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プチ句会

2017年7月22日 (土)

◆第5回プチ句会参加者募集のお知らせ

「菊日和」の次の兼題の締切後に・・・と思っていたら、
次の「鰯」の締切が8月23日となっていたのでビックリ!
あっ、俳句甲子園!!!・・・と思い至り、ならばということで、
次の「プチ句会」を8月3日(木)に設定致しました。

◆お題
Photo_2
「テラスの広告」佐伯祐三
  flair「初秋」の季節感で

◆投句受付(3句まで)
 ・8月3日(木)0時~8月5日(土)23時締切
  集計が終わり次第、選句開始となります。
  ちょこちょこ覗いてみて下さいhappy01
◆投句フォーム
  作品から1文字分スペースを開けて俳号の記入をお願い致します。
  例:主なきツリーハウスや雲の峰 小川めぐる(前回の投句より)

◆選句受付
 ・投句リスト公開より、8月8日(火)23時締切
  ◎・・・特選1句コメント必須
  ○・・・並選5句コメント必須
  ★・・・「ここが惜しい」「ここがおかしい」「ここが分からない」などのご意見、ご質問。
      作者へのアドバイスがある場合、
      作者自身が推敲していけるように、ヒントを出す感じでお願いします。
      「ここはこうしたら」と思う箇所があれば、その一部分への助言にとどめ、
      全体にわたる添削までは行わないようにして下さい
      よろしくお願い致します!!!

◆選句フォーム
  下記のように、番号&句の下に、印&コメント、選句者名をお願い致します。
   統一して頂けると編集作業がぐっと楽になりますので、よろしくです!!
   34.主なきツリーハウスや雲の峰 
   ○コメント最大100文字程度  (選句者名)
  *番号だけですと、番号間違いで違う句へ選を入れるケースが発生しますので、
   ご面倒でもこのように、確実に「この句への選」と分かるようにお願い致します。


ちなみに100字程度というと、ざっくり言ってこの文章くらい。ブログにUPした時に2行程度で収まるような文字数になります。
私のカウントが間違ってなければ・・・ですので、良かったらカウントしてみて下さい♪

 
  
◆参加者(25名まで)募集致します
 前回、俳句を愛する皆さんにご参加頂き、大盛況となった当句会!
 「小さな集まりの中で、出来るだけ多くの句について語り合う」という、
 当句会の目的が、かなり理想に近い形で実現出来たのではと感じました。
 お集まり下さった皆さまに改めて感謝申し上げます。
 前回が20名だったので、それより少し多い25名と致しました。 
 新たに「俺(私)もやってみたい・・・」と仰る方、早めに参加表明下さいまし!wink
 25名に達し次第、締め切らせて頂きます。
 ご希望の方は、この記事のコメント欄にて書き込み下さい!!!


ではでは、「第5回」よろしくお願い致します!!!

◆7月22日9:00現在の受付状況(敬称略)
 洒落神戸、葦たかし、すりいぴい、桃猫、かま猫、佐東亜阿介、
 寿々、中山月波、24516、斎乃雪、小川めぐる

 現在11名のエントリーを受付ております。
 よろしくお願い致します!!!

2017年7月 5日 (水)

◆結果発表(個人別)

◆個人別TOP5

上里雅史(8+4+1)計13点
小川めぐる(6+3+3)計12点
小市(6+4+2)計12点
耳目(7+2+2)計11点
GONZA(7+2+1)計10点

◆以下得点順

かま猫(5+2+1)計8点
寿々(5+3+0)計8点
すりいぴい(6+1+1)計8点
桃猫(3+3+2)計8点

24516(4+3+0)計7点

はずきめいこ(3+2+1)計6点
葉音(5+1+0)計6点
正丸(6+0+0)計6点

城内幸江(5+0+0)計5点
中山月波(5+0+0)計5点

東雲(3+1+0)計4点
由野(4+0+0)計4点

あ~すけ(1+1+1)計3点
さるぼぼ(2+1+0)計3点

ヨミビトシラズ(0+0+0)無得点


個人別TOPは、最高得点句を擁する上里雅史さま!
映画はご覧になっていないそうですが、予告動画や名場面などから作句されたとか。
断片的な情報から、作品の本質に迫る見事な洞察力を披露されました!
おめでとうございます!
2位は小市さま、「フェンス」「ペニー硬貨」など、「少年たちの今後」に思いを馳せるような作句に、まなざしのあたたかさを感じました。おめでとうございます!
同点で私も2位に浮上しました、皆さま有難うございます!!!まだまだ推敲の余地がたっぷりある句ばかりですので、いずれバチっと嵌る言葉が見つかることを楽しみにしております。
4位に耳目さま、いつもながらユニークな観点・斬新な切り口と軽みが魅力です!「大夏野」、ノスタルジックで素敵でした。おめでとうございます!
5位GONZAさま、おめでとうございます!「サイダー」の甘酸っぱさはまさしく「Stand By Me」そのもの!!胸キュンキュンの一句を有難うございました!

6位以下の皆さまにも素敵なお句がたくさんあり、自分では選びきれなかったけど、寄せられた選評を読んで身もだえするようなことが多かったです・・・。
皆さま、素敵なお句のみならず、素晴らしい選評の数々、本当に有難うございました!
また、貴重なご指摘も頂き、大変に勉強になりましたshine
今回頂いたご指摘を、次回以降の作句に活かせるよう頑張りたいです!!

次回は来月、「菊日和」の次の兼題の締切後に行なおうと思っております。
またたくさんの方のご参加をお待ちしております!!

◆結果発表(個人別)しばしお待ちを

はうあー!
また投稿エラーで記事消えちゃいましたcrying
明日UPしますので、少々お待ち下さいまし~~~!

◆おまけ(追記あり)

今回も、欄外にご意見をたくさん頂きましたので、一挙掲載いたします。

◆洒落神戸さん飛び入りで選句下さいました。

9.夏終る少年フェンスを越えにけり
○夏終る、少年と来て夏休みの終わりを思いました。夏休みはもう終わってしまうけど、その夏休みに少年はフェンス超え一つ大人になった。フェンスは象徴なんでそれが何かは読み手の創造力次第。

15.紫陽花や泥に落ちたるロリポップ
雨の中でこそ映える紫陽花と泥に落ちてもなおキラキラとカラフルなロリポップの取り合わせが良いと感じました。

27.茂りより現れし汽車茂りへと
茂より現れた汽車がまたすぐに茂に消えてゆくことで、茂の生い茂った感がよく表されていると感じました。私にはまだそんな技術がないですが、語順を変えて「茂より現れ茂りへと」みたいな感じにすると茂と茂の間が狭まるのでもっと生い茂って感が出るかなとも考えたのですが自分では上手く五七五に出来ませんでした。

41.銃口を下ろす少年夏の風
○海外の少年兵を思いました。「夏の風」を大歳時記で調べると「高温多湿の風であるが、涼しいと感じられる事もある」とありました。戦意をなくした少年兵に吹く風は暑いのか涼しいのか……

46.兄の死やワイシャツ揺らす扇風機
○夏に兄が死んだ。いくら暑くても喪服を着ないといけない。ワイシャツ姿で扇風機にあたっているのはお通夜から葬儀の間かも扇風機の風に揺れているワイシャツは兄への哀悼の意の象徴と読みました。

58.少年の肩落ち着かずアロハシャツ
○この夏、初めてアロハシャツを着たのかな。別にハワイ好きって訳じゃなくて、ちょっと粋がった感じ?フェンスの句にも書いたけど、夏には成長のイメージがあります。でも、背伸びして粋がっているようで、未だ少年の逞しくはない方にアロハシャツがあまっている、アロハシャツに着られている感じが少年ぽっさが出てよいと感じました。

p.s. 特選は決めてなかったのですが自分がアロハ先輩なので58番が一番好きかな。

◆上里雅史さんより「これも好きでした」とのラインナップ頂きました。

19.その先を確かめにゆく夏休み 
shine明るく若さに満ち溢れた句です。誰でも(特に男の子なら)覚えがある感慨では、ないでしょうか。そう、そんな頃もあったよね(遠い目)。

31.夏の月送電塔のなほ微熱 
shineきれいな句ですね。単語も美しいです。微熱は、送電塔に残る昼間の残熱を指しているのでしょうか。そういや、鉄塔路倶楽部は、まだ活動しているのかな?
52.日焼肌擦らしつ語る夜の森  
shine日焼肌を擦らし、で距離感がよくわかりました。夜の森が、語る対象なのか語っている場所なのか、解釈が二通りできますか? 場所の方ですよね?
 
53.オレゴンの夏と線路の消失点
shineはるか地平に向かって、絵画の消失点のように見える線路と、夏を重ね合わせる感性が好きです。映画を見ていないと、オレゴンである必然性は?? ですが。            
 
4.隠家は河原の中州行々子 
shine揚句ですと、トム・ソーヤとかハックルベリー・フィンを思い出します。そちらも、懐かしい少年時代の夏休みですね。


◆桃猫さんより「これも選びたかった!」というラインナップを頂きました。

7.夏の月ベッドの下の宝箱  
shine夏の月と宝箱がとても綺麗で…○でとるか悩みました。宝箱におも ちゃのキラキラが散りばめられていそう。(桃猫)

29.少年の瞳を揺らすキャンプの火 
shine火が揺れるのでなく瞳が揺れているんですね。○でとるか迷いま した。(桃猫)

27.茂りより現れし汽車茂りへと  
shineぬぅっと現れぬぅっと姿を隠すようなイメージで読んでしまいま した。何故だろう。「茂り」という言葉かなあ。でもそう受け取っ ても面白いですね。(桃猫)

31.夏の月送電塔のなほ微熱  
shine綺麗ですよねえ。それぞれの言葉の距離感が絶妙で○でとるか悩み ました。 (桃猫)

37.亡き人と知らず初恋土用凪 
shine初恋の人は実は幽霊、魂だったということかな。俳句っぽくないけ れどおもしろーい!と思いました。(桃猫)
54.午後十時鉄路歩いてバナナ食う 
shine少年の家出?仕事の悩みを抱えるサラリーマン?面白かったので最 後まで〇でいただくか悩みました。 (桃猫)


◆ヨミビトシラズさんより選外佳作たくさん!

