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書籍・雑誌

2017年11月 2日 (木)

◆「雪の歳時記/夏井いつき」注文しました

確か11月2日発売!!!だったよね!!!と思って書店に行ったのですが、
お店のレイアウト変更もあり、探し方が悪かったのか発見出来なかったので、
帰宅してからアマゾン注文しちゃいましたshine
明日の通勤時にコンビニ決済すれば、来週中には届きますねshinecatfaceshine

頑張って挑戦した「YKB23」、自分の句の行方も気になりますが、
それ以上に「歳時記」として是非とも本棚に並べておきたい魅力いっぱいの一冊です。
届くのが待ち遠しい~~~!!!upupup

Photo

2017年10月23日 (月)

◆「新版20週俳句入門/藤田湘子」第13週

<前回の暗誦句>
春の灯や女は持たぬのどぼとけ   日野草城
ところてん煙のごとく沈みをり     日野草城
花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ    杉田久女
谺して山ほととぎすほしいまゝ     杉田久女

これくらいの名句になると、すでに頭に入っている人も多いでしょうね。
杉田久女を「すぎた」で辞書登録してしまったので、
「しまった、『ひさじょ』にすべきだった」と慌てることの多い私です。
(でも面白いから修正しないcoldsweats01
さー今回も張り切って勉強しようー!


下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

配合は離れたものを
モデルの皆さんの宿題句を見ながら、ひとつひとつ解説。
漠然とした「九月尽」という季語を、場所を感じさせる季語にということで、
ここでは「秋ざくら」をチョイス。
個人的には、「秋ざくら」と言えば庭や野原・・・野外のイメージなんですけれども、
「ブルース」と「秋ざくら」は程よく対照的で、その実似通ったところがあって、
絶妙かも知れない・・・という気がしました。重くなり過ぎないのがいいですね。
ここで、措辞に「聴覚」にかかわる言葉があれば、季語はそれ以外のものを、と。
同じ性質のものを配合するのはトクではないんだね。
同じようなものを並べると、焦点がぼやけるということもあるだろうし、
措辞が、季語に対しての比喩のようになってしまうということもあるかも知れません。
これには本当に気をつけなければ・・・と思っています。

季語の選び方
季語の選択一つで同じフレーズが生きいきしたり平凡で終わったりする。
見たままを率直に表現するのもいいが、単なる報告になってしまって、
情趣も情感もなく終わるのは残念。
作者の心をとらえた季語が、何かなかったろうか。
旅さきであろうが自宅であろうが、要は(中略)「風情」をしっかり描くことが先決。
うむうむ。
季語の選択と同じように、十二音の言葉選びにも慎重になりたいですね。
「写生」「描写」を実行、頭の中で考えず、眼で見たところを文字にする。
「秋」より「萩」、「窓」より「椅子」など、入れ替えられた言葉によって、
人物の姿の印象がより色濃くなることに驚きます。 
 
堅いという特徴~リズムが表現する
「中七や」の型は、現在非常に少なくなってきている。
「上五や」に比べて自在性に乏しいため、敬遠されているフシがある。
「や」でなく他の切字を使うパターンもある。
≪宿題≫
1.中七の終わりに「や」以外の切字を使う。
2.季語はどこに置いても良い。

うぬぬ。ガンバリマス。

子の声を聞かぬ家なり秋時雨
野菊持つ婦人の居れり新御堂

どうでしょうか?(ドキドキ)

<今週の暗誦句>
富安風生の「春田」「蛍火」、山口青邨の「日記買ふ」「夕立」の四句。
初めて読んだ句ばかりなので、しっかり読み込みたいです。

2017年9月30日 (土)

◆「新版20週俳句入門/藤田湘子」第12週

<前回の暗誦句>
朝顔の双葉のどこか濡れゐたる
翅わつててんたう虫の飛びいづる
まつすぐの道に出でけり秋の暮
づかづかと来て踊子にさゝやける

どの句も好きなので、今回はバッチリshine
素十の句の魅力は、何といっても山本健吉の言葉が端的に表しています。
凝視による単純化の至芸」(「定本現代俳句」より)
力みなくサラっと言い留めているようで、奥深い観察の利いた言葉。
美味しい天然水のような素十の句集、
これからも折に触れ読み重ねていきたいと思っています。


下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

◆二つめの型へ進む

・[型・その2]
(上五)+(中七や)+(下五季語)
お手本として、渡辺水巴の「雨蛙」、水原秋櫻子の「蛇苺」などが紹介されています。
詠嘆あり、省略ありで、しかもこの句の姿をキリっとさせるひびきをもった、「や」である。
[型・その1]を逆にしたような形だが、
下五にがっちり置いた名詞がフレーズの要であった[型・その1]と違って、
上五・中七によってひとつの情景がうかび、それが下五の季語とひびき合っていっそう鮮明になる、
例句を見ると「~~の~~~や」+「下五季語」のパターンが多く、
ゆるやかに詠まれる十二音が、最後に置かれた季語によって輝く、といった感じですね。
基本的には、十二音と季語は関わりないものを置くが、十二音の中に季語が入る応用型もある。
「や」を境に前後の内容が異ならない、意味のスっと通る句もある。
この「や」は主として、一句の韻文としてのリズムをととのえるために使われている。
この場合の主目的は、リズム感の高揚にある。
中七「や」の形、今日の俳壇では大変少なくなってしまったとのことですが、
私はこのゆるやかなリズムが好きです。

