最近のトラックバック

2019年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

一句一遊

2019年1月18日 (金)

寒猿や隔離病棟ありし山(追記あり)

『一句一遊』兼題「寒猿」、水曜日に読んで頂き感謝です

◇寒猿や隔離病棟ありし山  「ありし」、かつてあったという意味です。

「寒」のつく季語って何だかカッコいいですよね・・・!
「寒晴」も「寒鵙」も「寒椿」も大好き。
しかし、この次の兼題だった「寒苦鳥」(と「玉子酒」)はパス
お正月が例年になく大忙しだったこともあり、全然思いつけなかったです~~~
コメント欄へのお返事も滞りっぱなりで申し訳ありません。
また休日にゆっくり書かせて頂きます、平にご容赦を!
余裕が出来たらまた投句も再開すると思いますので、その時はまたよろしくです!

▼追記

「寒猿」金曜日!

◇寒猿の声や落石防護網  プリマスロック句会・あいむ李景
落石を取るための防護の網があるわけですから、山路のちょっと深いところ、そんな感じでしょうかね。落石の防護の網の上から寒猿の声が聞こえてくる。声によって奥行きも見えてまいります。

◇寒猿のひたひた過ぎる擁壁上  東京・めいおう星
「ひたひた」がいいですね。冷たさというのがちゃんと出てきますよね。擁壁上という光景を最後にどんと持ってまいりました。

◇寒猿が黒鉄山の心臓に  穂積書道教室俳句部・天玲
黒鉄山、黒い鉄の山と書きます。その心臓になったかのようにと読んでもいいし、心臓部にと読んでもいいかと思いますね。ワタシは最後にけたたましい叫び声を聞いたような気がいたしました。


上位互換句に圧倒される!!
私も最初「落石注意」「防護ネット」「擁壁」をイメージしていたんですが・・・
うまくまとめきれなくて、「隔離病棟」に替えたのでした

<投句断念句>
寒猿やこの山落石注意なり 「やこの」と平仮名続きが読みにくい、中八。
寒猿走る山肌を覆う擁壁   七八四「擁壁」は「山肌を覆う」ものだから・・・。
寒猿走る擁壁は冷たい    字足らず「擁壁」は「冷たい」ものだから・・・。

金曜句との差は歴然であります。嗚呼。
そしてもう一句、「黒鉄山」という固有名詞にも強烈に惹かれました。
実際の山容は知らなくても、字面から立ち上がる「雰囲気」が凄くある。
ちょっと彩度を落としたような、硬質で乾いたイメージが「寒」にぴったり。
嗚呼、嗚呼。

今週もたっぷりと勉強になった『一句一遊』でした。
金曜日の皆さん、【天】の紫水晶さん、
そして読まれたすべての方、おめでとうございます!!!

2018年12月13日 (木)

銀飯に霜降かます海に星

「初時雨」から約1ヶ月ぶりの『一句一遊』、水曜日に読んで頂けました。

◇銀飯に霜降かます海に星  大阪・小川めぐる
 銀飯には霜降かますが必要です、海には星がありますと、こういうことなんでしょうねえ



「霜」から「銀」を、「かますの一夜干」から「星」を連想。
私にしては、なかなか美味しそうに詠めたかな?
そして珍しいことに、次の「本」でも水曜日の残りとして木曜日に読んで頂けました。

◇冬深む桐箱入りの稀覯本  大阪・小川めぐる
 稀覯本というのはとっても珍しい本という意味です


「本」が大好きで、「本」を詠みたいな~と思っていたので、とても嬉しいです。
先週読んで頂いたので、「ない」と思っていただけに余計に
ローテーション(?)的には、今年はこれで最後じゃないかなという気がしますが、
期待を込めてまた「落書き俳句ノート」覗かせて頂きます!!!


