やかな桜の季節、美しい婚姻色、結婚・出産など祝いの席に欠かせない「桜鯛」。
「言祝ぎ」のこころを主軸に考えたいと思います。


◆例句(『575筆まか勢』、『俳誌のsalon』より)

桜鯛さげて少女の瞳の涼し   阪本謙二黒く潤んだ「瞳」が見える
桜鯛揚げて虹生む船生簀    松本幹雄実景の迫力、季語の主従
桜鯛百畳の間を進みけり    柴田佐知子数詞により盛大な宴が想像されます
うろこ飛ぶ男料理の桜鯛     中村純代「男」と「桜」の取り合わせ、豪快感
地鎮祭神饌の桜鯛跳ねてゐる 永野秀峰「鎮」と「跳」の対比、珍しい中七使い
灯の急に明るむ桜鯛の出て  鷹羽狩行ぱっと場が明るくなる「桜鯛」の力
たっぷりとつかはれる水桜鯛  木下野生ゆったりした調べ、贅沢感
よこたへて金ほのめくや桜鯛   阿波野青畝幸福な色彩感
トトトトと鳴る徳利や桜鯛     京極杞陽祝いの席らしいオノマトペ
喪の家の焼いて縮める桜鯛   大木あまり確かな「観察」
玄海の藍より生まれ桜鯛     あさなが捷「対比」が美しい
竜宮の玉の色なり桜鯛       小林朱夏「比喩」が美しい
粒揃ふ歯ありて古稀の桜鯛   品川鈴子歯並びの良さが目出度い。

参考にしたい句がたくさん
五音の季語で、上五と下五に置きやすいですね。下五の方が多い印象です。
中七、句跨りも少ないながらありました。
色の取り合わせは「ブルー系」が多いような。
「瀬戸内」「明石」「相模」など、地名もよく使われています。
「るるる句会」で取り組んだこといろいろ、すべてブッ込むつもりです(ぎららっ!)

◆参考記事

・「鯛の漁獲量ランキング」(ブログ「地域のいれもの」より)
・「世界のタイ漁獲量ランキング」(ブログ「GLOBAL NOTE」より)
・「桜鯛」(画像一覧)
・「桜鯛とサクラダイの違い」(ブログ「ぱんどる画伯の独り言」より)サクラダイも存在する
・「桜鯛ってどんな魚?」(ブログ「ぐるめ亭」より)ほんとだ眉(?)が青い!
・「桜鯛のうそ!」(ブログ「漁師の食卓」より)方言の味わい
・「サクラ色に誘われて」「桜の化身、桜鯛」(ブログ「横浜丸魚株式会社」より)
・「ドングリ眼、魚の目は面白い」(同上)
・「便利!鯛のウロコ取り」(ブログ「Pouch」より)まさに面白いように・・・!
・「プライドフィッシュ(福岡)」(「PRIDE FISH 漁師が選んだ本当に美味しい魚」より)
・「プライドフィッシュ(大分)」(  同上  ) 
<追加>
・「鯛の鯛」(ブログ「makaroni」より)
・「アイシャドウをつけた鯛」(ブログ「漁師の食卓」より)
・「祝婚歌」(吉野弘さんの有名な詩です)

魚の瞳孔は開きっぱなし。
黒目の大きな魚は、気力が漲っているようでいかにも新鮮ですね。
恋する瞳も瞳孔が開き、潤んで煌めきます。
「桜鯛」の美しい色は婚姻色。
お祝いの席で「桜鯛」の目がウルウルきらきら見えるのもまた素敵ですね
世界に目を向けると、トルコ・ギリシャでもよく獲れるようです。
あちらの青空の下では、桜鯛の色もひときわ明るく映えそうですね!!!
いろいろ、いっぱい、イメージしたいです。

種蒔いてやがてあかるき母の声

今年初めての実家との連絡は、「母入院」でした
疲労骨折のようで、振り向いた拍子に足を折ってしまったとのこと・・・
(現在はリハビリに移っていて回復一途)
この機に母も携帯を持ったというので、院内のマナーに触れない程度に連絡しています。
気晴らしになればと思って送った本が「花の歳時記/夏井いつき」、
そして句友のときこさんが作ってくれた私の句集「はちみついろ」です。

Photo_5Photo_9
今年の初めに贈って頂いて、もう震えて泣き出すくらい感激!!!
自分のガラケーではどうしても写真がうまく撮れないので、
今度息子のスマホで撮ってもらって差替えようと思います
本当に本当にありがとうときこさん!!!

家族にとっても大変な刺激になったらしく、父や母が早速俳句を作るようになりました。
どうやら神戸の妹にも飛び火したらしい
何より母が、病院の窓からいろんなものが見えると言って、たくさん作ってくれたのが嬉しい
何句か聞かせてもらって、覚えているのは

青空をくるり旋回サシバかな  母

「サシバ」というのはタカ科の鳥でトンビに似ていて少し小ぶりです。
空中では大きさの違いは目で見ても分かりませんが、鳴き声が違います。
トンビは「ピーーーヒョロロロ~~~~」とのどか、サシバは「ピックィーーーー!」と鋭い。
・・・と調べて、私もよく聞いていたことを思い出しました!!
なんとサシバも絶滅危惧種とのことで、こんなコンテストもあるのですね!
いつまでもサシバの声が響き渡る空であるよう願います!!!

