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TFP句会

2018年12月18日 (火)

寒鴉鋼鉄色の奴がボス

第20回俳句ファイヤー」にて、今年最後のTFP句会の結果が行われましたーーー。

寒鴉鋼鉄色の奴がボス  (14点)
◎妹のりこ、
○司啓、優彩さとみ、桂奈、露砂、めぐみの樹、あみま、蟻馬次朗、青海也緒、
 桂奈(娘)、松浦麗久、あいむ李景、かつたろー。

駐輪場の前にいつも鴉が何羽かたむろしていまして、
ある時、びっくりするほど艶々の一羽がいたのです。
光を弾いて白銀に見えたほどです。
そしてしゃぼん玉のように、光の加減で様々な色合いが感じられました。
鴉の羽根の色は孔雀のような構造色ではなく「皮膜干渉」と言うようです。
そもそも、黒が強いだけで決して「黒一色」な訳ではないそうですね。
これまでも、青や紫混じりに見えて綺麗だなと思ったことはあるのですが、
この色合いを表現する手段が私になく、「鋼鉄色」と表現してみました。
「ボス」的なイメージが伝わったようで嬉しいです。
「眼力の鋭い頭の良さそうな」「空に聳える鉄(くろがね)の色」「発見の楽しさ」
「『鋼鉄』が『寒鴉』にぴったり」「これから鴉の群れを見る度『鋼鉄色』の奴を探しそう」などなど、
素敵コメントをたくさん有難うございましたshine

<選句編>(*作者敬称略)
◎20.筆洗にゐさうな海鼠買つてみる  (16点)彼方ひらく 
chick海老茶色といいますか抹茶色といいますか、何とも言えない「海鼠」の色が目に浮かび、
「まさに!」と膝を打ちました。「色」を直接言わず、こうも鮮やかに「色」を感じさせる、
作者のセンスと手腕に脱帽です。

○16.できたての飛行機雲や冬桜    (8点)かつたろー。
chick「冬」が利いていて、クッキリとした青空に、スーーーっと引かれる飛行機雲の気持ち良さ、
凛とした空気の中に開く「桜」の可憐さが際立ちます。
すぐに崩れてしまうから、すぐに散ってしまうから、今この一瞬を心に留めたい。
そんな切なさに「スン」と鼻をすすりたくなりました。

○18.夏休み空にうわっと雲の色     (3点)青海也緒
chick何と言っても「うわっと」がいい!もくもくと盛り上がる「雲」の迫力、子どもたちの歓声。
「夏休み」ならではの解放感とワクワク感!!これは季語動きませんね!

○23.眠剤は白くて甘し冬の月      (14点)桃猫
chickこれも「冬」がとてもよく利いていると感じた一句です。
寒い時だからこそ求めたい、ぬくもりと優しさを、「冬の月」は秘めているように感じるのです。
「眠剤」は糖衣錠で実際に甘いのでしょうか。
それとも、眠りに誘ってくれる存在として、「甘し」と感じているのでしょうか。
作中人物の過ごす「冬」、少しでも穏やかに眠れるよう「月」はやわらかく包んでいます。

○25.れんげ草クレヨンの赤短くて    (6点)幸の実
chick楽しいことがいっぱいで、描く絵にはいつもぴかぴかのお日さまが一緒。
そんな子だから、クレヨンの赤はあっという間に短くなっちゃう。
「すごいなこのれんげ。ホンモノみたいによく描けてる!よく見たね!」
「それは・・・赤がちょっとしかなくて。それでよく見たら、なかのほう白いなって。
ここらへんピンクかな、そしたら赤ここだけでいいなって。」
・・・絶対に作者の句意とは違うと思いますが、そんな景が浮かびましたcoldsweats01

○12.この星は芯より青し磯焚火     (19点)蟻馬次朗
chick「磯焚火」が、実に寒そうな浜辺を想起させます。
眼前に広がる冬の海の色を見ていると、しみじみ「芯より青し」と思えてくるのでしょう。
「この星」で、火をコントロールすることを覚えた人間たち。
「磯焚火」に温まりながら、最もシンプルな自然と人間の付き合い方に思いを馳せたりも。



またトンチンカンなことも言うてると思いますが、皆さんご勘弁をcoldsweats01
今回も素敵な句いっぱいで、楽しいTFP句会でした!
総合優勝は1点差で蟻馬次朗さんの後塵を拝しましたが(ぐわー惜しかったsweat01)、
次こそ優勝出来るように頑張りたいと思います!!
皆さん、よろしくお願いいたします~~~!!!