【準並選(佳作)】
◎31.夏の月送電塔のなほ微熱
「夜になっても、昼の熱気がまだ残っている送電塔」を上手く表した句。表現の高さの割に、精度も高い句。
並選に残したかったが、全体的なインパクトが並選句と比べて薄い気がして外しました……すいません(>_<) (ヨミビトシラズ)

◎37.亡き人と知らず初恋土用凪
私自身「身に覚えのある感覚」だったので、ハッとさせられた句。
発想・展開共に斬新で並選に残したかったが、「初恋の人が死んでいた事を知って、呆然とした」という内容なら、「知らず」よりも「知ってor知った」の方が良いような気が…… (ヨミビトシラズ)

◎45.夕焼を滴らせ研ぐナイフかな
「夕焼けを滴らせ(したたらせ)」がとても面白い句。「夕焼け→赤→血」を連想させるので、雰囲気も悪くない。表現も精度も高い。
並選に残したかったが、ナイフを研いでいる人の心情を感じるのが難しくて外しました……すいません(>_<) (ヨミビトシラズ)

【佳作】
○5.炎昼や揉み消す記憶とマルボロと
何か……思い出したくない記憶でもあったんでしょうか?(-_-;)
マルボロ(=煙草)と引っ掛けたのは上手いと思いますが、「それだけの句」と言えば、それだけだし……評価に非常に迷った句。 (ヨミビトシラズ)

○6.夏の夕遠き湖畔に汽笛過ぐ
1枚の絵のような句。どこかノスタルジックな雰囲気を醸し出している。
情景の選び方は上手いが、描写が普通で詩情もやや弱く、心がなかなか動かなかった句。 (ヨミビトシラズ)

○10.本線をはづれし僕ら夏惜しむ
兼題を最も素直に表した句。詩情も描写も十分だが、題材(「思春期」→「本線を外れる」+「過ぎる時を惜しむ」)がありふれ過ぎていて、新鮮味には欠ける。 (ヨミビトシラズ)

○29.少年の瞳を揺らすキャンプの火
「瞳を揺らす」が結構面白い句。しかし、瞳に映った火が揺れているのか、少年が目を輝かせているのか、それとも少年が泣いているのか……どの意味で書いたのか?
それを思うと、ちょっとスッキリしない句。 (ヨミビトシラズ)

○30.草笛やかさぶたを剥き合ひし友
「かさぶたを剥き合ひし友」という表現が、何とも面白い句。
ただ、私の感覚だと……この光景はやや現実離れし過ぎていて、違和感を持った。
子供の頃、こんな事して遊んだ人っているのかな……いたらゴメン(^_^;) (ヨミビトシラズ)

○32.少年の目に夏の星揺れる草
「夜の草原に佇み、星を見上げる少年」を、素直に表した句。「星+草」で、空間的な広がりを持たせる事にも成功している。
ただ……できれば、「目に」という直接的な(≒説明っぽい)表現は避けたいところ。 (ヨミビトシラズ)

○40.影膳のショットグラスや夏ともし
「影膳」が非常に良く利いた句。「影膳→仏壇→蝋燭→ともす」という連想で、「夏ともし」とも連係していると思われる。
ただ、「ショットグラス」と「夏ともし」の連係が微妙で、読んでいてちょっと違和感を覚えました。 (ヨミビトシラズ)

○43.ピストルの弾一発ぞ西日さす
「ピストルの弾一発+西日」に、全てを込めた句。「一瞬の瞬間」を切り取って句として成立させるのは、意外に難しいと思う。
ただ……「ピストルの弾一発」の意味には「発砲していない弾丸」も含まれるので、兼題を見ていないと……(^_^;) (ヨミビトシラズ)

○54.午後十時鉄路歩いてバナナ食う
ただ単に光景を書いただけの句だが、光景の発想と、描写のやり方に惹かれて取った句。
ただ、この光景に詩情や強烈なインパクトがあるかというと、それはちょっと……(^_^;) (ヨミビトシラズ)

○56.夏の野はひとり減りたる影絵かな
「ひとり減りたる影絵」というのはなかなか面白いのですが……「ひとり減る」の原因が、「死亡」「引っ越し」「病欠」「予定が合わない」まで、色々思い付きます。「読みの幅」は広いのですが、それがかえって仇になっている気が…… (ヨミビトシラズ)

【準佳作】
●11.友といて身じろぎもせず夏旺ん
「身じろぎもせず」をどう解釈するかが鍵。「虫取りで、息を潜めてじっとしている」という解釈も出来るし、「友と一緒だけど、あまりの暑さに2人ともぐったりしている」という解釈も出来る。
「動」と「静」、どちらで読めば良いか迷う句。 (ヨミビトシラズ)

●18.老ひて尚冒険の夏来るらし
「老いてなお冒険の夏が……」……発想が良く、ロマンに溢れた良い句です。私も若くありたい(^_^)
しかし……「ただそれだけ」と言えば、それだけの内容の句。表現も平凡。 (ヨミビトシラズ)

●20.変声期の君の横顔薪を焼ぶ
たき火の薪は、燃えるうちに少しずつ音が変わっていくと聞きます……そこを、「変声期」と掛けたのか?
もしそうなら、発想は面白いけど気付くのに時間の掛かる句。「薪の音」に、もう少し話を振りたい。 (ヨミビトシラズ)

●34.主なきツリーハウスや雲の峰
「主なきツリーハウス+雲の峰」という、ノスタルジックさと雄大さが溢れた句。
ただ……「木の上」と「空」しか映っておらず、音や動きも無い句なので、実は「視界が狭い」句。 (ヨミビトシラズ)

●35.四人なら星座になれる大夏野
何を言おうとしているかは何となく分かる句だけど、「四人で星座」って……ちょっと大袈裟だけど、まあ良いか(^_^;)
ただ……「~なら~できる」より、「~で~できた(できない)」の方が、読み手の心には残ると思う。 (ヨミビトシラズ)

●42.夏草や忘れられたる夢拾ふ
「忘れられたる夢拾う」というフレーズはなかなか良いが、これだけでは意味・インパクト共にまだまだ平凡な方。
「夏草」という何でも無さそうな季語を、もっとインパクトのある別の語に変えられないかな? (ヨミビトシラズ)

●46.兄の死やワイシャツ揺らす扇風機
「兄の死」に合わせた「扇風機」の無機質さ(≒無情さ)は悪くないが、「ワイシャツ+揺らす+扇風機」という語の組み合わせが当然過ぎてつまらず、結果的に「扇風機」の味を殺すハメになっている。 (ヨミビトシラズ)

●49.朝曇ペニー硬貨を拾いけり
句としてはそれなりに味はあるけど……「ラッキーペニー」を知らない人には詩情が分からず、少し厳しいかも。 (ヨミビトシラズ)

2017年7月 4日 (火)

◆結果発表2(得点順)

24.転車台軋みて回る夏の果           上里雅史(計8点)

16.泣かせろよサイダーの泡消えるまで     GONZA(計7点)
35.四人なら星座になれる大夏野         耳目(計7点)

4.隠家は河原の中州行々子            正丸(計6点)
9.夏終る少年フェンスを越えにけり        小市(計6点)
31.夏の月送電塔のなほ微熱           すりいぴい(計6点)
34.主なきツリーハウスや雲の峰         小川めぐる(計6点)

13.まっすぐに走る線路や夏の果て        中山月波(計5点)
14.草いきれ靴は鉄路の先を向き         かま猫(計5点)
19.その先を確かめにゆく夏休み            城内幸江(計5点)
25.ふるさとは灼けたレールの果つところ     葉音(計5点)
58.少年の肩落ち着かずアロハシャツ       寿々(計5点)

6.夏の夕遠き湖畔に汽笛過ぐ            上里雅史(計4点)
15.紫陽花や泥に落ちたるロリポップ         24516(計4点)
49.朝曇ペニー硬貨を拾いけり           小市(計4点)
40.影膳のショットグラスや夏ともし         由野(計4点)

1.悪友と駆けた彼の日の夏の果て         東雲(計3点)
3.死出虫の歓喜の舞や夏の草            桃猫(計3点)
10.本線をはづれし僕ら夏惜しむ          小川めぐる(計3点)
8.君とゐて西日に溶けてしまひさう         かま猫(計2点)
28.夏盛り平気サみんなヘンだから        小川めぐる(計3点)
36.思ひ出を繋ぎあわせて時計草         はずきめいこ(計3点)
38.万緑や昔と同じ場所にいる            寿々(計3点)
46.兄の死やワイシャツ揺らす扇風機       24516(計3点)
41.銃口を下ろす少年夏の風            桃猫(計3点)

22.朝焼や友の腕の暖かく              小市(計2点)
26.グーフィーが犬じゃなくても浮いてこい     耳目(計2点)
27.茂りより現れし汽車茂りへと           GONZA(計2点)
44.翻訳の「女々しい」というなめくじら        はずきめいこ(計2点)
45.夕焼を滴らせ研ぐナイフかな           さるぼぼ(計2点)
53.オレゴンの夏と線路の消失点           桃猫(計2点)
57.川の字に蛭の数匹ゐるやうな           耳目(計2点)

2.十二歳だったあの夜へ帰省せり           あ~すけ(計1点)
5.炎昼や揉み消す記憶とマルボロと         葉音(計1点)
12.光りたる友の横顔流れ星              上里雅史(計1点)
17.そばにいて裸同士の十二歳            あ~すけ(計1点)
18.老ひて尚冒険の夏来るらし            はずきめいこ(計1点)
20.変声期の君の横顔薪を焼ぶ            さるぼぼ(計1点)
32.少年の目に夏の星揺れる草            東雲(計1点)
39.暑き日や盲導犬を引き渡す            すりいぴい(計1点)
52.日焼肌擦らしつ語る夜の森             かま猫(計1点)
56.夏の野はひとり減りたる影絵かな         すりいぴい(計1点)
59.警笛の迫る鉄路や熱帯夜             あ~すけ(計1点)
60.明易や十二の夏の武勇伝             GONZA(計1点)

◆無得点

7.夏の月ベッドの下の宝箱                   幸江
11.友といて身じろぎもせず夏旺ん          寿々
21.木下闇昏倒誘う七行詩               由野
23.直道(ひたみち)に冒険の跡夏休み        東雲
29.少年の瞳を揺らすキャンプの火          中山月波
30.草笛やかさぶたを剥き合ひし友          さるぼぼ
33.無機質な部屋少年の夏の果                 城内幸江
37.亡き人と知らず初恋土用凪             由野
42.夏草や忘れられたる夢拾ふ             葉音
43.ピストルの弾一発ぞ西日さす            中山月波
47.夏の果て便り絶え入りただ独り           ヨミビトシラズ
48.島までを泳ぎし友の 誼み かな           正丸
50.ついて行く少年の日の蛍狩り            正丸
51.無縁仏(むえんぶつ)させじと友に白き菊       ヨミビトシラズ
54.午後十時鉄路歩いてバナナ食う          24516
55.何もかもブチ抜く夏の野郎共            ヨミビトシラズ

◆結果発表~!(番号順)

◆番号順の結果発表です!(◎2点、○1点で計算しています)
 WEB上であっても、より「句会」っぽくしたいとの考えから、
 コメントに対するお礼・お返事なども記事に反映させたいと思っています。
 良かったらメールなり掲示板なりに書き込んで下さいshine