それから、私の句集から「なんか良かった句あったね~?」と聞いたところ、
以下の句を挙げてもらいました。

父のお気に入り句

時鳥啼いて地球をあをくせよ

母のお気に入り句

早蕨や寝釈迦のやうな山にゐて
善きことのぽつぽつありて豆ご飯

「寝釈迦のやうな山」で、「鞍岳山だ」と思ったそうです。
私もそのつもりで書いたの~~~めっちゃ嬉しいよ~~~~
Photo

小~中学校の遠足はだいたい鞍岳登山でした。
なので今でもゴロゴロの石道や山道が大好きです。
俳句のおかげで母と楽しくお喋り出来て心がぽっかぽか
改めて俳句に感謝です
さて、父母妹にも「燕」の句をお願いしてみよう

2019年3月16日 (土)

◆「第15回」のお知らせです!(追記あり)

毎月第一土曜日は「るるる句会」!
やっぱこっちの方が分かり易そうですね
定員は25名、参加希望者はこの記事のコメント欄に書き込みください。
すでに参加表明頂いた方は反映させているつもりですが、
見落とし・勘違いがあったらお知らせくださいです。
お待ちしております~~~!!!

◆「るるる句会」について
俳句をやるからには、少しでも上達したいと願っている方が多いと思います。
けれども、出来の悪い句はただ【没】になっていくだけ、
なかなか自分の句についてあれこれと言ってもらえる機会がない!
自分の句に悪いところがあったらバンバン指摘して欲しい!
いいところがあったら、どのへんが良かったのか言って欲しい!
それらの
アドバイスを手掛かりに、より良い表現を目指したい!!
当句会は、そんな私自身の切なる願いからスタートしています。
志を同じくする方に集まって頂き、忌憚のない意見の交換が出来ればと思っています。
どうぞよろしくお願い致します!!!(小川めぐる)
<追記>
上記の性質上、「るるる句会」は完全非公開で行っております。
(頂いた意見を参考に推敲の上、別の句会に投句することを前提とした句会です。)
投句された句については、コメント欄やツイッターなどへの書き込みは厳禁のこと、
皆さんにくれぐれもお願いいたします。


◆スケジュール
・参加受付締切4月3日(水)24:00定員に達した時点で締切ます
・投句受付締切4月6日(土)23:00参加受付時点から投句開始できます
・選句受付期間4月6日(土)23:00~4月10日(水)23:00
・結果発表4月10日(水)23:00~

◆定員:25名(現在の参加者:17名)まだまだイケルよ~~~! 
  司啓、比良山、古田秀、立志、くりでん、北村 崇雄、桃猫、蟻馬次朗、
  ヨミビトシラズ、山香ばし、あみま、かつたろー。、ぐずみ、さとみ、
  つぎがい、青池也緒、小川めぐる、

参加受付時から投句も受付ます♪上書きも出来るのでお気軽にご投句ください!

◆投句数:最大3句まで(1句のみでもOK)
投句にはツールを利用します。
 今回から、ツールアドレスはコチラに変わっております!
 初参加者の方にはパスワードをお渡ししますので、
 下記アドレスまでメール下さい。

 55ruttiori@gmail.com
 また、交流自体が初めてという方は、
 ①俳句歴
 ②主な投句先
 ③当ブログ(当句会)を知ったきっかけ
 などといった簡単な自己紹介をコメント欄に書き込んで頂ければ有り難いです。

◆メインクエスト:「下五かな」の型(コチラの記事もご参照ください)
◆サブクエスト:十七音の中に「」「時間」「動詞」を入れてください。
◆季語:春。晩春ならなお良し。
◆例句
<色>色彩の感じられる内容でもOK
青々と柳のかかる築地かな     蝶夢
金色の仏ぞおはす蕨かな      水原秋櫻子
メーデーの古き赤旗を愛すかな    高野素十
はきかへて足袋新しき遍路かな   星野立子「あたらしき」で足袋の白さを感じる
風車まはり消えたる五色かな     鈴木花蓑
<時間>「時間」の感じられる内容でもOK
花待てば花咲けば来る虚子忌かな 深見けん二
種蒔いて暖き雨を聴く夜かな     村上鬼城
毎日を万愚節なる者らかな      竹本仁王山
花人として二時間の疲れかな     坊城中子
ふらここを漕ぐにもあらず二人かな  中村苑子「二人」の間を流れる時間を感じる
<動詞>
蟇穴を出て貫禄の一歩かな      梶原健伯
石蓴掻く媼の腰のラジオかな     眞榮城いさを
スリッパを越えかねてゐる仔猫かな 高浜虚子
ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな     村上鬼城
ほぐれんとして傾ける物芽かな   中村汀女

◆次々回予告
5月の「第16回」は、新元号発表記念句会になります。
そこで!
このタイミングで「過去作品のリメイク版大募集」を開催したいと思います。
自身の作品でも他者の作品でも構いません。
「今ならこうする」「自分ならこうする」と思ったものを投句してください。
「テーマに縛られなければこう出来た・・・」といった句も多くあると思います。
なお、リアル句会でも他者からの推敲案は原句の作者のものになるとのこと。
気に入って自身の投句に使うもよし、推敲者に差し上げるもよし、
そのあたりはコメント欄でやりとりなさってくださいね。


ということで、皆さん是非よろしくお願いいたします~!!

調律の進まぬピアノ春浅し

『俳句生活』兼題「春浅し」の発表です。
今回は5句投句中2句が【人】に採って頂けました、感謝です

調律の進まぬピアノ春浅し
オーボエのラの音長く春浅し


この句は、先月世良美術館でご一緒した野ばらさんのお話がヒントになっています。
有難う野ばらさん!!!
そして野ばらさんはフルートできたのね!