おっと、ウヤムヤにしてしまいかけましたが(笑)「初時雨」の後の没句も紹介しておきますね

◆「産」:小春日を走る双子の産婆さん
       ↓
 上位互換句【金】羊水のつたふ産婆の手や寒夜  青海也緒

◆「目貼」:目貼して竹内まりやかけ流す
       ↓
 上位互換句【金】目貼してラジオは甘き国の歌  月の道

◆「蒸飯」:あのことは蒸し返さずに蒸し飯
       ↓
 上位互換句:【金】蒸飯今日も誰ともしゃべってない  中嶋浄土


という感じでございました・・・。


年内最後の投句は12月16日(日)締切の「大晦日(おおつごもり)」と「去年今年(こぞことし)」。
ビシっと締めくくれるよう、気合入れて臨みます!!!

2018年11月11日 (日)

初時雨母の着替に名を入れて

久しぶりに『一句一遊』です。
「渋取」が10月13日だったので、ほぼ一ヶ月ぶりですね。嬉しいです
「ひまわり畑」の「兼題考察スレ」にて書かせて頂いた、
過去の「プチ句会」での税悦さんの「初時雨」の句がヒントになっています。
「初時雨」とは、「雨の冷たさに冬の訪れを知る」だと感じたのです。

◇初時雨母の着替えに名を入れて/病院とか介護施設とかそういう場所でしょうねえ

10月初めに、自宅近所の施設にお義母さんを迎えることが出来て、
毎日とはいかないまでも週に何度か顔を見せられるようになりました。
毛糸のスリッパを編んでみたけど、どうしても左右の形が揃わない・・・。
イーっとなったり、首筋やら肩やらがパンパンになったりしながら、何度も編み直し、
とりあえず「もうこれで・・・」といったん区切りをつけ、施設の方にお渡ししてきました。
その後、「今なら!今なら前よりもマシなものが!!」と別な色でもう一度トライ中。
頑張ります、ワタシ

そうそう、ここまでの没句供養もしておきましょう・・・。

◆坊

【没】秋うららのつぺら坊の蹲る
◇八雲忌やのっぺら坊を名乗られる  彼方ひらく
のっぺら坊が出てきて、出てきてというか会ったら、ワタクシのっぺら坊でございますっていってるわけですよね。面白いよね。

ひぃい、同じ「のつぺら坊」でも全然違ふ!

◆サフランの花

【没】サフランや料理上手なバーバママ
おぉ、「サフランの花」ではなくて、香辛料の「サフラン」のようだ!
きちんと「サフランの花」で勝負出来なかった時点で負けていました
◇サフランの花や刺繍上手の母だつた  松山・もも
刺繍の素材としてサフランの花を刺しているようなそんな感じもあるし、園芸も好きで庭の手入れも好きで、そこにサフランも植えている。上手もお上手でサフランを香辛料として使いこなしているそんな感じもしますね。

季語の中に「園芸、料理」の要素があるので、それ以外の「○○上手」と言うことで、
「料理も庭作りも上手いんだろうなあ」と思わせる。
うううっ、勉強に、勉強になりました

◆菊吸虫

【没】やおら飛ぶ菊吸虫の不良顔
カミキリムシの仲間らしい、憎々し気な顔だなあと思ったのですが、
これといって「菊吸虫らしさ」は無かった
◇ふぉんふぉんと菊吸蟲の髭不穏  京都 凡讚
「不穏」というのが分かりますねえ。

掲句は「菊」の目出度さと「不穏」の対比があり、
黒い体表にある赤い斑紋も警戒色として浮き上がってくるように感じられます。
「菊」自体も立派なものなのにダメーーーって気になってきますね。
生物の句は臨場感が命なのだわ!


最後になりましたが、『一句一遊』で読まれた皆さん、
金曜日の皆さん、おめでとうございます!!
次週も楽しみです~~~!!!