2018年11月22日 (木)

◆第4回TFP句会の結果です

回を追うごとに盛り上がりを増すTFP句会!
テーマが「絵」の今回、私としても絶対に負けられない(?)気合で臨みましたよ!
結果を立志さんブログから引っ張ってきました~~~。

どうしても描けぬ君の瞳小夜時雨  (9点)

◎くださった司啓さん、桂奈さんの息子さん、
○くださった霞山旅さん、クラウド坂の上さん あいだほさん、あいむ李景さん、温湿布さん、
有難うございました!!
つかっさんからの特選、何よりも嬉しかったですshine
句意としては霞山旅さんのコメントが近いですが、クラウドさんの「男の純情」も素敵ですね!lovely
次回は霞山旅さん考案のテーマ「色」、こちらも頑張りたいと思います。
皆さんも是非お気軽にご参加ください!!
楽しく鎬を削り合いましょ~~~upupup

2018年10月18日 (木)

秋澄むや夫へと送るテレパシイ

遅くなりましたが、「第3回TFP句会(テーマ:家族)」の結果です!
立志さん、熱量たっぷりのラジオ&記事取りまとめ、有難うございました!!


自句:秋澄むや夫に送るテレパシイ  (4点)

特選くださったアンさん、並選くださった彼方ひらくさん、温湿布さん、有難うございました!
選句しながら「しまった!テーマは『家族』だったのに、『夫婦』の句になってた!」と気づき、
無得点も覚悟していたところだったので、心底ホっとしました・・・ありがとう~crying

<選句>*作者敬称略
ラジオへは特選句への短いコメントしか送っていませんので、
ここで選句コメントを記載させて頂きます。

◎取り合つて後に寄り添ふ古毛布         霞山旅(18点)
chickまさに「家族」の句、一読で特選を決めました!
兄弟、夫婦、親子、いずれの情景でも読めますし、「古」から感じられる年月が良い。
肌に馴染んだ毛布は、もはや家族同然の存在なのかも。
「布団」ではこうはいかないし、季語が動かない作品だと感じました。
作者の力量に感服。

○ホットケーキ母の厚さで焼きあがり       温湿布(17点)
chick「作り方」に分量・手順は書いてあっても、焼く人の匙加減・好みで微妙に変わります。
作中の人物にとって「ホットケーキ」こそ「母の味」なのでしょう。
それが大好きだったから、同じ手順、同じ分量で自分も作る。
笑顔と直結している思い出、それが「ホットケーキ」。母から自分へ、自分から娘へ。
母の味とともに伝えたいのは、笑顔の記憶そのものなのかも知れません。

○帰省子のいきなりポチを丸洗い         クラウド坂の上(11点)
chick「ただいま」の挨拶もそこそこ、大喜びで駆け寄ってきたポチをワシャワシャ!
「よっしゃー久しぶりに洗ったるわ!やっぱ俺でないとアカンやろ~」
そうそう、洗うの上手なのよねこの子・・・ポチも気持ち良さそう・・・確かに負けるわ。
「またポチ洗いに帰るからな、綺麗にしといてや!」
はいはい。親の顔見たいとか会いたいとか絶対言わないのよね。
いいのよアンタが元気なら。
親に会いたくなるような悲しいことが起こらないように祈ってる。ずっと祈ってるからね。

○空澄むや「行ってらっしゃい」「行ってきます」 かつたろー。(10点)
chick以前『湯豆腐句会』に「声かけて声かけられて秋澄めり」を投句したことがあります。
この句はその上位互換句だと思いました。私の句になかった具体性があります。
声が聞こえる。明るい声だ。それだけで気持ちが澄みわたっていく。
澄んだ空に、明るさと今日一日への期待感が広がっていく。
また、「秋澄む」ではなく「空澄む」であることにハっとしました。
「秋」という冬へ向かう季節、透明感とともに幾ばくかの寂しさの潜む言葉ではなく、
どこまでも広がる「空」を配され、この句の輝きが決定的になった気がしています。

○トコトコと蒙古斑の子木の実降る         桂奈(9点)
chickこの可愛らしさに逆らえませんでした!!
「蒙古斑」で年齢はもちろん、ちょっぴり危なっかしい足取りまでありありと浮かびます。
k音は、キリっとした凛々しさや硬質な雰囲気に合う音ですが、
その周囲には柔らかいm音、優しいh音などが散りばめられていて見事な調和。
甘くなりすぎないよう抑制の利いた、行き届いた眼差しを感じる句です。
季語のチョイスも素敵ですね!