【人】フルートのロングトーンや浅き春  野ばら

澄んだ音色が響き渡って美しいですし、「ふる」から始まって「はる」で終わる音韻も素敵。
字面的にも、片仮名と音引きのぽっかりした空間がいかにも「浅き春」。
やがてさまざまな音が重なり、より華やかな「春」に変貌を遂げるのでしょう。
さすが野ばらさん、素敵です
そして野ばらさんのお話のきっかけとなったのが葦たかしさんの句。

【人】A音の響くホールや春浅し  葦たかし

でした!「A音」というのが「ラ」なんですね。
そう言えば!と音楽の授業で習ったことを思い出しました。「ドレミ」という音階のドイツ版。
CDEFGAH(ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー)
これで何度も音階練習してました。
他にも世良美術館から生まれた句が【人】に入っていて、とても嬉しい「春浅し」でした。

そして、今回はとっても嬉しいことがあります!
ずっとお誘いしていたお友達のりんごちゃんが、ついに俳句デビューを飾りました
初投句即佳作おめでとう!!!

【佳】病棟の廊下は長し春浅し    林檎

物理的にも長いのでしょうが、心理的な長さを感じました。
初めての投句で、心情をモノに託せているあたり、やっぱりセンスありますね!
これから俳句も一緒に出来ると嬉しいな
次は「燕」よ!がんばりましょ~~~~!!!


そしてそして!!!
最後になりましたが、【天】のあいだほさん、おめでとうございます!!!

【天】春浅し何も掴めぬ足の指    あいだほ

思わず足指で近くのモノを掴もうとやってみました(何も掴めませんでした)
この着眼点、さりげない「あさし~あし」の音韻。うむむむむジェラシイわ!
私もこの春、もう一皮剥けられるように頑張ります!!

最後になりましたが、掲載の皆さんおめでとうございます!!!

2019年3月15日 (金)

ていれぎや産湯に使ふ水を汲み

『俳句ポスト』兼題「ていれぎ」の発表週です。
愛媛県の独特の呼び名ということで、非常に難しく感じましたが、
私も水の綺麗なところで育ったので、負けられない(?)とばかりに40句くらい作り、
類想・うまく言えていないと思った句をカットして約半分の19句21句を投句。
うち2句を【人】に採って頂けました、感謝です

ていれぎや産湯に使ふ水を汲み
ていれぎや風信帖を臨書して


今回は、山香ばしさんのお隣に並んでいたのも嬉しいです


◆MY FAVORITE 30(作者敬称略)
たくさんのいいなあと思った句、こんなふうに詠みたかった句から少しだけ紹介です。

微炭酸のやうにていれぎ咲きにけり    さとけん
ていれぎの流れに立ちて四分休符     トポル
ていれぎや薄刃の如き水の味       めいおう星
ていれぎを鈴振るように引き抜きぬ      山香ばし
ていれぎからなにかのしつぽがでてゐる  ヒカリゴケ

ていれぎや千二百年みづは無垢      はまのはの
ていれぎやみほとけ多き国の水       うしうし
ていれぎの萌えて静かな国境        うしうし
ていれぎや城下の子等のよく疾る     めぐみの樹
ていれぎの十字は龍を呼ぶ印       花南天anne

ていれぎや綺麗な声で歌います      桂奈
ていれぎや膳揃ひたる「萌木」の間    斎乃雪
ていれぎの清すぎていて渡れない     城内幸江
ていれぎの苦味は水の痛みとも      倉形さらさ
ていれぎを摘んで齧つて山頭火      多々良海月

ていれぎを摘む間も一種絶滅す      比々き
ていれぎや嫁げば変わる味噌の味    雷紋
ていれぎや初めての詩を贈る人      HGDT
ていれぎや水の香りの尖りたる       いつき組福岡リスナー班/由美子
ていれぎや怒れば伊予の訛り出て    こはまじゆんこ

ていれぎの星をつなげる遊びかな     とんぼ
ていれぎや豊かに厚き砥部の皿      みやかわけい子
ていれぎと名付けて草の香りだす     山内彩月
ていれぎや湧水多き善通寺         善多丸
ていれぎの花散るごとき伊予絣       瞳

ていれぎや行きくれて水うまきこと     播磨陽子
ていれぎは見たあれ絶対河童だつたよね 薄荷光
ピアニカを抱いてていれぎ咲く水辺    未補
ていれぎや空すうすうとミント色       野々りんどう
オパールの水ていれぎの常磐色      有瀬こうこ


皆さん、素敵な句をたくさん有難うございます!!
金曜日の発表も楽しみです!!!

2019年3月14日 (木)

◆結果発表で~す!

23時に結果発表に進めましたが、記事を下書きに入れたままUPした気でおりました
遅くなりましたが、「第14回」ご参加くださった皆さん、有難うございました&お疲れ様でした!

◆順位

第1位:古田秀        (54点)19番句得点2位、66番句得点3位もおめでとうです!
第2位:桃猫         (50点)45番句の得点1位もおめでとうございます!

50点以上ゾーン。
古田さん優勝&桃にゃん準優勝おめでとうございます!!
特に古田さんは★の数が3句合計でもたったの5という完成度の高さでした・・・!
私もツッコミどころの少ない、完成度の高い句を作れるように頑張りたいです


第3位:くりでん     (46点)
第3位:クラウド坂上 (46点)
第5位:さとみ        (42点)

40点以上ゾーン。
くりでんさん、クラウド坂上さんは3句ともに二桁得点、
さとみさんは64番句が21点(得点4位)でした!!おめでとうございます!