1.悪友と駆けた彼の日の夏の果て      東雲(計3点)
◎スタンド・バイ・ミーの全体を詠んでいるようなこの575で完結してしまう素晴らしい句だと思いました!文句なしの特選にさせていただきます!(寿々)
○夏の果てまで冒険した彼の日を思い出し、追憶に浸っている感じがいい。(中山月波)
★切れを入れる選択肢はありますか。「彼の日の」の「の」を変える選択肢はないですか。(すりいぴい)
拙句を選んで下さった寿々様、中山月波様、アドバイスを下さったすりいぴい様、ありがとうございました。特に寿々様には拙句を特選に選んでいただけて感激しました。本当にありがとうございました。(東雲)


2.十二歳だったあの夜へ帰省せり       あ~すけ(計1点)
○の映画からこの季語を持って来る力技にやられました。(耳目)
★あの頃に戻ることを帰省ということにやや違和感があります。間延び感があります(だったのせい?だったは「だつた」かな)。またがり感は良いですね。(すりいぴい)

3.死出虫の歓喜の舞や夏の草         桃猫(計3点)
◎虫と夏の草で季重なりかな? とも思いました。しかし、死出虫(シデムシ)の字面のインパクトに、完全にやられました。歓喜の舞、も良いですね。(上里雅史)
〇青々と茂った夏草に隠れて、展開されている生と死の世界。夏草の中にまで視点を持って行ったところが素晴らしいと思いました。(葉音)
★「歓喜の舞」は死骸に群がり飛ぶ様を表現していると思うのですが、直接的な表現の方がいいのではないかと思いました。(小市)
★シデムシは死肉を食う虫。それが歓喜の舞とはちょっとコワイ・・。中七の再考の余地ありと思います。虫が主役になった感があります。(すりいぴい)
★「死出虫」は面白いが、このままだと死出虫が食事をしている光景しか思い浮かばない。兼題(=人間の死体)を知っていないと味の出ない句。 (ヨミビトシラズ)
夏の草に子どもの死体があったらあっというまに虫の餌食だろうなあと思いつつ
夏の持つエネルギーは人間のためのものだけでなく動物も虫も等しく享受する喜びであるとも思いました。映画の中のゲロや蛭などグロテスクな部分もまた肝だと思い、作ったお気に入り句でしたが家族からは「悪趣味すぎる」と大ブーイングでした。
頑張って死出虫の大きな写真を見たのになあ。(しばらく気分がすぐれなかったけど)
とってくださった方、アドバイスくださった方。心よりありがとうございます!(桃猫)



4.隠家は河原の中州行々子           正丸(計6点)
◎中州にあるのは子供たちの秘密基地?「中州」の危なっかしさが素敵で魅力的で、「隠家」の静かな印象に対して「行々子」の賑やかさ(うるささ)が楽しいです。(小川めぐる)
○映画の舞台から離れ、美しい日本の風景を想像させます。でも、大雨になると流されてしまう中州、ヨシキリのけたたましい鳴き声。スタンドバイミーの不穏さにちゃんと結び付いているところが素敵です。(由野)
○行々子が秀逸です。どちらかといえば上品とは言い難い囀りに、悪童の溜まり場みたいな感じが出ています。(耳目)
○「隠家は河原の中州……」って、増水したら危ないじゃん!!!!」と思ったら、「「……行々子」って……鳥じゃん(^_^;)」。発想と展開の面白さに強く惹かれた句。驚き方が仰々しくてすみません(^o^;) (ヨミビトシラズ)
○ワクワクするし行々子のリアルさも。(かま猫) 
★行々子(ヨシキリ)の生態を述べた句になっているかと思いました。(すりいぴい)

子供の頃、よく作った秘密基地のことが理解されて喜んでいます。みなさんのコメントを楽しく拝見しました。(正丸)

5.炎昼や揉み消す記憶とマルボロと      葉音(計1点)
○昔の映画にはマルボロが合いますね。タバコは吸わないですが弟の吸うマルボロの箱はセピア色がよく合うと前から感じてました。(寿々)
★stand by meにこだわる必要はないのですが、やや離れている気がしました(記憶を揉み消す、というところ)。(すりいぴい)
あまりにも有名な映画であるがゆえに、類想感にとらわれてしまうのではないかという不安がありました。何とか、映画から離そう離そうと意識して詠んだつもりでしたが、結局、類想感ありありの、しかも兼題からは遠く離れた句となってしまったようです^^;
拙句に選をくださった寿々さん、助言をくださったすりいぴいさん、本当にありがとうございました。(葉音)



6.夏の夕遠き湖畔に汽笛過ぐ          上里雅史(計4点)
○五感全てに情報を与えつつ、すっきりまとまっている佳句です。汽車も線路も直接描いていないのに映像までも浮かびます。こういう型の綺麗な句をいつかは詠めるようになりたいものです。憧れます!(由野)
〇長閑で美しい情景ですが、暑さの盛りを過ぎた夏の夕方の気怠さと、遠くを行き過ぎる汽車をただ見送るだけの若者の目にある無力感、そんなほろ苦くも懐かしい淡い青春の思い出の句として私は読みました。(東雲)
〇頭から、時間、場所、そして最後に感覚と、綺麗に無理なく17音に収まっていて一読しただけで情景が浮かぶとても素敵な句だと思いました。こういう綺麗な描写の句が不得手なのでとても惹かれます。(24516)
〇「遠き湖畔」にやや違和感を覚えました。湖畔というのは、湖のほとり。他の言い方はないでしょうか。湖の反対側を遠き、といっているのだとしたらすいません。でも簡潔で良いです。(すりいぴい)
★「に」⇒「を」にすると、汽笛が過ぎゆく短い時間の経過が表現できると思います。(中山月波)
1. ごめんなさい。映画見てません。
2. どの句も、実際に体験したことを句にしました。年代は、10代~20代です。
 湖は網走です。
3. そういうわけで、いただいた評価の全ては、作者ではなく読者の力量であるとおもいます。点を入れてくださった皆様、本当にありがとうございます。(上里雅史)



7.夏の月ベッドの下の宝箱                   城内幸江
★助詞は変えられますか。夏の月=宝箱に読める。この季語は「暑い昼が去って、夏の夜空に煌々と輝く月に涼しさを感じるというのが本意」らしいですが、作者の句意と合っていますか。(すりいぴい)
★「宝箱」が何を象徴する物なのか(良い思い出・苦い思い出・タンス預金etc)が全く分からず、「夏の月」とどう合わせて良いかも分からない。このままでは、心情・詩情がゼロの句に。「宝箱」を、もう少し踏み込みたい。 (ヨミビトシラズ)
私の駄句に向き合っていただき、アドバイスいただき感謝いたします。
一文字一文字を大切に考え、今一度推敲し直したいと思います。
そして特選に選んでくださいました由野さま、正丸さまありがとうございました。
みなさまありがとうございました。(城内幸江)


8.君とゐて西日に溶けてしまひさう          かま猫(計2点)
○さらりとしていてとても綺麗な一場面です。   (城内幸江)
○意外と甘ったるくないところに一票。(さるぼぼ)
★散文的でしょうか。上五が弱く、「西日」は耐え難い暑さ、という意らしいですが、作者の句意と合っていますか。後半は可愛くて良いです。(すりいぴい)
★素直で繊細な表現は良いが、展開が「原因→結果」の順番で平凡な上、語も普通で内容も今一つな句。このままでは、他の句に埋もれてしまう。 (ヨミビトシラズ)

9.夏終る少年フェンスを越えにけり          小市(計6点)
◎夏も終わり、少年の色々な焦り越えなくてはいけないものを感じました。一緒に少年になれる句だと思いました。(城内幸江)
○少年が越えたフェンスは、物理的な障壁でもあるのでしょう。でも、なにかひとつ越えた心理的・成長的な意味も、感じました。(上里雅史)
○危うい年代の男の子のそれぞれの葛藤をよく表現されているなぁ、と。爽やかな風も感じます。(さるぼぼ)
〇フェンスを越えて、少し広い世界へと旅立った少年。その先には、またさらに高いフェンスがあると思うのですが・・・(葉音)
○映画を見ていなくてもフェンスが少年期の壁を越えた感じが出てる。(はずきめいこ)
★季語以外はすごくいいと思うのですが、「けり」で終わる場合、途中の切れ(終止形)はご法度。五音の季語が基本だそうですよ。(中山月波)
★好きな句ですが、上五「夏終わる(終止形)」なら下五「越えてゆき/ゆく」というテもあり?少年が走っていく後姿を見ていたい気がします。(小川めぐる)
★中八が残念です。(正丸)
★やや曖昧か。夏が終わり、ひとつ成長した、という句意でしょうか。けり、はどうでしょう。語順は変えられますか。力強さが欲しい句。(すりいぴい)
★「少年が、フェンスと一緒に人生の壁も越えていく」……という事を言いたいのであるなら、あまりにも単純過ぎる示唆でつまらない。
そもそも……示唆がさりげなさ過ぎて、誰もこの示唆に気付かない恐れすらある。 (ヨミビトシラズ)
選と★ご意見をいただいた方々にお礼申し上げます。「少年フェンスを」の中八、注意深く推敲すべきだったと反省しています。(小市)


10.本線をはづれし僕ら夏惜しむ             小川めぐる(計3点)
◎「本線」「僕ら」のワードのチョイスで世界が完成された感じがします。(さるぼぼ)
○本線を外れてしまったところに、共感しました。さらに分岐があるのでしょう。(上里雅史)
★「僕ら」が若々しいですね。「夏惜しむ」の季語がややつきすぎかなと思いました。(桃猫)
★外るは、はずる、ではないでしょうか。違ったらすいません。「惜しむ」は変えられますか。ここ以外は良いです。おしい。(すりいぴい)
選、そしてご意見有難うございます!
「外れ」は「はづれ」でいいのですが、それだと「僕ら」という現代っぽい言い方と合わないかも知れませんねsweat01「づ」の不協和音感に惹かれて使いましたが、「外れ」と漢字表記で良かったかな、と思いました。下五、推敲の余地ありですね!また考えてみます。(めぐる)


11.友といて身じろぎもせず夏旺ん            寿々
★身じろぎもせずと夏旺んの季語が合っていないように感じました。      (城内幸江)
★上、中、座がちぐはぐで曖昧な気がしました。夏旺んでも身動ぎしない状況とは?(すりいぴい)
身じろぎもせずにご意見くださりありがとうございました!m(_ _)mそうですねおっしゃる通りです。今見返すと静なのか?動なのか?と問いたくなりますね!少年が銃口を向けられてじっと過ぎる時を待っていたシーンなのでこれは静を詠みました。また推敲しなおして誰が見ても迷いのない句にしたいと思います。皆様のご意見でひとつ進めた気がします。ありがとうございました!m(_ _)m(寿々)