・古臭さ、常識、独善はいけない
これではいい作品は出来ない、と思われるもの。
①たいへん古臭い対象に目を向けたもの
②幼稚なことや、常識きわまりないことを詠んだもの
③観念的・独善的なフレーズをふりまわしているもの

「こういうことを詠むのが俳句だろう」といった思い込みや、
「はいはい、良かったね」と言われるような内容のもの、
「かっこよく詠もう」といったヨコシマな気持ち、
そういうのはよしなさい、と藤田湘子先生。
「俳句を作る」態度の基本は、対象に素直に接し、素直に感動を表現すること。
そうした詠い方の中に、しぜんに作者の生き方やおもいが出てくるものです。

・・・嗚呼!
思わず太字にしてしまいましたcoldsweats01
この頃、本当にその通りだと感じています。
何の作意もなく、ポロっと零れてきたような句に限って高評価、ということがありますが、
きっとその素直な在り様が、ストレートに読み手の心に届くのかなと。
あまりにも素直な気持ちすぎて、こんなのじゃダメだと思うくらいで丁度いいのかも。
と言ってもなかなか「素直」でいるのが難しかったりしますが・・・。
ちなみに、私が持っている高野素十句集(精選350句)の中には、
「中七や」が18句(多分)収められています。
程良い頻度でこの型に出会えるのも、素十句集の魅力のひとつなのかも知れません。
中でも好きなのは

船員と吹く口笛や秋の晴
やゝ遅れ出でゆく母や田草取
夫唱婦随婦唱夫随や冬籠
黒人の子の黒人や秋の風

いずれの句も、配された季語によって、何ともしみじみと情景が立ち上がってくる感じがします。
この中で、「冬籠」の句だけは、十二音の間が切れていますが、
内容はリフレインのようなもので、実質繋がっている十二音ですね。
「上五や」の型もそうなのですが、「中七や」の型は、特に「十二音が途切れない」ということ、
「ゆるやかな調べが『や』で止まる」ということ、
それから「季語と関係ない十二音」を念頭に作句します。

口閉ぢて入る鶏舎や秋暮るる
一面を占むる訃報や庭紅葉


ご意見・ご感想お待ちしております。


<今週の暗誦句>
日野草城の「のどぼとけ」の句と、「ところてん」。どちらも超有名。
そして杉田久女の「花衣」、「ほととぎす」、どちらも超名句。
今回の暗誦も大丈夫だcatface

2017年9月26日 (火)

◆「新版20週俳句入門/藤田湘子」第11週

<先週の暗誦句>
神田川祭の中をながれけり
竹馬やいろはにほへとちりぢりに
おもふさま降りてあがりし祭かな
パンにバタたつぷりつけて春惜しむ

久保田万太郎の四句。
「神田川」は有名な句、今井聖さんも『NHK俳句』で取り上げてらっしゃいましたね。
「パンにバタ」は本能に訴えかけて来る句で、大好きです。
「バタたつぷり」で、じゅわっと感&かすかな塩気にふわっと包まれる・・・
日ごとに温度と湿度が高まっていく中で感じる「バタたつぷり」の噛み心地、
そしてほのかに感じる塩分が、「春惜しむ」の実感なのですねshine

今回は「祭(夏の季語)」→「竹馬(冬の季語)」→「祭(夏の季語)」→「春惜しむ(春の季語)」。
「祭」を起点に、「ながれけり」→「ちりぢりに」、「おもふさま」→「たつぷりつけて」と、暗誦へのヒントも。
「別に暗誦する必要はない」とも言われているようですが、
せっかくなので、暗誦も楽しみたいと思っている私です。

下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

◆上五の切り方

・「や」以外の切字で作る
例句「桐咲けり」「蓬萌ゆ」「暖かし」「蚊帳青し」「雪やまず」などなど。
この場合も、「上五(季語)」:「中七・下五」は関係なく作る方が切れ味鮮やかになる。
また、「や」で切った場合であっても、季語と関わりあう内容を詠う句も存在するが、
この場合の「や」には「リズム感」と「格調」を与える働きがある。
初心者のうちは手を出さない方が賢明。

<宿題句添削>
水打ちぬ友くるころと思われて   美木子
pencil水打てり友くるころと思いつつ(添削)
梅雨晴れり使ひなれたる化粧水  桂子
pencil梅雨晴れぬ使ひなれたる化粧水(添削)


・[型。その1]はふるさと型
五句や十句作ったくらいでは修得したことにならない、百句二百句と作って、
何かを感じると即座に「季語や~~~名詞止め」でスっと言葉が出て来るように。
この型をばっちり身につけておけば、後々スランプに陥った時も救けてくれる。
どうかこの型を、たっぷり自分の身体に沁みこませる努力を、惜しまないでいただきたい。

・・・ハイ、頑張ります!!
「第6回プチ句会」では、3句中2句を[型・そのいち]で作り、得点を頂きました。
すべて藤田湘子先生のお導きと感じております。
次回もしっかり取り組みたいです・・・!