第6位:小川めぐる   (36点)
第7位:蜂喰擬     (35点)
第7位:あいだほ     (35点)
第9位:ヨミビトシラズ (34点)
第10位:かつたろー。 (33点)
第10位:蟻馬次朗   (33点)
第12位:比良山     (32点)
第13位:青海也緒  (31点)
第13位:すりいぴい (31点)
第15位:あみま     (30点)

30点以上ゾーン。
青海也緒さん以外には全員ネッ句が
撲滅委員会を立ち上げたはずなのに、まだ全然機能していない私・・・うううっ。
そんな中、前回最下位だった比良山さんの躍進が眩しいです

第16位:つぎがい   (24点)
第17位:北村 崇雄 (23点)
第18位:野良古   (19点)
第19位:山香ばし  (18点)
第19位:司啓     (18点)
第21位:立志     (15点)
第21位:ぐずみ   (15点)

30点以下ゾーン。
立志さんには痛恨のタイプミスが発覚、これは残念!
「もしかしてそうかな」と思ったのは、選評を半分くらい読んだ時でした。
自分のコメント力が全然追いつかないことも残念でたまりません
読み取りが浅かったり、的確な指摘もなかなか出来ず、
もっともっといろいろと磨いていかないとと痛感します。
頑張らなくっちゃです。


次回は、「下五かな」の型に挑戦です。
サブクエストはまた後日改めて記事にしますが、
参加希望はこちらのコメント欄でも受け付けますので、皆さんよろしくお願いいたします!

お一人お一人へのコメント返しが出来ずまとめてのお返事となるかと思いますが、
なにとぞお許しを





2019年3月13日 (水)

◆「春衣」の聞き書きです

うわわっ、「るるる」の選句に夢中になりすぎて遅くなりました!!!
再放送もすでに終了しておりますが(汗)記録のために記事をUPさせて頂きます、
すみません~~~!!!

オープニングナンバーは「春の小川」、
パーソナリティはGさん、だりあさん、みかりさんのお三方です。
「春衣(はるごろも/しゅんい)」の発表です!

◇捨て切れぬ亡母の好みし春衣   子犬
分かりますね。「亡母」と書かれてますけど、普通の「母」でも読み手に十分伝わるかなと思います。捨てないでいいと思います、大切になさってください  

◇春衣町家改装ティールーム   司啓
分かりますね。アンティークというか、落ち着いたティールームになるだろうね。誰かを誘って。「春衣」と古い「町家」が合う。派手な明るさでなしに、昭和の匂いのするような。   

◇宝塚観に行く夜の春衣         富山の露玉
これもお洒落ですね。「宝塚」だからちょっとディナーに行ってるかも知れない。「夜」がいいよね、物語が出来てる気がする。演目も想像させますね 

◇春衣猫入念に毛繕ひ    比良山
猫の動作が分かりますね。この「猫」も「恋猫」でしょうから。念入りに「毛繕ひ」して。       

◇春衣スパークリングワイン飲む    かつたろー。
素敵なワインバーかなんかでね恋人と一緒に飲んでいるんじゃないの?羨ましい!「春衣」というと昔なら和服だけど、今ならフワっとしたサテンの服とか。

◇嘘っぽい接吻は嫌春衣     桂奈
私なんか何人の女性に言われたことか(笑)だけど言われる方も強いのよコレ(笑)「春」っていうことでこういう句が生まれてくるんでしょうね   

◇口紅もヒールも揃え春衣  佐東亜阿介
これはもう、「春衣」に合わせてヒールや口紅も揃えてと。イヤリングもとか、いろいろ想像させてくれる現代の感じですね。

◇春衣よりほのとジュラ紀のにほひ立つ  のんしゃらん
「ジュラ紀」どうして?と思ったら。ベンジンやナフタリンなどの原料(石油など)がジュラ紀の地層に含まれるそうです。「ほのと」だから、そうはひどくないんだろうけど、早めに陰干ししておきましょう。

◇靴色を合わせて軽し春衣       ゆすらご
私も今日は上は赤のダウン、スニーカーは黄色よ。やっぱりお洒落、「春衣」だねえ~     

◇愚痴怒り欲望を断つ春衣かな   みなと
「春衣」を着るようになって、欝々とあったものがポーンと、身も心も軽くなったのかな?(重たいものは)捨てて行っちゃえ!と、そういうことかなと思います

◇デパートの二階華やぐ春衣    花南天
「デパートの二階」と言えば婦人服なのよね だから二階は「春衣」がいっぱい陳列してあって華やかなのよね 「出掛けませんか?」という感じ      

◇マネキンもスキップしそう春衣    蜂喰擬
作者が「春衣」来て心がウキウキしてるから、マネキンもウキウキしてるように見える。スキップしそうに見える。「しそう」というのがいいね、心持ちが見えるね  

◇あの雲に合わせて選ぶ春衣  青海也緒
これとっても分かるんですよね。ぱっと見上げて、雲がふわっとしているのを見て「シフォンのブラウスにしようか」とか。お洒落な一句    

◇春衣夜明けのカフェのヴィヴァルディ   彩楓
これもお洒落ですよね「夜明けのカフェ」ってちょっと思わせぶりじゃない?「ヴィヴァルディ」というと「四季」の「春」が聴こえてきますね。これは「春衣」がぴったりですよね!

◇手を繋ぐ幼子達や春衣   己心
幼稚園か保育園を想像・・・園の服も「春衣」になってるのかも。でも「春衣」だから、ちっちゃい子がおめかしして出掛けてるのかなとも。       

◇約束のカフェへひらりと春衣   小川めぐる
いいですよね~「約束」だから女同士男同士でもいいけど恋人が待ってるかも知れない。「ひらりと」で軽やかな気持ちも現れてると思います   

◇スキップをれんしゅうする子はるごろも   立志
やっぱ練習するよね「スキップ」。むつかしいもん(笑)平仮名で小さい子が見えて来る、表記も工夫してる。(練習を)見てる人の華やいでる気持ちも感じられるね。 

◇ふらんすへ巴里へ行きたき春衣かな  ぐずみ
「行きたき」が「春衣」になってるところもお上手ですね。「春衣」を着て行きたいというのと、「春衣」も行きたいと。

そして「恋の季節/ピンキーとキラーズ」を挟んで【天】の発表です!