12.光りたる友の横顔流れ星               上里雅史(計1点)
○「光りたる」「流れ星」だけなら当たり前の組み合わせだが、そこに「友の横顔」が入っているだけで味が全然違う。「流れ星」の現実の描写か、「友の涙」の比喩か……どちらに読んでも味がある。語順も秀逸。 (ヨミビトシラズ)
★雰囲気は良いです。ただ上、中、座がちぐはぐな気がしました。流れ星は良いですが、横顔との関係が曖昧な感じが・・。光ったのは喜びで輝いたから?泣いたから?(すりいぴい)
★綺麗な光景ですが光って居るのはなぜ?汗?涙?がわかりにくいと思いました。(かま猫)
★光りたると流れ星がつきすぎていると思います。「流れ星だから友の横顔が光った」という季語の説明になってしまっているので、季語を他の季語に入れ替えた方が良いと思います。(葉音)
1. ごめんなさい。映画見てません。
2. どの句も、実際に体験したことを句にしました。年代は、10代~20代です。
 流星は神六山(佐賀/長崎)です。
3. そういうわけで、いただいた評価の全ては、作者ではなく読者の力量であるとおもいます。点を入れてくださった皆様、本当にありがとうございます。(上里雅史)



13.まっすぐに走る線路や夏の果て           中山月波(計5点) 
◎夏という季節特有の勢いと少年時代の勢いが「まっすぐに走る線路」と重なり、その線路の続く先にある地平線が、夏の果てという季語の時間的、空間的な果てと重なるようで、とても味わい深いと感じました。(東雲)
○無限遠点へと消えていくレールの映像が浮かんで来ます。消失点という言葉を用いずに消失点を思わせ、「夏の果て」にふさわしい情景です。(小市)
○線路の句は考えてましたがこういう句があったのかあ~と浮かばなかった自分が残念に思える佳句です。まっすぐに続く線路の果てにある夏。こんな表現出してみたかったです!(寿々)
〇昔は列車の本数が少なかったのでしょう、線路の上を歩き下校したのを思い出しました。まっすぐで見えなくなる線路と季語がぴったりです。(正丸)
★「走る」より「伸びる」がしっくりくるかなぁと思いました。(あ~すけ)
★雰囲気はあります。でもあっさりめなので、あと少し読み手に引っかかるものが欲しいところです。(すりいぴい)
選を頂いた皆さん、ご意見ご感想を頂いた皆さん、ありがとうございました!!(中山月波)

14.草いきれ靴は鉄路の先を向き            かま猫(計5点)
○一瞬「鉄路の先」がどこか分かりませんでしたが、今進行形で歩いている鉄路の先と理解しました。線路を歩く姿の表現なのですね。草いきれの蒸し暑さが良いですね。(桃猫)
〇若者だけが持つ暴力的なまでのエネルギー。それを、むせ返るような青臭さを表す季語で表現していると取りました。やり場の無かった熱量を向ける先を見つけた若者は、自分の限界を知るまで進み続けるのでしょう。(東雲)
○進行方向へ靴が向くのは、普通のことですけど、将来へ向かって進む靴、という心理的な進行方向と捉えました。(上里雅史)
○「草いきれ」が、最大限に機能した句。「延々と続く鉄路の脇、夏草の匂いの満ちる炎天下を(怯む事無く)ひたすら前に進む」……間接的な表現のみで、大量の情報がコンパクトに、かつ分かり易くまとまった、非常に表現と精度の高い句。 (ヨミビトシラズ)
○前へ前へと進もうという"冒険への衝動"が感じられる一句。(さるぼぼ)
★この方が今立っている場所が分かりませんでした。草の中なのでしょうか?それとも鉄路に立っているのでしょうか?それとも全く違う場所なのでしょうか?(24516)
★先とは向こう側?進行方向の先?座五は変える余地があると思いました。(すりいぴい)


15.紫陽花や泥に落ちたるロリポップ          24516(計4点)
○紫陽花とロリポップの色の取り合わせが上手です。ロリポップは幼児性の象徴ですね。でも、紫陽花の茎は意外と丈夫。手折った犯人がいる筈だと思った瞬間、推理小説のように不穏な物語が動き始めました。(由野)
○カラフルなキャンディが泥に落ちている。私もこんな句が作りたかった。ただ紫陽花の美しさがロリポップの色彩に重なり惜しいようにも思いました。(桃猫)
○やはりお題に添った句を採りたいと思いました。ロリポップの勝利ですね。(耳目)
○「ロリポップ」という変わった単語を「紫陽花(≒雨)」「泥」と合わせて面白い光景を生み出している。「現実的光景」として読んでも色々と物語が生まれるが、「何かの示唆」として読んでも面白い。しかし、兼題のどこからこんな句が……? (ヨミビトシラズ)
★ロリポップはキャンディですね。泥に落ちたとは映画のリバーを指すのでしょう。紫陽花はやや季節外れの感があります。(すりいぴい)


16.泣かせろよサイダーの泡消えるまで        GONZA(計7点)
◎「泣かせろ」「サイダーの泡」が全て。発想・描写共に秀逸。
「サイダーの泡」というなかなか気付きにくい単語を、「時間経過+繊細な物」を示す物として最大限に利用している。私には、この言葉を拾えない…… (ヨミビトシラズ)
○サイダーの泡が消えるまで長そうで短い。もっと泣きたいけどせめて泡が消えるまで泣かせてくれと言っているようなあまりに大きな悲しみを感じました。(寿々)
○甘酸っぱさにヤラれました!思いっきり泣いてくれ~!!!(小川めぐる)
○自分が泣いているのか友人が泣いているのか。どちらもそれぞれ青春だなあ。リバー・フェニックスの青い瞳が浮かんできゅんときますね(桃猫) 
〇泣き顔を親友に見せてしまったバツの悪さ。未熟さ故に、泣く親友に寄り添う事しかできない歯がゆさ。炭酸が抜けるまでの、短くも濃密な時間を切り取った青春の一ページ。そんな甘酸っぱい印象を受けました。(東雲)
○ 気恥ずかしほどストレートに胸に来ました。(かま猫)
★伝法調が良いですね。もう少しの間泣かせてくれよ、ということでしょうね。意欲買います。(すりいぴい)
★独特な言葉遣いで、惹かれるのですが、誰を泣かせたいのか、自分が泣きたいのか。漠然としています。また、「サイダーの泡消えるまで」も、既視感があり、抽象的過ぎると思います。(葉音)

17.そばにいて裸同士の十二歳              あ~すけ(計1点)
○小さな町でそれぞれ成長していく少年、わかりあえてる。(はずきめいこ)
★危険なエッチにしか読めないのはやっぱり私が薄汚いからでしょうか(汗) (城内幸江)
★多分、剥き出しの魂が寄り添っている感じを表現されたかったのではないかと思いましたが・・・それであればもう少し別な表現がいいかもcoldsweats01(小川めぐる)
★上五がセリフに聞こえ、そこで切れを感じ、ちょっとBLの気配が(すいません)・・。中五は言い変えられるでしょうか。「て」に違和感があります。(すりいぴい)
★「裸同士」がちょっとストレートかと〜(汗)  すみません、思わずよからぬことを想像…(さるぼぼ)
★すまん……この句を選外にしてしまった、心の汚れた私を殴ってくれ(T_T)
描写不足な上、性別すら書いてないから……あの……その…………(*_*)……とにかく、私はロ○コ○じゃないからな!!!!(>_<) (ヨミビトシラズ)

18.老ひて尚冒険の夏来るらし              はずきめいこ(計1点)
○この映画は、大人になった主人公の回顧シーンで始まるようですね。同じく大人になってしまった自分に、冒険の夏を重ねてみたいものです。(上里雅史)
★よく見る間違いですが、「老い」は「い/い/ゆ/ゆる/ゆれ/いよ」となります。「尚」も平仮名で「なほ」が読みやすいかも。世界観は好きです!(小川めぐる)
★「尚」なくても良いのかなと思いました。(桃猫)
★指摘が重複するかもですが、「老ゆ」はヤ行上二段活用なので「老い」ですね。(耳目)
★おしい。「尚」が漢字に続くところがやや窮屈かな?と。小さいことですが・・。あと少し映像感を・・。(すりいぴい)

19.その先を確かめにゆく夏休み                城内幸江(計5点)
◎「夏の庭」「しずかな日々」など、子供が主人公の夏の小説が大好きです。私が心掴まれていた物語の本質をこちらの句にズバリ言い当てられた気がします。「その先」という言葉に奥行きがあります。(由野)
◎少し間を置き、好奇心が勝るようになって確かめに行く、少年の成長過程の見える句ですね!(正丸)
○宿題ばかりでなくこんな夏休みが理想ですね!(かま猫)
★まとまっていますが、中七を変えるとその先の景色(具体)が見えるかも(GONZA)
★鑑賞初心者を悩ませる句。俳句って確かな映像がないといけない のかなあ…でも溌剌とした気持ちの良い句だなあと。(桃猫)
★「その先」は読む人に想像をさせて、良いのですがここでは曖昧な感じがします。夏休みにしかできないことだー、という気持ちは伝わりました。あと少し映像感を・・。(すりいぴい)
★だから……「その先」って、どの先?(-_-)漠然と書けば書くほど、読み手の「読みの幅」は広がるが……漠然と書き過ぎれば「読み」が増え過ぎて、読み手はそのまま「迷子」になってしまう……(T_T) (ヨミビトシラズ)
私の駄句に向き合っていただき、アドバイスいただき感謝いたします。
一文字一文字を大切に考え、今一度推敲し直したいと思います。
そして特選に選んでくださいました由野さま、正丸さまありがとうございました。
みなさまありがとうございました。(城内幸江)


20.変声期の君の横顔薪を焼ぶ              さるぼぼ(計1点)
○変声期、まだ喉仏も出てない少年が薪を焼いている幼さと大人の狭間をうまく表している句だと思いました。(寿々)
★「薪を焼ぶ」が冬っぽい気がしましたが、「キャンプファイヤー」の傍題とかでしょうか?分からなかったので教えて下さい!!(≧0≦)(小川めぐる)
★上五以外は情景や情感も浮かんで良いと思います。上五の言い換えは出来ないでしょうか。語順はどうですか。季語がわかりませんでした・・。(すりいぴい)

21.木下闇昏倒誘う七行詩                 由野
★なんと破壊力のある七行詩!自分の知らない深い意味があるのかと思い色々推測しましたが分からず。ごめんなさい。(桃猫)
★昏倒は、卒倒・失神・気絶の意味があり、「誘う」という語とそぐわない気がしました。「木下闇」は闇のように昏い木々の中みたいな意味ですが、やや重い気がします。が詩心は感じます。句意を訊いてみたい。(すりいぴい)
★「七行詩」の解釈が本当に困る。「木陰で、昏倒を誘うような難しい七行詩を誰かが言った」という事なのか?まさか、な……(*_*)「七行詩」って、何かの別名・比喩・示唆なのだろうか……教えて欲しい……(T_T) (ヨミビトシラズ) 

色々参考になるご意見、ありがとうございました。
「七行詩」の種明かしですが、「Stand by Me」の英語の歌詞でサビ前までが七行だったのです。stand by meは魔法の呪文♪ただそれだけ。検索して下さった方御免なさいm(__)m(由野)