記事中の色文字句・コメントはすべて「落書き俳句ノート」より引用させて頂いております。
限りなき無償の愛に感謝です

2018年10月13日 (土)

柿搗くやごんごんづくづくぢゆつぢゆつと

久しぶりに『一句一遊』です。
オノマトペの句を、「渋取」の水曜日に読んで頂きました。

◇渋搗くやごんごんづくづくぢゆつぢゆつと/ふっはっはっは 凄いねえ、徹底しとるねえ

「ひまわり畑」の「季語考察スレ」にすりいぴいさんが貼ってくれた動画を観て出来た句です。
ぴいさん、ありがと~!
そのぴいさんの句は、人物を描いたもの。

◇押すように渋を搗きたる次男かな/親子でやっておりますねえ

「潰す」じゃなく、「押す」に「次男」の性格が感じられて、眼差しを感じる一句です。
私は、なかなか人物を詠めないでいるので、こういう句にはちょっと痺れますね。
人物と言えば、多いに共感したのが金曜日のこの一句。

◇出来そうな主婦渋取の話する  うさの
「出来そうな主婦」はほら、重曹を家事に使いこなしてるとかってあるじゃないですか。
もう今重曹ぐらいじゃあれでしょうね。
自分で毎年「渋取」してますとか、それぐらいの主婦になって行くんでしょうなあ


ああ・・・「出来そうな」めっちゃ分かる!
この句まんまの方がしゃれこうべの妻さんですね、
月曜日に読まれたお便りによると、秘蔵の柿渋をお持ちだとか。さすがですっ!

そして金曜日には、彩楓さん、月波さん、ひそかさんたちが。
皆さん、おめでとうございます!!
金曜日は遠いですけど、まずはコツコツ投句を続けるところから頑張ります!


そうそう、「胃」の後の【没】供養もしておきましょう・・・。

◆月光

月光や人魚は巌に髪梳る 
「月の歳時記」に送った句(月明り集め人魚の入り江かな)の姉妹句。
北の海の感じ、「ローレライ」のイメージもあって、ゴツゴツした「巖」を選びました。
投句したのが締切日の9月9日、その3日後にアマゾン購入した「月の歳時記」に、
「水櫛」の句が載っていて、あまりの美しさ・自句との違いに悶絶。
この時点で【没】は覚悟出来ていました。トドメの一撃に、
◇濡れ髪の銀に変はりて月明り   さとう菓子/きれいな句でしょ。
ああ、なんて美しい「月光」。

◆江鮭
はらはらと星降る湖や江鮭
月曜日のお便りで読まれた黴円せんせーの句が似ていて嬉しかったです。
◇江鮭山の湖へと星は降る  星埜黴円 きれいに決めましたねえ
「山の湖」というさりげない情報が光っていることに気づきました。
水曜日には、「琵琶湖」「近江」「淡海」といった、より具体的な表現があり、
「琵琶鱒」とも呼ばれる「江鮭」らしさが描かれていたと思います。嗚呼。
そこまで行かなくっちゃ、でした




2018年9月21日 (金)

秋澄むや太田胃散のイ長調

今週発表の「胃」から、『一句一遊』への投句を再開しました。
「火曜の残り」ということで、木曜日に読んで頂いて嬉しいです。
・・・と言っても、前フリに使って頂いた感じかと思います、ああッ

大阪から参加、小川めぐる
◇秋澄むや太田胃酸のイ長調 大阪・小川めぐる
いやいやいやいや!わかもと製薬ですよこれは。わかもと製薬のイ長調ですね。
えへへ、こういうところがめぐる気を使っていただけたら嬉しいですね

多聞仙はさすがでございます
◇わかもとの胃腸薬飲む残暑かな 多聞仙
ここ拍手のところでございますねえ(と、拍手)

埼玉の巫女も心得ている!
◇わかもとの胃腸薬や馬肥ゆる 埼玉・巫女
馬も肥ゆる薬でございます



「胃」と言えば・・・で思い出したのがコレだったのです。いやー、本当に私ったらでした
それなのに読んでくださった組長に感謝

火曜日だってね、読まれるとそれなりのやる気になってくださるかもしれないと期待して

はいっ!復帰早々励みになりました!!!
ふか~~~く反省して、金曜日の聞き書きUPに打たれようと思います。
金曜句の感想は「ひまわり畑」に書き込みます。
皆さんもよろしかったらお気軽に書き込みください、一緒にファントーク出来たら嬉しいです


2018年7月 6日 (金)

◆上半期終了~!