G「比良山さんのも良かったんだけど蜂喰擬さんの。これが動きとおかしみがあるんで」
だりあ「私は彩楓さんのも良かったけど小川めぐるさんの動きのある句にしました」
みかり「両方良かったですよね・・・『宝塚』も良かったんだけど・・・私もGと同じで蜂喰擬さんの」
ということで、たくさんの俳号が挙げられました。激戦を制したのは!!

【天】マネキンもスキップしそう春衣    蜂喰擬

蜂喰擬さん、おめでとうございます~~~!
無機質なマネキンにも血が通って感じられる「春衣」の力
今時のマネキンはポーズのバリエーションも豊富ですし、華やかな売り場が浮かびます。
私も「華やか・軽やか・ときめき・明るさ」といったイメージで作句しましたが、
蜂喰擬さんの句は「マネキン」「スキップ」という片仮名で字面も実に軽やか
かつたろー。さんの「スパークリングワイン」にも同様の効果がありますね。
きらきらと立ち上る気泡がそのまま心のときめきのようでうっとり
他にも「ジュラ紀」「雲」「宝塚」「巴里」などなど、皆さんのチョイスされた言葉が勉強になりました。

次はまた投句間に合わなかったので、24日は頑張ります・・・
ほんとに頑張るからあああああ

番組フェイスブックより   

今募集中の兼題は3月24日(日)〆切りで「花薺」「仏生会」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com  
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

来週は記事UPも間に合うように頑張ります

2019年3月 9日 (土)

◆選句開始~!

23時になり、全員の3句投句を確認しましたので「選句」に進めました!
皆さん、よろしくお願いいたします!!

◆選句要項

◎(特選)ひとつ。一番好きな句につけてください
○(並選)いつつ。
△(予選)いくつでも。句意は伝わるが惜しく感じたところのある句に。コメントなしでも可。
★(逆選)いくつでも。何らかの問題があって句意が掴みづらいといった句にお願いします。
   ↑最低ひとつはつけてください。

選評は作者へのラブレター
作句力ともども、コメント力も磨いていきたいと思っています!

あっそうだ!
投句一覧や選評一覧が縦書き表示も出来るようになっています。
(俳号クリックから「設定」→「表示設定」で変更出来ます)
顔文字(「(^^;」など)は、縦表示だと崩れてしまうのでご注意を!

2019年3月 7日 (木)

◆「菠薐草」八句選

皆さん、こんばんは!
2月に最後の愛馬が引退し、一口馬主生活から撤退することにしためぐるです。
しばらくドヨンとしていましたが、そろそろ気持ちを切り替えていきたいと思います。
そんな訳で。
「菠薐草」の人選句からツボに入った句・学びとしたい句など、少し紹介させて頂きます。


菠薐草十把さるぼぼ百柱           蟻馬次朗
色彩が実に鮮やかです。「菠薐草」と「さるぼぼ」の強さが釣り合っている。
モノを置いて色を感じさせるのも巧みで、うるさい感じがありません。
「健やかに」という願いが通底しており、一句に確りとした芯が入っています。
数詞にも納得感があり、有数の産地である「飛騨」の空気感も清々しいです。

菠薐草折れて青空悲しさう          蟻馬次朗
「色鳥を迎へ痩山嬉しさう」など、この構文は、私も何度かチャレンジしています。
してはいるのですが、ことごとく【没】
振り返ってみれば、予定調和的な「嬉しさう」「さみしさう」を当てていたと気づきました。
「菠薐草」を詠む時に、「折れて」しまった姿を1ミリも想像出来なかった私。
ここらへんの発想力が違うんだな・・・!
「サイネリア」でも「咲いている」姿を思い浮かべていましたが、別な発想もしてみます

菠薐草食べて喧嘩が弱くなり         ささき良月
これも、多くの発想の逆を衝いている一句。
しかし、ハタと気づくのです。それって本当はもっと強くなったんじゃないのって。
感情のままに暴れることがなくなったのなら、喧嘩なんて弱くていいと気づいたのなら。
衒いなくサラリとした句姿も「大人」という感じがします。

これはこれは血筋宜しき菠薐草       まるちゃん2323
「オイ、見ろよ。純血の東洋種だぜ(ゴクリ)」
西洋種、交配種が主流になり、昔乍らの「菠薐草」はあまり見かけられなくなりました。
根が赤くないとどうも「菠薐草」らしくなくて物足りないです
多分、普段買っているのは交配種だと思いますが、今度ちゃんと細かく見てみよう。
もし「血筋宜しき菠薐草」を見つけたら、私も「これはこれは」と呟いてしまいそうです!

大鍋の菠薐草や男子寮            文月さな女
季語が十二音の方に入ると、押さえの下五はどうしよう・・・ってなっちゃうのですが、
この「男子寮」はお見事。家庭や小料理屋では醸し出せない「武骨さ・鉄臭さ」があります。
「男子寮」という言葉から、栄養面をサポート~管理されているスポーツ部の印象もあり、
ぐらぐらと湯がかれる色濃い「菠薐草」に、日々切磋琢磨する若者のイメージも被りました。

臨月の菠薐草あましあまし          ぐでたまご
出産を間近に控えて、「菠薐草」をもりもり。もとから好きだったのかも知れないし、
妊娠によって味覚が変わって「あまし」と感じているのかも知れないし、
「あましあまし」と自分に言い聞かせて食べているようにも。
体にいいものをシッカリ食べようっていう気持ちは妊婦に共通の思いでしょう。
「あまし」は未来への期待感でもあるかも知れませんね

ボブ・ディラン歌うほうれん草も食う    猫ふぐ
「ボブ・ディラン」と「ほうれん草」が合うことに初めて気が付きました!
これはちょっとうまく言えないですが、ホントに見事な並列と思います。
そして、つらつらとボブ・ディランの歌を思い出していたら、いつのまにか似た雰囲気の
ビリー・ジョエルの「ピアノマン」に脳内が支配されてしまいました
「俺、このまま終わりたくねえ」と思った時、まず「ほうれん草」を食べようと思います。
(ボブ・ディランじゃなくなってごめんなさい!)