22.朝焼や友の腕の暖かく                 小市(計2点)
◎朝焼けの頃は1番気温の下がる時。腕の暖かさがリアルです。(かま猫)
★「腕」であれば「温」が正解のようです。この句の雰囲気なら、ひらがなでも良さそうですね。(めぐる)
★直接触れているなら「温かく」では?「かいな」が素敵なので勿体ないです(由野)
★朝焼は夏の季語ですが、暑い盛りに体をつけて寝ていたのでしょうか。漢字は適切でしょうか。寝た場所が見えませんでした。季語以外は冬みたいに感じました(すりいぴい)
★「友の腕が暖かい」というだけでは、具体的な情景描写には程遠い。「手を繋いでいる」のか「腕組み」なのか「腕枕」なのか?ところで……こういう時の「あたたかい」って、「温かい」じゃなかったっけ?(^_^;) (ヨミビトシラズ)
選と★ご意見をいただいた方々にお礼申し上げます。「あたたか」の漢字表記のあやまりなど、注意深く推敲すべきだったと反省しています。(小市)

    
23.直道(ひたみち)に冒険の跡夏休み          東雲
★「冒険の跡」がもう少し具体的な映像を伴うと「直道(ひたみち)」というまっすぐな言葉が生きるのかなと思いました。(桃猫)
★「夏休み」が即きすぎと思いました。他の季語なら選に入れていたかもしれません。一句一章と見ても説明感が残ります。(耳目)
★「直道(ひたみち)に」は連用形かと思います。中七座五はすべて名詞です。間違っていたらすいません。他の語順はないでしょうか。(すりいぴい)
★「直道」は面白いが、「冒険+夏休み」は語の組み合わせが凡庸過ぎて字数のムダ。「冒険+夏」だけで十分なので、余った字数で新たな工夫をしたい。 (ヨミビトシラズ)
桃猫様、耳目様、すりいぴい様、ヨミビトシラズ様、アドバイス参考になる事が多く勉強になりました。(東雲)


24.転車台軋みて回る夏の果               上里雅史(計8点)
◎この冒険は彼らにとって、まさしく転車台だったと思う。自分の弱さと闘いながら、軋みながら。友情という爆発的なエネルギーで。(中山月波)
◎これはいいですね。若者の行く道が分かれていくことが転車台の語に強く現れています。季語も去りゆく夏への情感と一致しています。軋むという動詞も良い。(すりいぴい)
○赤く錆びた転車台が機関車を乗せて回転する姿がくっきりと立ち現れてきました。秋へと移る「夏の果」という季語と気持ちよく響き合っています。(小市)
○景が伝わりやすく季語としっくりくると思いました。(あ~すけ
〇勝手に電車の転車台を想像しました。一両か二両の電車を乗せてギシギシと回る転車台。その周りに生い茂っている夏草。俳句ポストの兼題の蜩を考えているせいかカナカナという声まで聞こえてきました。(24516)
〇目的の終着駅に着き、そこに列車の方向を入れ替える転車台があるのです。見ている作者の気持ちを季語が語っています。(正丸)
★「回る」は要らなかったかも知れません。「軋みて」までは凄くカッコイイ(由野)
1. ごめんなさい。映画見てません。
2. どの句も、実際に体験したことを句にしました。年代は、10代~20代です。
 転車台は津和野です。
3. そういうわけで、いただいた評価の全ては、作者ではなく読者の力量であるとおもいます。点を入れてくださった皆様、本当にありがとうございます。(上里雅史)



25.ふるさとは灼けたレールの果つところ         葉音(計5点)
〇一回目詠んだ時はスルーしたのですが、その後、灼くという季語が気になり始めました。故郷には当然嫌な思い出もあります。帰省する時に過去と向き合う事があり、心を灼いたのかもしれない。そんな想像をしました(24516)
○少年が狭いコミュニティから外に出ようとする比喩として、線路が映画で描かれたと思うので、これは映画の雰囲気が出てると思います。(GONZA)
○このお題では線路と機関車の句が思いっきりかぶるのは仕方ないところ。その中で一番秀逸と思った句をいただきました。(耳目)
〇果つ、は文語でタ行下二段活用。ところに繋げるなら「果つる」ところ、かなと感じました。「は」が良いです。故郷を遠く離れた郷愁と夏感が出ています。(すりいぴい)
○季語「灼ける」が、とっても暑そう・・・いや熱そうですね。レールが果てる場所というのは、盲腸線の終端=田舎を想像させます。個人的には、山の中かなあ。(上里雅史)
拙句を選んでくださった24516さん、GONZAさん、耳目さん、すりいぴいさん、上里雅史さん、本当にありがとうございました。(葉音)




26.グーフィーが犬じゃなくても浮いてこい        耳目(計2点)
○グーフィーと浮いてこいの取り合わせが楽しい!「犬じゃなくても」という言い回しも好き。(中山月波)
○妙に頭から離れないので一票!笑(さるぼぼ)
★好きな句です!残念なのは、どういう意味かとうまく言えない私の表現力のほう。「細けえことはいいンだよ!」というはっちゃけた感覚が夏そのものですね!(小川めぐる)
★「浮いてこい」は物自体の「名詞」の季語(「生活」、おもちゃ、浮人形)。この季語の例句を読みましたが、内容ではなく文法としてやや呑み込みにくかったです。「も」だからか?どなたかご意見を・・。(すりいぴい)
★「例の名言」に関して書いた句だろうけど……「犬じゃない」というなら一体何なんだ?見当もつかない。ついでに、季語がどれだかも見当がつかない。本当に、バカで申し訳ない(*_*) (ヨミビトシラズ)
貴重な票をくださった方、コメントをくださった方ありがとうございました。
とても参考になりました。(耳目)


27.茂りより現れし汽車茂りへと              GONZA(計2点)
○あふれんばかりの緑の中を走る汽車の姿が立ち現れてきました。気持ちのいいリズムと余韻に惹かれます。(小市)
○忽然と現れ、また忽然と消える汽車は、少年期を揺るがす大事件の象徴のよう。
 過ぎてしまえば、現れたことさえ嘘のように思えて来る。(小川めぐる)
★動きのある面白い句だとは思うのですが、「現れし」だと汽車の速さがあまり表現できないように思うので、スピード感のある動詞に変えるとさらに良くなると思います。(東雲)
★季語「茂」より汽車の句に思えました。「現れる」は要るでしょうか。疾走感が狙いかと思いますが間延び感がありました。(すりいぴい)

28.夏盛り平気サみんなヘンだから            小川めぐる(計3点)
○その通り、人間はみんなヘン(個性的)なのです。思春期のころにありがちな肥大化する自意識を、さらりと受け流す印象的なセリフをうまく使われています。(中山月波)
〇こういう独特の世界観を持つ句は個人的に好みです。夏盛りという季語の開放感と、後の事なんてどうなろうと知ったこっちゃないという半ばやけクソな勢いを、口語体と片仮名の使い方で表現出来ていると思います。(東雲)
○最初に十句ピックアップして、特選込みの六句に絞りましたがこの句はその六句にありませんでした。コメントを書いているうちに無性に気になって復活させた一句です。不思議な魅力がある句ですね。(耳目)
★「サ」が良いですね。ただ「夏盛り」以外の別のかなりの季語で代替できそうな・・。意欲買います。(すりいぴい)
★作中の名言、「変じゃない奴なんていない」を元にして書いた句だろうけど……これを知らない人間がこの句を読んだら、「ヘン」の解釈が大変だろうな……(-_-;)
なお、「サ」は味があって面白いと思う。 (ヨミビトシラズ)
選、そしてご意見有難うございます!口語体なので、俳句っぽくなかったかも知れませんね(^^;「サ」を評価して頂き嬉しいですshine「夏」の解放感、ぶっとび感が出ていればと思いますが、季語はホント悩みました・・・また探してみたいです。「ヘン」の解釈、それこそ人それぞれでいいと思います(^_-)-☆(めぐる)


29.少年の瞳を揺らすキャンプの火            中山月波
★雰囲気はありますが、ややあっさりしすぎな気がします。真摯な句かと思いますので、あと少し読み手に引っかかるものが欲しいところです。語順はどうでしょう。(すりいぴい)

30.草笛やかさぶたを剥き合ひし友            さるぼぼ
★草笛という季語は郷愁を掻きたてられるどこか物悲しい響きがあります。放浪感を感じるのは良いです。措辞の部分がよくわかりませんでした。(すりいぴい)

31.夏の月送電塔のなほ微熱               すりいぴい(計6点)
◎夏の夜は、暑い。眠れぬ暑さに外に出てみると、空には高く月が浮かんでいる。肌にまとわりつくような蒸し暑さを、「送電塔のなほ微熱」と表現したところが、実に上手いと思いました。(葉音)
○送電塔の微熱という発想が面白いです。取り合わせが良いと思いました。 (城内幸江)
○映画では昼間の線路を歩くシーンが印象的です。でもこの方は舞台を夜に変えています。同じ無機質で長く続く物として送電塔を持ってくるところもずらしが利いていて巧みです。新鮮味を感じました。(由野)
〇ちょうど一句一遊の夏の霜を考えているところだったので、一読しただけで惹かれました。やっと涼しく静かになった夏の夜。けれど送電塔に近づけばほのかに昼の名残を感じる。送電塔は白く光っているのでしょうか(24516)
〇日が暮れて、鉄塔に昇ったことがあります。確かに熱が残っていました。現在は昇塔防止が取付けてあります。絶対に昇らないでください。(正丸)
葉音さまはじめ、過大なお褒めを頂戴し恐縮いたします。励みになりましたっ。
上里雅史さま、桃猫さま、ヨミビトシラズさま。改めての評をいただき恐縮いたします。(すりいぴい)

32.少年の目に夏の星揺れる草               東雲(計1点)
草原に寝転んで星を見つめる少年が語り合っている光景が青春を感じました。大人になっても星を見上げる度にこのことを思い出すんでしょうね(寿々)
★夏の星の後ろで切れているのでしょうか。目に映るのが星にしろ草にしろ、季語が弱く感じられる係り方に感じられました。座五の位置付けがあいまいでしょうか。(すりいぴい)
私の句を選んでいただけた事素直に嬉しく励みになりました。
「こんな時間、こんな場所に、こんなメンバーと居る」という非日常感と開放感、それと少しばかりの心細さ、それを表現したいと思いました。「少年の目に夏の星」は「少年が見ている星」とも「少年の眼差しが星のように輝いている」とも取れるようにして、それまで感じた事の無い自由を一身に受け止めている少年の様子を、「揺れる草」は風が吹いている事と、夜風にさらされながらも「ここに自分を暖かく包み込んでくれる保護者はいないのだ」という事への若干の不安を表現したつもりです。最後になりましたがアドバイスを下さったすりいぴい様、ありがとうございました。(東雲)