さて、今回は「や」以外の言葉で上五を置くということですね、助詞で繋がない形で。

秋寒し黄緑色の曲木椅子

最初「暗褐色の」と置いてみたんですが、「寒」と「暗」、「秋」と「褐色」が近すぎかと。
いろいろ考えてみて、「黄緑色」をチョイスしてみました。
ご意見・ご感想お待ちしております。


<今週の暗誦句>
高野素十の四句。
「朝顔」「てんたう虫」「秋の暮」「踊子」
おお、好きな句ばかりです。
高野素十句集を常に携帯している私なんですが、
先日師匠と飲んだ時も「くもの糸・・・」って言われた時、あやふやながら「百合でしたっけ」とcoldsweats01
正解は「くもの糸ひとすぢよぎる百合の前/高野素十」。
ギリギリ言えて良かったレベルcoldsweats01
携帯してるだけじゃダメですなsweat01

ここに紹介してある高野素十の句は、
「どこか」「わつて」「まつすぐ」「づかづか」という表現が一句の核になっていて、
景に新鮮な彩りを与えている気がします。
憧れの高野素十です。

2017年9月19日 (火)

◆「乱雑な部屋/西村小市」

組長ブログ天地わたるさんのブログでも紹介され、
今、ひそかに仲間内でブームになっている、小市さんの句集!
増刷頂いた分を無事GET出来て、じっくり読ませて頂きましたhappy02upupup

1ページにつき3句掲載×27p=81句(ハイク)。
そういえば、以前送って頂いた松尾千波矢さんの句集もそうでした。
これは「句集スタイル」で作れる上限の数字なんですね。
自分が81句揃えることを考えると気が遠くなりそうです。
季節ごとに並べられた秀句の数々・・・襟を正す思いで読ませて頂きましたshine
以下、各季節から少しずつ、ピックアップさせて頂きます。

薄氷をつついて妻の顔を見る
わたるさんブログでも紹介されていましたが、この句大好き!!
いくつになっても無邪気で、茶目っ気を失わない旦那さま。奥さまの視線やいかに?
ご夫婦の日常が垣間見えるようで楽しいです、
1メージ目のど真ん中に配された、このとぼけた味わいある1句にクスっとした時、
読み手はすでに「小市ワールド」に引き込まれていますwink

もどらないことだつてあるふらここよ
ぶらんこ遊びをしていると、魂がフっと置き去りにされていくような気がしてきます。
漕いでいるうちに無心になっていく、無心になりたくて漕ぐということもあるかと思いますが、
私の個人的な感覚としては、あの、戻る時のヒュっとくる感覚は「奪われる」が近く、
それは「もどらないことだってある」ような気がして怖くなってしまうのです。
作者も、ぶらんこを漕いだ時に、同じような感覚を覚えたのでしょうか。
それとも、ぶらんこを見ながら、戻らない誰かを思って佇んでいるのでしょうか。

春の風にはかに猫のなまぐさく
春と言えば「猫の恋」の季節ですよね!悩まし気な鳴き声がそこかしこで上ります。
その様子を「にはかに猫のなまぐさく」と言われると、まったくその通り!
「盛り」の鳴き声に「春だねえ」など感じる程度の認識でない、生々しい把握に唸りました。
もし作者自身の飼い猫のことであれば、是非、恋の勝利者となって帰還して頂きたいと思いましたcat

大ジョッキ干して楷書が丸くなる
「楷書が丸くなる」とは、日頃ビシっと折り目正しい「楷書」のような人が、
ちょっとくだけて冗談のひとつも飛ばしちゃうみたいな感じでしょうか。
酔ってトンロリとした眼で見れば、御品書の楷書もどうにも丸く見えてしまう?
それとも、領収書のサインがちょっと覚束ないぞ!といったシーンでしょうかcoldsweats01
いずれにしても、「楽しいお酒」です。飲み会はこうでないとですよねbeer

炎暑の日歯科医の胸のやはらかさ
「うおっ!こうきたか!」とグっときた一句です。
「炎暑」との取り合わせに「歯科医」が抜群に感じました。空調の利いている空間ですが、
それ以上に、考えると気分は「そぞろ寒」っていうか・・・底冷えを感じる場所であります。
しかも、行ってみれば歯科医は女医さん。治療のために近づくと、オオ、胸がっspa
「次はいつ頃来られますか?」「ええ、来週で」と即答していそうです。