早いっ!
もう1年のうち半分が過ぎてしまったのですねっ!!
目標として、「投句忘れをしない」と掲げながら、気持ちいいくらいにスッポンスッポン。
自戒を込めつつ、上半期を振り返りたいと思います。
」は、兼題に対して白旗、あるいは投句忘れ。
並べてみると結構多いことに愕然としております

「正月」
「場」
「南予」
「鍋破」
【月】早回しではありません鍋破
「ボブスレー」
「子」
「建国記念日」
【水】建国日だいだらぼうの盛りし山
「薄紅梅」
【水】薄紅梅たわやかに喜寿迎へをり
「春光」
「フ」
「孕雀」
「椿餅」
「春休み」
春休み夢はパティシエなんだから
「製」
「八重桜」
「蝌蚪の紐」
「聞茶」
「サッカー」
「余花」
「鴨の子」
「蜜豆」
「五十」
【水】眉青き五十鈴姐さん大南風
「あいの風」
「人参の花」
「夏季手当」
「原」
「雪渓」


『一句一遊』への投句が本当に増えて来たと、度々語られていて、
今年の2月にも組長ブログで、こんな記事が。
「一か月に一度、どこかの曜日で読まれるとよし!」
これだけ投句忘れもありながら、この半年で5回読んで頂けたこと、
心から感謝する次第です。

その『一句一遊』の番組の中でお願いされていたことですが、
最近になってまたまた新規の投稿者が増えていると思いますので、
このブログでもお願いの再掲をしておきますね。

・投句の際、同じ兼題を複数投句する場合は、まとめて一つのメール(又はハガキ)で投句
・違う兼題の場合は別のメール、ハガキに分けて投句
・俳号には振り仮名があるとラジオで読む時に助かる

膨大な選句を行って下さる組長の負担を少しでも減らすべく、
また、短い放送時間のうちに出来るだけスムーズに皆さんの句を紹介出来るよう、
ご協力頂ければと思います。どうぞよろしくお願い致します

2018年6月 2日 (土)

眉青き五十鈴姐さん大南風

久々に「水曜の残り」として木曜日に読んで頂きました
「春休み」以来なので、ちょうど2ヶ月ぶりになります。
「製」「八重桜」「蝌蚪の紐」は読まれず、
「聞茶」「サッカー」は白旗、「余花」「鴨の子」「蜜豆」はお休みという体たらくでしたが、
やはり皆さんの句を読ませて頂いたり、「おめでとうー!」を書き込んだりしていると、
「私もやらねば~」とエネルギーが湧いてくるのですね

眉青き五十鈴姐さん大南風


大女優の山田五十鈴を詠んだ句に続いて紹介して頂き有難かったです。
近所に住んでいた「五十鈴さん」も綺麗な人で面倒見が良くて、
可愛いワンピースを貸してくれたことも。
当時はぴったりだったワンピース・・・もう入らない体型になってしまいました
そんな私が最近気になってるのは「生酵素」のCM・・・効くのかしらん(ドキドキ)。

次は「人参の花」「夏季手当」が6月3日(日)締切、
その次は「原」「雪渓」。
またまた難しそうですが、頑張ります!!