ほうれん草食卓にある正しさよ       野ばら
「あっ!」と思いました。「菠薐草」がなんと簡潔に述べられていることか。
栄養豊富で「丈夫に、元気に、強い子に」との願いを込めて食卓に出される「菠薐草」。
それは家族を思いやる愛情の現れに違いないし、とても健全な光景だと思います。
この句を読んで、久しぶりに私も「ほうれん草」を買いました
個人的金曜日句です。


好きな句がいっぱいありすぎるのでここまでで
『俳句ポスト』兼題「菠薐草」掲載の皆さん、おめでとうございます!!!

2019年3月 6日 (水)

◆「地虫穴を出づ」の聞き書きです

今治五七五『俳句チャンネル』ーー!
めぐるのへちょい聞き書き始まるよ~~~っ
今回のオープニングナンバーは「めだかの学校」
季語からどんな曲が・・・とドキドキしていたので(笑)ほっとしました
パーソナリティはGさん、だりあさん、みかりさんのお三方です

◇地虫穴を出づ小犬昼寝のいびきなる  子犬
これ楽しい子犬の鼾にびっくりして地虫出てきたのかな「なり」じゃ強すぎるので「なる」と連体止めで。上手になったと思うよ!    

◇蜥蜴出て雲梯の子の目が泳ぐ       みなと   
いろんなものが出て来ますね、「蜥蜴穴を出づ」という季語もありますが「地虫穴を出づ」とはちょっと違うので面白い発想ですが 

◇地虫穴を出づ初めてピアスつける朝   花南天
「地虫」のドキドキと作者のドキドキが交錯して面白いと思いました「地虫」と「ピアス」あまりない取り合わせですね、「朝」が利いてキラキラした光が見えてきて気持ちいい句です

◇縁側の後家美し地虫穴を出づ  司啓
「縁側」だから、囲碁の石を入れる「後家」を思いました。漆器の後家。綺麗なんですよ。「後家さん」と両方で読めますね    

◇地虫穴を出づ光真白く膨らみぬ   桂奈
これはよく分かりますね!やっぱり暗がりから出て来たら、春のやわらかい光でも地虫には眩しいだろうね!それが「膨らむ」と    

◇猫二度寝まにまに地虫穴を出づ  比良山
「猫二度寝」というところがミソかな?猫、虫とじゃれたりするから隙を狙って地虫も出て来る?よく考えたね、「猫二度寝」!楽しいな    

◇引きこもる子よ穴出ずる地虫見よ  佐東亜阿介
これ・・・標語というか、そういう感じがするね。応援しているような「よ」の呼びかけがいいね。   

◇「リュウグウ」を穿つ探査機地虫出づ  のんしゃらん
時事句ですね。「リュウグウ」の砂から地虫が出たら凄いニュースになるよ!出たらいいのに・・・期待しよ!  

◇白壁の影やはらかき地虫出づ      ゆすらご 
先ほどの「光真白く」と同じような感じですね。「影」が柔らかいんだと思うけれど「やわらかき地虫」にも読める。「やわらかく」なら「白壁」と分かるけど読み方がいろいろあるね。作者が何を一番言いたいのかですね。

◇武蔵野の空のみずいろ地虫出づ  彩楓 
「空のみずいろ」が工夫されてるなと思いました、まだ春の浅い感じがしますね。「武蔵野」がいいですね、地名が利いてますね。   

◇ミシと鳴るベランダ地虫穴を出づ  青海也緒
「ベランダ」には土がない・・・ウッドデッキかな、それを踏んで地虫が出たんでしょうね。人工物と「地虫」の取り合わせ面白いです。     

◇真っ赤な電子辞書地虫穴を出づ  颯万(そうま)安さんお知らせ有難う!修正しました
「真っ赤な」金属的な「電子辞書というのが「地虫」との対比で面白く感じました。この電子辞書で「地虫~」を引いたんかも分からん。取り合わせが面白いね。     

◇硯を研ぐ音地虫穴を出づ   安
子どもの通ってた習字教室で、時々ボランティアでお母さんたちが硯を洗うんですよね、使いやすいように。その景を思い出しました。産地で作っている景かも?  

◇苔生す地より先ず地虫穴を出づ  己心
春になって、まだ小鳥もなにもいないところに「地虫」が出て来たと。      

◇引きこもりの頬撫づる風地虫出づ  立志   
さっきも「引きこもる子」の句ありましたけど、これはその子が出て来たんですね。それで風がすごく心地良くて。その頃「地虫」も出て来て、お互いにエールを送り合っているような。

◇穴を出て初めて風を知る地虫   蜂喰擬
これは、仰るとおり!というとアレですけど。いろいろあるけれども、楽しいこともあるよと。「穴を出て」と「地虫」を分けて使っているのも面白いですね。     

◇地虫穴を出づ就活のエントリー  ぐずみ
これから世間へ出るためにエントリー・・・「地虫」と一緒に頑張ろうっていう。頑張って頂きたいなということで。

そしてユーミンの「卒業写真」を挟んでいよいよ【天】の発表です!!