33.無機質な部屋少年の夏の果                   城内幸江
★「無機質な部屋」がどんな部屋なのかわたしはイメージを結べませんでした。(小市)
★夏の果て、という「天文」の寂しい情緒ある季語に対して、措辞にやや違和感を覚えました。前半の言い換えはできないでしょうか。(すりいぴい)
★読みようによっては、「一年中無機質な部屋の少年の、夏の果て」という風に読めなくもない。「夏の果て→無機質な部屋」という因果関係なら、「夏の果」と「無機質な部屋」の連係をもう少し緊密に。 (ヨミビトシラズ)
私の駄句に向き合っていただき、アドバイスいただき感謝いたします。
一文字一文字を大切に考え、今一度推敲し直したいと思います。
そして特選に選んでくださいました由野さま、正丸さまありがとうございました。
みなさまありがとうございました。(城内幸江)


34.主なきツリーハウスや雲の峰              小川めぐる(計6点)
◎夏にぴったりな内容で、お題のエピソードを知らなくても楽しめました。(あ~すけ)
◎主の少年達はただいま冒険中。からっぽのツリーハウスから様々な物語が読み取れます。美しいワンカットの映像は冒険の序章なのですね。 (桃猫) 
○もう今では誰も使わなくなった木の上の「秘密基地」。ツリーハウスを見上げた視線は雲の峰を捉えます。力強さを感じさせる積乱雲と無人で朽ちつつあるツリーハウスとの対比が素敵です。(小市)
〇私も、子供の頃は夏休みというと、祖父が作ってくれたツリーハウスで、遊んですごしたものでした。「主なきツリーハウス」が「雲の峰」と響き合って、過去への郷愁を呼び起こします。(葉音)
★おしい。次点。上五は言いかえできるでしょうか。(すりいぴい)
選、そしてご意見有難うございました!お題を発表してから改めて観直してみた時に、一番に出て来た句ですので、点を頂けてメッチャ嬉しいです。「主なき」を様々に解釈して頂いたことも有難いです!他にも「誰のものでもない」という意味合いもあるのかなと、皆さんのコメントを見ていて思ったりしました。誤解のない表現を選ぶべきか、想像の余地が大きいほうがいいか悩むところです。上五「屋根のなき」などと迷いました。(めぐる)

35.四人なら星座になれる大夏野             耳目(計7点)
◎今回の選句は、映画の雰囲気で選んだなあと、選句を終えて思いました。この句は季語が甘々かな(失礼)と思いつつ、ストレートにあの少年たちを詠んでるので選びました。(GONZA)
◎寝転んで星を見る様子、憧れます。(はずきめいこ)
○夏の大三角を思い浮かべて、とてもロマンチックな気分になりました。「大夏野」としたのが上手いですね。(中山月波)
○仲良し四人組が思い思いに散らばって寝転がる夏野・・・「俺たち死んでも友達だぜ」なんて心で思い合っていそうでたまらないですね!(小川めぐる)
〇心情的に、なれる、で切れているのでしょうか。なれる(と思えた)大夏野でしょうか。「なれる」が気になります。でも名詞がよいですね。繋がる感じ・詩心が出ています。(すりいぴい)
★映画を考慮せずにこの句を詠むと、最初の四人に何の意味があるのかが分からなくて、深読みして訳がわからなくなりそうだなと思いました。僕らなら、くらいでどうでしょうか?大夏野の季語はとても好きです(24516)
貴重な票をくださった方、コメントをくださった方ありがとうございました。
とても参考になりました。(耳目)


36.思ひ出を繋ぎあわせて時計草             はずきめいこ(計3点)
○蔓性植物の特徴を上手く活かしています。時計草の花はあまり可愛らしくない花なので、沢山咲いても華やかにはなり得ません。美しい音調と、ぞくりとする映像。そのアンバランスがスタンドバイミー(由野)
〇大人になってから思い出す、少年時代の断片的な記憶。細い糸を手繰るように記憶を呼び起こし、その思い出を繊細に組み立てる様子は、作りの細やかな時計草の佇まいに似ていると思います。(東雲)
〇おそらく「時計草」がかなめと思いますが、措辞の部分にやや曖昧さを感じます。「思い出」以外に語はないでしょうか。でも大切な記憶、それを時計草の正円に重ねたところに詩を感じます。(すりいぴい)
★「思ひ出」を使うなら、「あはせて」も歴史的仮名遣いに合わせたいところ。私もよくやるので、よくよく注意を払わねば~~~!sweat01sweat01sweat01(小川めぐる)
★「思ひ出」とするなら「あはせて」ですね。句としては非常に上手いのですが、もう少し踏み込んでほしいです。(耳目)
★表現や技巧は良いのだが、単にそれしか無い句。表現や技巧のみで勝負するなら、もっとインパクトのある語や仕掛けを仕込まなければ、他の句に埋もれる。あと、「あわせて(合わせて)」は「あはせて(合はせて)」ではないかな?歴史的仮名遣いにはあまり自信が無いんだが……(^_^;)


37.亡き人と知らず初恋土用凪                由野
★おしい。スーパーナチュラルですね。土用凪は1日中風が止んだ気候を指しますが、作者の句意は一致しているでしょうか。さらに適切な季語はないでしょうか。(すりいぴい)
参考になるご意見、ありがとうございました。(由野)

38.万緑や昔と同じ場所にいる                寿々(計3点)
◎茂みの匂いを感じさせられました。昔と同じ場所の同じ匂い、だが時間の経過の中で変わってしまった私。シンプルですが、内容は豊かで深い。(小市)
○「万緑」という巨大な空間の中にポツンといる自分。「万緑」「昔と同じ場所」は様々に解釈出来て、奥の深い一句に感じました。(小川めぐる)
★万緑は「むせかえるような生命のエネルギーがあふれ出ていて、圧倒されるような感じ」の季語らしいですが、措辞がやや曖昧に思えました。(すりいぴい)
★発想はとても良いが、急所をしくじっている残念な句。「昔と同じ場所にいる」のは、「私」なのか「万緑」なのか……どちらか、強調したい方をはっきり書いておきたい。 (ヨミビトシラズ)

39.暑き日や盲導犬を引き渡す               すりいぴい(計1点)
○暑さと寂しさのようなものが響き合っています。(あ~すけ)
★スタンド・バイ・ミーという題としては景が重ならなかったです。(寿々)
★「盲導犬を引き渡す」という感慨を「暑き日」とうまく重ねきれませんでした。背景をお聞きしてみたいです。(小川めぐる)
★「盲導犬を引き渡す」という所の物語性はあるが、紛れが多い。「訓練センターの職員が新しい飼い主に盲導犬を引き渡す」のか、「飼い主が老犬となった犬を他に引き渡す」のか? (ヨミビトシラズ)
Stand by meときいたとき、まず「Stand by me」、と言いたい相手は、
ある方たちにとっては盲導犬だ、と感じました。映画を離れて・・
ヨミビトシラズさま。ご批判ありがとうございます。まさに言われる通りで、ご指摘の部分は読み手に委ねすぎの感がございますね。そしてめぐるさま、これもご指摘のように季語が動く感がございます・・。あ~すけさまは「響き合い」を感じていただきましたが、
やはり説得力に欠ける句であるのは否めません。陽炎(春の季語ですが)のように歪み、幻のような暑い日に、自分の分身と訣別する思い、という感じでしょうか。(すりいぴい)


40.影膳のショットグラスや夏ともし              由野(計4点)
○友情と夏の夜の感覚が響き合っています。(あ~すけ)
○すべての言葉が響きあって上手いなあと思いました。遺族の思いに夏の灯りがそっと寄り添っていてとても優しい御句ですね。(桃猫)
〇影膳とは、出張中の人の無事を祈って、あるいは故人の写真の前にお供えするお膳ですが、この句は後者だと思います。数人の会食で、亡くなった友への影膳のグラス。(正丸)
〇ショットグラスと夏ともしの取り合わせで、大人の男の友情が感じられます。若く熱かった日々を静かに思い出している・・・そんな景でしょうか。(葉音)
★影膳が説明になってしまってる気がしました。ともし、も灯し、と漢字で書いた方が良い気がしました。(24516)
★アイデアいい。句意も伝わります。ただ仏教的な「影膳」と「ショットグラス」の取り合わせに違和感が。「夏ともす」は言い換えできないでしょうか。(すりいぴい) 
色々参考になるご意見、ありがとうございました。(由野)

41.銃口を下ろす少年夏の風                  桃猫(計3点)
○銃口を下した時の安堵した少年の気持ちが、ふっと吹き抜けた夏の風で上手く表されています。(中山月波)
〇夏の風という涼しさを感じる季語と拳銃を持った少年の取り合わせに妄想が色々浮かびました。何か思い悩んでとうとう持ち出した拳銃、その夏の狂気の熱を薫風が醒ましてくれた。ミステリのラストシーンのようでした(24516)
○映画中の肝のシーンが蘇ります。 (はずきめいこ)
★好きな句です。夏の風をもっと具体的にしたほうが 景が更にはっきりすると思いました。 (城内幸江)
★気になる句。季語と取り合わせの句意を訊いてみたい。下ろすのは撃ったあとか撃つのを止めたのか。おそらく後者と思う。(すりいぴい)
★ラストシーンを元にして書いた句だろうけど……兼題を知らずにこの句だけ読んだら、少年の詳細や発砲の有無の描写が無いので、読みようによってはかなり物騒な読みが多数生まれる句(>o<) (ヨミビトシラズ)
ハイポの過去の兼題「月見草」を読み「銃口をおろす静かに月見草」と作りました。
向けた銃口をおろす行為は時に、自分の死を覚悟することだなあと思いました。
気に入っていましたが投句する場がなかったので、今回「おお!スタンド・バイ・ミー!わお!あの名場面!ここしかないでしょ!」と思い「少年」を足して投句させていただきました。少年兵のイメージと言っていただき感激です。
御指摘いただいた点も「た、たしかに・・・!」と思うことばかりでした。ありがとうございます。(桃猫)



42.夏草や忘れられたる夢拾ふ                 葉音
★中七座五がやや漠然としているか・・。夏草の大意は「生命力ある草々」ですが作者の句意と合っていますか。(すりいぴい)
あまりにも有名な映画であるがゆえに、類想感にとらわれてしまうのではないかという不安がありました。何とか、映画から離そう離そうと意識して詠んだつもりでしたが、結局、類想感ありありの、しかも兼題からは遠く離れた句となってしまったようです^^;助言をくださったすりいぴいさん、本当にありがとうございました。(葉音)


43.ピストルの弾一発ぞ西日さす                中山月波
★ピストルと西日の取り合わせでは、救いが無いと感じました。自分を撃つにしても他人を撃つにしても間違いなくこの方は死ぬような妄想が浮かびました。何か救いのある季語が欲しかったです。(24516)
★雰囲気を感じる。ただ句意がやや曖昧か。ヒリヒリ感はあり。(すりいぴい)
ご意見ご感想を頂いた皆さん、ありがとうございました!!
ピストルの句は、「(打つのは)お前だけだ」と、主人公が引き金に指をかけたシーンの、緊迫した一瞬を表したくこの季語にしましたので、「ひりひり感」を感じて頂けてうれしいです。ただその分救いがなくなったのは事実なので、もっといい季語を探してみます。貴重なご意見ありがとうございました。(中山月波)