秋風や姉となりたる二歳の子
これは季語の斡旋が見事だな・・・と感じ入った一句です。
「秋風」という少し寂しげな季語にドキっとしたのです。
これまでは自分が一家の中心だったのに、今日からは主役は赤ちゃん。
そんな戸惑い、「後でね」と言われた時の置いてきぼり感、心細さ・・・。
奇しくも、「秋風や模様の違ふ皿二つ/原石鼎」と同じ「二」という数詞が使われています。
どちらも同じくらい、何度読んでも飽きない、この先も何度も読み返すだろう一句です。

月にだけ話したいことないですか
「月」は地球の伴侶。「月」は地球の盾。夜道を歩く時、必ずついてきてくれる存在。
そんな「月」にだけ・・・思わず漏らしてしまいたい出来事が、あるいは本音がありませんか?
「砂漠が綺麗なのは、どこかに井戸を隠しているから」と「星の王子さま」は言いました。
「これは誰にも言わないと決めたの」そんな何かを持っている人もまた美しいと思います。
黙って見つめるだけで、月は貴方(貴女)の秘め事を受け取ってくれるでしょう。

雪降りつむ畦なだらかになだらかに
雪が降って、モノの輪郭が丸くなっていく・・・という句は毎年見ますが、
この句には単なる現象以上の、農家や大地への労いを強く感じました。
上五字余り「雪降りつむ」を「ゆき、ふり、つむ」と舌に乗せた時に湧き起こる感慨。
「畦」から思い出される、田起こしから始まり収穫までの様々な出来事。
「なだらかになだらかに」のリフレインが実に優しく、静かに眠りに誘うかのようです。
雪に包まれて眠る畦は、来年の豊作を夢見ているのかも知れません。


お句の素晴らしさに対して、拙い感想で申し訳ありませんsweat01
2月(初春)から始まり1月(晩冬)に終わる流れでまとめられたこの一冊。
季節の移り変わりを味わいながら、実に心地よく次の句へ次の句へと誘導されたように思い、
「句集の編み方」を勉強させて頂いたような気もいたします。
乱雑な部屋/西村小市」、ご興味お持ちの皆さま、レッツクリック!!!

最後になりましたが、小市さん、素晴らしい句集を有難うございました!!!
私にとって、とても大事な一冊になりましたshine

2017年8月28日 (月)

◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第10週

<先週の暗誦句> 阿波野青畝の四句。

さみだれのあまだればかり浮御堂
探梅やみささぎどころたもとほり
葛城の寝釈迦の山・・・あっ!ダメだ!shock
葛城の山懐に寝釈迦かな
うつくしき芦火一つや暮の原

・・・まあまあだな、ヨシ進もう(エー)。

下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

◆基本から応用へ

「型・その1」は下五名詞・終止形でしたが、今度は動詞・形容詞です。
例句に、「~あり」「~ある」「返り」見て」「~に」「老ゆ」「古ぶ」「流れ」「急ぐ」「出づ」など、
さまざまな止め方が紹介されています。
この形では、時として内容が一つのまとまりになって感じられるものも見られます。

竹散るや川の端までよく流れ   岡本眸

この句もお手本として載っているのですが、
「竹が散ってあっという間に川の端まで流れていった」
・・・というふうに読めるのは気のせいでしょうかcoldsweats01
まあ、でも、「川の」の解釈次第ですよね。「川が」「川は」として読むのですね。
「竹の散る風景」+「流れのたゆまぬ美しい川」ということなんでしょうね。
それより、ショックだったのは、上田日差子です。
ずっと「ひさこ」という女性だと思っていたので、「ひざし」との振り仮名に「エッcoldsweats02impact」。
「ひざし」って・・・まさか男だったの?
と思ったら女性で、ホっとしたのも束の間、なんと上田五千石の娘さんだったcoldsweats02impact
ハイ、今まで知らなかったです・・・不勉強ですみませんほんと・・・。
そして、そんな驚きを上回る最大の「エッsweat01」があったのでした。

豆飯や佳きことすこしづつ伝へ   上田日差子

この句、以前『湯豆腐句会』に投句してたくさん点を頂いた句にそっくりだったんです。

善きことのぽつぽつありて豆ご飯  めぐる

・・・あまりにもスルっとまとまって降りてきたので、
どこかで見たのかも?」という疑念はあったんですが、
当時は「豆ご飯 善きこと」「豆ご飯 ぽつぽつ」で検索していたので、
HITしなかったのでしょう。
多少のテイストの違いはあるとはいえ・・・やはり似ている句があったのですねweep
まあ、そんなこと、まったくないなんてことの方があるはずないですよねweep
気を取り直して進もう・・・。