2018年4月 1日 (日)

春休み夢はパティシエなんだから

『一句一遊』兼題「春休」。
今回は、月曜日にお便りを読んで頂き、その中で句も紹介して頂きました。

春休み夢はパティシエなんだから

書いてみて窮屈に感じたので、「み」を挟んでみましたが、
本来は季語には送り仮名は不要なんですよね

他にもう1句送っていましたが、これは季語を替えてリベンジしたいと思います
そして、いつものように各曜日に登場する皆さんの俳号&句にときめきいっぱい!
そしてまたズラリと眩しい金曜日!!

◇小型えんぴつ削り器春を削って春休  大阪・天の川銀河句会天野姫城
大胆な上五字余り!そこに痺れる憧れるッ!
ショリショリが気持ち良くて、いつも多めに廻してしまう私です

◇春休ヒトコブラクダの座り方  三重・七瀬ゆきこ
「ヒトコブラクダ」ののほほん感が「春休」!
座るカンジが独特で、確かに「へえっ」と見てしまいますね。

◇きょうりゅうもこっせつをするはるやすみ  ちま三才
おぉ、ちまちゃん!いつもながら可愛ェ~のぉ~~~
私の心にもちまちゃんが住みついてくれないかしらと真剣に考えています

◇春休失せし軟球半ダース  埼玉・小市
「軟球」がいいですね!中学生感が何とも「春休」に合ってる気がします。
高校からは硬球だもんな~って思うと、またちょっと複雑な思いも入り混じり・・・。

◇雀荘に顧問のオカダ春休  兵庫・司啓
「ゲッ」という思いか、「やっぱりな」というニヤリか。
カタカナでの呼び捨て、というところに人物が感じられて素敵

◇夜のペットショップにひとり春休  東京・めいおう星
ちょっと毛色の変わった一句。「春愁」を置くとイカニモ感、やはり「春休」だからこそ、
このひとときがちょっとした救いになっているように思われます。

【天】鉄塔を数えに行こう春休  大阪・ときこ
ときこさん!!おめでとうございます!!!
ここ数年で、携帯のアンテナなど鉄塔がぐぐんと増えたことと思われます。
「春」と「鉄」ってホント良く合いますね!「行こう」の気軽さが「春休」!!!


次は「製」「八重桜」と発表が続きます。
またどんな素敵な句に出会えるか、楽しみいっぱいです
そして私は、4月はまたどこかで読んでもらえるようにガンバル~~~!

2018年2月28日 (水)

【水】薄紅梅たわやかに喜寿迎へをり

「建国記念日」に続いて2週連続掲載となりましたラッキー!

【水】薄紅梅たわやかに喜寿迎へをり

「しなやか」の類語を調べていて、「たわやか」という言葉が「しなやかで優美なさま」と知り、
「薄紅梅」の華美に過ぎずはんなりとした風情に合うのでは?と思い使ってみました。
ダンナの年齢からすると「古稀」の方が近いんですが、
「喜寿」という字面が「春」に似合うと感じたので、プチ捏造
ダンナは19歳年上で、結婚当初は何やら星一徹系の部分も垣間見られましたが、
長年一緒に暮らしているうちに、口癖やら癖(仕草)やら生活スタイルやら、
何かと私色に染まってしまい、すっかりよく分からないおじいちゃんになっています。
卵のこと「タメイゴォ」って言うようになるんですからねえ。
・・・おっと、そんな話はどうでもいい

「薄紅梅」、その美しい季語から、たくさんの素敵な景を見せて頂きました
私のお気に入りの作品を少し紹介させて頂きます。

<火曜日>
薄紅梅鳥群れて来て群れて去る   漢詩人鉄仮面
措辞が素敵鳥の動きから、一瞬濃く香り来る「薄紅梅」を感じました
<水曜日>
薄紅梅狛犬の毛の軽くなる  豊田すばる
像である「狛犬」の毛が軽くなる、という把握が素敵です。春らしい軽やかな気分
高僧の法衣むさらき薄紅梅  てん点
ことごとく「香り高い」イメージを持つ言葉たち、色彩も鮮やかです
まろらかに進む茶話会薄紅梅  宮城 出楽久眞
「まろらか」という言葉が素敵素敵な方たちとの、愛しく大切な時間なのですね
<金曜日>
薄紅梅歩けばついてくる心  穂積書道教室俳句部部長・天玲
心がどこか迷っているような時も、歩き始めればついてきてくれる
薄紅梅新書を覆うグラシン紙  大分・樫の木
清潔感、上質感の漂う言葉が並びましたあの紙、「グラシン紙」というのですね!