44.翻訳の「女々しい」というなめくじら             はずきめいこ(計2点)
◎ナメクジを翻訳すると「女々しい」である。という大胆な発想力。60句中最も勝負していると思いました。(耳目)
★わたしには何のことかわかりませんでした。(小市)
★すごく気になる。私の理解力のせいと思うけども句意を訊きたい。化けるかも。(すりいぴい)
★恐らくは、映画では「女々しい」を英語で「slug(なめくじ)」と言っていたのだろうが……私は覚えていない(-_-;)
でも、この事実だけ言われても……正直、俳句としての解釈には困る……(*_*) (ヨミビトシラズ)
翻訳の「女々しい」、「女だ!」という字幕に時代を感じました。今は女=か弱いとはあまり感じられないほど、女子も全般的に伸び伸びと強くなってますね。(はずきめいこ)

45.夕焼を滴らせ研ぐナイフかな                さるぼぼ(計2点)
○「夕焼を滴らせ」という表現が斬新で、血を想像しました。(あ~すけ)
○夕焼でナイフを研ぐそれも滴らせこれから何かがありそうな危うさがこの句の魅力だと感じました。 (城内幸江)
★中七の滴らせ研ぐ、の意味が分かりませんでした。ナイフを滴る夕焼とは血以外には想像できず、そうなるともう刺した後なので研ぐ必要性がないような、妄想していて訳が分からなくなってしまいました。(24516)
★「滴らせ」にやや違和感。主体が曖昧か。殺気といえるほどのギラギラした感じは出ています。(すりいぴい)

46.兄の死やワイシャツ揺らす扇風機              24516(計3点)
○兄のワイシャツが揺れている様で、喪失感と、自分が何者か、必要とされているのか分からない少年期が見えてきます。(GONZA)
○無言の涼しさを感じました。この映画とかけ離れても成立する句だと思います。(かま猫) 
〇兄の死という悲劇とワイシャツ、扇風機という生活感のある言葉が響き合って、静かな悲しみを感じます。(葉音)

★上5が直球なのでさらに口語で「兄は死んだ」にするとなお直球になるなあと思いました。(桃猫)
★上五と、中七座五がアンバランスな感じがしました。上五の表現は見なおせないでしょうか。せんぷうきあああああああおおおおお、という俳句が読売に載っていたそうです。(すりいぴい)


47.夏の果て便り絶え入りただ独り                ヨミビトシラズ
★「果て」「絶え」「独り」と似たイメージの三段重ねで、くどい気がします。手紙に「絶え入り」は苦しい気も。情報を整理しサラっと詠んだ方が、より孤独感が出そう。(小川めぐる)
★絶え入りの読み取りに一瞬悩みました。短歌や百人一首のような調べでこれもまた良いと思いました。 (桃猫)
★「絶え入る」は「死ぬ」「気絶する」の意で、便りに使う比喩としてはどうでしょうか。座五がやや曖昧な気がします。(すりいぴい)

「頭尾三段韻」を頑張って作ったが、句の内容を考えるとしつこすぎたらしい。技巧で「変な意味で」頑張り過ぎた句……反省。こんな句に目を留めて下さった、めぐるさん、すりいぴいさん、桃猫さん、コメントどうもありがとうございました(^_^)(ヨミビトシラズ)

48.島までを泳ぎし友の 誼み かな                 正丸
★自分は動詞の活用が苦手で避けるので逃げない御句に拍手。「島までを」の「を」はなくても良いのかな?(桃猫)
★誼みの前後に、スペースを入れた意図を知りたいです。(上里雅史)
★「誼」の本意を考えるとよく呑み込めないのですが・・。「誼」にこだわりがあると思いますが言い換えはできないでしょうか。(すりいぴい)
★精度は十分なのだが、心情も詩情も技巧もほとんど感じ取る事が出来ず、淡々と事実だけが書かれたような印象しか無かった句。……心のアンテナが錆び付いていて、ごめんなさい(T_T)(ヨミビトシラズ)

私は自分の船に、人を原則として乗せないようにしていますが、50年以上も昔、 対岸までの遠泳に挑戦した仲間だけは、 たまに乗せて釣りに行きます。 みなさんのご意見を参考に推敲します。(正丸)  

49.朝曇ペニー硬貨を拾いけり                    小市(計4点)
◎これから苦しくなっていく事が分かっている朝。そんな朝に拾ったペニー硬貨。大して喜べないけどそれでもこれを持って生きていく。朝曇という季語で映画を見てない人にもラストシーンの思いが伝わると思いました(24516)
○何気ない取り合わせですが趣を感じます。(あ~すけ)
○ どこか物悲しく感じました。朝曇と掌の硬貨の冷たさのせいでしょうか。少年が石畳の硬貨を拾う姿が浮かびました。(桃猫)
★やや気になる句です。朝曇はもわっと蒸し暑い曇の気候。措辞との関係をお訊きしたい句です。(すりいぴい)
選と★ご意見をいただいた方々にお礼申し上げます。(小市)


50.ついて行く少年の日の蛍狩り                   正丸
★切れが判然とせず、句意が分かりにくかったです。回想の句と思いますが「ついて行く」との関係が掴めませんでした・・。(すりいぴい)
★「ついて行く」が説明っぽくて凡庸。「誰が誰に、なぜついて行くのか」も、「少年の日」「蛍狩り」だけでは推理が難しく、精度も不足気味。 (ヨミビトシラズ)

51.無縁仏(むえんぶつ)させじと友に白き菊             ヨミビトシラズ
★上五が六音になっても「無縁仏に」とした方がいいと思いました。(小市)
★「無縁仏」は「むえんぼとけに」として、全体的にもっとゆるやかに詠んでもいい気がしました。(小川めぐる)
★「させじ」には何か対象がいてそれを阻止するような動のイメージがあるのですが・・・もう少ししっとりとした静の動詞があるといいな(由野)
★「させじ」に詠み手の強い意思を感じますが説明的な印象を持ちました。菊は秋の季語ですが兼題を踏まえたとき、どうでしょうか。(すりいぴい)
「上五字余り」の方法を知らないわけでは無かったが、「語の感じは固いけど、「無縁仏(むえんぶつ)」という単語があるなら使っても良いだろう」……と軽く思ったのが敗因。第一、聞き慣れない単語(≒親しみのない単語)は下手に使うもんじゃない。
ちなみに、「白い菊」の花言葉は「真実」。警察官や弁護士への贈り物には最高……らしい(^_^;)こんな句に目を留めて下さった、めぐるさん、すりいぴいさん、由野さん、コメントどうもありがとうございました(^_^)(ヨミビトシラズ)


52.日焼肌擦らしつ語る夜の森                   かま猫(計1点)
〇「擦らしつ」が文法的に正しいでしょうか。かつ「擦る」では摩擦している感じです。言い換えはないでしょうか。でも家出の少年感、夏が良くでていて良い。(すりいぴい)
★「擦らしつつ」まで言ってほしいところです。このままでは文法的に少しおかしい気がします。(耳目)
★「語る」の踏み込み不足で、紛れが多く、詩情もあまり無い。あと、「擦らしつ」よりも「擦って(こすって)」の方が単純明快な気がするけど……この辺は、書き手にお任せします(^_^;) (ヨミビトシラズ)
選を下さった方ありがとうございます。また、「擦らしつ」を「擦らしつつ」教えて下さった方、本当にありがとうございました!文法苦手なので助かります。擦らし、のところ悩んだのですが、今思うと触れる、という動詞でも良かったかな、と思っています。(かま猫)

53.オレゴンの夏と線路の消失点                  桃猫(計2点)
○あの映画で、線路と汽車は外せません。線路の消失点、鉄路の果て、いろんな措辞ができるでしょうが、この表現に惹かれました(GONZA)
○「消失点」にふたつの座標軸がピタと合ったような心地良さを感じました。(さるぼぼ)
★全体の雰囲気は好きなのですが、と、の助詞があるので夏と線路が混じりあう場所とはどういう事か、色々考えて訳が分からなくなってしまいました。これは、やで切ってはダメだったのでしょうか?(24516)
★切れはどこでしょうか。夏と、で2つに切れるのか。ない場合「夏と線路の」(両方の)消失点、という作りでしょうか。後者だとすると夏という季語の力が弱く感じられます。(すりいぴい)
★「オレゴンの夏」も「消失点」も言葉としてはやや抽象的で、具体的な映像は「線路」しかない……この、想像力の乏しい私に……これだけの映像・情報で、何を想像しろ……と…………?(ToT)orz (ヨミビトシラズ)
こ、これはかの有名な一物仕立てというやつでは・・・!(゜Д゜;)しかも消失点っていう言葉かっこよくね!?と作った当初興奮していたのですが、むろん一物仕立てであるはずもなく(笑)「消失点」もわりとよく使われる言葉であり・・・皆様のコメントを読み、下心ありありの私などに勿体無い言葉に震えました。ありがとうございます。「消失点」一物仕立てくらいに思っていたので「や」の切れなど思いもつきませんでしたが、確かにそうすると引き締まってかっこいいですね!嬉しいです!(桃猫)

54.午後十時鉄路歩いてバナナ食う                24516
★すみません思わず「で?」と思っちゃいました(^^;;;;何か深い意味合いが隠してあったらすみません・・・。(小川めぐる)
★日記調なので「歩いて」か「食う」のどちらかをどうにかすると面白い句になりそうな予感がします。(さるぼぼ)
★文意は明確です。が、少年ぽさは薄く、Stand by me感(?)とあまり重ならないのですが・・。(すりいぴい)

55.何もかもブチ抜く夏の野郎共                  ヨミビトシラズ
★「何もかも」では抽象的過ぎです。勢いはあるので、もうひとつ核心に迫って欲しいです。(耳目)
★疾走感はあります。ただやや大雑把・・な感じが。暴れん坊・・?(すりいぴい)
「4人の主人公」ではなく、「それらを含めた少年・若い男全般」にふんわりと視点を合わせ、「夏になると、訳も無く元気になる若い男たち」を「解」にした句だが……そもそも、視点がアナーキーな上、「解」も私が思った程メジャーではなかったらしい。そんな物を抽象的にまとめたら、「一文の値打ちも無い句」になるに決まってる……認識不足も良い所(-.-)ノ⌒※……ついでに、「ポスト飛ばし」のシーンもマイナーだし(-_-;)
こんな句に目を留めて下さった、すりいぴいさん、耳目さん、コメントどうもありがとうございました(^_^)(ヨミビトシラズ

56.夏の野はひとり減りたる影絵かな               すりいぴい(計1点)
○リヴァー・フェニックスが浮かび上がってきた。それで選びました。(GONZA)
過大なお褒めを頂戴し恐縮いたします。励みになりましたっ。(すりいぴい)