○大小の靴下そよぐ鯉のぼり            立志(6点)
chickこれはちょっと前までの私なら採らなかった句。
措辞と季語が比喩関係のように思える句は、判断に迷うのです。
(すごく合っているのか、近すぎてよろしくないのか)
これが「そよぎ」だったら、省略された「のようだ」が見えて採らなかったと思います。
「そよぐ」が両がかりになっていて、カットが綺麗に切り替わることに気づいた時、
洗濯物と鯉のぼりのはためく庭が、そこにいる家族の姿が私にも見えました。
心地良い風に吹かれて、笑い合う家族が見えて、素直に「素敵だ」と思えたのです。
大仰にドラマを詰め込まず、景だけを切り取って読者にすべてを想像させる。
こういう句を私も作りたいと思っています。


・・・句の素敵さに対して、拙すぎる感想コメントで申し訳ありませんweep
他にも素晴らしい句がたくさんあり、印に迷いに迷いました!
そんな大激戦だった「第3回」を制したのは、霞山旅さん!!
おめでとうございます~~~!!!
霞山旅さんは、ここまでの得点トータルでも1位に躍り出て、
そのハイアベレージぶりを如何なく見せてくださっています。
私も、前回の得点のおかげで上位争いの一角に引っかかっているようなので、
何とか現状維持出来るよう、踏ん張っていきたいです。

次回のテーマは「絵」。ガンバリマス!!!
立志さん、いつも素敵な句会を有難うございます!!!

2018年9月26日 (水)

前籠のパンは焼き立て秋日和

立志さんラジオで「第2回TFP句会」の発表がありました。
テーマは「自転車」。
得点の低い順からの発表で、いつまでも名前が出ないので心臓バックバク。
なんと、最後の最後に、立志さんの句を当てた分の1ポイント加算が利いて、
1位を頂くことが出来ました!信じられない展開coldsweats01
次回も全力で立志さんの句を当てに行きますので、どうぞよろしくお願い致します!!!

前籠のパンは焼き立て秋日和(合計17点)


9月4日に「前籠に焼き立てのパン」で投句して、そのすぐ後で差し替えました。
選句くださった皆さん、それぞれに素敵な景を描いて頂き有難うございます!!
パンが大好きで、自分で何回か書いていたり、他の句会で似た句を目にしていたり、
ご指摘のとおり既視感の否めない十七音ではあるのですが、
「たとえ類想でも詠みたい」と思っているもののひとつが「焼き立てパン」。
これからも、いろんな「焼き立てパン」を詠んでいきたいですshine

<選句編>

◎14.立ち漕ぎで君が来る坂花カンナ  あいむ李景 (16点)
燃えるような「花カンナ」が、「君」の人物、自分の思いの強さまで表しているかのよう。
季語が嵌って、鮮やかで眩しくて気持ち良い一句です。
「今、ここ」の景としてときめきを感じると同時に、「胸焦がす思い出」でもありそうで、
このシーンが「人生の中で決して褪せないもの」だと感じられました。

○1.青嵐ペダルを強く踏み込んで   冬のおこじょ(合計5点)
「青嵐」は、樹々の青葉をざわめかす晴れた日の強い風。これも嵌っています。
不安が無い訳ではないけれど、希望の方が勝っている、そんな明るさと強さを持つ季語。
春から環境が変わったとして、そろそろいろいろと馴染んでくる頃合いでしょうか。
分からなかったことが分かり始め、どうすればいいのか見えて来る頃合い。
やみくもにではなく、しっかりと見据える先があって進んでいく。ペダルを強く踏み込んで。

○2.秋暑しペダル漕ぐ音軋む音  夏柿 (3点)
「秋暑し」で、ちょっとくたびれた人物が浮かびます。
今年は本当に酷暑が続いたので、まさに実感!として選びました。自転車通勤ですし。
ペダルを漕ぐ度にぐうっと体重を受けてサドルも軋む。あうううsadsweat02

○10.しまなみにきらめく自転車秋の風  甘平 (3点)
銀輪の弾く光と爽やかな風を感じました。
中八と季語が少し惜しい気がしますが、見えた景がとても綺麗だったので選びました。
「秋風」には少し寂しい感じもあるので、もっと爽やかで明るい季語なら特選だったかも。

○20.天高し風のペダルに立ってなお  立志 (9点)
「風のペダル」という表現がとても素敵shine漕がないでも進む時のあの感じと思います。
以前、立志さんがこのような日記を書かれていたので、多分立志さんの句かなと。
当たってほんとに嬉しいです。どこまでも高い天(空)がとても気持ち良いですね!

○26.ペダル踏む地球岬に夏燕  めぐみの樹 (12点)
「地球岬」という固有名詞がまず素晴らしく、特選と迷った一句です。
「ペダル」から「日本一周自転車の旅」的な冒険心も感じられるし、「夏燕」がまたピッタリ!
助詞は「を」もアリかもという気がしましたがどうでしょうか。


素敵な句がたくさんで、選句とっても楽しかったです。
次回のテーマは「家族」。また頑張ります!
ワクワクいっぱいの「TFP句会」、まだの皆さん、是非お気軽にご参加を!
投句アドレスはコチラでございます!!
選句のみの参加もOKのようですよ!wink

2018年8月27日 (月)

◆第1回TFP句会の結果です

先日『俳句チャンネル』の記事の中でお知らせいたしました、立志さん句会の結果です。
その名も『サンダーファイヤーパワー句会』!!
結果を立志さんブログから引っ張ってきましたよ~~~!