今回の添削句はこれ。

蓮咲くや不忍池に雨あがる   さとみ

形は出来ているものの、「不忍池→蓮」という関係が歴然。ここを離したい。
蓮の花を暗示する季語を選ぶことで、
読者に「その季節なら池に蓮が咲いている」と、連想で感じ取ってもらう。

pencil蝉鳴くや不忍池に雨あがる

「蓮咲く」だと、視点がそもそも「池」にある訳で、動きが少ないことに気づきました。
「蝉鳴く」だと、今は別の場所だけど池のことを思い出す・・・蓮でも見に行こうかと思う、
心の流れから体まで動き出すようなイメージが湧きました。
組長が『プレバト!』でよく言っている「や」でカットが切り替わる、ということですね。
それを踏まえて、私も2句・・・。

秋蝶や時折母の声高く
蜻蛉や蔵は閂かけ
たまま

前回の1句目「鬼灯」は、たくさんの皆さまからご意見頂き、

鬼灯や祖父の愛した「美少年」

に落ち着きました。中七は下五のことを「サラっと」・・・ですね!
おかげで言いたいことがぎうぎうで窮屈だった句が、
新しくスッキリした句に生まれ変わりました。
有難うございました!!
また遠慮なくご意見頂ければ幸いです、よろしくお願い致します!!

また、この章では、「韻文」と「散文」の違い、「や」「かな」の併用はタブー、
といったことも書かれており、繰り返し読んでおきたい重要な箇所になっています。

<今週の暗誦句>
久保田万太郎の四句。
「神田川」「竹馬や」「おもふさま」「パンにバタ」・・・ですね。
好きな句ばかりですので、今度はスッキリ暗誦出来そうです!!!happy01

2017年8月13日 (日)

◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第9週

さて、前回の更新からすっかり間が空いてしまいました。
山口誓子の四句は「夏氷」と「キャムプ」は大丈夫!
後の2句もおいおい覚えていくということで(エー)、先に進んでいきたいと思いますっ!

下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

◆第一作をどう詠んだか

上五「や」で2句作らないといけなかったんですよねsweat02
先に、藤田湘子の添削指導を見て行きましょう。
実作指導のために、5人のモデルを用意して下さっています。

山吹や山迫りくる高速道   
・「山吹」のあとにすぐ「山」でうるさい感じ、季語を変えたい。
・「高速道」が六音、「高速路」なら五音。
pencil藤咲くや山迫りくる高速路  (添削)

原句には、その名の通り吹き出すように枝が広がり黄金色の花が咲く「山吹」の迫力に、
まさしく「山が迫ってきた!」という実感があったと思いますが、
添削後は、「藤」の色を認めた途端に「わっ♪」と目が吸い寄せられたことを、
「山迫りくる」と表現しているようで、一種独特の爽快感があるように思います。
添削句を見て原句に戻ると、確かに「山」「山」の畳み掛けがもっさりして思われる。
そして「高速道」を「高速路」としても何の違和感もなく受け入れられるので、
こういった音数省略のテクニックは是非覚えておきたいと思いました。

春愁や君しのぶ高原長停車
・感傷・観念に流れてはダメ(そういったものは季語に託す)。
・目に見えた「モノ」ををフレーズにすることが大事。
pencil春愁や八ヶ岳見て長停車  (添削)

「春愁」の中に、「君しのぶ」がすっぽり入っている訳ですね。
眼前の「八ヶ岳」、それはかつて「君」と登った思い出の山なのでしょう。
涼やかな「君」の笑顔、額に浮かぶ汗、軽く上気した頬も美しかった。
ゴツゴツした岩場を登る時、さりげなく手を繋いだり・・・
もしかしてもしかして、頂上でプロポーズしたりもしたのかしら・・・。
景勝地では、景色を楽しむために、
駅ではない絶景スポットで一時停止するサービスもありますね。
作者のいう「長停車」もそういうことかと想像します。
実際に停まっている時間よりも、遙かに長い心の旅に出たのではないでしょうか。

[型・その1]は[四つの型]の中でも一番の基本型とも言うべきもので、
もっとも俳句らしい型、俳句の原型と言っていいほどのものである。
この型でたくさん作ることを希望する。

「俳句は一千句ぐらい作ると、どうやら身についた感じになる。
早く一千句作ることです」


一千句!
というと、「ほぇええcoldsweats02impact」ですが、1年は365日、1日3句も作ればもう一千句。
私だと、新年から『俳句ポスト』の兼題ごとに30句作っていたので、
『俳句ポスト』だけで単純に月60句としても、『一句一遊』とか『湯豆腐句会』とか・・・
あと、テキト~な時にテキト~に言うのも含めたら・・・うん・・・月に100句くらいは?
イケてるのかな???もしかして???(特に自信ナシsweat01
ということは、もう多分、俳句を始めてから今までに、一千句は書いていることになりますねcoldsweats02
それなりの作品が書けているかどうかは、甚だ不安ではありますがsweat02

また、藤田湘子は「多作多捨」について、
トレーニングのようにたくさん作る中で、ある時「これはイケる」と閃くことがある、
そうしたらトレーニングのように作った句はいさぎよく捨てる、
勉強して進歩するんだから、(中略)もっといい形で自分の中から湧いてくる。安心して捨てなさい
と語っています。