57.川の字に蛭の数匹ゐるやうな                  耳目(計2点)
〇形容だけで、子供たちが畳の部屋で昼寝している様子を想像させる句、お見事です。(正丸)
○「川の字」と言ったら普通は「のんびりした光景」だが、これは鳥肌の立つような光景である。「ゐるやうな」って……兼題の有名なシーンのように血を吸われているんなら、それどころの話じゃ無いだろ!!!!(>o<) (ヨミビトシラズ)
★「川」は画数が少ないので、「河」か「沼」の方が、「さんずいのどれかが動き出しそう」・・・と思えるかも。でも発想が面白いです!(小川めぐる)
★具体的なようで具体的でない印象があります。蛭がいるところに寝ていることに気付いていながら「ゐるやうな」、はどうでしょう。(すりいぴい)
貴重な票をくださった方、コメントをくださった方ありがとうございました。
とても参考になりました。「川の字」寝ているところを想像されちゃったんですね。完全に盲点でした。気付かせていただき本当にありがとうございました。(耳目)

58.少年の肩落ち着かずアロハシャツ                寿々(計5点)
○肩を揺らしてイキがっている不良少年か、夏を迎えてじっとしていられないソワソワ感か。このシャツ、ちょっと身の丈に合ってないんだろうな、とクスっと出来る。(小川めぐる)
○肩に絞っているのが上手いですね。「アロハシャツ」で人物が浮かび上がってくるのも上手いと思いました。(桃猫)
○子どもながらに粋がって。そんなひと夏の、そして小学校卒業時の冒険として。そんな一句ですね。(GONZA)
○少し大人ぶっている少年。好奇心も上手く描かれていると思います。(かま猫) 
○落ち着かずのところやや残念、でも惹かれた。 情景はうちの息子の中学生の時と重なる。(はずきめいこ)
★アロハを少年が来ているなら語順は変えられませんでしょうか。(すりいぴい)
★「肩落ち着かず」……息を切らせているのであろうか?それとも、シャツのサイズが合ってないだけ?前者ならとても良い描写だとは思うのだが、もう少し工夫して紛れを消したい。 (ヨミビトシラズ) 
アロハシャツを選んでご意見をありがとうございました!(*^_^*)とても自信につながりました!アロハシャツは普通に着ててもブカブカなのでまだ少年のうちはしっくりこないんですよね!皆様のご意見でひとつ進めた気がします。ありがとうございました!m(_ _)m(寿々)
 

59.警笛の迫る鉄路や熱帯夜                    あ~すけ(計1点)
○熱帯夜に警笛、それだけも押し迫る怖さがあります。瞬発的に何かあると察知してしまう句だと思いました。 (城内幸江)
★句意は伝わります。あと少し読み手に引っかかるものが欲しいところです。(すりいぴい)
★「鉄路」だと、「鉄路→鉄道路」から、「長く続く線路全体」を(少なくとも私は)想像する。故に、「警笛の迫る」という言葉とは合いにくいと思う。単に「線路」で十分だと思うが……どうだろう? (ヨミビトシラズ)
★鉄路と熱帯夜がすごく合いすぎてて何か他の言い方も見てみたい。 (はずきめいこ)

60.明易や十二の夏の武勇伝                    GONZA(計1点)
○映画の中身がこの句でわかります。 (はずきめいこ)
★「明易」が夏の季語なので「十二の夏」は「夏」を用いない表現の方がいいと思いました。(小市)
★明易「科学現象としては短夜と同じだが、~略~明易は、明け急ぐ夜を嘆く思いが増さる」らしいです。作者の句意と合っていますか。十二は歳か数かが曖昧かと(歳と思いますが)。(すりいぴい)
★「12歳の少年が武勇伝を作りに、早朝出発する」という意味だと思うけど……季重なりさせただけの効果は無いと思う。しかも、「十二」って歳?武勇伝の個数?……兼題を知らなければ分からんぞ(*_*) (ヨミビトシラズ)
映画の内容で一句、スタンバイミーの歌で一句、外せない線路と列車で一句と決めて作ったのですが、12の夏の武勇伝がやらかしてしまった(;゜0゜)状態。冷静に俳句単独で見るとそりゃナンノコッチャ。映画の内容だから季語にならないと思ってた素人です。m(_ _)m(GONZA)

2017年7月 2日 (日)

◆「第4回プチ句会」投句一覧です!(追記あり)

◆投句リスト

1.悪友と駆けた彼の日の夏の果て 
2.十二歳だったあの夜へ帰省せり 
3.死出虫の歓喜の舞や夏の草     
4.隠家は河原の中州行々子   
5.炎昼や揉み消す記憶とマルボロと   
6.夏の夕遠き湖畔に汽笛過ぐ
7.夏の月ベッドの下の宝箱
8.君とゐて西日に溶けてしまひさう 
9.夏終る少年フェンスを越えにけり
10.本線をはづれし僕ら夏惜しむ    
11.友といて身じろぎもせず夏旺ん   
12.光りたる友の横顔流れ星  
13.まっすぐに走る線路や夏の果て  
14.草いきれ靴は鉄路の先を向き  
15.紫陽花や泥に落ちたるロリポップ 
16.泣かせろよサイダーの泡消えるまで   
17.そばにいて裸同士の十二歳   
18.老ひて尚冒険の夏来るらし
19.その先を確かめにゆく夏休み
20.変声期の君の横顔薪を焼ぶ      
21.木下闇昏倒誘う七行詩        
22.朝焼や友の腕の暖かく          
23.直道(ひたみち)に冒険の跡夏休み
24.転車台軋みて回る夏の果  
25.ふるさとは灼けたレールの果つところ  
26.グーフィーが犬じゃなくても浮いてこい
27.茂りより現れし汽車茂りへと      
28.夏盛り平気サみんなヘンだから 
29.少年の瞳を揺らすキャンプの火
30.草笛やかさぶたを剥き合ひし友  
31.夏の月送電塔のなほ微熱      
32.少年の目に夏の星揺れる草  
33.無機質な部屋少年の夏の果
34.主なきツリーハウスや雲の峰   
35.四人なら星座になれる大夏野     
36.思ひ出を繋ぎあわせて時計草   
37.亡き人と知らず初恋土用凪       
38.万緑や昔と同じ場所にいる   
39.暑き日や盲導犬を引き渡す     
40.影膳のショットグラスや夏ともし    
41.銃口を下ろす少年夏の風      
42.夏草や忘れられたる夢拾ふ   
43.ピストルの弾一発ぞ西日さす 
44.翻訳の「女々しい」というなめくじら   
45.夕焼を滴らせ研ぐナイフかな    
46.兄の死やワイシャツ揺らす扇風機  
47.夏の果て便り絶え入りただ独り  
48.島までを泳ぎし友の 誼み かな  
49.朝曇ペニー硬貨を拾いけり    
50.ついて行く少年の日の蛍狩り  
51.無縁仏(むえんぶつ)させじと友に白き菊
52.日焼肌擦らしつ語る夜の森   
53.オレゴンの夏と線路の消失点   
54.午後十時鉄路歩いてバナナ食う 
55.何もかもブチ抜く夏の野郎共   
56.夏の野はひとり減りたる影絵かな  
57.川の字に蛭の数匹ゐるやうな     
58.少年の肩落ち着かずアロハシャツ     
59.警笛の迫る鉄路や熱帯夜   
60.明易や十二の夏の武勇伝        

◆選句要項 

選句締切:7月4日(火)23時締切
◎(特選)1つ、コメント必須。
○(並選)5つ、コメント必須。
★(ちょっと一言)いくつでも!
「ここがおかしい」「ここがおしい」「この言葉の意味は?」といったご意見ご質問など。
作者へのアドバイスがある場合、
作者自身が推敲していけるように、ヒントを出す感じでお願いします。
「ここはこうしたら」と思う箇所があれば、
その一部分への助言にとどめ、全体にわたる添削までは行わないようにして下さい
よろしくお願い致します!!!


◆選句フォーム

【例】下記のように、番号&句の下に、印&コメント、選句者名をお願い致します。
   統一して頂けると編集作業がぐっと楽になりますので、よろしくです!!

1.悪友と駆けた彼の日の夏の果て 
○コメント最大100文字程度  (選句者名)

ちなみに100字程度というと、ざっくり言ってこの文章くらい。ブログにUPした時に2行程度で収まるような文字数になります。
私のカウントが間違ってなければ・・・ですので、良かったらカウントしてみて下さい♪

2017年7月 1日 (土)

◆現在の投句受付状況

7月1日(土)23:45現在=参加者20名中19名(敬称略)

すりいぴい、東雲、由野、亜阿介、GONZA、
さるぼぼ、耳目、桃猫、小川めぐる、中山月波、
小市、上里雅史、正丸、ヨミビトシラズ、かま猫
24516、城内幸江、葉音、寿々、

はずきめいこさんが只今移動中とのこと。
しばらくお待ち下さいませ~~~dash
flair24時まで待って投句がなければ、選句開始とさせて頂きますね。

2017年6月29日 (木)

◆「第4回プチ句会」投句受付開始(

う~~~っ、難敵だった「夏越」、駆け込みで7句投句出来ました。
気持ちを切り替えて「第4回プチ句会」に移りますっ!!

◆お題「STAND BY ME」(3句まで投句可)
 ・ウィキペディア解説
 ・画像
 ・動画(予告編、名場面集)エッセンスの数々をどうぞ!
 ・名セリフまとめ
 ・主題歌「STAND BY ME」ベン・E・キング
 ・訳詞つきはコチラでどうぞ♪

◆投句受付期間
 ・6月29日(木)0時~7月1日(土)23時締切


  「See you.」「See you first.」
  レンタル字幕で観て、二人の最後の会話の原文を知りました。
  「またね」「いちばんにな」
  ゴーディとクリスの結びつきが感じられますねshine
  映画を見る時間なんてないよと仰る方でも大丈夫!
  歌は3分未満ですcatfaceshine
  主題歌にすべてが込められているとも思いますので、
  歌からのアプローチでも全然構いません。
  皆さんのご投句、お待ちしております!!!

  

2017年6月28日 (水)

◆現在20名受け付けております

「第4回プチ句会」参加希望者のリストです。随時更新して参ります。
参加希望の方は、こちらのコメント欄でも受付いたします、よろしくお願い致します!!

◆6月29日11:00現在(20名)

はずきめいこさま、桃猫さま、ヨミビトシラズさま、
佐東亜阿介さま、小市さま、中山月波さま、
上里雅史さま、葉音さま、寿々さま、24516さま、
城内幸江さま、耳目さま、かま猫さま、さるぼぼさま、
正丸さま、GONZAさま、小川めぐる、すりいぴいさま、
東雲さま、由野さま、

チョット待って!俺(私)も参加表明してますよ!!と仰る方はスグにコメント下さいねcoldsweats01