G「比良山さんの『猫二度寝』」
だりあ「どうしよ、花南天さんの『ピアス』・・・」
みかり「これも良かったねでも私安さんの『硯』が良かったので・・・」

激しいじゃんけん対決を制したのはみかりさん!
ということで、

【天】硯を研ぐ音地虫穴を出づ   安

安さん、おめでとうございます!!!
Gさんと同じく、私も職人さんの真剣な目つきや手つきを想像しました。
真剣そのものの張り詰めた空気感が早春の一種荘厳な雰囲気とあいまって、引き締まります。
そんな中続々と穴を出て来る「地虫」の蠢きが、まさに春の胎動のようです。
比良山さん、花南天さんも惜しかったですね!
のんしゃらんさんの「リュウグウ」も良かったです
砂を持ち帰るドキドキと、地虫が穴を出る春のときめきが合ってると思いました。
時事句は難しいですけど、「地虫」から宇宙に飛んだ発想が凄いと思います。 
今週も皆さんの句が勉強になりました!!! 
投句に活かせるように頑張らなくっちゃです


番組フェイスブックより

今募集中の兼題は3月10日(日)〆切りで「孕み鹿」と「植木市」です。
メールアドレスは  radio@baribari789.com 
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。

再放送は水曜22時より、コチラでお聴きいただけます

2019年3月 3日 (日)

◆3月6日締切の兼題:「サイネリア」

◆季語解説
・『俳句ポスト』より
キク科の多年草。草丈30cm程で、葉の形は蕗に似たハート型。
花の色は紅、白、紫など様々である。
本来「シネラリア」という名だが、縁起を担いで読み換えられたとも、
ラテン名の英語読みであるともいわれる。

◆例句(『575筆まか勢』、『増殖する俳句歳時記』より

サイネリア咲くかしら咲くかしら水をやる    正木ゆう子
サイネリア女声十色にこぼれけり        関 清子
サイネリア花たけなはに事務倦みぬ      日野草城
円卓にサイネリヤ置き客を待つ         小島小汀
珊瑚婚ほどの花数サイネリヤ          岡崎光魚
いくらでも眠れる体サイネリア         三好万美

例句は少ないながら、「花色が豊富」「鉢物」「音韻」と「サイネリアらしさ」が詠まれています。


Photo_3

◆参考記事

シネラリア(Wikipediaより)
サイネリアの色別花言葉(ブログ「春夏秋冬」より)
サイネリアの育て方(ブログ「LOVE GREEN」より)

サイネリアには、濃い黄~オレンジ以外の花色が揃っているとか。
同じキク科なのに、青い色のない菊(近年の研究で成功しているようですが)と、
真逆の色彩になるなんて、とっても不思議な気がします。
本来なら「シネラリア」のところ、音の響きから「サイネリア」が流通名になっているので、
作句にあたっては「音韻」を第一に考えたいなと思っております。


思い出は思い出として菠薐草が甘い

『俳句ポスト』兼題「」の木曜日です。
10句中2句が【人】に採って頂けました、感謝です

思い出は思い出として菠薐草が甘い

金曜日の地選句を見てひっくり返りました。
【地】はうれんさうメランコリーという甘さ  蟻馬次朗
「メランコリー!それだった!」と。
そして地選句の「はうれんさう」はホロ苦味のある東洋種なのではないかと、
「メランコリー」の「「甘さ」との対比も感じられ、一枚も二枚も上だなと。
金曜日句には他に「羅刹日」や「冥王星の味」といった簡潔で鮮やかな言葉があり、
自分が同じことを表現しようと思った時に出て来る言葉との訴求力の違いを思い知った次第です。
道は遠い~~~ぬわわわわ~~~

喜馬拉耶の塩ほの紅く菠薐草  

「頗稜(ホリン)国」(現在のネパール、もしくはペルシアを指す)から伝えられた」との、
ウィキペディアの一文から、「ネパールと言えばヒマラヤ」と連想した途端、
「菠薐草」の根っこの「紅」が「ヒマラヤのピンクソルト」と繋がりました。
コクのある表記「菠薐草」に合わせて「喜馬拉耶」にしてみたのが良かったのかも
この後、「ヒマラヤの塩」の美しさをメインにしたくなって、別の句会に「早春や」で投句。
こういった措辞の使い回しを嫌う人もいるかとは思いますが、
やっぱり季語や表記が違うと見えてくる景や味わいが全然違うことを実感しました。


◆没句まつり

【没】ほうれん草ふわりと絞る手のやさし
【人】嫂にきつく搾られ菠薐草         久我恒子
【人】菠薐草たまごを握るやさしさで     平林檸檬
【人】菠薐草きゅむりきゅむりとしぼりけり  あるきしちはる
【人】筆のごと絞りたる茹で菠薐草      キッカワテツヤ
【人】何ひとつ母に及ばず菠薐草       こま

「筆のごと」「たまごを握る」といった優しい表現、「嫂(あによめ)」「母」への思いが垣間見える句。
やはり掲載句は一味違います。なかでも、ちはるさんのオノマトペにはやられました!
「きゅむりきゅむり」なんて出て来ませんが、言われると実によく分かります!!
「第14回るるる句会」のサブクエストにオノマトペがあるので、しっかり参考にしたいです

【没】卵焼き梅干ご飯ほうれん草
【人】弁当に山の色あり菠薐草        あるきしちはる
【人】弁当にほうれん草のおまじない     きなこもち
【人】割引弁当はうれんさうの味噌汁     すりいぴい

「昭和のお弁当」というイメージを持ちましたが、「弁当」というワードが必要だったかも
「おまじない」は母の願いですね、「元気に健やかに」という祈り。
「山」の大きさ、清々しい空気感。「割引弁当」につけられたお味噌汁は、愛か売れ残りか。
「栄養豊富」&「癖があって嫌いな人も多い」という野菜の特徴が出ていると思いました。

【没】菠薐草洗ふ心のざらつく日
【地】羅刹日のことに法蓮草甘し        比々き
【人】菠薐草洗へば溜る千葉の砂       比々き
【人】菠薐草洗ふ土塊現るる          お気楽草紙
【人】菠薐草のぎざぎざ心ぐさぐさ       あつむら恵女