『俳句ポスト』に参加した当初は、「これはイケる」と思った句はことごとく【没】でしたcoldsweats01
今思うと、「どうです、俳句っぽいでしょ?」という一種ドヤ顔が見えるようだったのでしょう。
選者の夏井いつき先生は、段階を追って、実に丁寧にご指導下さったと思っています。
まず、兼題を素直に詠むこと。
次に、語順や助詞に細心の注意を払うこと。
そして、取り合わせの感覚を掴むこと。
さらには自分の持っているもの、オリジナリティを出すこと。

そして徐々に、私自身の「これはイケる!」が入選句と重なるようになってきました。
ただ、毎回期待値1位の句が選ばれるかというとそうでもなく、
「期待値10位以内」まで広げればなんとか、という感じかなcoldsweats01
今は、30句挑戦から20句に減らしていますが・・・
これを10句に減らしても、その中で高確率で複数入選が叶うのか。
不安は尽きませんが、やらねば永遠に上達しないので、何とか取り組んでいきたいです。
湘子先生も「安心して捨てなさい」と言っている!
どうしても自分の表現したいことがそこにあれば、
かならずまた後々「もっといい形で自分の中から湧いてくる」でしょう。
どうしても捨てるのを迷うくらいだったら、
・・・雑詠の投句先に送ってみる、というテもあるかな~~~なんてcoldsweats01

そんな、まだまだ甘ちゃんの私の「今週の二句」です。

鬼灯や石橋半里先の群落(むら)
山萩や標識朽ちし県境


前句は中七が窮屈、後句は「既視感バリバリ句」だと思います。
どなたか、良い推敲例を示して頂ければ幸いですbearingsweat01

・・・と、早速ひそかさんから貴重なご意見頂きました!有難うございます!!

標識がどんな風に朽ちていたのか、それを具体的に詠まれてはと思います。
「標識」は「標」でも意味は通じるかと思いますし
「県境(けんざかい)」は「県境(けんきょう)」と読ませることもできますので、
そのあたりで音数の調節も可能かと

うおう!!音数を減らすことが出来たeyeshine
早速このテクニックを使って推敲を・・・。

山萩や標錆びゐる県境

漠然とした「朽ち」から、「錆び」にしてみました・・・どうでしょうか?


<今週の暗誦句>
阿波野青畝の四句。
「秋櫻子」「素十」「誓子」と並んで4Sと称された「青畝」ですね。
「すいは」「そうは」「せいほ」と「ややこし三人組」を結成出来そうですcoldsweats01
「俺も混ぜてくれよ~」と言って断られる「そうしゅう(高屋窓秋)」まで想像・・・
・・・って、ズビバゼンcrying四句頑張って覚えますsweat01sweat01sweat01

2017年8月 2日 (水)

◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第8週

よーーーし!!
はりきって<暗誦句>リベンジじゃい!!!

高浜虚子四句(完璧!)
遠山に日の当たりたる枯野かな  
桐一葉日当たりながら落ちにけり
一つ根に離れ浮く葉や春の水
鎌倉を驚かしたる余寒あり

村上鬼城四句(バッチリ!)
春寒やぶつかり歩く盲犬
残雪やごうごうと吹く松の風
冬蜂の死にどころなく歩きけり
けふの月馬も夜道を好みけり

飯田蛇笏四句(なんとか!)
かりそめに燈籠置くや草の中
鈴おとのかすかにひびく日傘かな  *「鈴の音」と間違えそうになって危なかったsweat01
をりとりてはらりとおもきすすきかな
秋たつや川瀬にまじる風の音

原石鼎四句(イケた!)
頂上や殊に野菊の吹かれ居り
蔓踏みて一山の露動きけり   *「蔓」と「露」のタイプミス発覚shock桃にゃん有難う!
秋風や模様の違ふ皿二つ
短日や梢微塵にくれにけり

前田普羅四句(なんとか!)
雪解川名山けづる響かな
うしろより初雪ふるや夜の町    *「ふりむけば」と間違えそうになって危なかったsweat01
奥白根かの世の雪をかがやかす
駒ケ嶽凍てゝ巌を落としけり

水原秋櫻子四句(完璧!)
啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
夕東風や海の船ゐる隅田川
ふるさとの沼のにほひや蛇苺
むさしのの空真青なる落葉かな

渡辺水巴四句(やっとこさ!)
庭すこし踏みて元日暮れにけり
数珠屋から母に別れて春日かな
ぬかるみに夜風ひろごる朧かな
月見草離ればなれに夜明けたり


一度、間違えたポイントを書き出したこと、
それをヨミビトシラズさんが分かりやすく「正解への道」として整理して下さったことで、
すっかり頭に入りましたshine
ヨミビトさーーん!!有難うございます~~~!!!
句会で会ったら「○○四句は?」と振って下さいね、
必ずやお答えして見せます!!!(ドキドキドキ・・・!!!)

そして!!!いよいよ「実作編」に突入ーーーーー!!!