例によって、抜き出し始めるとあっという間にとんでもないことになるので、
絞りに絞っています。
掲載の皆さん、素敵な句をありがとうございました!!!

2018年2月18日 (日)

【水】建国日だいだらぼうの盛りし山

このところ、投句数がさらにハネ上がっているという『一句一遊』。
組長ブログにも「どっさり!!!」積み上げられたプリントや葉書が紹介されていました。
うむむ、これだけの選句を行って下さる組長に、何とか少しでもいい句をお届けしたい・・・。
と思いつつ、今年の第一弾が月曜日だったので、「全曜日制覇」を目指すことにします

◆1月22日発表:兼題「鍋破(なべこわし)」
【月】早回しではありません鍋破/それぐらい早く箸が往復するんですねえ
うふふっ、締切数分前に投句したヤツです
もう一句「鍋破一家全員柔道部」という全部漢字の句も出していましたがこちらは【没】。
いつか全部漢字の句で採って頂けるよう、飽くなき挑戦を続けるのであった・・・ひゅるるぅ。
私は「食べるほう」を描いてしまい月曜日でしたが、
上位の方はもちろん「食べられるほう」をシッカリ描写されていました。
【水】林蔵の空を睨むや鍋破       ラグナ
【木】三日では飽きられません鍋破   中山月波
【金】いかづちを食うてしもたか鍋破  京都・凡鑽
そして!【天】は!!今回お二人いらっしゃいました!!!
【天】古鍋の使い収めや鍋破  ひでやん
【天】鍋破友の持ち来る鬼ごろし  埼玉・小市

なんとも旨そうな「鍋破」ではありませんか!
あのごっつい面構えに対抗出来るのは「鬼ころし」しかありません。
この銘柄のチョイスがさすがです!!男同士で盛り上がる夜、最高でしょうね!
そしてひでやんさんの句と繋がって感じられるのも素敵。
「もーこの鍋も買い替えちゃうからさ。最後にコレ食おうぜ!」
「おーいいね!じゃあ俺、酒持って行くわ」
そして下駄を鳴らしてヤツが来る、あ~ああ~~~あーいいなあ
ひでやんさん・小市さん、そして掲載の皆さん、おめでとうございます!!!

◆2月15日発表:兼題「建国記念日」
【水】建国日だいだらぼうの盛りし山/だいだらぼっちのだいだらぼうが盛った山だよと
もう一句「建国日高千穂峰麗しく」も出していました。
【水】建国記念日高千穂の輝けり 一句一遊宇和島風花会・野薊
おおー!似た内容ながら採用句の方がぐんと読みやすい!!
【水】この国の形読み入る建国日 大阪・比良山
【水】建国記念日瑞穂の国の清きそら 神奈川・まんじゅ
【水】まほらなる日の本の国紀元節 岡山・こまり
これらも「美しい国」を詠んでいて素敵です!
そして、金曜日には、憂いも感じられる句も・・・。

【金】尖閣の空は鈍色建国日  神戸・葦たかし
【金】青空へ黄ばむ日の丸紀元節  青柘榴
【天】行軍を終へ建国の日の湯舟  きとうじん
こういう句を、私はまだ全然書けないのです。
こういう句を書けるようにもなりたいと思う今日この頃です。
きとうじんさん、そして掲載の皆さん、おめでとうございます!!!

より以前の記事一覧