◆投句編

新涼やゲルマラジオの拾ふ声 

◎薄荷光
アンテナの調整を繰り返し、ようやく微かに聴こえてきたゲルマラジオ。
ラジオの声と、暑い夏を過ぎてふと感じた秋の気配が同調し、少し切ない喜びが伝わってくるようです。
○花南天anne
○温湿布
○冬のおこじょ

第1回のテーマが「ラジオ」ということで、時期的に思い出すのが「夏休みの工作」。
ということで、電源いらずで簡単に作れるゲルマラジオで作句しました。
常々『俳句ポスト』で注目していた薄荷光さんからの特選、とても嬉しかったです!!
アンさん、温湿布さん、冬のおこじょさんも並選ありがとうございましたーーー!!!
そして得点5点は桃にゃんと同じ!!
キャンディーズは解散したけど、ピンクレディー・・・もといピンクリバーが誕生しました!!
桃にゃん、このまま二人でTOPめざして末永くよろしくだぜ!!


◆選句編

◎流星雨パパのラジオは壊れたの みりん(7点)
chick一読で特選を決めた句です。パパのラジオが壊れてしまって、ちっちゃい女の子が、「お星さまにお願いするー」と健気に祈ってくれているようでもあり、まるで「流星雨」のせいで電波が乱れているようでもあり。いずれにしても、せっかくの流星雨の時に、パパはラジオに必死で全然空を見上げていないような、そんな1コマ漫画のようなシーンが浮かびました。季語当てクイズで出されたら、当てられない自信があります。でも、答えを聞いたら「なるほど!」と膝を打てます。そういうタイプの句を、私も書いていけたらいいなあと思う今日この頃なのです。

○アジトへと持ち込むラジオ夏休み 立志(14点)shine1位おめでとうございます!
chickリスト1番目の句で、真っ先に印を入れた一句です。「アジト」「ラジオ」「夏休み」間違いない3点セット。「アジト」と「ラジオ」の音韻が明るくて綺麗で、楽しい雰囲気しか伝わってきません!!私も小学生の頃、毎日のように兄についていって男の子と野球やっていて、3時になると皆で寝っ転がってリクエストアワー聴いていました。当時はオリビア・ニュートン・ジョンの歌う「カントリー・ロード」がしょっちゅうかかっていたな~。「青春の輝き/カーペンターズ」、「ダンシング・クイーン/アバ」もこの頃。懐かしいです!!

○DJへ宛てた恋文星月夜       さとみ(11点)
chick星の瞬きが、揺れる乙女心のようでとってもキュートな一句。DJのお兄さんの温かい声、軽妙な喋り、思いやり溢れる一言など、今まさに聴いているかのように感じます。「好きな人がいます」から始まって、最後にその相手が明かされる、きっとそんな手紙じゃないかしらnotesDJのお兄さんがラジオで読むとしたら、リハーサルもしているでしょうし、事前に内容を分かって読むはずですが、きっと初めて知ったかのように驚いてくれるでしょう。こういうところから女の子が進路を決めたりするんですよね、その先に広がる未来、新しい出会い、様々な可能性が、まさに今夜の星のようにきらめいています。

○夕凪やハガキ職人引退す     かつたろー。(6点)
chick長年続けていたものを辞めると決心する時、いったい何があったのでしょう。コツコツ送り続けてきたけれど、ぼちぼち目がシンドくなってきたのか、はたまた世代交代の時期を感じ取ったのか・・・。理由はひとつではなくて、いろいろ重なってついに決心したんだなあと思えて、最後の葉書を投函してほつほつと歩く帰り道。「夕凪」は時を止めて、「最後の一枚が読まれるまではまだ葉書職人だよ」と囁いているようでもあり・・・その中を歩いている主人公は、その独特の空気の中を、新しい未来に向かっているんですね。

◆結果

記念すべき第1回の結果は、14点タイで立志さんと彼方ひらくさんのダブル優勝!!
なんとドラマチックな・・・!
立志さん、ひらくさん、おめでとうございます!!
そして、この2句を繋がった物語のように感じたという桂奈さんの選評が素晴らしい!
皆さんも是非立志さんブログでチェックしてみてください!!

◆次回のテーマと締切

テーマ:「自転車」
締切:9月10日(月)24:00
宛先:thunderfirepowerkukai@gmail.com

まだ未参加の皆さんも、是非是非!!お待ちしておりま~~~す!!!