◆作句へスタート

下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

配合の句は、二物の組み合わせの妙味の勝負だから、
わりあい初心者の作者でも、ときおりハっとするような一句を得ることができる

したがって本書では、一物俳句の作り方にはふれない。
配合の句の作り方をしっかり身につければ、
一物俳句の作り方もおのずから分かってくる


おお!
ここらへんの文章は、6月に寿々さんに書いたメッセージとそっくりだ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ただ、よほど上手にやらないと、ただの報告になってしまって
俳句としての価値を見出してもらえません。
一気詠みは、実は、とっても難しいのです。
モノをポンと置くだけの取り合わせの方がよっぽど簡単です。
でも、不思議なことにですが、取り合わせの練習をずっとしていると、
ある時から一気詠みの質も変わってくるんです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうしても「季語入りの十七音」を書こうとしてしまって、
必要な助詞を省いたり無理な言い回しにして、読者に分かりにくい句になっていた、
当時の寿々さん。(掲載許可を頂いております!)
言いたいことの中から主要な要素を抜き出して、十七音の説明文から、
「季語」+「十二音」の取り合わせになるように、
一緒に、その時その時の旬な季語で「○○や」を練習したり、「中七や」を練習したり。
私がしっかりとした基礎を持っていないために、遠回りした部分もあったかと思いますが、
一応、言ってきたことは間違ってなかったと思い、心底ホっとしています。
「象さん」や「プチ句会」の結果を見れば、寿々さんがいかに上達したか分かります。
こんな頼りない私についてきてくれて本当に有難うcrying
私自身、とても指導など出来る器でないことは痛感してますので、
これからは本書で一緒に学んでいきましょうね!!!crying
しかし「~~~かな」や「~~~けり」は、
十二音を下五に集約させる「一物仕立て」だと思っていたので、
これは後で、じっくり本書を読みこまなくちゃです。
良かった、こっちはまだあんまり練習していなくて!!!coldsweats01

とにかく、「季語」+「十二音」の練習を繰り返していると、
「一句の中に入れられる情報量」の匙加減が分かってくると思うのです。
必要な情報だけを並べていく感覚が分かってくると思うのです。
その感覚を身につけることが、肝要だと思うのです。
「これだけ言えればいい」
と、シンプルに本質だけをつまみ出せるようになった時、
いずれ自然と一物仕立ての句も生まれるのではないかと考えています。

では!!いよいよ実作へ!!!

[ 型・その1 ] 上五【季語(名詞)や】 + 【 中七 】【 下五(名詞 】

「中七の言葉は下五の名詞のことを言っている」


藤田湘子は、本書の中で、この十七音を作る手順について、
①下五名に使う五音の名詞を探し、
②下五と響き合うような季語を決め、
③あとは中七で下五のことを見たまま素直に言うようにする。
④最後にちゃんと五・七・五になっているか確認する。
というふうに述べています。
私はどうやっているかというと、
普段の生活の中で、見るもの聞くもの感じるものを十二音で捉えるようにしています。
カラオケに行っても、歌詞の中から十二音を見つけるのが好きです。
そして、それらの十二音に季語をつける遊びを時々楽しんでおりますcoldsweats01

啓蟄は億千万の胸騒ぎ
雲の峰きらきら消えた硝子坂
雨音はショパンの調べ夕朧
空梅雨や夜更けの電話あなたでしょ

「この十二音の気分は、この季語かな~」と・・・shine
(皆さんも是非!遊んでみて下さいheart04
めぐるさんのカラオケ通いは作句のためだったんですね!!(えぇー?)

<宿題>
来週までに[型・その1]で2句作ること。

はいっ!
頑張ります!!



<今週の暗誦句>
山口誓子の四句。
「鱚釣り」「夏氷」「キャムプ」「捕鯨船」・・・。
知っているのは「夏氷」だけでしたが、
他の句も一読で好きになりました。
季節が夏にまとまっていることもあり、渡辺水巴の時より覚えやすそうです!!!

2017年7月29日 (土)

◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第7週

ふ~~~。
まずは前回の暗誦句から・・・。

啄木鳥や落葉を急ぐ牧の木々   水原秋櫻子
夕東風や海の船ゐる隅田川
ふるさとの沼のにほひや蛇苺
むさしのの空真青なる落葉かな

・・・あっ、「落葉」のところ、最初「落ち葉」と書いてしまっていたので修正しましたsweat01
四句の中では、「夕東風」が一番の難敵でしたが、何とかcoldsweats01
さー、今週もはりきっていきますよーーー!!