あああ!地選句の「羅刹日」が凄すぎる!!「羅刹」に合わせての「法蓮草」表記も!
宗教的なイメージだけでなく、原産地の寒冷な気候も彷彿させて巧みです。
写生の利いた句も、簡素でお見事。「ぎざぎざ」「ぐさぐさ」のリズムも素敵。
「洗ふ~現るる」の韻も綺麗だし、私の句には調べの良さが足りなかったと痛感

【没】ヒマラヤの蒼き山なみ菠薐草
【人】富士山が見える畑のほうれん草     朶美子(えみこ)
【人】菠薐草ペルシャの風は孔雀色      冬のおこじょ
【人】ラマダンの月輝きて菠薐草        慈温
【人】ペルシアの寡黙な女ほうれん草     世良日守

思い描いたのは「遠景と近景」でしたので、まさしく朶美子(えみこ)さんの句がそのまま。
「富士山」と置くことで、晴れ晴れとした気持ちや伸ばす背すじまで浮かんできます。
「ヒマラヤ」も確かに霊峰ですが、日本人にとってはカレンダーの写真的なイメージかも。
それならば「異国感」をもっと押し出した方が良かった。・・・やはり掲載句は一味違います。


今週もたっぷり勉強させて頂きました・・・しかしこの学びを活かすことが出来ているのか?
甚だ疑問ではありますが、私なりに少しずつでも投句内容を濃くしていきたいです。
「出来た」と思ったところをスタート地点として、もう一歩もう半歩の推敲を。
出来るだけシンプルに、しかし無理なく入る情報を的確に。
言葉のコスパを、オリジナリティを。
課題は尽きませんが、どんなに少しずつでも進んでいかなくっちゃですね。
私を鼓舞してくれる青木の名セリフを貼っておきます。

Photo
(講談社「はじめの一歩」より)
泥臭くもがいていきたいです

2019年3月 2日 (土)

◆「第14回るるる句会」スケジュールです

なんだかアっという間に3月になりましたね
「第14回」のスケジュールと概要をUPしておきます。

◆スケジュール
・参加受付締切3月6日(水)23:00
・投句受付締切3月9日(土)23:00参加受付時点から投句開始できます
・選句受付期間3月9日(土)23:00~3月13日(水)23:00
・結果発表3月13日(水)23:00~

◆定員:25名(現在の参加者21名)50音順、敬称略
  あいだほ、青海也緒、あみま、蟻馬次朗、小川めぐる、
  かつたろー。、北村 崇雄、ぐずみ、クラウド坂上、くりでん、
  さとみ、司啓、つぎがい、野良古、蜂喰擬、比良山、古田秀、
  桃猫、山香ばし、ヨミビトシラズ、立志

投句はすでに受付開始しております♪上書きも出来るのでお気軽にご投句ください!

◆投句数:最大3句まで(1句のみでもOK)

◆今回のお題
・「中七や」+下五季語の型。五音の季語でなくても、季語が下五にあればOKです。
・十二音に「オノマトペ」or「音」or「人物」を入れてください。

◆例句

<オノマトペ>上五でも中七でも、一音でも二音でもOKです。
トトトトと鳴る徳利や桜鯛        京極杞陽
ちくちくと潮満ち来るや芦の角     尾崎紅葉
ちらちらと家並つづきや東風の藪   阿波野青畝
ぎくぎくと乳のむあかごや春の汐   原石鼎
ひりひりと石の匂ふや実朝忌     栗原弘

<音>「音」の感じられる内容ならOKです。
きさらぎの手の鳴る方や落椿     橋閒石
売りながらつくる木槌や農具市    青木芳草
黒板にチヨークの音や目借時     福川悠子
風に開く木戸がさびしや菜種梅雨   森川暁水
軋み着く浜の電車や磯開き       守谷順子

<人物>「人物」の感じられる内容ならOKです。
母にだけ言ふ悲しみや黄水仙     野島禎子
手折らるる人に薫るや梅の花      千代尼
ぐい呑みを所望の客や春時雨     鈴木真砂女
雇はれてゐる気安さや葱坊主     吉田 麗子
ぬぎすてし人の温みや花衣       飯田蛇笏


ご不明の点、確認したい点あればコメントお寄せください。
皆さん、よろしくお願いします~!!!


皆さまへ
「るるる句会」は野良古さんの「夏雲システム」のお世話になっております。
愛と感謝と応援のポチをよろしくお願いいたします!

2019年3月 1日 (金)

◆2月句会の結果です

2月句会の結果出ました!
3句中2句に点を頂け、累計41pに感謝です!!

壺焼や土偶のやうな女衆    (3点)
花薺ひとはやさしくなれるから (2点)

「壺焼」は、『一句一遊』の兼題で考えていたんです。
が、「ハッ」と気づいた時は零時を回っていて投句出来なかったので『現俳』へ。
『一句一遊』の結果発表では、

◇壷焼や陽気な浜のおなご衆  宇和島風花会・野路菊

という句が水曜日に紹介され「これだった」という思いに打ちのめされていましたが、
こちらで3点頂けて救われた気持ちです。
ミラクルなのは、幸江しゃんに何と3ヶ月連続の選を頂いたこと
本当に滅多にないと思います、感動です、有難うございます!!

そしてさるぼぼさんの「鳥帰る」が9点GETで高得点リストに!
おめでとうございます!!
耳目さんも相変わらず高得点で(凄い)累計3位をキープですね。
今期も残すところあとひと月、このまま走り抜けてください!!!

私は目標の50pまであと9点・・・ラストスパート頑張ります!!!ウオオ

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