◆切字の効果

下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

切字の三要素
1 詠嘆
2 省略
3 格調
切字をうまく用いるときは必ずこの三つの効果が出る


「や」「かな」「けり」などの切字。
切字によって、胸に響くものを感じたり、何とも言えない快感が尾を引いて残ったり、
その「容易ならざるはたらき」が、俳句をいかにも俳句らしくする、と書いてあります。
「わあ、素晴らしい!」「ああ、この感じ・・・」「そうだこれだ!」
そういった作者の感動、感嘆を集約するのが切字。
さまざまな思いを凝縮したこの響きが、深い余韻をもたらすのです。
切字によって、俳句は「凛とした姿」になり、だらだらと繋がった十七音とは、まったく別のものとして、
俳句として、立ち上がってくるんですね。
日常のことを五・七・五で言いました、というものをよく見かけますが、
それは、季語入りの十七音であったとしても、やはり俳句とは言い難い感が拭えません。
よほどうまいこと言っていないと、「あ、そうでしたか良かったですね」で終わる・・・
もっと言うと、「だから?」と続きを促したいような気分になる・・・。
その点、切字を使えば、何はともあれ俳句に見える!
これは大きな、非常に大きな武器です。
本書は徹底して切字中心に進めるとのこと。
「確乎とした切字への信頼感」をもって読み進めます。

・・・で、いよいよ次週から実作に入るのですね!!!ひーーードキドキ!!
もう一度おさらいをして・・・心の準備万端でページをめくろうと思います。

<暗誦句おさらい>

遠山に日の当たりたる枯野かな  高浜虚子
桐一葉日当たりながら落ちにけり
一つ根に離れ浮く葉や春の水  「離れて浮くや」と間違い!バツ1shock
鎌倉を驚かしたる余寒あり

春寒やぶつかり歩く盲犬      村上鬼城
残雪やごうごうと吹く松の風   「鳴る」と間違い!バツ2shock
冬蜂の死にどころなく歩きけり
けふの月馬も夜道を好みけり  「馬も月夜を・・・」と言ってしまいました、バツ3shock

かりそめに燈籠置くや草の中   飯田蛇笏
鈴おとのかすかにひびく日傘かな
をりとりてはらりとおもきすすきかな
秋たつや川瀬にまじる風の音  「川面に」でバツ4shock

頂上や殊に野菊の吹かれ居り  原石鼎
蔓踏んで一山の露動きけり
秋風や模様の違ふ皿二つ
短日の梢微塵にくれにけり    すいません、「短日」出て来ませんでした。×5shock 

雪解川名山けづる響かな     前田普羅
うしろより初雪ふれり夜の町
奥白根かの世の雪をかがやかす
駒ケ嶽凍てて巌を落としけり   「駒ヶ根・・・」違う違う!×6shock



・・・あかんやん!coldsweats02impact
微妙に暗誦出来ていなかったのでもうちょっと練習してから実作に入ります!!
ウヌヌ~~~道は遠いぜ!!!

2017年7月25日 (火)

◆「(新版)20週俳句入門/藤田湘子」第6週

<前回の暗誦句>

前田普羅の四句。
・・・ふ~~~。
声に出していたら、「つゆきれり」とか、「きをす」とか、
ててとしけり」とか、なんだか音韻が素敵に感じられました。
しかし・・・今までの暗誦句の中では、最も忘れるのが速そうな気がするsweat01
今後も何回も思い出しては暗誦するようにしよう・・・。

さてさて、前回から少し間が空きましたが、
文章の引用についてカドカワさんにお伺いを立てておりましたup
明確なガイドラインを頂きましたので、これに沿ってやっていきます!!
掲示板やメールで複数の方からアドバイスも頂いて、大感謝です!!
おかげで、安心して記事が書けるようになりました、有難うございました!!!

◆季語のはたらき

下記赤文字部分は本書からの引用です。
■書名:『角川俳句ライブラリー 新版 20週俳句入門』
■著者名:藤田 湘子
■出版社名:株式会社KADOKAWA

1 季節感
2 連想力
3 安定感


本書では、季語の重要なはたらきとして、上記の三つが挙げられています。
季語には、その一語だけで豊かにイメージを広げる力があるので、
季語を置きさえすれば分かるようなことは、さらにクドクドと述べなくて良いのですね。

「季語を信用する」

この一言に尽きます。
季語には、一切手を加えず、ポンと句の中に置く。
その季語がもたらしてくれる豊かなイメージを信じて、
作者は安心して十二音の傍らに添えれば良いのですね。
私は、季語は「十二音増幅装置」というふうに捉えています。
十二音の内容が、季語によって大きく膨らみ、広がり・奥行きを得る。
十二音の印象を決定づけるものが季語だと思います。

初学のうちは「一句一季語」で作るように心がけたい。

初学のうちは、季語と知らないで使って「えっそうなの!?coldsweats02」パターンが多いですよね。
そうやって徐々に季語を覚えていくのが楽しくもあります。
季重なりや無季の俳句もあるが、まずは「一句一季語」で。
俳句に慣れていけば、自然と主役脇役の見極めも出来てきて、
季重なりでも佳い句が出来る時がやってくるでしょう。

<今週の暗誦句>
水原秋櫻子の四句。
「啄木鳥」「夕東風」「蛇苺」「落葉」です。
「啄木鳥」は超有名だから大丈夫!
他の三句も有名だから大丈夫!
「秋櫻子忌」のおかげで盤石ですたいgood